Netflixで見た海外ドラマ「アメリカン・ホラー・ストーリー」の感想です。
これまで全然見たことのなかった「アメリカンホラーストーリー」ですが、今回FOXで最新のシーズン8にあたる「黙示録」が放送されるのを機会に、ついに手を出してみました。
「glee」のライアン・マーフィーが「glee」とは正反対の、頭を抱えるようなホラーが作りたい!ということで手掛けたこのドラマ。
シーズン1に当たる「呪いの館」は大御所ジェシカ・ラングが高く評価されたのは知ってたんですよね。
でも、ちょっと冒頭だけ見たら「あぁ、結構軽いタッチの割にグロイヤツね。これは若者向けだなぁ・・」となんとなくスルー。
あくまで私の好みですけど、ホラードラマを見るなら、映像が美しく残酷で高尚なテーマ性のある「ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス」とか、「ザ・テラー」のようなのが好きなんです。
どこまでも張り詰めた緊張感がなきゃ、凍り付くような恐怖は感じられないと思うので。
でまぁ、生意気にもその時はこの「アメリカン・ホラー・ストーリー」は違うわ~と思った訳ですが、主演組の一人であるサラ・ポールソンはこのドラマでもう5回もエミー賞にノミネートされるんですよね。
賞にめちゃめちゃ弱い私としても、これはチェックしなければ・・!とようやく重い腰をあげることにしました。(また大げさな・・)
【ご留意ください】
当ブログは個人が趣味で書いているもので、夜遅くにウトウトしながら感じたままの感想を綴っています。そのため稚拙な文章、品のない物言い、勘違い解釈、天然ボケなどで皆様をご不快にさせてしまうこともあるかもしれません。(その場合は申し訳ございません。)
その点を含めてお許し頂ける方のみ読み進めて頂けましたら幸いです。
また衝撃ネタバレに関してはそのエピソード分の始めに持ってくることもあるのでご注意ください。(内容を順番に書くわけではありません)
アメリカン・ホラー・ストーリーの特徴について
私のように全く知らない方もいらっしゃるかと思いますので、まずはこれまでのシーズンや特徴についてちょっと調べてみました。
基本的にはシーズンごとに全く別のストーリーで、それぞれ10~13話で完結します。
これを定番の俳優達が、シーズンごとに違う役柄に扮して登場する仕組みになっているみたいです。(必ず全員が出演するわけでなく、出たり出なかったりの人もいる。)
今回FOXで放送されるのはシーズン8に当たる「黙示録」ですが、全タイトルはこんな感じ。
シーズンタイトル | エピソード数 | 見れるのは |
1 呪いの館 | 12 | Netflix |
2 精神科病棟 | 13 | Netflix |
3 魔女団 | 13 | Netflix |
4 怪奇劇場 | 13 | Netflix |
5 ホテル | 12 | Netflix |
6 体験談 | 10 | Netflix |
7 カルト | 11 | Netflix |
8 黙示録 | 10 | 現在FOXで放送中
(Huluで見逃し配信あり) |
「アメホラ」一番面白いシーズンは?
内容が繋がってる訳じゃないので、どこから見てもいいと思いますが、そうなってくると気になるのは、どれが一番面白いのか、評価が高いのか・・。ですよね。
ということで、ちょっとアメリカのサイトを覗いてみました。
すると、結構そのランキングもサイトによって違うようなので、今回は3サイトからご紹介。
サイト名 | VOX | VULTURE | SCREEN RANT |
1位 | 精神科病棟 | 呪いの館 | 魔女団 |
2位 | 怪奇劇場 | 精神科病棟 | 呪いの館 |
3位 | 呪いの館 | カルト | 体験談 |
4位 | 体験談 | 魔女団 | 精神科病棟 |
5位 | 魔女団 | 黙示録 | ホテル |
6位 | カルト | ホテル | 黙示録 |
7位 | ホテル | 体験談 | 怪奇劇場 |
8位 | 怪奇劇場 | カルト |
うわ~・・。頑張って表作ったのに、サイトによって全然違う~~~。
全く意味をなさないランキングで残念な結果となりました。
敢えて言うなら、「精神科病棟」、「呪いの館」が上位の方かな?
私は「体験談」を見てみました
「黙示録」を見る前に、Netflixでシーズン6を見てみようかな・・と4話の始めまで見たんですけど、結局途中でギブアップでした。
やっぱり、グロイ・・。
そして、悪趣味・・。
確かに展開が速いし、どんどん飛び道具が仕掛けてあってハチャメチャで痛快。
役者達の熟練した仕事ぶりも見事で、あっという間に4話まで引き込まれてしまったんですけどね・・。
恐怖に関してはグチャグチャなスプラッタ系で、なんだかゲンナリしちゃって「もういいかなぁ・・」と。
でも、そこが平気な人や好きな人ならあっという間に最後まで一気見かもしれません。
それくらい、サラ・ポールソン始めとする役者達が上手いし、こちらの下世話な興味をそそるあこぎな演技をしてくるのです。
サラ・ポールソンが演じる気取った勘違いヨガ女
VS
アンジェラ・バセット演じる落ちぶれた元警察官(夫の姉)
のバチバチな女バトルも最高でした。
斧を持って人間をぶった切りまくるキャシー・ベイツも怖いしね~。
人気が高いドラマなのは理解できるんですけど、それこそ「頭を抱えてしまうようなホラー」が好きかどうかですよね。
なんじゃこりゃー!!の連発が最高~!という人には向いてるし、それでゲンナリする人には不向きでしょうか。
「黙示録」の第1話の感想は
それでも、最新の「黙示録」を見ちゃったのは、以前からFOXでしつこく流れてたCMが面白そうだったのと、ズバリ世紀末ものに弱いからです。
「ウォーキング・デッド」や「ザ・レイン」などの世界の終焉からのサバイバル系は外せないでしょう~!
と、思って見始めたのですが・・。
あれれ・・
いえね、始めの20分はメチャメチャ面白かったですよ。
完全にダークコメディの様相で、「皆さん、第三次世界大戦が始まってしまいました。これで世界はお終いです。」というアナウンサーの掛け声と共に、世界滅亡のパニックが描かれます。
明らかにお笑い担当のキャラも何人かいて、お下劣ダークコメディっぽい雰囲気もありつつ、
それで一体どうなるの????
やっぱり、サバイバル系行くか?!!!
と期待したんですけどね・・。
その後は、全っ然違ってました。
私の期待とはまるで違う方向に行ってしまった訳ですが、あぁ・・そんな感じ??と落胆ですよ。
なんか変な地下シェルターで密室劇やる気ですかね。
大体こういう場合の選ばれた生存者たちって数的にも結構いそうですけど、やけに少人数ですよね。
あれだけお金をかけて設備を作ったのに、滅亡後の地球存続に懸ける人間の数がこれだけでいいの??
しかも、優秀そうなのはあの高校生の彼と彼女で、後は申し訳ないけどアホっぽいキャラばかり・・。
未来がかなり心配だわ。
なんて文句いいつつも、次の2話も見ようと思います。
あそこからどうやって展開させるんだろ・・という興味も多少あるし、エミー賞にノミネートされたサラ・ポールソンの演技も見てみたいので。
また4話あたりでギブアップかもしれませんが、なんだかこうして違うストーリーを同じ俳優達がガラッと役柄を変えて演じているのを見ると、まるで大衆劇団の色んな演目を見ているような雰囲気で親しみやすいのはありますね。
お下劣でも、仲間内でそれを楽しんじゃってるのが伝わってくる感じです。
なるほどね~、と、「アメリカンホラーストーリー」の人気の秘密がちょっと分かった気になりました。(一つも最後まで見てないくせに・・。)
何か一つでも最後まで見たら、また違う魅力の発見が色々とあるのかもしれません。
というわけで、また「黙示録」の続きが面白かったら感想書きます~。