エミー賞2019年受賞結果と授賞式のアニスの感想です。
はぁ、楽しかった授賞式!
「ゲーム・オブ・スローンズ」と「チェルノブイリ」がそれぞれの部門で一人勝ちするかと思いましたけど、意外にも俳優部門では対抗馬ドラマに賞が行く形でしっかり分け合ってましたね。
かなり広範囲に行き渡った印象ですが、そんな中で注目だったのが「オザークへようこそ」でしょうか。(受賞者達がびっくりしてた。笑)
それにしても驚いたのが究極のネタバレシーンのオンパレード映像ですよね。
あれ、大丈夫なのかな・・。特に「ゲーム・オブ・スローンズ」最終章を未見の方がいたらかなり要注意です!
エミー賞ドラマ部門の受賞結果
作品賞 | 主演女優 | 主演男優 |
ゲーム・オブ・スローンズ | ジョディー・コマー | ビリー・ポーター |
キリング・イヴ | ポーズ | |
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脚本賞 | 助演女優 | 助演男優 |
Jesse Armstrong | ジュリア・ガーナー | ピーター・ディンクレイジ |
サクセッション | オザークへようこそ | ゲーム・オブ・スローンズ |
アマゾン視聴ページ | Netflix視聴ページ |
監督賞 |
ジェイソン・ベイトマン |
オザークへようこそ |
Netflix視聴ページ |
最多ノミネートだった「ゲーム・オブ・スローンズ」は作品賞と助演男優の二つでしたね。
今回たくさんの俳優陣が一挙にノミネートされてましたけど、皆、賞を獲得するには出演シーンが短めでしたもんね。
基本群像劇なので、その辺は強力な存在感を発するピーター・ディンクレイジ級でないと難しいかも。
ジョン・スノウ役のキット・ハリントンもエミリア・クラークもノミネートはされてましたけど、二人とも全体的に印象が薄かったんですよね。
最終章の脚本もねぇ・・。ちょっと急展開過ぎて、俳優達が自分のものにして演じ切るほどには追いつかなかったのかな・・。
ところでキット・ハリントンはなぜノーネクタイだったの?そこが妙に気になったわ・・。
「キリング・イヴ」のジョディー・コマーも意外でした。
前回はサンドラ・オーで、今回はジョディーの方・・。シーズン1を見ましたけど、これほど大きく評価されるのが少し不思議なドラマですよね。
確かに面白いし、役者の演技合戦みたいな醍醐味もありますけど、そんなに凄いドラマかなぁ・・という印象もあります。(私だけかな・・)
ただ、「オザークへようこそ」のジュリア・ガーナーとジェイソン・ベイトマンの2人は納得!!
派手さはないけど、メチャメチャ面白くて力強いドラマですよね。
ジュリア・ガーナーはまさに光る原石と言った感じで、パワーの塊でした。
それと、私が一番嬉しかったのはビリー・ポーター!
「ポーズ」のシーズン1を見て大大ファンになってしまいました!
「The categorie is LOVE!!」というスピーチも最高で泣けた~。
昨今の泣けるドラマといえば「This is us」でしたけど、ついに「ポーズ」が超えちゃいましたかね。
あ、そういえば「This is us」は今回全滅でした・・。あれだけノミネートされてたのに残念・・。
でもノミネート数を見ればシーズン3も相当期待できるのは確実ですよ!!
エミー賞リミテッドシリーズ部門の受賞結果
作品賞 | 主演女優 | 主演男優 |
チェルノブイリ | ミシェル・ウィリアムズ | ジャレル・ジェローム |
Fosse/Verdon | ボクらを見る目 | |
アマゾンプライムスターチャンネルEX視聴ページ | 未公開 | Netflix視聴ページ |
脚本賞 | 助演男優 | 助演女優 |
Craig Mazin | ベン・ウィショー | パトリシア・アークェット |
チェルノブイリ | 英国スキャンダル | The act |
アマゾンプライムスターチャンネルEX視聴ページ | Netflix視聴ページ |
監督賞 |
Johan Renck |
チェルノブイリ |
アマゾンプライムスターチャンネルEX視聴ページ |
「チェルノブイリ」は作品賞、脚本賞、監督賞の3冠を抑えた訳ですが、その他は随分広く行き渡った印象ですね。
嬉しかったのがやっぱり若干21歳のジャレル・ジェローム!
受賞の瞬間、思わず泣いちゃいましたよ。
快挙!ジャレッド・ハリスを抑えての受賞は大きいですよね~。
絶対獲ると思ってました!あの最終4話は鳥肌が立つほど神がかってましたからね。
パトリシア・アークエットは助演と主演でダブルノミネートだったので、一つ獲るのは予想通り。
「英国スキャンダル」と「Fosse/Verdon」は未見なので、何とも言えないんですけど、ミシェル・ウィリアムズは相変わらず強いわ~。
ちょっと顔が変わった印象だったんですけど、なんでだろ。
ずっと若手のイメージが強かった彼女ももう39歳ですからね・・。
というわけで、リミテッド部門では「ボクらを見る目」もノミネート数は多かったんですが、結局は「チェルノブイリ」でしたね。
その大物「チェルノブイリ」はいよいよあさってから始まりますよ~!↓
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エミー賞コメディドラマ部門の受賞結果
コメディ部門は「フリーバッグ」の一人勝ちでした~!
フィービー・ウォラー・ブリッジはまさに才女!
飄々とした雰囲気もいいし、「演技は苦手なのよ~」と言いのけるキャラも素敵です。
同じイギリス人若手女優のジョディー・コマーとは友人なのかしら。
互いの受賞シーンでは立って拍手を送ってましたね。
それから主演男優では、HBOの「バリー」のビル・ヘイダーがまた受賞。強いですね。
イギリスのパワーが光った!
それにしても、落ち着いて考えるとイギリス勢の活躍が凄まじいですね。
作品賞を獲った3大作品、「ゲーム・オブ・スローンズ」「チェルノブイリ」「フリーバッグ」は、ほぼ俳優、製作陣共にみんなイギリス人だし、「キリング・イヴ」と「英国スキャンダル」もそう。
恐らくアメリカ資本が入ってるので、こうしてアメリカで賞を受けるんでしょうけど、ちょっと不思議ですよね。
やっぱりイギリス産のドラマはレベル高いわぁ・・。と改めて感じる2019年のエミー賞でした。