Hulu,Netflix海外ドラマ「アウトランダー」シーズン2のアニスのネタバレ感想です。
いや~!面白かった~!!
13話の最終回はとにかく見応えアリアリで、映画並みの長さの1時間半があっという間でした!
もう、今すぐにでもシーズン3に突入したいところですが、その前にぐっと堪えて感想書きたいと思います。
*huluで見放題!
【ご留意ください】
当ブログは個人が趣味で書いているもので、夜遅くにウトウトしながら感じたままの感想を綴っています。そのため稚拙な文章、品のない物言い、勘違い解釈、天然ボケなどで皆様をご不快にさせてしまうこともあるかもしれません。(その場合は申し訳ございません。)
その点を含めてお許し頂ける方のみ読み進めて頂けましたら幸いです。
また衝撃ネタバレに関してはそのエピソード分の始めに持ってくることもあるのでご注意ください。(内容を順番に書くわけではありません)
「アウトランダー」S2の予告編
「アウトランダー」S2のネタバレ感想
冒頭で衝撃の事実が・・!
クレアが1948年に戻って来てフランクと再会するエピソードがここで挿入されるのは原作と違ってましたよね。(確か・・)
でも分かりやすくてよかったと思います。
これで、クレアがカローデンの戦いを前に時を超えて戻って来たこと、それがジェイミーの意志であること、赤ちゃんを身ごもっていること、クレアはその後のジェイミーの安否を知らないこと・・などがわかりました。
フランク、やっぱり改めて見ても普通のオッサンでした。
ジェイミーの後に、このオッサンと人生を共にする決断をしたクレアも偉い!
でも、再会を喜ぶフランクに対し、クレアが表情を固くしたまま、全く嬉しそうな気配がなかったのが少し意外でした。ちょっとフランクが可哀そうなくらい・・。
少しくらい喜んでもよかったのでは・・?
だってほら、あれだけ「ランダルが死ぬとフランクも消えてしまう!」って心配して来た旦那なんだからさ。
「子供の父親になる!」と究極の決断をしたフランクに対しても、さして感激した様子もなく条件を飲み、提案を受け入れてました。
ただそれが正しい決断だから、しかも、ジェイミーが望んでいたことだから・・という雰囲気丸だしで、フランクの男としての面目丸つぶれでした。
フランス編でガラッと雰囲気が
スコットランドのベージュでモノトーンな世界から一気にカラフルなパリの社交界への切り替えが激しかったですね。
質素な暮らしから一転、クレアは突然すごいお屋敷の女主人になって召使たちを取り仕切っていたし、ジェイミーもカツラをかぶって名士の雰囲気でワインビジネスやってるし・・。
違和感バリバリでしたけど、でもまぁ、原作通りなので仕方ないですよね。
クレアの美しさを堪能せよ!とばかりに艶やかなドレスを着せ替えてこちらを楽しませてくれました。
意外にもクレア本人も楽しんでいたようで、あの衝撃の赤いドレス(ヴェルサイユ宮殿のパーティ時)は自分でデザインしたって言ってましたからね。
しっかし、おっぱい見え過ぎでジェイミーでなくても引いたわぁ・・。
特に右のおっぱいは乳首が見えてませんでした?!(それが気になって内容入ってこなかったし)
それからクレアのフランス語が上手い!と思ったんですけど、フランス人の旦那に聞いてもらったら「イギリス人のアクセントがかなり入ってる」らしいです。
でもイギリス人の設定なので、それでいいんですけどね。
フランス編での山場はやはり・・。
フランスでのエピソードは少し物足りなかったかな。
シーズン1のスコットランドの荒々しい自然の中で力強く生きる人々を描いていたのに比べると、フランス人貴族たちは軒並みアホっぽく退屈で、全体的に軽いタッチでしたね。
これと言った強烈な悪役もいなかったので緊張感もなかったし。
(サンドリンガムやサンジェルマンでは物足りない・・。)
そんな中、なんといっても衝撃的だったのが、クレアの赤ちゃんがあんな残念な結果になってしまったこと!
平和な雰囲気で安心しきっていただけに、ショックも大きかった・・。
カトリーナ・バルフは本当にいい女優さんですよね。
(毎年ゴールデングローブ主演女優でノミネートされるのも納得)
赤ちゃんを胸に抱き続けるシーンでは、こちらも胸が引き裂かれる思いでした。
シーズン2のランダルさんは
アイツ、完全に変態だわ。
サイコでサドってだけでなく幼児性愛まであったなんて、その辺フラフラさせてるだけで危険極まりない!
息子同然のファーガスを犯されたジェイミーがブチ切れ、クレアとの約束を破る形で決闘を申込むことに。
剣での戦いの果てには、ヤツの股間を一突き!やった~!これぞ天の裁き!
・・と、喜ぶ間もなく、クレアがあんなことに・・。
ランダルはいつも最悪のタイミングで現れるし、まさに2人にとっての醜い悪魔・・。
でも、ま~だ生きてるのよね・・。
アレックスの件では弟想いの一面も覗かせてましたけど、キャラ変更するにはもう遅いって!
それにクレア曰く、明日のカローデンで死ぬってさ。
せめてメアリーには、しっかり遺族年金残してあげてね・・。
あれよあれよと言う間に、カローデンの戦いへ・・!
全体的に見ると、フランス編が割と退屈だったので、サクサク物語を進行して正解でしたね。
シーズン1が16話編成だったんですけど、2では13話。
無理に退屈なエピソードで3話分を引き延ばさなかったのが良かったです。
ただ、あまりに話がドンドン進むので、フランスを引き上げてラリー・ブロッホに戻った時がやけにあっけなくて驚きましたけど・・。
もちろんファーガスも連れてきていたし、マータフもしっかりいました。
そして、ラリー・ブロッホでの幸せなシーンは10秒くらいしか見せてくれずに、息つく間もなくジャコバイト達との戦いの日々へ・・。
このドラマのマスコット的キャラだったアンガスは死に、ルパートも怪我を負い、少しずつ緊張感が高まっていきます。
そして怒涛の最終回へ!
ここで現在(といっても1968年)のエピソードが挿入され、20年後のクレアが娘を連れて登場~・・!(髪形変だけど、あれが当時の流行りなのね・・)
原作ではクレアは当初27歳だった(と記憶している)ので、この時点では49歳か50歳のはずですけど、そうは見えないほど美しい・・!
二十歳になった娘ブリアナはクレアには全く似ていないけど、ジェイミーにそっくり(という設定らしい)で赤毛。勝気な性格も父親譲り。
自分の出生についての新事実に衝撃を受け母親を責めまくるも、ゲイリスが石へ飛び込み消えて行く様子を目撃したことで、一転、母を信じる事に。
こんな凄いタイミングあります??ってくらい出来過ぎたタイミングでしたけど、でもこの物語自体がよくプロットを練られていて、本当に面白くできてますね~!
まさか、ゲイリスがこうしてシーズン2でも登場するとは・・。
そして、実はゲイリスはあの時身ごもっていた子供を産んでいて、しかもその子が牧師の養子のロジャー・マッケンジーの祖先になるって!
ロジャーはあの様子だとブリアナと結婚するかもですね。
こうして、壮大な物語は複雑に絡み合い、今後も緻密な伏線とたくさんの仕掛けで私たちを楽しませてくれそうです。
きゃー!!シーズン3以降がメチャメチャ楽しみ!!
例の、シーズン1の1話で1945年にやって来たジェイミーは一体いつのジェイミーなの!?
これから、何がどんな風に展開して、どんなふうに驚かしてくれるのか全く想像もつきません!
クレアとジェイミーの別れ
そしてカローデンの戦いを前にしたジェイミーとクレアですが、悲劇を避けるための画策をすればするほど、どんどん追い込まれて行きます!
緊張感は高まるばかり・・!
兵士たちは疲弊しきっていて食料もないというのに、さらにはジェイミーが提案した夜の寝こみを襲う作戦が失敗し、これが完全に裏目に出てしまった・・。
兵士たちは夜中20キロを往復させられ、体力が底を尽いた状態で翌朝の決戦に向かうことに・・。
はぁ、それにしてもジェイミーたちの試みは全て失敗どころか、もしかしたら何もしなかった方が良かったのでは・・と思うほどでしたね。
そもそもパリでチャールズ王子の資金源を断とうとしなければ、もっと食料や物資も豊富だったかもしれないし、前夜の作戦もなかった方が良かっただろうし、重要な戦力のドゥーガルもころさなかった方がよかっただろうし・・。
そうそう、何気にコラムも死にましたけど、ドゥーガルをコロすシーンは壮絶で恐ろしかったぁ!
実際にはカローデンの戦いのシーンは全く出てこないのに、最後のシークエンスでこれだけの緊張感の高まりがあったのも、このドゥーガルの死があまりに唐突で衝撃的だったからですよね。
実の叔父を自らの手にかけるジェイミーの気持ち・・。それを察して剣に手を添えるクレア。
絶望的な状況を前に、刻一刻と迫る悲劇に向けて、必死に最善の策を取ろうと動くジェイミーが素敵でした。
以前から用意していたと思われる土地の譲渡証をファーガスに託してラリー・ブロッホを守り、そしてクレアとお腹の子をあの石の場所まで送り届け、最後の別れを告げるのです。
はぁ・・、あんな激しくもロマンチックな別れがあります・・?!
またしてもクレア演じるカトリーナが素晴らしく、ため息もののシーンに大きく貢献していました。
でも実はジェイミー役のサム・ヒューアンもいいですよね。
もっと大仰な感情表現もできるんでしょうけど、あえてクレアを惹き立てるような抑え目な演技が私は結構好きです。
彼を見ていると、絶望的な状況下でもどこかでニヤニヤ人生を楽しんでいるジェイミーの本質がなんとなく感じられるんですよね。
「アウトランダー」続編は一体どうなる??
いや~!もう気になって気になって!この感想書き終わったらすぐ見ます!
何と言っても気になるのは、ジェイミーがカローデンの戦いを生き延びたことを知ったクレアが「それなら戻らなくちゃ!」と言っていたことです!
え!クレア、また戻るの?!いまから?!
だって、またあの石を通っても、またピッタリ200年前に帰れる保証はどこにもないですよ。
ゲイリスは220年以上前に行った訳だし、もしクレアがジェイミーと出会う前の時代に行ってしまったら、再会してもジェイミーは「えっーと、あなた誰?」状態でしょ。
しかも、忘れてはならないのは現在のクレアは50歳!という点ですよ。
50歳のクレアが20歳のジェイミーに会っても、クレアがウルウル感激するだけで、そこから話は進まないでしょ。
うーん、全く想像できない・・!
素人が考えつく、一番都合のいいシナリオは50歳のクレアがやっぱり同じように20歳年取ったジェイミーに会う・・というのですけど、そんなに上手いこといくかなぁ。
ジェイミーはそれでも44、5歳かな。まだまだ男盛りで色気もあるでしょう!
ただなぁ・・。女の50歳はなかなかキツイ・・。
今後、「マディソン郡の橋」的な中年の恋を描いて、乙女たちが盛り上がりますかね?
え~!それじゃ一体どうするの?!!
分からないけど、やっぱり若いクレアとジェイミーの波乱に満ちた、情熱的な愛憎劇の続きが見たい!
と言う訳で、原作者のダイアナ・ガバルドンさんの底力に期待しつつ、シーズン3を見たいと思います!
次はシーズン3の感想です。↓