「ガンパウダー」キット・ハリントンの歴史ドラマは結局どうだった?!(A感想)

「ガンパウダー」

*アニスです。ドラマのネタバレは極力書いていないつもりですが、史実に関する部分は触れています。

ご存知「ゲーム・オブ・スローンズ」のジョン・スノウ役で有名なキット・ハリントンが製作・主演・脚本を担当した歴史ドラマで、かなり大々的に宣伝されてましたよね。

実は私、少し前にスターチャンネルで見たんですが、全3話なのに、3話の途中でギブアップしちゃったんです。

もう苦しくってね・・。

何が苦しいって、拷問ですよ。拷問!

目次

【ご留意ください】
当ブログは個人が趣味で書いているもので、夜遅くにウトウトしながら感じたままの感想を綴っています。そのため稚拙な文章、品のない物言い、勘違い解釈、天然ボケなどで皆様をご不快にさせてしまうこともあるかもしれません。(その場合は申し訳ございません。)
その点を含めてお許し頂ける方のみ読み進めて頂けましたら幸いです。

また衝撃ネタバレに関してはそのエピソード分の始めに持ってくることもあるのでご注意ください。(内容を順番に書くわけではありません)

「ガンパウダー」予告編

【追記】2021年2月現在視聴できなくなっています

  

「ゲーム・オブ・スローンズ」でもエグイ残酷描写は多いし、最近そうした描写はリアルでヘビーなドラマではちょっとした定番要素になってますよね。

この「ガンパウダー」も初めからそんな匂いがしたので、それなりの覚悟を決めて見たつもりですよ。

17世紀初めのイギリスで、有名なガイ・フォークスが実行責任者として捕まった火薬陰謀事件の背景を描く歴史ドラマですしね。

キット・ハリントンが演じるのは、主役のロバート・ケイツビーでこの未遂に終わったクーデターの首謀者で、キットの遠いご先祖様に当たる人だそう。

今回、彼がこのドラマを描きたかったのも、自分の先祖たちの生き様と知られざる彼らの勇気を称えたかったのかなぁ・・と思います。

その意気込みが強く伝わってくるのが、やっぱり拷問描写。

当時のイギリス政府によるカトリック教徒への迫害が半端ないのです・・。

カトリック信者の迫害に苦しむケイツビー達を生々しく描くことで、なぜ彼らがこの国会爆破計画まで企てなければいけなかったのか・・という背景と正当性を描きたかったのはわかります。

でも、これがもう見ていられない・・!

生きたまま切り刻んだり、体に重しを乗せて圧迫死させたり、エゲツないにもほどがあるって!

私はもう何が始まるかがわかった段階で、そこは完全にスルーですけどね。

だけどちょっと恐る恐る音だけ聞いてみたり、聞いてやっぱり後悔したり・・と疲れるわ~。

しかもこの残酷描写が事あるごとに出てきて休憩させてくれないし、とうとう私は3話でギブアップでした・・。

結末が分かってるからモチベーションが・・

この爆破未遂事件は有名らしく、ガイ・フォークスの名前も聞いたことありますよね。イギリスには「ガイ・フォークス・ナイト」という記念日があるし、映画なんかでたまに見るこのマスクもガイ・フォークスらしいのです。

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当然、イギリス国民はこの結末も、ガイ・フォークスが壮絶な拷問の末にどうなったかというのも知っているはずですよね。

私は歴史オンチなので全然でしたが、それでもドラマの概要に「未遂事件」と書いてあるもんですから、当然最後は失敗に終わる事は始めから分かっている訳です。

で、失敗に終わるという結末を知りながら見るには、あまりにヘビーで辛すぎる!!

これほどの苦しみと痛みを味わいながらも、最後の最後には勝利する!という最高のラストなら頑張って見る気にもなりますけど、それがないとモチベーションが続かないし・・。

ただ、拷問描写も平気で、当時のカトリック迫害に苦しむ人々の実情を興味を持って見れる方なら面白いドラマだと思います。

それこそ、緊張感は凄いですよ!

それに途中、政府軍に捕まった仲間(やっぱり拷問受けてる!)を救出するエピソードなんかもスリル満点で面白かったですしね。

そういう見せ場はしっかりありました。

それに、悲劇的結末が分かっていてもドラマになる、という点では日本の「白虎隊」とかが近いんですかね?

あと「ガンパウダー」というのは国会議事堂の地下に仕掛けられた「火薬」を意味してるらしいのですが、タイトルとしてどうだったんでしょうかね?

イギリス人だとそれを聞いただけで、「あ、あの爆破未遂事件ね!」とピンと来るのかな?

私なんかだと、化粧品みたいな印象で全然ピンと来なかったんで、もう少しイメージしやすくて含みのあるタイトルの方がよかったのかも。

「ガンパウダー」登場人物とキャスト

あと、イギリスの実力派有名俳優たちも結構出てるみたいです。

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キットはご先祖のケイツビーを、信念を貫き通す勇気ある男として泥臭く演じていました。

妻を産褥で亡くしていることで、息子に素直な愛情表現ができない不器用さもあり泣かせます。

それとなぜか、リブ・タイラーも従姉役で出てました。

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ちょっと不思議な配役。正直ちょっと浮いてたかも・・。

顔がぷくぷくしているので、ん?もしかしてボトックス?と、ちょっと気になった。

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ケイツビーの敵、ロバート・セシル卿。

この俳優さんも実は「ゲーム・オブ・スローンズ」に出てる人なんですが、さてさて一体誰でしょう??(分かった方は相当なGOT通だと思います。)

答え ↓ ↓

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ブレーヴォスの「鉄の銀行」からの使者。

確かにこうして写真を見ると、「あぁ、いたなぁ・・」と分かりますね。

この他にもたくさん登場人物はいますが、なにしろ3話の中にぎゅぎゅーっと詰め込まれて登場するので、一人一人の説明が薄いんです。

基本的に画面暗いし、顔もよく覚え切らない内にどんどん新しい仲間が増えるので、そこがちょっと分かりにくい!

国王側の側近たちも大勢いて混乱するし、3話ならもう少し絞って欲しかったかも。

それかもう少し長く5話くらいにして、一人一人のキャラを掘り下げたほうが良かったのかも。

あ、こんな偉そうに書いちゃってますけど、繰り返しますが最後まで見れてません・・。

感想書く資格ないんですけど、ただまぁ3話の途中までではこんな印象でした・・ということで・・。

「目を覆うような残酷シーン、しかと見たろじゃないの!」という方は、ぜひ挑戦してみてください。

もちろん、究極の選択をせざるを得ない所まで追い詰められた男たちもドラマチックに描かれていますので、男のド根性・歴史ドラマとしても見る価値あるかもです。

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