*途中まではネタバレなしの感想とキャラ紹介、後半はネタバレ感想になります。
ネットフリックスでかなりスピード感のある面白いドラマを見つけました!
スティーブン・ハンターの原作で、マーク・ウォルバーグ主演で映画化もされましたが、そのドラマ版がこの「ザ・シューター/極大射程」。
原作と少し設定は変わっているようですが、映画よりも尺が長いので、さらに小説の面白要素がぎっしり詰まっていると評価も高いです。
ネットフリックスオリジナルとして配信されてますが、USBネットワークというテレビ局が製作した物のようです。
ちなみに、この作品で局の最高視聴率を記録したそう。
【ご留意ください】
当ブログは個人が趣味で書いているもので、夜遅くにウトウトしながら感じたままの感想を綴っています。そのため稚拙な文章、品のない物言い、勘違い解釈、天然ボケなどで皆様をご不快にさせてしまうこともあるかもしれません。(その場合は申し訳ございません。)
その点を含めてお許し頂ける方のみ読み進めて頂けましたら幸いです。
また衝撃ネタバレに関してはそのエピソード分の始めに持ってくることもあるのでご注意ください。(内容を順番に書くわけではありません)
「ザ・シューター 極大射程」登場人物とキャスト
まず、予告を見て絶対コレだ!って決めたのが、
久しぶりのライアン・フィリップ!
【狙撃の天才ボブ・リー】
完全に肉体改造して、ムッキムキになってます!
小柄のイメージがあったのに大きく見える!
なのに顔は相変わらず美しいのに童顔で、全く老化を感じない!
つい最近リース・ウィザースプーンを「ビッグ・リトル・ライズ」で見て、リースもさすがに老けたなぁ、そういえば元旦那はどうしてるかなぁ・・って気になってたので嬉しかったです。
私この顔好きなんですよね~。
フランス系らしいんですが、少し丸みがあって子熊みたいな可愛い顔。
まつ毛バサバサで、髪はブロンドカール、なのに、胸板バーンの背筋コンモリですよ!(しつこい?)
そしてワクワクしながら1話目見ました。
スピード感があって、全くもたつかない!
おお~、これは期待できそう~。
ただね、始めはちょっとキャストが美しすぎるかな~・・と心配しました。
主人公のボブ・リーだけじゃなく、奥さんや唯一の味方になるFBIの女捜査官が必要以上に美しい気がして、
「うーん、もっと泥臭くてリアルなドラマが見たいのに、モデルみたいのが出て来たぞ‥」
っと、
「ちゃんと演技できるのかね?彼女らは・・。」
と意地悪ババアのような穿った目で見てしまいましたが、その心配は見ているうちになくなりました。
【ボブ・リーの妻ジュリー】
【FBI捜査官のナディーン】
確かにもっと線の太いタイプの方がよかった気もしますけど、(特に捜査官のメンフィスの方は)まぁ、ドラマですのでね・・。
でも、妻のジュリーはなかなかいいし、メンフィスもその後逞しくなっていきます。
それに、骨太なメンツは他にいっぱい出てくるので、ドラマ全体の綺麗すぎる印象はなくなりました。
敵か味方かわからない微妙な関係のこの人もいいです。
【海兵隊で上官だったアイザック】
「ザ・シューター 極大射程」はあの映画に雰囲気似てる?
そして、原作があるだけあってストーリーもしっかりしてるし、主役のボブ・リーの魅力もある!スピード感もある!緊張感も途切れない!
伏線散りばめてササっと回収していく感じもクールで良い!
基本的には逃亡しながら情報を集め、反撃の機会を伺い、敵が来たらやっつける・・という、「ジェイソン・ボーン」に雰囲気似てますね。
狙撃能力の高いジェイソン・ボーンという感じで、カッコいい!
銃や弾丸の専門的な説明も面白いし、飽きないですね。
始めはちょっと関係機関が多すぎて、事件も複雑でわかりにくいんですが、無視してそのまま見ても大体わかってくるので大丈夫でした。
いい意味で頭使わなくても楽しめる作品です。
久しぶりに純粋なヒーローものなのもいいし、このボブ・リーが戦闘能力高くて、賢いのも痛快です。
実はwikiを見ると、ライアン・フィリップってテコンドーで黒帯持ってるらしいです。
さすが、なかなか綺麗な蹴りを見せてますよ。
私は一切中だるみなしで、シーズン1は10話まで見てしまいました。
おススメです!
ここから先はネタバレ感想になりますのでご注意ください。
おお~、しっかりシーズン2に続きそうですね。
(って、もうネットフリックスで2も配信中だった・・。)
最後、すごい貫禄のおばちゃんが出てきましたね~。
黒幕ですね~、顔が怖いですよ~。ボトックス打ちまくりでしょう。
シーズン1は原作を基にしていたのが、シーズン2は完全にオリジナル脚本になるみたいですね。(訂正:「狩りの時」を基にしているそうです。)
このまま骨太なストーリーが続けばいいんですけどね。
急に安っぽい感じになってしまわないか少し心配です。
「ザ・シューター」シーズン1を最終回まで見たネタバレ感想・考察
アイザックが深い・・。
シーズン1でも、途中少しアイザックとボブ・リーが追いかけっこしてるようなシークエンスが多くて、
「あれれ、これは、定番のルパン三世と銭形警部の関係で引っ張るつもりかな・・」
と一瞬不安でしたが、その後は上手く広げて展開してくれたので面白かったですね。
アイザックがただの裏切り者ではなくて、戦争回避の大義のためにしたことだったというのが泣けますね・・。
あれだけ大事にしてきた部下やその母親に手をかけるのは苦渋の選択だったに違いないです。
そんなアイザックがシーズン最後の方では、覚悟を決めてボブ・リーに味方していくのがまた感動。
男の友情ですよ。
それに狙撃の腕がまたすごくて、強力な助っ人になりました。
FBI捜査官ナディーンが・・
このナディーンですけど、ちょっとボブ・リーに手ほどきを受けただけで、あっという間にいっぱしの狙撃手に変身してたのがちょっと笑っちゃいました。
最後、ホテルに向かって山から撃つシーンなんて、あれ何キロ離れてるんですかね?
だって彼女、以前に人質を誤って撃ってしまったのが原因で長らく復帰できなかったんですよね?そんな突然狙撃名人になる??
ボブ・リーの指導、恐るべし!
ランボーなラスト
ナディーンとアイザックの見せ場がありつつも、やっぱり最後はボブ・リーの独壇場がないと締まりません!
ということで、クルコフとその手下たちを山に呼んで戦うんですけど、顔に墨を塗りたくり、大勢の敵を相手に一人でバンバン撃って山を走り回り・・と完全にランボーでした。
あれでハチマキ締めたら完璧ですわ。
でも、肝心のクルコフは来ないんですよね~。
手下なんていくらでもいるだろうし、替わりも効くでしょうから、こんなところで主役が危険を冒す意味があったんでしょうか?
案の定、クルコフには家族を狙われて大ピンチ!!
あのオッサン、アホか!ってくらい壁にボンボン穴開けて、すごいのをぶっ放してましたね。
あれじゃ、メアリーがトラウマになるって!可哀そうに・・。
そして、最大の見せ場が山からの一発!!
あの位置関係が全くわかりませんでしたけど、最悪そういうことになってもホテルが狙撃圏内になるような場所を選でおいたのかな?
賢いボブ・リー
そういう何もかも計算ずくな感じも素敵ですね~。
筋肉だけじゃないってところがやっぱりジェイソン・ボーンみたいです。
そもそも大統領暗殺に使ったとされる銃に関しても、始めから使えないような小細工をしてあったというのがオチになってましたけど、
じゃ、そもそもなんであんな風に銃を部屋に設置してあったんですかね?
標的となる場所をあれで確認するため?
ナディーンが使ってたみたいな巨大双眼鏡じゃダメだったのかな・・。
「ザ・シューター」シーズン1の突っ込みどころ
その他にも、「ん?」となる所がちょっとありましたけど、でもカッコいいから全部オッケーですね。
あ、でも一つだけ。
メアリーを誘拐して、クッキーを食べさせて、クルコフが「我が国の極小の追跡装置だ」って誇ってましたけど、クッキーひとかじりしただけでそんな上手いこといきますかね。
たとえ2ミリだとしても、食べて口の中に硬いものがあったら普通取り出しますよ。
それに噛んだらさすがに壊れるでしょうし。あと、ウ〇チしたら終わりだしね。
それに、飛行場での集会にしても、なぜ皆さんわざわざ狙撃されやすい開けた場所で集まりますかね~。
撃ってくださいと言わんばかりでしょ。
でもシーズン2も、このメンバーで続きが見れそうというのは嬉しいですね。
完全なヒーロー物は久しぶりだけど素直に興奮できました。
昨今、残酷な描写や予想もつかない鬱展開が多かったりしてドラマ見ててもどっと疲れたり、落ち込んだりと気が抜けませんけど・・、このドラマは痛快、愉快!
これだけ大量に人が撃たれて死んでて「暗さ」や「重さ」はなし!
ヒーローには当たらないし、家族も大丈夫そうだし、その辺が逆に新鮮かも。
でも適度にリアルで緊張感はあるので、結局最後まで面白く見れたし、たまにはこういうのもいいですね。