Netflix「ベターコールソウル」2のアニスのネタバレ感想です。
ちょちょちょーーーっと!ジミーちゃん、最後何やってくれてんのぉ~!???
もう~!意地でも弟の破滅をもくろむチャックの思うつぼにハマってしまったわ~!
ぐっ、悔しい・・。
では、期待通りの面白さだったシーズン2を振り返ります!
【ご留意ください】
当ブログは個人が趣味で書いているもので、夜遅くにウトウトしながら感じたままの感想を綴っています。そのため稚拙な文章、品のない物言い、勘違い解釈、天然ボケなどで皆様をご不快にさせてしまうこともあるかもしれません。(その場合は申し訳ございません。)
その点を含めてお許し頂ける方のみ読み進めて頂けましたら幸いです。
また衝撃ネタバレに関してはそのエピソード分の始めに持ってくることもあるのでご注意ください。(内容を順番に書くわけではありません)
「ベター・コール・ソウル」S2を最終回まで見たネタバレ感想・考察
まずはオープニングのことから
また白黒オープニング出てきましたね。
今回わかったのは、ゴミ収集場に閉じ込められて無理やり裏口から出ようとしたときに「ここを開けると警察に通報されます」という注意書きを見て躊躇してたことから、やはり警察に追われる身らしい、ということですね。
当然、あの髭や眼鏡も変装です。
ブレイキング・バッドの最後で指名手配犯になり、人消し屋エドに新たな身分を用意してもらったわけですが、その生活は以前の輝かしい日々とは大違いのようです。
さらに、壁に「ソウルここにあり」と書いてましたので、前回と同じくソウル時代を懐かしんでいるのがわかります。
ジミー時代ではなく、あくまでソウル時代が彼にとっての栄光の時だったようです。
こうして、「ジミーの現在の姿が始めからわかってしまう」、というのは見る側にとってはやっぱりマイナス要素になりますかね?
「最後は破滅する・・」という結末を見せられたら、ちょっと冷めてしまってドラマの盛り上がりにもワクワクしきれない・・という部分はもしかしたらあるかもです。
まぁ、ブレイキング・バッドの時点で既に分かってるわけですが・・。
ただ、製作者側がちょこっと匂わせているように、
「これで終わりとは限らない・・、この姿のさらにまた先にどんでん返し的な何かが待っているかもしれない・・!」という淡い期待は一つできますよね。
そしたら、それこそ鳥肌物の劇的ラスト!になるのかな・・?
ジミー時代と、「ブレイキング・バッド」で見て来たソウル時代の全てをひっくるめる形での衝撃的ラスト?!なんてあったら最高でしょうね。
そこまで期待できるのかはまだ未知数ですけど、このクオリティですからね~。
私は期待してます!
チャックとソウルの対比
チャックもクソ意地悪いですよね~。
弟の身のことより、己の弁護士としての完璧神話の方が大事なようで、完全にジミーを破滅まで追い込む気ですね。
愛され体質の弟に以前から強い嫉妬を感じていたのはわかりますけど、その負の感情にがんじがらめになってしまっている自身の状態は見えてないようです。
元来、徹底した完璧主義で柔軟に物事を捉えることができず、固定観念に囚われて、それが次第に強迫観念へ姿を変え、現在の心身症(パニック障害)を引き起こすまでに至っている訳ですけどね・・。
それにしても、このチャックの俳優さんもなかなかいいですよね~。
愛想笑いで世間の目をごまかし、時々本心が顔を覗かせる時に見せる、クソ意地悪い細い目・・。
あのじー・・っと横に流し目になる時に本性出てますね~。
でも、ジミーもなんでこんな偏屈兄を愛してるですかね?
まぁ、それこそがジミーが誰からも愛される所以なんでしょうかね。
結局最後にチャックが仕掛けた罠にまんまとハマり、弁護士としては致命的なだけでなく、刑務所に行くような重罪を告白させられ、それを録音されてしまいました。
あーあ、こうしてジミーが姿を消し、ソウルが誕生するのかな・・。と、シーズン3以降を想像しちゃいますけど、これでキムとは永遠のお別れなんでしょうか・・。
あんないい女性はどこ探したっていませんよね。
キムの覚悟
キム、チャックからジミーのしでかしたことを聞かされて、直感的にすぐにジミーの仕業だ!と理解したにも関わらず、ジミーを守るために芝居を打ってその場をしのぎました。
うわ~、すごい、キム!やるわ~!
しかもちゃっかりチャックのことを責めてるし(正論!)カッコよかった~!
あんなに愛されてるのに、アホのジミーは分かってるのかしらね。
まぁ奴は奴なりにキムを助けようとした訳で、そこは憎めませんけど、でもやり方がいつもアホなんですよね・・。
残念・・。
テーマは自分らしく生きること
ジミーもキムも自分に忠実に、これを模索してますよね。
いいなぁ、希望を感じますよね。私、この手のテーマが大好きなんです。
そういう生き方は見ている方もワクワクしますから、ドラマとしてもやっぱり面白いですよね。
「ブレイキング・バッド」に感じたワクワクと重なるものがありますね。
自分を小さな事務所から解放し、社会の仕組みや倫理観からも解放し、さらに何か新しいものを探しに行こうとするジミーの姿には共感するものがあるんですけどね。
ただなぁ、警察に捕まったらそれこそ終わり・・ってことがいまいち分かってるのか、分かってないのか。
愛するキムはそこまでの自由人じゃないですからね。
事務所を分けよう、と提案したキムは聡明な女性ですね。
しかも愛情深くて、ジミーをしっかり理解してる。
なのに、ジミーがアホなのよ~。
でもね・・、きっとその子供っぽい部分も含めて、キムにとっては魅力的なのでしょうかね。(母性本能あり過ぎだわ。)
マイクの話
ぶっちゃけ、ジミーより、マイクが出てくれると嬉しくなっちゃうんですよね。
マイク最高!メキシカンギャングに頭脳戦を仕掛けてましたね~。
そういえば、「ブレイキング・バッド」ではトゥコは刑期何年で出てくるんでしたっけ?それから、ヘクターは何が原因で車椅子で話せない状態になってたんでしたっけ?
その辺が今無性に気になる展開になってますよね~。(←完全に忘れてる)
もう一回マイクの出てくる所から「ブレイキング・バッド」を見直そうかと思ってるんですけど、時間がかかりそうだしなぁ・・。
ヘクター狙撃を止めたのはやっぱりナチョなのかな。
ナチョ、なんかちょっと好きになってきました。
これまでギャング組にはいなかった新しいタイプのキャラですね。
冷静で賢そうなので、彼ならマイクとしっかり同盟組めば何か建設的なことも企めそうですけどね。
余談ですけどマイク、義理の娘のことを「ダーリン」て呼んでましたね。
孫娘ならわかりますけど、義理の娘でもそんな風に呼ぶんですね。
随分立派な家を借りてあげて(買った訳じゃないですよね?)ましたけど、二人で住むのにあんなに大きな家と庭がいるんですかね?
ちょっと奮発し過ぎな気も・・。
もし、彼女が再婚することになったら、マイクは立場的にどうなるのかな・・?
もう「ベター・コール・ソウル」S3!
やっぱり1シーズンが10話だとあっという間ですね。
シーズン2ではこれと言った区切りがつかずに終わっちゃってたしなぁ。
せめて1シーズン12話は欲しいところですかね。
この調子だと、ジミーがソウルに転身して、ソウル時代も破滅を迎え、現在のシナモンロール店での姿につながるまで、相当かかりそうですね。
シーズン2も面白かったけど、展開的には1に比べると大きなものがなかっただけに、シーズン3にはその分期待しちゃいますね。
それから、ジミーとマイクの絡みももっと増やして欲しい!
今は別々の人生模様を見せてますけど、この二つの人生が今後がっちり絡み合っていくならさらに興奮度が高まりそうです!
シーズン3もエミー賞には作品賞、主演男優(ボブ・オデンカーク)、助演男優(ジョナサン・バンクス)、脚本賞、監督賞、とこぞって主要部門ノミネートですからね。(受賞はできなかったけど・・)
あ~、シーズン3を見るのがもったいない!!