U-NEXTで見れる海外ドラマHBO製作「フレイザー家の秘密」全6話を1話ずつ解説・考察していきます!
さてさてHBOドラマでニコール・キッドマン&ヒュー・グラントが主演!ということで以前から前評判の高かったサスペンスドラマがスターチャンネルで始まりました!
同じくHBO製作のサスペンス「ビッグ・リトル・ライズ」で賞を取りまくったニコール・キッドマンが今度はどんな役で楽しませてくれるのか?!
製作も「ビッグ・リトル・ライズ」のデヴィット・E・ケリーだ~!
と思いきや、
なんだか「ビッグ・リトル・ライズ」に似てるなぁ・・
と思った人も多いのでは?
- 金持ち
- 上品な主婦
- ママ友の話
- 夫が怪しい
- 第1話で人が死ぬ(この事件の真相が謎)
違いは彼女が金持ち相手のカウンセラーをしていることと、ヒュー・グラント演じる旦那が(今のところ)完璧にいい人に見えるとこと。
なにしろ、腫瘍課の小児科医ですから・・。
崇高な使命感と屈強な精神力を持ち合わせていなければとても務まらない職業です。
なので「浮気心から、つい・・」とか、「カッとなって、つい・・」なんてありきたりな展開はちょっと考えにくい。
でも、1話のラストを見るに、
やっぱり怪しいのかなぁ・・・と。
その辺に着目しながら、さっそく1話のネタバレ感想・解説・考察を行ってみたいと思います!
【ご留意ください】
当ブログは個人が趣味で書いているもので、夜遅くにウトウトしながら感じたままの感想を綴っています。そのため稚拙な文章、品のない物言い、勘違い解釈、天然ボケなどで皆様をご不快にさせてしまうこともあるかもしれません。(その場合は申し訳ございません。)
その点を含めてお許し頂ける方のみ読み進めて頂けましたら幸いです。
また衝撃ネタバレに関してはそのエピソード分の始めに持ってくることもあるのでご注意ください。(内容を順番に書くわけではありません)
「フレイザー家の秘密」予告編
「フレイザー家の秘密」登場人物とキャスト
簡単にフレイザーファミリーを中心に紹介。
NYに住んでいる金持ち一家。
左から夫ジョナサン、小児科医。
アメリカのドラマですけど、ヒュー・グラントのブリティッシュトークが炸裂してて嬉しい~!
ヒュー・グラントが言いそうなことがまんまセリフになってる!
妻のグレイスは結婚カウンセラー。
ニコール・キッドマンは画像で見ると若干お肌のツッパリが気になるんですが、映像で動いてる姿を見るとやっぱり優雅で綺麗ですね~。53歳ですって!
息子ヘンリーはヴァイオリンを弾いてるらしい。
そして右端はグレイス父。
演じるのはドナルド・サザーランドですけど、相変わらず金持ち爺が似合います。
それとこのシルヴィアさんが、「ビッグ・リトル・ライズ」におけるリーズ・ウイザースプーンぽい立ち位置かな。
騒ぎを煽っては広めるの噂好きなママ友。
NY市警のメンドーザ。
どっかで見た顔だと思ったら「アメリカン・クライム・ストーリー」のヴェルサーチ役が高く評価されたエドガー・ラミレスでした。
やり手なのかな?
*次は第1話のネタバレ感想です。
「フレイザー家の秘密」第1話のネタバレ感想・あらすじ・考察・解説
うーん・・。
なるほど、なるほど~。
サスペンス物としてはありがちな導入話でしたけど、これだけ豪華な俳優陣だとワクワク感が止まりませんね。
ヒュー・グラントの軽快なトークも楽しいし、美魔女と化したニコール・キッドマンにもついつい(どうお顔を維持してるのか)見入ってしまいます。
ではさっそくですが、今回のポイントをまとめていきましょう!
まず、被害者エレナ・アルヴェスはその晩家に帰らず一人でアトリエで働いていたとのことでした。
帰らないママを心配したミゲルが翌朝アトリエへ出向き遺体を発見・・。(可哀そう過ぎる)
顔が判別できないほど切り刻まれてましたね。(この辺りがHBOだわ・・)
あれを見るに、彼女の容姿に恨みを持つものかな?または恋愛絡みの怨恨?などがパッと思い浮かびます。
なにしろ綺麗でしたからね~。
自分の体を見せびらかすようなシーンがいくつもありました。
一体誰が彼女を??
と考えた時に怪しいのは、やっぱりグレイスの夫ジョナサン?
怪しい理由としては、
- スマホが引き出し奥のノートの下に隠してあった
- 泊まっているはずのハイアットホテルにいない
うーん。
どうしちゃったんでしょ。
でも、妻と連絡を取るはずのスマホをあそこに隠して何の得が??
うっかり置き忘れたとは思えない場所でしたよね。
それにチャリティイベントでエレナに会った時、ジョナサンには動揺する素振りもなく、妻グレイスとはラブラブな描写もありました。
というところで、さっそくですが私の超適当推理行っちゃっていいですか?
ズバリこの方が怪しいと思います!!
ジャジャーン!!!
グレイス父~!
だって曲者役者のドナルド・サザーランドですよ?!
このお方がチラッと出てきて何もないわけがない!
なので、散々夫ジョナサンが怪しいのでは・・?とグレイスを悩ます展開が続き、実は父ちゃんだった~!というオチになるのでは?!
という、超適当推理でした。(当たってたらゴメンナサイ。って当たったことないんだけど。)
そう考えると、あのパーティでグレイス父がまだ始まってもいないのにサッサと帰ったことにも説明が付きますよね。
そして、同じくエレナも早々に去っていきました。
トイレで一人動揺しまくってたし、やはりグレイス父と何かあったのでは?という推理が成り立ちます。(かいな?)
とはいえ、エレベーターの中でグレイスに突然キスしたり、スポーツジムで裸体をさらしてじ~っと見つめたり・・。というのの説明はつかないんですけどね・・。
まさかエレナはグレイス父の隠し子で、2人は腹違いの姉妹だったとか??(でも姉妹ってキスする?)
あ!そしたらもしかして息子ミゲル君が金持ち学校に通えてるのは奨学金じゃなくてグレイス父が出してるから?!(正解だったらどうしよ!)
いずれにしても、今後の展開が楽しみですね~。
それから他に気になったことをいくつか。
① エレナが赤ちゃん連れで学校の門の所でボ~っとしていたのはなぜ?
誰を見つめていたの?(グレイスたち?)
② エレナの旦那も悩んでいる様子だった。帰らない妻を心配してた?
なかなかイイ男だわ。
③ パーティ場所を提供したらしいスペンサー家がいなかったというのは、何か関係ある?
全然関係ないかもね。
というわけで、短いですが1話はこのくらいかな・・。
*次は第2話のネタバレ感想です。
「フレイザー家の秘密」第2話のネタバレ感想・あらすじ・考察・解説
なるほど、なるほど。
第2話はしっかり予想した通りの展開でしたけど、これだけのキャスト陣だとやっぱり面白く見ちゃいますね。
ニコール・キッドマンの涙だけでグッとくるものがありますよ。
それにしても、想像以上にヒュー・グラントは有罪でしたね~。
夫ジョナサンはどうなのよ?!
なんなのよ~。もう「まんま」じゃないの。
エレナとの出会いが息子の病気がきっかけというのと、3か月も前に首になった病院に勤務してるフリをしていた。
という事実が衝撃的だっただけで、結局のところ見たまんまの「不倫男」だったのね。
しかもエレナが「危険な情事」のグレン・クローズ化(古いかな?)しつつあったってことで、こちらもサスペンスの定番でした。
もう、結局ガッチリ有罪じゃないの!
不倫はしてたけど、「コロしたのは俺じゃない!」
って、もはやそこはそんなに大事じゃない気さえするわ。
しかも怖くなって別れ話をしに行った時にも、しっかり致しちゃってますからね。
それって別れる気ないってことよ。
有罪有罪~~!
妻の立場から言えば完全に有罪確定!
それに、そもそも病気の子の母に手を出したりしなければ、エレナもこんな結果にならなかったのでは?
例え手を下したのが夫だったしても「不倫」が招いた結果だろうし、全く別の人物でもこのタイミングを見計らってジョナサンに罪を擦り付ける「隙」を作ったのも自分だしね。
やっぱり有罪!
グレイスがすぐに警察に通報するのも当たり前だわ。
なぬ?!子供がジョナサンの子?!
これも酷い話です・・。
どれだけ前からそんな関係が続いていたの?
ダブル不倫で2つの家庭を壊しながら平気で病院に通ってるフリをしてた夫って、どんな男?
不倫相手の子を自分の息子と同じ学校に入れる手回しをし、学費を出し、自分がはらませた子を産ませ、首になり、その状態で学校のボランティアオークションに顔を出すってどういう男??
エレナの死体を見つけて動揺して帰り、患者が亡くなったかのように思わせ、同情させてまた妻と・・って。(体力はあるわね。)
ふーむ。
とても子供の命を救っていた崇高な医師の姿とは重なりませんね。
ちなみにエレナの息子ミゲルがかかったウィルムス腫瘍ですが、幼児に発生する特殊な種類の腎臓がんで、他に転移してなければ85~95%の小児が根治するそうです。
よかった、ミゲル君は学校も通っていたし元気になったのでしょう。
じゃあ、誰が犯人?
これですよね。
エレナの夫は完全なアリバイがあるそうなので、容疑者から外れるのかな。
そうすると、怪しいのはエレナパパ‥?
ジョナサンの不倫事実を探偵か何かで突き止め手を下した‥?
でも、娘と孫にも火の粉が降りかかる最悪の方法なのでこれはないかな。
意外とありそうなのが、グレースの友人シルヴィア?
って言ってたけど、実はジョナサンと以前そういう関係を持ったことがあり、エレナに嫉妬したとか。
あの鈍器で顔を殴る方法からすると、相当な怨恨路線かな~とも思うので、恋愛絡みによる何かでしょうね。
あれ、これも当たっちゃったらどうしよう。(当たらんて)
でも、そんなありがちなサスペンスかな~。それじゃ普通過ぎて衝撃度がかなり薄いですよね。
デビッド・E・ケリーが製作したドラマってことで、もっと凄い何かが待っていると期待してます。
あと全然関係ないんですけど、ニコール・キッドマンとドナルド・サザーランドって顔の雰囲気似てますよね。
尖った面長とか眉毛の感じとか‥、ちゃんと親子に見えるわ。
というわけで、3話見たらまた書きます~!
次は第3話のネタバレ感想です。
「フレイザー家の秘密」第3話のネタバレ感想・あらすじ・考察・解説
え~!どういうこと??
グレイスが防犯カメラに写っていたってどういうことだろ?
うーん、意外な展開になってきましたね。
まさか心理分析医のグレイスが解離性障害ということ??二重人格とか?
いやいや、普通に歩いてただけって可能性も高いですよね。
本人も「アトリエの場所なんて知らなくて歩いてた」って言ってるし。
あの日はオークションで帰りが遅くなっていたし、NYなので歩いて帰るのも考えられる。
服は同じに見えなくもない・・。
これがオークションに向かう時
そしてこれ。
白黒なので一瞬違うようにも見えたけど、良く見るとスカートのひだの感じとかマントっぽいコートとか同じかも。
でもまぁ、これで刑事がグレースに対してやけに当たりが強かった理由が分かりました。
にしても、本当にたまたま悪い場所を歩いていただけならグレイスってどんだけ運が悪いんだろ。
グレイス父の行動
あと気になるのはこの父ですよね。
義理の息子に金の無心をされて5000万も払いますかね?娘に内緒で?
それを「お前に話していればその女性(エレナ)を助けられていたかも。」と泣いていましたが、ちょっと飛躍し過ぎな気もしませんか?
ドナルド・サザーランドのこれまでの役柄のイメージからついつい金持ちの強欲爺を想像してましたけど、メッチャいいお父さんなのかしら。
なんて思ってたら、この後エレナの家族をそっと覗いてましたよね。
なぜ家を知ってるの?それに罪悪感からそこまでするかな?
直接何かしたわけではないのに‥。
ジョナサンの本性は?
あの同僚で友人だった医師の話を聞いて、まだ夫を信じようというグレイスも凄いですね。
自分の聞きたい情報だけ(エレナに強迫性障害があった)聞き入れて、夫の方に問題があったという指摘はスルーなんですね。
感謝されることに酔って、自分を神だと勘違いする医師なんて嫌だけどな。
グレイスのこの変化は息子の父親を犯罪者にはしたくないという思いからか、それともカウンセラーなのに夫の正体を見抜けなかった自分を意地でも認めたくないからか。
それとも父親が言う通り、もともと人を信じやすいタイプなのか。
刑務所内でのジョナサンの様子を自己防衛として当然と考えるか、結構ヤバイ?と考えるか大事な要素。
見る人を色々試してきますね。
でもね~。
どっちにしても、ジョナサンは普通の人じゃないと思うな。
少なくとも1年以上不倫を続け、隠し子をもうけ、仕事を首になっていたのを隠し、義理の父から金を騙し取った5千万円を使っちゃった男ですよ?
これに関して納得できる客観的理由や、本人からのまともな弁明が一切ないので私は人間性そのものを疑いますね。
そして、相当やり手と思われる弁護士が出てきましたね。
ヘイリー・フィッツジェラルドさん。(強そう)
彼女の手にかかれば有罪であっても検察側の隙をついて「ぶち壊す」ことができるそうです。
ということは、無理に深読みするならば、
ジョナサンは始めからグレイスを味方に付けさえすれば出てこれると踏んでいたのかも‥?
どうもそれを目論んでわざと公選弁護人を付けたような気もします。(グレイスの同情を引くために。)考えすぎかな?
最後に一言言わせてください。
イヤ、色々やっとるやろ!
ではまた来週~!
「フレイザー家の秘密」第4話のネタバレ感想・あらすじ・考察・解説
は~、面白かった~!
もう熟練の役者陣が最高過ぎて画面にくぎ付け!
え、今の表情にはどんな意味が?そのセリフはどういうこと?
と考えるこっちも必死です。
では、さっそくですが考察に行ってみたいと思います!
ジョナサンは有罪と見た
もう有罪確定でいいんじゃないですかね?
最後のあのインタビューの安っぽい演技!あの涙は完全にフェイクでしたね。
そして、明らかに誰かに罪を擦り付けようとする流れ・・!
「自分達の愛の営みを見て嫉妬した誰かがやったのだろう。心当たりはある。」
ということは、もう2人しかいないじゃないですか。
グレースか、エレナの夫のフェルナンド。
もしかしたらですけど、ジョナサンは妻のグレースがあの夜もオークションの後にあの辺を散歩するだろうと見当をつけていたってことないですか?
それか、フェルナンドに罪を擦り付ける気か。
大体ね、彼の家に押し掛けた時の様子に違和感をバリバリ感じたのは私だけでしょうか?
全く悪びれることなく自信たっぷりに「犯人は自分じゃない」と宣言してましたが、100歩譲って手を下したのが自分じゃなくても不倫相手の夫にあの態度はないでしょう?
しかも夫も息子も愛するエレナを失い悲しみのどん底。
それをイケシャーシャーとあの態度ですよ。
逆にそんなジョナサンにも寛容な態度で「娘を抱っこするか?」と聞くフェルナンドの度量の大きさの方に驚いたくらい。
「その子を愛するのは難しい。」と苦し気な面持ちで本音を漏らしたフェルナンドに、
と言った時のまぁ軽かったこと!
なんならちょっと上から目線でしたからね。
普通なら恐る恐る遠慮しながら聞きませんかね?
フェルナンドは苦悩と義務感の中でもがきながらも必死に赤ちゃん育児を頑張って来たわけですから。
なんだか違和感しか残らないシークエンスでした。
で、最後まで見たらあのインタビューですよ。
「犯人に心当たりがある」
なんて罪を押し付ける気満々じゃないですか。
これは、あのやり手弁護士が戦略を練るまでもなく、始めからジョナサンは「自分の生まれ持った魅力と完璧な演技でグレースや世間を味方に取り込めるはず」と読んでましたね。
なるほど~、そういう展開か~。
これはまたまた楽しみになってきました。
父はジョナサンの正体を見抜いてた
そしてこのジョナサンを当初から「嘘くさい男」と見抜いていたのがグレースパパ。
前回までは、あれ?普段と違う優しいパパ役?なんて思ったりしましたが、今回はいつもの非情な金持ちジジィが全開で楽しかった~!
これこれ~!
と、このドアップシーンに思わず吹き出しちゃった。
製作側も視聴者の求めるものをよーく分かってやってますね。
ドナルド・サザーランドも超生き生き!
さてさて、
実は両親は自分が理想とするおしどり夫婦ではなかった・・という事実を父から聞かされただけであんなに動揺してしまう純なグレースが、どこでジョナサンの正体に気付くのか。
というか、今回もしもグレースに罪を着せるつもりだったらさすがに分かるだろうけど・・。
とはいえ、やっぱりグレースはないかな。フェルナンドかなぁ。
でも普通だったら、フェルナンドに罪を押し付けた場合、彼が怒り狂って自分の娘に危害が加えられたらどうしよう・・なんて心配になりますけどね。
ジョナサンにとって、娘のことなどどうでもいいのか。(抱っこした時もあんまり感激した様子はなかった。)
それとも、フェルナンドはそんなことしないと見抜いてるのか。
どちらにしても、多感な年ごろの息子2人(ヘンリーとミゲル)が気の毒で仕方ないですね。
というわけで、また来週~!
次は第5話のネタバレ感想です。
「フレイザー家の秘密」第5話のネタバレ感想・あらすじ・考察・解説
うわ~。そう来るか~!!!
ハンマーを見つけた母を睨むヘンリー君のショットはちょっと不気味でしたが、でもだからと言ってまだ犯人とは断定できませんよね。(そうは思いたくない!)
だって、父ジョナサンはあの日の夜、家に帰って来たわけだし、ハンマーを息子の部屋に隠そうと思えばできなくもなかった。
(それをヘンリーが見つけてヴァイオリンケースに隠しておいた?苦しい??)
とはいえ、ヘンリーは以前から不倫に気が付いていたというし、動機もあるので可能性は否定できないんですけどね。
レストランでの家族の食事中、また「元に戻るよね!夫婦の絆は強いよね」と必死に訴えていたのも気になります。
自分が何とかしなくちゃ!と思い余った結果、無我夢中でハンマーを・・。
ってあり得るかな~。
でも、普通に考えたら10歳くらいの男の子には到底できることじゃないですよ。
メンタル的にも肉体的にもちょっと想像できない。
ましてやあんだけ繊細な子だしな~。
ジョナサンはどっちにしたって有罪
そっか~。そんな感じなのか~。
前回のテレビ出演で「思い当たる人がいる」と言っていたのは、どうも弁護士の指示だったようですね。
世論の目を他の容疑者に向けるための戦略だったようで、ジョナサン自身が誰かを貶めようというわけではなかったみたい。
とはいえ、グレイスに「あの夜、自分を付けてきたのか?」と聞いてみたりと、何考えてるのか分からない感じは続いてますけど。(なによ!グレイスがやったって言いたいわけ?!)
私がグレイスだったらこの時点で縁切りますけどね。
それにしても、何に腹が立つかって「エレナを愛していた」それも「熱烈に」(quite madly)とイケシャーシャーと言ってるところですよ。。
そのくせ「妻も愛してる」とも平気で言いのけるし、電話してグレイスを誘ってみたりと図太過ぎる神経には唖然とするわ。
でももっと唖然とするのは、思わずベッドに行ってしまうグレイスの方だけど!
やめて~な。
そこは毅然とした態度で無罪が確信できる時まで距離を取って欲しかったわ。
ジョナサンの母がホラー
怖かった~。
あんな姑がいたら絶対関わりたくないだろうな。
どうでもいい文法を訂正されちゃってましたよ。
にしても、ジョナサンが妹ケイトの死に関して罪悪感も悲しみも感じずに平気な様子だったというのは本当ですかね?
それが本当ならソシオパスの可能性も極めて高い。
でも、あの母なら一人思い悩む息子の気持ちに気が付かなくても不思議じゃない気もしませんか?
ジョナサンにしても、相当図太い神経してるのは確実なので、あんな感じで平気な顔で家族と暮らしていたというのも想像できる。
でも、本当に罪の意識に苦しんでいなかったかと言えば14歳の男の子なので一切表に出さんかった可能性も否定できないですよね。
そんなポーカーフェイスな息子を「全く苦しんでなかった」と母が勝手に思っていたのかも。
なので、結局のところまだ全然分からないんですよね~。
- ジョナサンが完全なるソシオパスの可能性
- ヘンリーが家族を守る為、我を失い、手を下してしまった可能性
- グレイス父の可能性もまだ残ってる??
グレイス父の場合に考えられるのは、ヘンリーが学校で2人を見たことを祖父に話す→祖父が「自分がなんとかする」と約束する。みたいな?
あ~、でもその場合は凶器を孫のヴァイオリンケースに隠すなんて絶対あり得ないか。
あれだけ金持ってたら完全犯罪を装える組織も雇えそうだし、凶器を家に置いておくなんて危険は冒さないと思うので。
するとやっぱりジョナサンかヘンリーか。
でもジョナサンも凶器を息子に託すとも思えないので、やっぱりヘンリーかな~。
そうは思いたくないけど。
でもヘンリーの姿が周囲の監視カメラに写っていたらそれこそ目立ちそうだし、その辺はどう説明するんだろ。
うーん、分からん!
でも、もしジョナサンが本当にソシオパスの場合はこういう場面も全部演技ってことになるんですよね。
私ちょっと涙ぐんじゃったんですけど、騙されたのかしら??
それから、フェルナンドのアリバイは「息子と一緒にいた。」ってだけみたいですけど、でも雰囲気的に違いそうですね。
なんか意外と素朴なラテン系っぽいし。
ちなみにあの女優バリバリの検察官ですが、どっかで見たな~と思ったらデンマークの名作ドラマ「キリング」の主役の方でした。
うわ、当時より若返ってる気がする!
【追記】
コメントの方でGayaさんから、やはりシルヴィアが怪しいのでは?とご意見いただきました。ありがとうございます!モチベーションになります。
そうそう、私もシルヴィアが以前ジョナサンから相談を受けた時にそういう関係になり、彼女が一方的に嫉妬して・・という路線も考えたんですが、今回シルヴィアを候補から消したのはハンマーの説明が付かないからかな。
あれ以降、シルヴィアが家に来たことはないと思うので。
でも確かにおっしゃる通り法廷に入ってきて検事に挨拶し、ガン無視されるシーンは意味深で気になる。仕事上もともと険悪な関係ってことも考えられますが、ちょっと注目ですね。
というわけで、次回が最終回~!ではまた!
「フレイザー家の秘密」最終第6話のネタバレ感想・あらすじ・考察・解説
面白かった~!!!
面白いじゃないですか?!これがなんでIMDb7.4なの?8.1くらいあってもいいと思う。
私は年代的にもグレースに近いので、彼女がクズ夫と分かっていても子供の為に最善の道を取ろうとする母の本能にはかなり共感してしまいました。
最後はスカ~!っとさせてくれたし、ヒュー・グラントの怪演も楽しかった。
(あのハンマーのシーンはさすがに見れなかったけど。グレース父の言ってた通りまさにモンスター!!)
もちろんドナルド・サザーランドの存在もドラマに奥行を出してくれましたよね。
というわけで、今回の内容を見ていきましょう!
ついにクズ男全開!
おいおい、苦しいだろ~!
別荘にハンマーが見つかり、それを息子が発見したというのに、「フェルナンドが隠したんだ」っていうのはさすがに苦しいだろ~。
フレイザー家の人々と弁護士がみんなジョナサンが犯人だと確信しかけているというのに、この男はよりによってしょうもない言い訳を・・。
さらには言うに事欠いて「君もヘンリーがやったと思ってるんだろ。」と来たもんだ!
これでようやくグレースの腹も決まりましたね。
グレースの決断は・・
ヘンリーが苦しむ様子を目撃し、ついにグレースも取るべき道が見えてきました。
このソシオパスを父親に持つことは決して幸せなことではないと。
そして、手を打ったのが親友シルヴィアの力を借りて行う大作戦。
法廷で弁護士側の証人を装いながら、ジョナサンの本性を暴露するというに手に出ました!
なるほどね~。
前回、検察官に挨拶してたのは(無視されたけど)シルヴィアと彼女がすでに仕事上で周知の仲ということを見せておきたかったんですね。
というわけで、完全にグレースがジョナサンに一発カマした形になりました。
気持ちよかった~!
グレースが証言に立つことを決めた際、「あなたは人をコロせる人じゃない。」と妻に言われた時のジョナサンの顔がこれですよ。
デレレデ~ン
それが、グレースの真の目的を知った時にはこうなります。
コワいけど笑っちゃう・・。
ザマーミロ。
そして私がゾッとしたシーンが弁護士がジョナサンにこう言った時。
「あなたが凶器を隠し持ってたからよ。処分しなかったなんて、なんてバカなの」
ゾゾゾ・・。こちらも弁護士先生の本性が出ましたよ。
うわ、こんな大人の会話は聞きたくないわ。
ジョナサンの傲慢さ
やっぱりジョナサンもその傲慢さが致命傷になったんでしょうね。
大体、ハンマーをあんなところに隠しておく生ぬるさが信じられない。
結局の所、14年間騙してきた通りの方法でグレースを取り込み、金持ち爺にやり手弁護士を雇ってもらえればなんとかなるとでも過信していたのでしょう。
実際、ほとんどなりかけましたからね。
ただし、その一歩手前でハンマーの存在が明らかになり、全部おじゃんに・・。
にしても、グレースも14年間自分の目が曇り続けていたことをよく認めましたよ。
ヘンリーの為になることは何か。
という彼女にとっての至上命題ががしっかり見えたところで、正しい判断をすることができました。
難しい決断の狭間で揺れ動く娘を父もよく支えましたよね。
決して頭ごなしに断定することなく、グレースの気持ちを汲みながら語り掛けることに徹したのが功を奏した形です。
ジョナサン、ヤケクソの逃亡!
あと関係ないんですけど、ああやって逃亡した場合って途中で捕まっても保釈金は没収されちゃうんですかね?
まぁグレース父は相当お金持ってそうだから心配することないか。
最後もヘリコプターで追いかけてましたけど、あれも自己資金でしょうね。
それにしても、最後ジョナサンは何がしたかったんでしょうかね~。
逃亡するかと思いきや、息子を連れて行くし。(一人の方が逃げやすいでしょ。)
息子のスマホを取り上げながら、電源消しただけ(チップ外さないと追跡機能は有効)。
橋から飛び降りるかと思いきや、グレース登場でサクッと下りてしまう。
という、摩訶不思議な行動をとった結果、最後は普通に捕まってました。
グレースが必死に駆け付けた時には表情を緩ませて嬉しそうにしていたので、また同情を買えたと思ったんでしょうね。
ところが、彼女はヘンリーにしか目をくれず、サクっと背を向け歩いていく・・。
「おい!グレース!!ヘンリー!!」
と叫ぶ声も虚しく、2人はさっさとヘリコプターへ・・。
良心も罪悪感も持たず、共感能力も全くないソシオパスに人を愛せるのかは分かりませんが、あの様子を見てるとジョナサンがヘンリーやグレースを愛しているというのは嘘っぱちで、自分の虚像を形成する為に欠かせないパーツ程度の認識だったんじゃないでしょうかね。
じゃないと、トラックの来る赤信号に息子を乗せたまま突っ込めないでしょう。
ヘンリーに「お前と母さんがオレの残したレガシーなんだ。」って言ってましたけど、要はそういうことよね。
たぶん医師免許や高級車やらと大差ない感じかと・・。
グレースを狙い、完璧な夫を演じ続けていたのも、彼女が美しく、資産家の娘で、医者で、疑うことを知らぬまま自分を崇める存在だったからでしょうし。
うーん、怖いね。
14年間も上っ面の演技だけで騙し続けられるなんてやっぱり怖い・・。
特にヒューグラント演じるサイコパスというのが私としてはお初だったので、妙に新鮮味があって怖かったです。
というわけで、見応えたっぷりのサイコサスペンスは豪華キャストだからこそ楽しむことができたキメの細かいヒューマンドラマでもありました。
「フレイザー家の秘密」の評価は
さきほども書きましたけど、IMDb7.4で、ロッテン・トマトの方も決して高くないんですよね。
批評家が76%で、一般が65%。なんでだろ。
でも一昨日のゴールデン・グローブ賞では、作品賞、主演女優、主演男優、助演男優でずらっとノミネートされてますからね。(残念ながら受賞はならず)
かなり見ごたえあったと思います。
ではまた~。
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フレイザー家の吹き替え版の感想は海外ドラマは吹き替え派のともさんが書かれてます
>>ヒュー&ニコール共演!フレイザー家の秘密吹き替え版レビュー
ともさんは、吹替で海外ドラマを観る方には嬉しい専門ブログを運営されていて、ドラマ別吹き替え声優インデックスというすごい一覧まであるんです。
声優さんが気になるけど、誰か分からない・・という海ドラファンには嬉しいですね。
コメント
コメント一覧 (2件)
ジョナサンのクズっぷりに毎回気分が悪くなりますね。ヘンリーの健気さやグレイスが今回のエピソード・5話でジョナサンのいるアパートに戻るところ等、見ていて歯がゆい!
アニスさんが2話目で推理したように私はシルヴィアが犯人なのではないかな~と思っています、ジョナサンが以前仕事をシルヴィアに頼んだ際に関係を持ったのかな、と。今回シルヴィアが裁判の途中に入室して「キリング」に出ていたあの女性弁護士に会釈するシーン、なんだか意味深と思ったのは私の深読みですかね。以前にもこの二人で似たようなシーンがあったので引っかかりました。
来週のラスト1話とアニスさんのブログを楽しみに頑張って過ごします~☆ ヘンリーは無実と願いながら・・
Gayaさん、やっぱりシルビアですかね~。
私も会釈の時にはあれ?と思いました。
でも、弁護士と検察官の関係が悪いのはよくあることなので、そういう感じかな~とスルーしちゃってました。
その辺もう一度見直して追記してみますね!