登場人物紹介まではネタバレなし。注意書き以降はネタバレ含みます。
ネットフリックスのオリジナル海外ドラマ、「13の理由」を見始めました。
とある女子高生がある日自殺。
理由は不明。
ところが彼女は自分が死を選んだ理由について録音したテープを同級生たちに届くよう手配していた・・・。
アメリカでは社会現状になったほどの話題作と言うことで、どんな恐ろしい描写があるのかと思いきや、意外にも3話までは普通の高校生たちの日常でした。
ただ、「生々しい自殺や性的暴行の描写が問題となった・・」、と解説にあるくらいですから、まだまだ嵐の前の静けさでしょうかね。
それでも、出てくる高校生たちが魅力的なのと、謎解き物としては十分興味をそそる設定なので今後もやめられない、止まらない~の全13話になりそうです。
【ご留意ください】
当ブログは個人が趣味で書いているもので、夜遅くにウトウトしながら感じたままの感想を綴っています。そのため稚拙な文章、品のない物言い、勘違い解釈、天然ボケなどで皆様をご不快にさせてしまうこともあるかもしれません。(その場合は申し訳ございません。)
その点を含めてお許し頂ける方のみ読み進めて頂けましたら幸いです。
また衝撃ネタバレに関してはそのエピソード分の始めに持ってくることもあるのでご注意ください。(内容を順番に書くわけではありません)
Netflix「13の理由」予告編
「13の理由」登場人物とキャスト
主人公はクレイ君。
見た顔だなぁ~と思いましたが、wikiを見ると子役からまぁ出まくってますね。
プリズンブレイクでマイケルの子供時代を演じたり、メンタリストやLOSTにも出てたそう。
私は「アウェイク」での少年役が記憶に残ってます。
誠実で賢そうな顔ですわ。
このドラマではちょっとオタクっぽくて繊細な高校生として出てますが、ハンナのことが好きだったので、届いたテープにもショックを受けているようです。
このクレイの片思いぶりはもう可愛くてしょうがないです。
ハンナを見つめる視線は少女漫画の世界ですけど、この彼さえ死を選ぶ一因となっているそうなので、そこが気になって目が離せません。
こちらが命を絶ったハンナ。
可愛いのに、嫌味がない顔で、ナチュラルな雰囲気も好感度高いです。
でもこの彼女、事前に自分が死を選んだ理由を吹き込んだテープを用意して、それを関係のある13人の同級生に送る手配をしてありました。
それがある日クレイ君に届くことで物語がスタートします。
現在と過去とを行き来しながら、ハンナを傷つけたのが誰だったのか、何だったのか、少しずつ説明されていきます。
始めの3話に関しては、特にヒネリもなく、ありがちな高校生のいざこざやちょっとしたイジメが描かれますが、これが死の原因になったとは思えませんね。
まだまだ、人物紹介の段階。
今のところはクレイとハンナの魅力に大分助けられてる感じですね。
それから、このクレイの幼馴染のトニーですけど、
彼が謎の動きをしているので、興味をそそります。
何が気になるって、この髪のボリュームですよ。
こんもり乗せすぎでしょ。
今後ますます厚みを増していきそうです。
まぁそれはどうでもいいんですが、トニーはクレイを守ろうとしているらしいのですが、どうもクレイより先にテープを聞いて真実を知っているらしいし、ハンナの母親とも仲がいいらしい・・。
ところが彼は一度も生前のハンナと絡んでいる様子がないので、そこが不思議ですね。
それから、ハンナの元友達だったジェシカ。
まぁ~、可愛い!
一体どういう血を引いたらこんなお顔になるのかしら?と思って見てみたら、お母さんがノルウェー人で、お父さんがソマリア人らしいです。
なるほど~!
スタイルも抜群で、可愛いハンナがちょっともっさり見えてしまう位のモデル体型です。
それから、現在はジェシカと付き合っているスポーツマンのジャスティン。
確かに笑顔はキュートだけど、そんなにカッコいいかな?
複雑な家庭事情もあったりして、ただの人気者ではなさそうです。
ハンナとジェシカの友情にヒビを入れたのがこのアレックス君。
まず、気になるのが鼻ピアスですね。
してるのかしてないのかわからないくらい小さいのを付けてますけど、始めはピアスとわからず、ん?鼻毛が見えてんのかしらって心配しちゃいましたよ。
美女2人がこの彼を取り合うんですけど、このひょろひょろ君のどこが良かったのか謎です。
いつもお爺ちゃんのようなカーディガンを着ていて、渋いジャズバンドでギター弾いてます。
でも髪はプラチナブロンドに脱色していて、ちょっと眉毛が浮いて見えます。
登場人物はまだまだいますが、3話まではそんなところでしょうか。
*これからネタバレ感想になりますのでご注意ください。
「13の理由」第1~3話までのネタバレ感想・あらすじ
3話まで見てきて、今後気になるポイントについてまとめてみました。
①クレイの片想いの行方
クレイ君がハンナに可愛らしく片思いしてるのが、見てるこちらにとっても胸キュンですね。
チラッと二人のベッドシーンぽいのが出てくるし、ん?最後はそこまで行くの?
と興味をそそります。
そんなクレイさえも、最後は彼女を傷つけてしまうのか、どうなのか。
②やっぱりジャスティンが原因なの?
ちょいちょい出てくる伏線を考えると、ジャスティン辺りがハンナを暴行して・・というのが直接的な原因になりそうですけど、それだと予想通り過ぎてヒネリがないですね。
友達の金持ちボーイのブライスも悪そうですけど、まぁそれも見たまんまになっちゃいますもんね。
③時々出てくるカメラ小僧が怪しい
当然彼も何か絡んできそうですね。
不自然すぎでしょ、存在自体が。
普通、高校にあんなカメラ持った不審者がいたら、すぐ問題になってそうですけどね。
④トニーもハンナの知り合いだった?
テープを受け取る人が13人もいるんですから、これからドンドン意外な人物との繋がらりが出てきそうですね。
そもそもトニーって何やってる人ですか?
誰かを殴ってるシーンもありましたけど、危ない世界にも足を突っ込んでる人なのかな。
それにしても、あと10人かぁ・・。
名前覚えられるかな。
⑤ハンナの話していることは全て真実なのか?
これですよね。どんでん返しがあるとしたら、この辺も関係してきそうですけど。
ジェシカが「そもそもモネに来なくなったのはハンナよ。彼女の話すことをすべて信用しないで。」とクレイに言ってますし、ちょっと気になりますね。
でも、この死を懸けて作ったテープ事態が嘘なら、そもそもこのドラマ自体が成立しない気もしますけど、どうなんでしょうか?
とりあえずは気になるポイントはこの辺ですかね?
あと、周りのみんなも言ってますけど、クレイ君!テープ聞くのが遅すぎ!
どんだけ繊細なのよ。
まぁ、あれほど好きだったハンナの死の真相を本人が話してるテープですからね。
その重みたるや、テープ片面聞くのに1日かけるほど、受け止めるのに必死なのでしょうね。
それから、あくまで3話までの感想ですけど、ハンナ自身も想像以上に繊細で傷つきやすいな気がしますね。
「お尻がいい」って書かれたリストが見つかっただけで、あんなにショック受けるんですね。
ブライスにお尻をちょっと掴まれて泣いてましたけど、
アメリカの女子高生のイメージだと「ちょっとぉ~!」とパシンと払って「超ムカつくわ~・・!」で終わりそうですけど、あんな泣いちゃうんですね。
これから次第に追い込まれて行く彼女を見ていくのは相当辛くなりそうです・・。
あと、全然関係ないですけど、クレイ君のパパが私的にタイプなので、出てくると嬉しいです。
ママはホームランドでキャリーのお姉ちゃん役だった人ですね。
キャストも隅々まで実力派が押さえている感じでいいですね~。
これからは1話ずつ感想書きたいと思ってるんですけど、一気見しちゃいそうな気もする濃くて質の高いドラマです。
「13の理由」第4、5、6話のネタバレ感想
Netflix海外ドラマ「13の理由」第4、5、6話のアニスのネタバレ感想です。
また3話一気見してしまいました。
ミステリー部分が加速して面白くなったかというと、そうではなくて、相変わらずこれと言った衝撃事件は起こりません。
どれもありがちな小さな事件ですけど、高校という限られた特殊空間で生きる彼らにとっては死活問題。
どこまでもリアルに掘り下げていきます。
青春ドラマとして人間描写がしっかりされているので、見ていて一瞬もダレませんね。
それに、この数話は涙がでるようなシーンも多くて、見ていて切なかったです。
特にクレイ君が彼女を想って悔しがるシーン。
これまでほとんど自分の感情を表に出してこなかったクレイ君が少しずつ怒りや後悔、悔しさといった強い感情を出すようになってきました。
それに、ハンナの両親。
もう見ていてやり切れない!
こんなに愛情豊かに可愛らしく、美しく育った娘がある日突然・・ですよ。
ハロウィーンの日に子供を見るのがつらいからキャンディを配れない気持ちが痛いほどわかります。
実は両想いだった!
それから、段々分かってきましたけど、クレイは片思いじゃない!!
ハンナもクレイが好きだったようですね。
まぁ魅力ありますもんね、クレイ君。
それにしても、クレイ君が歯がゆいこと!
本当の気持ちを伝えられないどころか、それらしい雰囲気になっても肝心の一歩が踏み出せない!
唯一勇気を振り絞った(それもジェフに後押しされて)ダンスパーティでの思い出が泣けます・・。
キスまで届かず、また切ないし、あの曲をまた聞きたいなんて・・。
それを魔法のように用意しておくトニーって、本当に何者?
いつも肝心なところでクレイを守るために現れますけど、妖精がなにか・・?
正統派恋愛青春ドラマとしても見応えたっぷりで面白いですが、これに今後衝撃事件が起きる訳ですね・・。
はぁ・・ドキドキですわ・・。
では各話ごとに見ていきます。
第4話 カメラ小僧のタイラー
タイラーがストーキングしてたっていうのは見たまんまですけど、まさか部屋の前まで行って写真撮ってたとは驚きですよ。
しかも、ハンナも怖くてブラインドが閉めれないって、窓も開けたままでベッドに入るってどういうことですか?
まず警察に通報でしょ~!
(アメリカって敷地内に入ってるだけで撃たれる国でしょ?)
それかせめて厚手のカーテン引いたら、大分安心度は変わると思いますけど・・。
それにしても、失恋した腹いせにコートニーとのレズショットを拡散するって、小心者の最低男ですわ。
それでクレイに仕返しされて、「自分も被害者だ」って、ちゃっかりコートニーやジャスティンたちのチームに入ろうとしてましたけど、そりゃ無理ってもんで見事に追い払われてました。
第5話 学校一の人気者コートニー
初めてコートニーを見た時はダサい服装と話し方から、きっと彼女は秀才タイプで地味グループの一員なんだろうなぁ・・って思いましたけど全然違うので意外でした。
ゲイのパパ2人に養子にされたアジア系女子で、あの服装とカチューシャで学校一の人気者って、なかなかやりますね。
彼女もレズビアンらしいのですが、それをひた隠しにするためにハンナを傷つけてましたけど、かなり後悔している様子。
基本はいい子っぽいです。
第6話 カス野郎のマーカス
こりゃ酷い!
こんなのに引っかかってしまうとは、ハンナもツイてない・・。
ハンナに足りないのは「コケにされた!」と気が付いた時に向かっていくガッツでしょうかね。(お尻掴まれた時もそうだけど)
なんでだろ・・、
結構クレイやジェシカに対しては過敏なくらい攻撃モードだったりするんですけどね・・。
80年代っぽいのかな?
ここまで見てきて ふと思ったのが、ハンナってモリー・リングウォルドにキャラがかぶるなぁ・・と。
モリー・リングウォルドを知ってる方も少ないかと思いますが、80代の青春映画のトップ人気女優でした。
当時はブラットパックと呼ばれる青春映画が全盛期だったんですが、その中でも主役級女優として君臨していたのが彼女です。
綺麗なのに、なぜか高校生活に馴染めず友達も少ない・・(貧乏だったりするので)屈折した女の子の役が多かったですね。
代表作はブレック・ファスト・クラブという青春映画です。
普段決して交わることのない、ギーク(オタク)やスポーツ系男子、不良、人気者、優等生達が偶然補習クラスで一緒になることで起きる化学反応を面白く見せながら、それぞれの本音を掘り下げていく映画です。
この映画では、「それぞれのグループに属する彼らが一日閉ざされた空間で一緒に過ごごしたら・・」という化学反応を見せた作品になっていましたが、対してこの「13の理由」は始めからその住み分けが結構あいまいというか、不思議なくらい普通に交じり合ってますよね。
変わり者アレックスがジャスティンたちとつるんでたり、クレイが全然タイプの違うジェフという野球少年に勉強を教えていたり、チアのイケイケ女子に誘われたり・・。
コートニーにしても、なぜ人気者なのか・・。
ジェシカも始めは渋いアレックスと付き合ってたのに、急にジャスティンみたいな派手なタイプに行くし、その辺の垣根がない印象ですね。
それに、クレイと友達のトニーだって、人種も違えば育ってきた環境もまるで別世界。
ジャスティンみたいな人気者タイプが一人親で貧乏、という設定も新しいですね。
最近のドラマのgleeは、ここを結ぶ要素として「歌」という共通項がありましたけど、この13の理由に関してはそれが見えずになんとなく混じっているので不思議ですね。
この先、「ブレック・ファスト・クラブ」のように、傷つきやすい若者としての共通項が見えてくるのか、どこまで剥き出しの彼らが描かれることになるのか、その辺が楽しみです。
次は7話以降のネタバレ感想です。
「13の理由」第7、8、9、10話のネタバレ感想
Netflixの海外ドラマ「13の理由」第7、8、9、10話のアニスのネタバレ感想です。
本当によくできてるドラマで、ずしーんと重いです・・。
一人一人のキャラを良く掘り下げて描いているし、それぞれに魅力がありますね。(どうしようもない2人(ブライスとマーカス)を除き・・)
そんな彼らを襲う無慈悲な現実・・。
辛すぎでしょ。
こんな純真無垢な若者たちが傷つき、もがいている姿が可哀そうで、可哀そうで・・。
ハンナを巡る一連の不幸はあまりに不運すぎて言葉がありませんね。
本当の不運もあれば、ハンナが一人勘違いをしてるケースもあったりして、それも見ていてもどかしい。
もう少し人を見る目があったらなぁ・・。
でも高校生ってこんなもんでしたっけ。
では一話ずつ見ていきます。
第7話はスーパースターのザック
ハンナ・・。人を見る目がないのにも程がありますわ。。
可哀そうでしょ。あんなに一生懸命告白してきたザック君。
彼なりの言葉で真摯に気持ちを伝えたのに、なぜそこは素直に受け止めない??
マーカスみたいなのを「ずっといい人だと思ってた」って言うし、ハンナ、そりゃないよ・・。
マーカスとのショッキングな出来事のせいで、疑心暗鬼になってたのはわかりますけどね。
それにしても、もったいない!
ザックみたいないい男はそうそういないでしょう~。
あの時にハンナがしっかり気持ちを受け止めて、2人が付き合い出すなんて展開があったら、もう一つの現実が始まって、死へ向かう最悪のシナリオはなかったかもしれないのになぁ・・。
うーん、残念。
差し出された手を取るだけでよかったのに・・。
ちなみにこの頃にはクレイ君がだいぶ参ってきてしまい、幻聴や幻覚が見えるようになってしまいました。
マズいですね。追い込まれてます・・。
第8話はゲイの編集長ライアン
うーん、ライアン微妙ですなぁ~。
人のノートを無断で切り取ってそのまま新聞に載せるなんて、独善的過ぎるし勝手もいいとこ!
ハンナでなくても普通ブチ切れますわ。
それにしても、なぜ直筆のノートのまんまなの?
そりゃバレない方が不思議でしょうが。
せめて、印字して欲しかったわ。
行き詰ったクレイ君を見つめる妖精トニーがクリフクライミングに誘い出しました。
命がけで頂上まで登り切ったことで、クレイを少しどん詰まり状態から解放させてあげたようです。
そして、自身がゲイだとカミングアウト。(モネで一緒だった彼を見たら普通、一目瞭然だけど。)
たぶんクレーが好きなんでしょうね。
ゲイだってことに全然気が付かないような純朴な彼が・・。
第9話はジャスティンと犯罪者ブライス
そっか~・・。
被害者はハンナじゃなくて、ジェシカだったのね。
これは読めなかった。
それに暴行したのはジャスティンじゃなくてブライスかぁ・・。
奴だけは救いがないなぁ。
でもこれでジャスティンがジェシカとギクシャクしてる理由、ジェシカが酒に溺れている理由がわかりましたね。
ジェシカも可哀そうだけど、ジャスティンが切なすぎる。
夢中になってる彼女が悪友に暴行されるのを助けられないなんて。
ジャスティン、ご飯も冷凍食品でお母さんに用意してもらえてないくらいなので、普段から相当困ってそうですよね。(お母さんはウェイトレスの制服姿でしたよね。)
お金がなくてランチ買えなかったり、バッシュが買えなかったりしないんですかね。
バイトしようにも、バスケの練習があったらそんな時間も取れないだろうし・・。
(ハンナとクレイは帰宅部だからバイトできるけど)
そんな部分をブライスが助けていたら(キャプテンだし)、大分恩を売られてる状態で、ヤツには歯向かっていけないってことでしょうか。
にしても、ジャスティン、そりゃ苦しいよね。将来ずっと自分を許せないだろうし。
第10話は不運なシェリと不運過ぎるジェフ
え~!!!!
そんな~!ジェフ死んじゃったの?!
ジェフ大好きだったのに~!
あんないい人いないでしょ。
天然だけど優しいお兄ちゃん的存在で、いつも不器用なクレイを気にかけてくれていたのに・・。
しかも、それにシェリの事故が絡んで来るとは、もうどんだけ巡り合わせが悪いの。
正直、あの状況だったらシェリの行動もわからないではないかな。
むしろ被害者がいる訳でもないのに、慌てふためいて通報したハンナに驚いたくらい。
だけど、結果的にはハンナが正解でしたね。
これからシェリが一生背負っていく罪を考えると、あまりに不運としかいいようがないし、ジェフに至ってはもう悲惨としか言いようがない・・。
だけどその経緯を知らずに、ジェフが飲酒運転だったと思い込み、彼に腹を立てていたクレイ君。
事情を説明しようと泣いて来たハンナにイラだって怒鳴ってましたけど、この辺からすれ違いが生じるんでしょうか?
次のテープはいよいよクレイらしいです。
それを心配した妖精トニーがまたいいところで来ましたね。
でも「俺がハンナをころしたのか?」という問いに、ついに「そうだ」って言っちゃいましたよ。
はぁ、つらい。
クレイも「ダメだ、これ以上聞けない・・」って言ってましたけど、私も同じく
「はぁ、もうこれ以上見れない・・」っていう気持ちですね。
なんつって見ちゃいますけど・・。
それにしてもクレイの弁護士母は、クレイや旦那に「クレイが傷つくなら弁護をやめるわ」って言いながら、全然やめる気ないじゃないですか。
息子の様子見れば、さっさと辞めた方がいいってわかりそうですけど、いつまで続ける気でしょうかね。
それと、気になるのはジェシカですね。
ブライスを家に呼び入れて銃で遊び出しましたけど、あれで何しようってんでしょうか?
そりゃ、撃ちたい気持ちはわかるけど、ヤツのために将来を棒に振るのはもったいない!
つらい現実に目を向ける勇気をもって、法的に告発できればいいんですけど・・。
*次は11話以降のネタバレ感想です。
「13の理由」第11、12、13(最終)話のネタバレ感想 衝撃的過ぎるハンナの最期
Netflixの海外ドラマ「13の理由」第11、12、13(最終)話のアニスのネタバレ感想です。
夕べ寝る前に3話を一気に見ましたが、とにかくすごい衝撃で、その後よく寝れませんでした。
ハンナが自殺するシーンですけど、こんなショッキングな見せ方あります?
【追記】
2019年7月、米Netflixが自殺防止団体からの要望を受け、問題のシーンが大幅カットされました。これについては一番下にも追記してあります。
時間をたっぷりとったこのシーンでは、まるで自分がその場に居合わせているような、ハンナの息遣いが聞こえてきそうな緊迫感、恐怖を感じました。
手首を刃物で切る瞬間の痛みと絶望が伝わってきて辛い・・!
もちろんビビりな私は、もう見るに堪えなくてチラッとしか見れませんでしたけど・・。
あんなに美しい生命が、一瞬の誤った行動でもう取り戻せないなんて。
命が消え去った直後に彼女を発見する両親の衝撃たるや、親であれば誰でも想像するだに恐ろしいです。
まさにその瞬間に世界は完全に崩壊し、そして自分が死ぬその日まで、その世界に以前の輝きが戻ることはなく、毎日毎日娘を想っては心を痛めることに・・。
では、また一話ずつ・・。
第11話はクレイ
ジェフの後押しで二人はジェシカのパーティでいい感じでしたね~。
幸せそうな2人を見るのがなんとも嬉しかったのですが、それも一瞬で終わってしまいました。
ハンナがパニックを起こしたのは、まさにこれまで受けて来たイジメによるPTSDが原因のようですね。
本当に残念・・。
クレイとの幸せな未来はすぐそこまで来ていたのに!
ハンナが「出て行って!」と言いながら、同時に「出て行かないで!」と願っていた気持ちもわかりますけど、でもあの状況のクレイにそこまで望むのは酷というもので・・。
百戦錬磨のプレイボーイなら女性の揺れる気持ちもわかりますけど、女性慣れしてないクレイがあそこまで頑張ったんですもんね。
それにしても、このドラマにはやけに一人っ子が多いなぁ。
ハンナもクレイもそういう部分で、人間関係に慣れてないというか、優しい両親に大事に育てられたせいで、日常的に揉まれてきていない印象です。
兄弟がいれば、多少の喧嘩も愛情あってのことだし、すぐ仲直りしてまた遊びだしたりなんてことに慣れてるので、そこまで過敏に反応したりしないのかも・・。
第12話はまた最悪野郎ブライス
そういえば、さすがにブライスにはテープは回ってこないんですよね。
最終話で出発前のジャスティンから初めてテープの存在を知った様子でしたけど・・。
そしてクレイがヤツの所へ乗り込みに行きました!
ボコボコにされながらも犯行を認めさせることに成功して(カバンの中で録音してた?)、何か一つ吹っ切れたようでした。
ハンナが暴行された部分のテープを聞いたクレイのショックを表すシーンがない代わりに、覚悟を決めたクレイの行動の方を描いていましたね。
クレイ強くなったなぁ・・。
そして、ひどい暴行シーン。
これまた目をそむけたくなるほど長い描写でハンナの絶望と失われたものを感じさせるものでした。
そっか・・。やっぱりハンナも被害にあってたのね・・。
女性にとっての性被害は心の死を意味するとも言いますし、実際ハンナは「ブライスが魂を破壊した」とテープに吹き込んでました。
ましてやハンナはジェシカと違って初めてだっただろうし、「もうこの先はない・・」と思い込んでしまってもおかしくないですね。
それと、ジャスティンはついにジェシカに事件の真相を告白しましたけど、なんとも痛々しい・・。
ブライスにやっぱりご飯ご馳走になったり、バッシュもらったりしてたんですね。
それとこれとはまるで別物なのに、身を挺してジェシカを守ることができなかったのはやっぱり彼の弱さなんでしょうけど・・、
でもジャスティンの家庭での様子を見るともうかわいそう過ぎて、とても責める気にはなれません。
子供の頃からまともな食事も与えてもらえてなかったでしょうしね・・。
第13話はカウンセラーのポーター先生
ポーター先生も誠実に話を聞こうとはしていたんですけどね。
やっぱり日頃から、生徒のこういう話を聞くことが日常になってしまっていて危機感が足りなかったのか、
精神科医ではないので、本当に切羽詰まっている子かどうかの見極めができなかったのか・・。
技量不足でしたね。
ハンナもハンナで追いかけてもらうことを期待するなら、もっと食い下がっていければよかったんですけどね。
親じゃないので、自分から背を向けたらそれ以上は来てもらえませんよね。
自分がどんだけ拒否したって、何が何でも来ようとしてくれるのはこの世に親しかいないんですよね。
なのに、その親には助けを求めないんですよね。残念なことに・・。
最後は真実が明るみになる方向に全てが動いていましたね。
クレイはできることは全部やり尽くした充実感でいい顔してました。
リストカットしてたスカイにも声をかけて、未来に向かって足を踏み出しました。
スカイ嬉しそうだったけど、彼女は救われるといいね。
ハンナの両親にもテープが渡ったので、ブライスは刑務所行きでしょうね。
そして、最後の最後に悲しいニュース・・。
途中からかなり不安定だったアレックスが自分で頭を撃って重態とのことでした。
ポーター先生は唖然としてもう完全に無表情でしたね。
アレックスの家庭もつらそうだったなぁ・・。あんな高圧的な父親のもとじゃ、誰だって追い詰められるわ。
でもそれもあと数年で自立して親元を巣立っていけるところなのにね・・。
なぜその数年が待てなかったのか・・。
「13の理由」S1全体の感想
全体を通しての感想ですが、ハンナを傷つけた生徒達がみんなが「これがバレたら終わりだ・・」と本気で思いつめていたのが、大人からするとちょっと不思議ですね。
あの内容で本当に「終わり」なのはブライスだけで、後は大したことしてないですよね。
本当にハンナをイジメようと明確な悪意を持っていたのはほぼいないですし・・。
どうしようもないマーカスも、ただ尻軽(と勘違いしている)女にちょっと手を出してみただけだし、ザックは傷つけられた反動でちょっと意地悪してしまったけど、大したことしてないし、コートニーも自分を守るためだったし、ジェシカとアレックスなんてほぼ何もしてないでしょ。
よくある三角関係のもつれで、あんなの普通にあるでしょ、高校生活には。
ストーカーのタイラーは確かに犯罪すれすれだけど、それもハンナに悪意があった訳じゃないし、シェリだって事故だったし(対応が誤ったけど)、ライアンも良かれと思ってしたことだし・・。
ジャスティンは弱くて自分の彼女を守れなかっただけで、ハンナの写真を拡散したのはブライスだしね。
クレイは悪意どころか、彼女を愛してたわけだし・・。
ただ、それら全部がハンナにとっては死の理由になった、というのも「ハンナの真実」ではあるのですが。
にしても、久しぶりに重くて良質なドラマを見せてもらいました。
見る前は、どんなにえげつない描写や想像を絶する新しいタイプのイジメがあるのかと思いましたけど、 意外にもあくまで現実に即したリアルな物語でした。
むしろ日本の陰湿でネチネチしたイジメに比べると、イジメなんてあった?という印象で、核心の暴行事件を除けば、ちょっとした不運な出来事が彼女の周りで続いてしまっただけ・・という気さえしますね。
もちろんそこに友達がいれば、彼女も一つ一つ立ち直っていけたのでしょうが・・。
「13の理由」シーズン2は・・
世界中での反響を受けて、シーズン続行がさっそく決まったそうです。
ネットフリックスで来年にも配信される予定とのこと。
あの終わり方では、気になる要素が多かったですもんね。
私が一番気になるのはジャスティンかな。
母親に絶望した後、一人どこかへ消えちゃいましたけど、大丈夫なのかな。
大丈夫じゃないよね。
またご飯食べれず寝るところもないんじゃ、どうしようもないだろうし・・。
他にはアレックスの自殺についてもまだ掘り下げられそうだし、スカイとクレイの関係も気になる。
ジェシカが立ち直れるのかも気になるなぁ・・。
彼らのことと、あとまた新キャラが数人追加したら面白いドラマがまた見れそう。
とりあえず楽しみですね。
【追記】ハンナの自殺シーンカットについて
カットされた後の映像見ましたけど、ゴソッとなくなってましたね。残念です。
いや、本当に痛そうでショッキングだったんですけど、「死にはこれ程の痛みを伴う」というメッセージを送りたかった製作側の気持ちが込められていましたよね。
(原作では睡眠薬の過剰摂取だったものを敢えて変更したらしく、「自殺の虚しさを訴えるために、視聴者が見るに堪えないシーンにしたかった。」とプロデューサーが語っています。)
特に私はもう親側に近いので、血だらけで浴槽に横たわるハンナを見つけた両親の衝撃が生生しく表現されていたのが忘れられません。(そこもカットされてました)
ハンナ役のキャサリンと母親役のケイト・ウォッシュのまさに熱演シーンだったので、彼らにとってもカットは残念だったと思います。