hulu海外ドラマ「ハンドメイズテイル/侍女の物語」シーズン3第全話のアニスのネタバレ感想、あらすじ/考察/解説です。
うわ~、やっぱりシーズン3も面白い~!!
この緊迫感!畳みかけるような展開!そして、もちろん涙、涙!
1話ずつたっぷり感想書いてますので、目次で読みたいエピソードをクリックしてください!
【ご留意ください】
当ブログは個人が趣味で書いているもので、夜遅くにウトウトしながら感じたままの感想を綴っています。そのため稚拙な文章、品のない物言い、勘違い解釈、天然ボケなどで皆様をご不快にさせてしまうこともあるかもしれません。(その場合は申し訳ございません。)
その点を含めてお許し頂ける方のみ読み進めて頂けましたら幸いです。
また衝撃ネタバレに関してはそのエピソード分の始めに持ってくることもあるのでご注意ください。(内容を順番に書くわけではありません)
「ハンドメイズ・テイル」シーズン3第1話 何?どうした?!
逃げなかったジューン
おっそろしい顔で睨みながらその場に留まったジューン。
相当な覚悟があるのは分かってましたが、やっぱり娘のハンナ(アグネス)を奪還する為でしたね。
なぜか戻ってきたローレンス司令官に軽く脅しをかけ、マッケンジー家へ乗り込みます。
ただ、さすがにそこまでは無理だろう・・と思ってたけど、やっぱりでした。すぐに奴らに見つかり捕獲・・。
でも、彼女の今の母親と言葉を交わせて満足そうなジューン。
「娘の家がここで良かった」という言葉も出ましたので、「ハンナの事はとりあえず一安心」と思えたのかな。
とはいえ、女性にとってのギリアドの未来が暗いことには変わりありませんので、いつか根本的な解決法を模索していきそうな気はします・・。
ぶっ壊れた完璧セリーナ
元はと言えばギリアドの根本理念を作った人物で、この世界が正しいと信じて疑わなかったセリーナですけど、いよいよそんな彼女が壊れつつあります。(いいぞ~!)
女が会議の場で何かを発言しただけで指を切断されるような国ですからね。
自分の娘には自由な世界で生きて欲しい!と願うのは母として当然でしょう。
とはいえ、ようやく授かった天使のような赤ちゃんを前に永遠の別れを決断するのは普通の女にはできませんよ。
その点だけでもセリーナを高く評価したいと思います!
これまで傲慢で高飛車な狂信バカ女という側面もありましたけど、この勇気ある行動で全て精算されたと言ってもいいでしょう!
そして、あまりに辛い現実とバカ夫への憎悪からか家に火をつけたセリーナ。
OKでしょう~!!
焼いてしまいなさい!!
それにしても、焼けた家の前に現れたウォーターフォードのアホ面を見て思わず笑っちゃったわ。(困ったチャン眉毛が・・)
もう訳わかんないでしょうね。
突然の妻の反乱で、赤ちゃんはどっか行っちゃうし、大事な家は焼かれちゃうしで、なんのことやら・・。
シーズンを増すごとにアホぶりを露呈しまくってるウォーターフォードですけど、もう威厳もなにもあったもんじゃない。
なんだかんだセリーナを愛してるようだし、もうそろそろ大人しく彼女の言うこと聞いてる方がいいと思うわ。(オマエなんかに太刀打ちできる相手じゃない!)
エミリーとニコールは無事!
良かったよ~!!!
寒いあの夜に川で溺れて流された時には、赤ちゃんが~!と不安になりましたけど、奇跡的に対岸にたどり着きました!
劇的に現れたカナダ警察には後光が差してましたね。
優しくって温かくて、これこそまさに神対応!
「神」「神」言ってる割には全く「神」のいないギリアドとは正反対の世界にこちらも思わずホッとします。
病院で拍手に迎えられる一幕にも泣いちゃったわ~。
そりゃ、エミリーがこれまでどんな地獄を生き抜いてきたのかを思えばもうたまらない・・。
あの放射能地獄から生還してきたなんて、誰が想像できますか・・。(奥歯抜けたのよ?)
本当によく諦めずに頑張ったよね。
まずは放射線に晒された彼女の健康状態が気になりますが、とにかく一日でも早く息子君と再会して欲しい!
ルークとモイラが出会ったのは!
ルークが娘の成長した写真を見るシーンでまた涙・・。
娘を奪われて会えなかった時間を思うともうたまらない・・。
「大きくなった。大きくなった。」って、出てくる言葉はそれ以外にないでしょう。
そして、エミリーともこんにちは。
ニコールはまだ紹介してませんでしたけど、また次回が楽しみですね。
やっぱりルークが夫なので、彼とモイラで育てるのかな。
でも、エミリーにもすっかり情が湧いてる様子ですよね。
いずれにしてもニコールの未来は明るそうですよ~!
ローレンス司令官再登場!
とりあえずジューンはハンドメイド学校へ逆戻り。(あの例のオババはいなかった。)
そこで一通りの罰を受けていると、他の仲間から「エミリーと赤ちゃんは逃げ切った。二人とも無事」という報告が!(恐らくレジスタンスからのメッセージ)
満足気な顔で床を磨き続けるジューン。
ニックにも伝えた通り、既に彼女は死を覚悟しているそうですが、これでもう何も悔いはないでしょう。
そして次の任務で新たな家へ・・。
そこで顔を出したのは、またまたローレンス司令官! 謎の大物ですよ!
コロニーを創った人物ということで、その罪の意識からこうして償いをしているのでしょうか・・。
「面倒はかけないよな?」と聞かれ、「はい、司令官。」と答えるジューンですが、このセリフが、
「おい、暴れまくるぜ。」「やってやるぜ、この野郎。」に聞こえる2人の表情が最高です。
というわけで、ますます楽しみになって来ましたよ~!
ただ今週のニックはちょっと気の毒でしたね・・。
あれだけリスクを冒して逃がしたというのに、愛する彼女は太々しい態度で帰ってくるんですもん。
文句の一つも言いたくなるわ。
今度ニックと会えるのはいつになるのかな・・。
ニックもねぇ、歩き方がなんか変で顔も大きくて童顔なんですけど、ニコールのパパでもありますからね。
誰か、彼にもニコールの無事を伝えてあげて欲しいです。
次は2話のネタバレ感想です。
「ハンドメイズ・テイル」シーズン3第2話 やられたのは誰?
はぁ・・。やっぱり面白いわ~。
1話だけじゃなくて、もっと続きが見たいですね。
ところですみません。
前回私が書いた、ローレンス司令官も覚悟を決めて暴れまくる気でしょ・・というのは間違ってましたね。
あくまでエミリーやジューンを助けただけで、むしろこれ以上の危険は冒したくないようでした。
考えてみれば愛する妻を危険に晒すような真似はしないですよね。
ところが、面白いのがこの妻の方がやる気満々の片鱗を見せてるところ!
く~ぅ、この辺が上手いなぁ・・!憎いわ~。
実は女中連合にはレジスタンスが浸透してる?
シーズン2の最終話で、突然ジューンを逃がしてあげる、と言って女中の皆さんの素晴らしい協力体制が見られましたよね。
あれは突然過ぎて驚いたんですけど、どうやら女中の皆さんにはレジスタンスの動きがかなり広がっているようです。
その点に関してはジューンも言ってたように、赤い衣装の侍女よりも目立たないし、自由な行動範囲も広いようですしね。
一応今回の出来事を整理します。
まず、有力者のローレンス司令官宅には女中が2人いるようです。
片目を潰されているコーラと、美人のベス。
そこへ化学教師だったというアリソンがやってきて、彼女を西側へ送ろうというのが計画のようでした。
どうやら爆弾が作れるそうで、前回の爆弾テロも彼女のお手製だったそう。
西側の方がレジスタンスの拠点になってるのかな?その辺がよく分りませんでしたが、カナダに逃げるのではなく、あくまで国内に留まり戦う為の移動のようです。
ところが、片目のコーラは少しビビっていて一緒に引き渡し場所まで連れて行くのは嫌だと言い出し、代わりにジューンが行くことなりました。
でないと、帰り道はベス一人になってしまうので怪しまれるからというのが理由です。
やられたのは一体だれ?
で、銃で撃たれて犠牲になったのは誰?ってことですけど、この人でした。
道中すれ違った女中2人組の一人で(真ん中)、ベス達に意味深な目配せをしていました。
彼女がアリソンを移動させる役だったのか、どういう経緯か分かりませんが、守護者に撃たれてしまいローレンス家に担ぎ込まれたわけですね。
元々彼女を追ってきたのか、物音を聞きつけたからか、すぐに守護者達が家に入って来て大ピンチ!
撃たれた女中を地下に匿っているのを見つかったら全員が危ない!という場面で、サラ~っと現れ、活躍してくれたのがローレンス夫人でした。
これから大注目!ローレンス夫人がやってくれそう!
彼女は夫よりもさらに現体制への憎しみが募っていそうですよね。
シーズン2から既に精神を病んでる状態でしたが、夫がコロニーの発案者である事に耐えられなかったようです。
リディア婆が訪ねた時にはヨレヨレだったのに、撃たれた女中が地下室にいる時には別人のようにシャッキ~ン!として、頼もしかったじゃないですか!!
凄いですね。人間、究極の目的を見出したら鬱からも見事に復活ですよ。
そして終盤のシーンでは、ジューンが死体を埋めた場所が不自然に掘り起こされてあるのを隠そうと、花を植えてくれていました。
ナイスサポート!!
これは面白くなってきましたよ~。
ローレンス司令官も、妻の必死の想いが伝わればもっと積極的に動くでしょうし、ジューンとの連携も見応えありそう!
なんといっても、あのローレンス家にいる全員がほぼ味方!という状態になりますからね。
ジューンも思わぬ場所で仲間が見つかり、ますます鋭い目に光が灯ります!
そういえば、ニックのような在宅の守護者はいないんでしょうかね。
いたら目障りですけど、今のところは見当たりません。
エミリー in カナダ
やっぱりニコールはルークとモイラで育てるようですね。
エミリーは時々彼らを訪れているようでしたけど、ルークが不躾な質問をする度にモイラに本気で怒られてました。
そりゃね、ルークは待つ側の身ですから、エミリーを待っているはずの妻と息子の身を想えば早く連絡してあげて欲しい。というのも分かります。
一方のモイラは自分も地獄ギリアドからの生還組で、その苦しみは痛いほど理解できますからね。
トラウマからの脱却に苦しむエミリーを守ってあげたいのでしょう。
それから、エミリーの健康状態は今のところ問題ないようでホッとしました。
ただ視力がかなり悪くなってるんでしょうか・・。メガネを新調してました。(メガネかけても可愛い~)
そして、勇気を出し妻へ電話。(電話番号は大使館で聞いたのかな・・?)
まだ妻の現在の状況までは分かりませんでしたけど、彼女の表情からエミリーを待ちわびていたのが伝わってきましたね。(そうであってくれ!)
来週あたり、息子君との感動の再会が見られるのかな?(楽しみ~!泣くぞ~!)
あの婆は・・
リディア婆のことも触れておかないといけないですかね。
ま~だ、生きてましたよ・・。
やっぱりエミリーがトドメを刺しておくべきでしたね。
あんなフラフラでもお気に入りの電気棒を手放さず、ジューンを痛めつけてました。
どうもローレンス司令官に目をつけているようで、厄介ですねぇ・・。
今後、一番面倒な敵になっていきそうな気もします。
彼女がローレンス家を訪れる度に、夫人はヨレヨレ演技を披露するのかな?(ちょっと楽しみ)
新しいパートナー
また嫌な女がパートナーになっちゃいましたけど、意外に情報通で体制側の情報をくれますね。
ジューンはイラっとしてますけど、あれはあれでいいんじゃないですか?
彼女が言うには、アリシアは無事に逃げ切ったようですね。
目的地まで行けたかどうかは分かりませんが、どこかに潜伏してまた爆弾作って欲しいです。
今回はこんなところでしょうか。
ルークはようやくニコールに向き合う準備ができたようで、自分の子として受け入れていくようでしたね。
ジューンに似てるって言ってましたけど、父親はあの憎たらしいウォーターフォードじゃないってこと知ってるんでしたっけ?
実の父親は童顔のニックだよってことだけ教えてあげたいです。
2人が愛し合ってたことまでは言っちゃダメだけど・・。
次は第3話のネタバレ感想です。
「ハンドメイズテイル」シーズン3第3話 ローレンスの思惑は?
今回はまたやけに難しい回でしたね。
一人一人に関して、「どっちなのよ~!?」と解釈に困る言動が多くてスッキリしませんでした。
特にローレンス司令官が簡単には掴めませんねぇ・・。
ジューンも彼の考えが読めなくて苛立ちを露わにしてました。
ということで、今回はローレンス司令官に注目して色々考えていきたいと思います!
ローレンスの思惑は!?
さて、改めて今回彼がジューンに投げかけたセリフを振り返ると、どれも彼女の適正や能力を試すようなものが多かったんですよね。
最終的にはローレンスが差し向けた通り、ジューンは5人のレジスタンスメンバーを選び切る訳ですが、そうなってくると彼は始めから彼女ににどれほどレジスタンスを率いる能力があるのかを探っていたのかなぁ・・と想像できます。
例えば、「お客をお迎えしても?」というジューンに対し、
さあな、「君には問題解決や状況判断の能力があるのか?」→「多分君には能力がない。」と挑発。
会議の途中でも女の能力について「猿並みだ」と、からかう形でジューンを見せ物にしていましたが、これらも彼女の忍耐力を試し、司令官達の前でも自分を制御しきれるのか・・などをテストしていたものと思われます。
その後、書斎では「君は人を操るのが上手いか?」と切り出し、ウォーターフォードの事を持ち出しながら目的のためには体も使う覚悟があるのか?などを探ってきます。
さらには、「自分を説得してみろ」と言った後に追い込むようにジューンを挑発。
喧々諤々やり合いながら、彼女が自分をどう分析し、ギリアドをどう捉えているのか、その本音を聞き出し根性を試しているようでした。
そして、突然穏やかな口調に替わると例の場所に連れて行き「5人選べ」と言う流れでした。
会議の席で「コロニーには人手が足りない。」「救済の儀(処刑)を取りやめてコロニーに送るべきだ」と言っていたのはローレンスですからね。
元々その内の何人かでも救えれば、という気持ちもあったのでしょうし、当然レジスタンス候補として・・という計画もあったのでしょう。
ジューンは「自分は死ぬ人間を選ぶようなことは絶対にしない!」と頑なに拒否の姿勢を見せていましたが、その後冷静になると自分のすべき役割とチャンスに気が付いたようでした。
結果的にジューンは「IT技師」「エンジニア」「記者」「法律家」「泥棒」という5人を選び、ベスに報告。
うわ~~!いいんじゃないですか?!
こりゃこりゃ楽しみになって来ましたよ!!
泥棒っていうのがまた楽しい!
そういえばコーラはどこ行った?
片目のコーラはローレンス家から消えていましたね。
なぜ追い出されたのかは説明されてませんでしたが、私は彼女にレジスタンス能力がないと見たローレンスが追い出したような気がします。
前回、爆弾を作れる女性を移動させる段になると急に怖じ気き、ジューンが替わりに行くことになりましたよね。
それをローレンスが知っていたかどうかは分かりませんが、ともかく彼女にその勇気と能力に欠けるのは明らかでしょう。
ただ、代わりに入った女中の彼女にその要素があるようにも見えないので(今のところ)、正直よく分かりませんわ・・。
(やけに邪見にしてるのには何か理由が??)
ウォーターフォードは相変わらずM
あのジューンとの会話はどういうことですかね?
赤ん坊を失い、家を失い、愛するセリーナは鬱状態。さぞかし腹を立ててると思いきや・・、元凶のジューンと普通に会話してましたよ。
しかも、「新しい家はどうだ?君なら能力を発揮できるはずだ。」って、気遣ってるし。
どんだけジューンに下半身を抑えられてるのよ。
まぁ基本的にマゾ男なのよね・・。それを本人は「自分は感傷的な男だ」ってことにしてましたけど、随分いいように考えてるわ~。
挙句に「ローレンスに関して情報があったら頂戴」とジューンに頼まれ、悪い気はしてないようでしたね。
アホだわ、相変わらず。
(でも憎めない・・困ったチャン眉毛が・・。)
セリーナに家に戻ってくるよう説得する練習を愛人相手にしてる姿がまた健気で可愛いじゃないですか。
迎えに行ったセリーナには完全無視されてましたけど、まぁいいのよね。
形だけでも戻ってきてくれるならアホのM男は喜んじゃうのでしょう・・。
セリーナは母親の家に
また濃いキャラが出て来ましたね!
セリーナ母のパメラですよ。ジューン母と同様、本質的には「強い女」。
ただ、ジューン母が自身の主張を曲げずに最終的にはコロニーに追いやられてしまったのとは真逆に、パメラはこの状況の中でも利用できる限りの要素を使って生き抜くという利己的な女。
弱音を吐く娘に厳しい言葉を浴びせますが、所詮自分のことしか愛せない冷血女に見えますね。
セリーナもあんな家を早く出て、扱いやすいウォーターフォードの元で立ち上がった方がいいでしょう。
セリーナを勧誘するジューン
ジューンに共感と慰めを求めていくセリーナ、可愛かったなぁ・・。
視聴者の中には、自分の意思で覚悟を決め、子供の幸せのために赤ちゃんを手放したのだから、いつまでもめそめメソメソするな・・!というご意見もあるでしょう。
でも、私は自分がセリーナだったら確実にそうなるので、気持ち分かりますよ。
普通にジューンとのやり取りを聞いて泣いちゃったしね・・。
でもジューンはこの機会をしっかり利用し、揺れるセリーナに立ち上がって戦うよう促してましたね。
「子供を奪われた女達の気持ちが分かるでしょう?!」なんて、少し前のセリーナだったら「私と侍女を一緒にするな。侍女は自業自得だ。」と、身分の違いを主張し、ジューンにブチ切れていたでしょう。
でも、今のセリーナは弱ってますからね。
ギリアドに感じる距離感を埋める術としての信仰心も、もはや自分の心に見つからなくなっているようです。
セリーナ、海に入ってフラフラになってましたけど、あれで何かを振り切ることができたのか・・。
今後のセリーナに注目ですよ!!
ニックはシカゴの前線へ・・
ローレンス宅での会議でシカゴの反乱軍について話し合っていましたね。
「もう少し爆撃を続けて叩けば壊滅できる」という報告もありました。
ただし、「継続的な爆撃が必要だ」という司令官には「ダメだ、生殖能力のある女や子供が巻き込まれる」とローレンスが却下する場面もありましたので、やはり彼はレジスタンス側のことを考えているようです。
そして、そんな戦闘の激化するシカゴの前線にニックが送られることになってしまった!
ジューン、随分冷たかったですよね。
ニックが何したって言うのよ??
司令官になったのに助けようとしないって一方的に怒ってましたけど、事情を聞いた段階でさすがに分かったのでしょう。
司令官への格上げは、恐らく前線へ送る為の形だけのものでしょうね・・。
そして、ニックを部屋に招き入れるジューン・・。
はぁ・・ニックとはこれでお別れでしょうかね・・。いつかまた再会できる日が来るといいんですが。
ではまた来週~!
次は第4話の感想です。
「ハンドメイズテイル」シーズン3第4話 「感謝は大事」
今回もまた色々エモーショナルな回でした。
本当にこのドラマはネタが尽きませんね。
シーズン3までくると、ダレたり芯がブレてくるドラマも多い中で、ハンドメイズは揺らぎません!まだまだ大事な要素を見失っていませんよ~!
ついに来た!!エミリーが息子君と再会!!
待ってましたよ~!
この日が来るなんて夢みたい!!
放射線地獄の毎日で死を待つのみだったコロニー時代からは想像もできなかったこの展開!
歯の抜けた時の絶望的状況から一転、ここまで来れるとは思ってなかった・・。
息子君に本を読み聞かせる幸せを噛み締め、泣いてしまう2人・・。(と、私・・。)
早くハグして~!と期待させながら、結局してくれませんでしたね。
そんなエミリーらしい再会劇もたまらない・・。
ほら、エミリーって可愛い顔立ちとは裏腹に、気が強くて淡泊でとっつきにくい部分がありますよね。
それを長年のパートナーだったシルヴィアはよ~~~く分かってるんですよね。
彼女のペースを尊重して、決して押しつけがましくなく、慎重に慎重にこの大事なイベントを迎えている様子でした。
エミリーが「ホテルにチェックインしなくちゃ」と言った時も「ここに泊まって!」とは無理強せずに、そっとエミリーを見守っていましたよね。
あのまま外で夜風に当たりながら、2人は沈黙の会話を続けるのかな・・。
話すことがあり過ぎて・・、一緒にいられることが幸せ過ぎて・・、まるでそれ以上を求めると、この夢が覚めてしまうのを心配しているかのようでした。
そうそう、シルヴィアはずっとこれまでエミリーを待っていた様子でしたし、息子君もしっかり覚えてくれてましたね。
良かったよ!エミリー!
もう少し笑って大丈夫だよ~。
懲りない夫婦を仲介するジューン
あんなケッタイな夫婦の間を取り持つなんて迷惑な話ですけど、ジューンはその機会を上手く利用しセリーナを誘導してましたね。
表面だけ繕いながら夫を上手く操り、実権を握れと。
しかもウォーターフォードの方も「セリーナを取り戻せるなら」って言っちゃってましたからね。
あの男、本当にアホだわ。
始めからそうしておけって。
セリーナがどんな女かを知っていながら、あの異様なシステムの中で裁縫とガーデニングだけで満足してられるとでも思ってたんでしょうか・・。
自分の女遊びも見逃してもらっておきながら、そんなに都合良く行くわけないわ。
でも、セリーナはポロっと、
「気の毒なナオミ。パーティが台無しだわ。こんなことが起きないようにシステムがあるのよ。」なんて相変わらずズレたこと言ってましたね。
女の待遇に不満があるのは確かですけど、ギリアド政権そのものにどれほどの反発を持ってるかは怪しい所でしょうね。
結局のところ、権力を得てそれを享受している者が、支配される側の為に自分を犠牲にできるかは、どれほどの大義を胸に秘めているかにかかって来るでしょうし・・。
今のところ、「こんな生活が理想を求めた結果なら、要らんわ。」っていうのがセリーナの率直なとこじゃないですか?
もう一つ、彼女を駆り立てる何かが欲しいですね。
リディア婆、大暴れ
もう~、この2人は一体何なの~!
健気なジャニーンは私も好きですけど、自分の目をえぐった上、コロニーに送った婆の身を心配することなんてないわよ!
リディアにしても案外お気に入りだったようなのに、また取り乱しちゃって・・。
やっぱりあの性格は元々の資質でしょうね。
「お国の為、信仰の為」なんて言い訳に使いながら、結局は誰かを殴ったり電気棒でビビ~~!とやって自分の力を示すのが好きなのよ。
もういい年なんだから、そろそろ引退していいんじゃない?
犬でも飼ってのんびり・・と書きそうになったけど、危ない危ない。ペットなんか飼ったら家でもビビ~!っと電気棒で「躾」しちゃうでしょ。
でも、孤独な一人身で、テレビも本も禁止された世界での老後生活はキツそうだわ・・。
ジャニーンもね、もう少し過去から学習して状況を見ようね。
ルークとニコールの映像が!
あのギリアドで聞くテレビの音は新鮮でしたね~。
タブレットもしっかりあるのね。
ジューンが呼ばれ、何事か?と思ったら、カナダでデモに参加していたルークとニコールの様子が映し出されていました。
シカゴを応援するようなデモ隊でしたけど、シカゴは今レジスタンス軍とギリアド軍が激しい戦闘を繰り返している場所で、レジスタンスの本拠地でしたね。
ニックも前線に送られていました。
ニコールが無事に夫ルークの胸の中にいる様子を見て安堵するジューン。
素直に喜びを表す可愛いセリーナ。
「殺人鬼(エミリー)に渡すなんて!」って怒ってましたけど、これできっと安心できたでしょう。
でも、ジューン、この男が自分の夫だと認めちゃって大丈夫なんでしょうかね?
まぁ嘘をついたところですぐにバレるでしょうが、赤ちゃんが彼女の夫の手に渡ったとなると、ジューンが誘拐に関与してると疑われちゃいそうですけど・・。
まぁ、ここまで来たらいいのかな。
大体リディア婆も言ってましたけど、あそこまでやらかしてまだ侍女を続けられる方が不思議ですからね。
ウォーターフォードも相当苦労して、手を廻してそうです。
下半身を抑えられてますから・・。(あと、Mなメンタルもね。)
ニコールに洗礼を
これも感動的なシーンでしたね。
ジューンの一番幸せだった時の映像と上手く絡め、大きく変わってしまった現在の状況が強調されていました。
本当の両親は不在で、代母、代父が取り仕切る洗礼式。
色んな気持ちが渦巻く中、それでも「感謝が大事」と言うルークの言葉がまた心に響く・・。
私もフランスに住んでる時に主人が代父になった赤ちゃんの洗礼式に参加させてもらいましたけど、やっぱり赤ちゃんを囲む会ってなんだか幸せに満ちてていいんですよね。
余談ですけど、ハンナの赤ちゃん時代の子がメッチャ似てましたね!
さすが!本格ヒューマンドラマ!
毎回、顔が全然違ってた「ウォーキングデッド」の歴代ジュディスとは訳が違うわ。
えっと、今回はこんな感じでしょうか。
次は5話のネタバレ感想です。
「ハンドメイズ・テイル」S3第5話 カセットテープが鍵に?
だ~から、言わんこっちゃない!
と、ここで呟いても声は届かないとは思いますが、も~!会わせちゃダメなんだって!
こうなるのは目に見えてたわ!
あのジューン逃亡の夜、セリーナが自分の夢を捨ててまで娘の未来を優先した瞬間!
あれはまさに奇跡の瞬間だったのですよ!
幹部たちに女性の地位向上を訴えても聞き入れられず、罰として指を詰められ、ギリアドと夫に果てしない絶望感を抱いた直後という、究極のタイミングだったのですよ!
「あの決断は娘の為!後悔しようと取り返しは付かない。」
以上!
と、その想いを胸に日々を生きていくのが筋だったのですよ。
ところが、わざわざ全てをチャラにする機会を与えてしまった・・。
時計を巻き戻して「え~っと。やっぱり~・・。」とやらせるチャンスを与えてしまった。
悔しい~!
セリーナは強い女じゃない
そりゃ、ウォーターフォードに比べたら気概があって意志が強く、目的に向かって立ち向かえる強い女でしょう。
そういう意味ではどこまでも負けない戦士ですよ。
でも、これは私の見解ですけど、一方で他人の意見に左右されやすく、洗脳されやすい人というのはある部分が決定的に脆いのでは・・と。(それはセリーナの場合、冷たい母親からの愛情不足も要因かも)
大体ギリアドのような極端な宗教国家に依存し、バランスの損なわれた世界を盲目的に信じてる時点で普通におかしいでしょ。
今回のことも、一度決断したなら、もうその時の自分を信じ切るしかないですよね。
私もメソメソ人間だし、長年不妊治療もしてきたので、セリーナが身を割くほどの苦痛に耐えきれず泣いたり引きこもったりというのまでは共感できたんですけどね・・。
ただ、赤ちゃんの幸せを優先するなら会いに行ったらダメだわ。
そこは自分でブレーキかけないと。
電話して~と頼む時に「ジューン」なんて可愛い声でお願いしてましたけど、そりゃダメだって・・。
赤ちゃんをもう一度抱いたらもうダメだって。
振り返れば、セリーナは母親に言われたセリフにもいちいち過敏に反応してましたよね。
ジューンにまで慰めを求めに行っちゃうし、ニコールのことになると全く踏ん張りが効きかないんですよね。
セリーナの闘争ボタンを押しちゃったルーク
あの気の強いお嬢様との接し方を分かってなかったですね。ルークは。
なにしろ妻を人質に取られてるという認識が抜けてましたよ。
そして、赤ちゃん脱出劇の裏側にはセリーナの協力があったであろうという想像力も。
前から思ってましたけど、ルークってジューンの夫の割にあんまり賢い男じゃないんですよね。(一人目の妻とんでもなかったし!)
奴らに対し、積もる憎しみも恨みもそりゃあるでしょうが、それを胸に秘めて大人の対応をするべきでした。
あんなあからさまな態度じゃ、気高いセリーナ姫に「下手に出てやってる」事を後悔させちゃうじゃないですか。
ご本人に、「私とジューンで決めたことだ。」さらには、「私がジューンを守ってやったのよ。」とまで言わしめ、例の本性がチラリ、チラリと・・。
そして、あのコーディネーターの押しつけがましい態度もセリーナにとっては決定的に屈辱的でした。
コノ野郎~・・。
という闘争心がフツフツと刺激され、いよいよ開き直ってしまったセリーナはついに娘奪還に乗り出すのでした・・。
あのカセットテープを武器に使え!
ニコールを取り返そうと、カナダ政府と交渉を試みてるウォーターフォード馬鹿夫妻ですけど、ギリアドの偏屈は通用しませんからね。
当然カナダ政府としても、彼らの主張の正当性を問題にしてくるでしょう。
つまり、本当の子供なのか否か。
もちろん、血の繋がりがなくても、養子によって親子になる場合もあります。
ただ、真っ当な政府から見た場合、彼らのケースは、拉致して奴隷として軟禁している女性を暴行して産ませた子供ですよ。
さらにいえば、
ニコールの場合は、ウォーターフォードとの血の繋がりもないわけです。
これを証明するのは、ジューンから贈られたあの告白テープでしょう!
もちろんジューンの意図は別の所にありましたし、それを手渡したセリーナもまさかそんなことに役立たれるとは思いもしなかったでしょう。
でも、あのテープの中で「愛によって生まれた子で、私とニックの子供よ。」とジューンが明言してますからね。
これ以上の証拠はないでしょう!
ジューンに関しても、ウォーターフォード夫妻の映像の中にしっかり映ってましたからカナダ政府としても確認が取れやすいでしょうしね。
それにしても、あの訴えビデオにジューンを同席させる意味が分からない。
世界中に「私達はこの女に産ませました。」と公表して何になるの?
ルークに打ち明けるジューン
あの告白はまさに危険な賭けでしたね。
妻が愛した男と作った子供を託された・・と知ったルークの衝撃たるや、それは想像を絶するでしょう。
ウォーターフォードの子でなかったという点においてはホッとする部分もありつつ、愛が持ち上がってくると今度は複雑な嫉妬心が顔を覗かしてくるでしょうしね。
少なくともウォーターフォードだったら、妻は純粋な被害者でいられた訳ですから。
ただ、ジューンとしては、その愛は生き抜くために必要だった愛で、ルークへの永遠の愛とは別物だと言いたかったのでしょうね。
そして同時に、自分にも必要だったように、あなたにも愛が必要なのだから誰かいい人を見つけて・・と暗に伝えたかったのでしょう。
自分は、ハンナを取り戻す為にここに留まるつもりだからと・・。(長期戦覚悟!)
さすがジューンですね。
ルークを一時的に傷つけ、自分が愛を失う危険を冒してでも、今後のルークの幸せと、娘ホリーについての真実を伝えることを優先しました。
そら、見たかセリーナ!
これこそが愛する者に捧ぐ自己犠牲だ!
というわけで、もうこの際名前もニコールでなくホリーでいいでしょう。
ニコールに変えたのは、娘の幸せのために辛い決断を下したセリーナへの敬意と感謝からですからね。
手のひら返しをした以上、これからは本来の名前ホリーに変更でいいかと思います!
(赤ちゃんなので、その辺はまだ間に合うでしょう!)
あらま~、てっきり今後はセリーナと裏で手を組みウォーターフォードを出し抜いていくのかと思ってましたけど、こうなったら敵対関係に逆戻りですね。
なんだかな~・・。
どっちに転ぶのか全く展開が読めなくなってきました!
そしたら、ローレンスが裏の裏で仕掛けるレジスタンス活動がそろそろ始動していくかもしれませんね!
ジューンとしても覚悟を持って臨めるでしょう!
楽しみです!
次は第6話のネタバレ感想です。
「ハンドメイズテイル」シーズン3第6話 ついに宣戦布告!
いや~、面白いわ~!
ここまで来ても緊張感が緩まない!さらに狂気が増していく!怖い!
「ウォーキングデッド」みたいな視覚的なグロさはすぐ慣れて怖くなくなりますけど、ここまで人間の本質を突き詰めていくテーマが揺るがないと見てて飽きないですね。
では、今回も一つずつ振り返って見たいと思います!
変に張り切るウォーターフォード
意味不明なビデオ撮影をウォーターフォードがやけに張り切ってましたね。
アイツは大して赤ちゃんに興味もなさそうなんですけど、恐らくセリーナを喜ばせて点数稼ぎしたいところなんでしょう。
まんまと結婚指輪まではめさせちゃって、セリーナが自分を見る目もいい感じだし思惑通り。
しかも!
ついでに首都の権力者にも取り入っちゃって、あわよくば昇進も!と企んでいるところがセコイ!
家も火事でなくなっちゃったし、ここいらでDCの方に移住して一旗揚げようってなところでしょうか。
アホだわ~。
ウォーターフォードみたいな浅はかな人間がいるから、ギリアドみたいな国が存続を続けられるのでしょうね。
頂点に立てるようなタマではないけど、大物に取り入りながら上手に己の権威を確保し欲求を満たしていく。
その為には多少の非道行為には目をつむり、信仰の名の元に全てを正当化しながら生きていくという・・。
セリーナだって分かってはいるでしょうけど、結局は洗脳状態にありますよね。
しかも自分が自ら築き上げたという自負があるから、その過ちを認める訳にはいかないと意固地になってる部分もあるし。
今回は多いに揺れたセリーナですけど、ニコールを抱いた瞬間に以前の自分に戻ることを決めちゃいましたね。
その方が楽だし、自身を否定せずに済みますしね。
なによりニコールと一緒にいられる。その己の幸せを優先したということでしょう。
セリーナVSジューン
すごい修羅場だったわ~!!!
見ててワクワクしましたよ!
行け行け~!!!と思わず身を乗り出しましたが、
互いにバチバチやりながら互いに傷つけ合うという、不毛な怒りのぶつけ合いは見ていて悲しくもなりますね。
セリーナがもう一歩踏ん張り、ニコールの幸せを優先してくれていたら・・と思わずにはいられませんが、こうなったらもうジューンとは宣戦布告状態。
ジューンの方も「借りは返してもらう!」と高らかに宣言してましたからね。
やってもらいましょう~!
しっかり見届けたいと思います!!
恐怖!ついにハンニバル侍女が・・!
怖かった~!
あのシーンはもうホラーでしたよ。
なんなの~!?
DCの侍女はみんなマスクの下がああなってるの?それとも間違いを犯した侍女だけが特別にされたの?
大体食事はどうやって食べてるの?
あれじゃ、流動食をストローで吸うしかできないじゃないの!
司令官のウィンスロウも相当病んでそうですね。
色んな血の混じった子供達が6人もいましたよ!
汚い言葉を敢えて使わせて頂きますが、率直に感じたのは、
「どんだけ侍女を犯しまくってんのよ!!」
という嫌悪感と、
「一人くらいセリーナにあげて!」
ってことですね。
元法律家の妻も嫌な感じだったわ。
幸せを見せつけておいて余裕しゃくしゃくでしたけど、変にセリーナの機嫌を取ったりして鼻につく。
口を縫い付けハンニバル状態にさせた侍女と同じ家に住み、夫に犯罪を犯させておきながら「家族っていいわ~」とのたまう狂った神経が恐ろしい。
それにしても、あそこまでやるのは一体何故なの?
そんなに罵詈雑言を吐いた侍女がいたって訳?
ウォーターフォードも世界に見せるビデオを作るなら、そこもしっかり映して欲しいわ。
リディア婆にさえ親近感?
ジューンと2人で泣きながらマスクを付けてましたけど、ちょっと理解しがたい不思議なシークエンスでしたね。
ジューンもここまで絶望的な状況に立たされると、あんなクソババアでもすがってしまうんでしょうか。
なんだかんだ、歴史のある2人になりましたしね。
もうジューンの方でも、敵味方関係なく、これだけ腐れ縁が続くと他人とは思えないのでしょうか。
見てる側からすると、エミリーのように最後まで戦い切って欲しいババアなんですけど。
まぁ、リディア婆に関しては、前回のパーティで醜態を晒したことで、若干自分を客観視して、恥じているようなシーンがありましたよね。
完全にいまさらですけど、多少なりとも暴走して止められなくなってる愚かな自分を感じてるんでしょうか。
抵抗のできない侍女たちの目をくり抜き、手を焼き、舌をちょん切った人間がいまさら!ですけどね。
え!?ニックって大物だったの?
結局のところ、他の国々は軍事国家ギリアドを怒らせたくないんですね・・。
例のカセットテープで事実関係の確認が取れていてもあまり意味はなかったようです。
スイスとスパイ契約を結ぼうとしていたジューンですが、ニックの過去を調べたスイス側に「あれはダメだ。」と断られてしまいました。
一体ニックは過去に何をしでかしたんでしょう!?
というのを知るのに参考になりそうな過去エピソードがシーズン1の8話。
このおじさんを覚えてますでしょうか?
ギリアド共和国ができる直前、ニックが職安のようなところでこのプライスの目に留まり、「ヤコブの息子達」という宗教組織に勧誘するというエピソードがありました。
その後この「ヤコブの息子達」はギリアドの根本理念を支える「カウンセル」と位置づけられ、ニックはそこに属する「目」としてプライスに仕えていたわけですね。
「目」は堕落した司令官達をあぶり出し、国を健全に保つ役割を担っていますが、ニックも侍女を愛人にしていた司令官などをプライスに報告したりしていました。
ところが、ウォーターフォードに関しては女遊びやジューンへの不貞行為を知っていながら差し出すようなことはしていなかった。
つまり、ニックはそれほど洗脳状態にある訳ではなく、ウォーターフォードやセリーナとの関係性の方を優先していたと思われます。
で、そんなニックが過去に何かをしでかしたとしたら、恐らくこのプライスが絡んでくると思います。
彼から下された命令によって、クーデターの時にアメリカの重要な人物を倒したとか、そんなところでしょうか。(想像なので分かりませんが・・)
今回、愛するジューンから「これがあなたにとって最後のチャンスよ。父親になれる唯一のチャンスよ!」と説得され(相変わらず上手い!)、ギリアドを裏切る覚悟まで決めたニックですが、結局無駄足に終わってしまいました。
ニックもねぇ・・。どこまでプライスに忠誠心が残っているのか、どこまでジューンやニコールの為に犠牲を払う用意があるのか・・。
その辺がよく見えません。
結局その後、戦地のシカゴへ送られてしまいましたが、随分上官として派遣されたようでしたね。
何気に我らがニックは有名人のようですよ?(キングスレーヤーだったりして)
今後の展開は?!
最後の祈りのシーンでなかなか膝をつこうとしなかったジューンですけど、最後は屈しましたね。
絶対に何か腹積もりがあるはずですよ!
この無念さ、悔しさをバネにして、今度は真っ向からレジスタンスとして戦っていくでしょう!
うんうん、それがいいわ。
セリーナを上~手く舵取りしながら味方に付けて・・なんてゴチャゴチャやってるよりずっと爽快でしょ。
ただし、それにはローレンス司令官がどれだけ本腰を入れて臨む気かにかかってますね。
そろそろ、彼とも腹を割って話す時がやって来そうです。
は~、次回も楽しみ~!
次は第7話のネタバレ感想です。
「ハンドメイズテイル」S3第7話 これはつまらん!
あっちゃー。
今回はちょっとマズいんじゃないですか?
初めてハンドメイズでつまらない回を見た気がします・・。
これはマズい・・。
シーズン3の中盤に来てのこの中だるみは良くないですよ~。
一応S3に入っても、これまではしっかり緊張感を保ってきてましたからね。
IMDbのエピソード事のレートもほぼ8点以上が続いてましたが、今回はガクっと7.2。
心配になったので、その先を覗いてみましたが、次回の8話で7.7と少し上がりますが、その次の9話ではなんと6.0!(ひゃー!)
ただしですね、得票数が通常回の倍の多さという点から見て、ただつまらなかったというだけでなく、内容的に気に食わない展開になった!という理由かもしれません。
(それも逆に楽しみですが・・)
ただ、安心してください。
その先の10~最終13話までは全部高得点ですよ!(9点越えも多い!)
なので、今はちょっとした辛抱の時かもしれません。
シーズン1と2では中だるみが一切なかっただけに少し残念ではありますが、まぁ、ファンとしてここは耐えるところでしょう。
という訳で、今回はあまり力が入らないので簡単な感想で失礼します。
ハンニバル侍女に続き、綱引き処刑が登場
大体内容的につまらない時は、こうした絵的にショッキングなアイテムで気を引こうとしますよね。
確かにそれもハンドメイズ的世界観をショッキングに保つ手段として必要でしょうけど、綱の色までご丁寧に赤にされてたりするのを見ると、「そこまでしなくていいって~」とやり過ぎ感を感じます。
なぜ侍女にばかり、やたらと処刑に参加させたがるのかも理解できないし、(女中も綱引きやってるの?)、もう、ただリディア婆を登場させたいだけでしょ。
ハンナが遠くへ行っちゃった
なんなのよ~!
せっかく近づいたかと思ったら、またどこかへ連れて行かれてしまった・・ということで、なんと一からやり直しのようです。
まずは、彼女の住所を探すところから始まりますが、さすがに今度は徒歩で行ける距離ではないでしょう。
っていうか、今回学校まで徒歩で行けたのが驚きだわ。
どんだけ全員ご近所なのよ?!
今日はナオミさんにも偶然会っちゃったし、仕える家が替わっても侍女仲間はいつものメンバーだし、世間は狭いなぁ・・。
最後にジューン達を裏切ったのがパートナーの性悪女だという事が分かり、改めて「このクソ女~!」と唾を飛ばして暴言の嵐でしたけど、
ただね~、彼女は始めからそういうキャラですからね。
これまで素直で感じの良かったパートナーが急に裏の顔を見せたっていうなら、そこで衝撃や恐怖もありますけど、「やっぱりね・・。」という感想しかないですよ。
このドヤ顔を見た時点で分かっちゃったし・・。
なので、今回のラストに関しては、「え?それで終わり?」と物足りなさが残りました。
一応、毎回何かありましたからねぇ・・。
なぜ「死ななくて良かった」ばかり繰り返したの?
ローレンス夫人がなぜナオミの赤ちゃんに「死ななくて良かったわね~」と繰り返してたのかですけど、これが全然分かりません。
ちょっと怖かったですよね。
彼女の精神状態が不安定で、ふと幼稚さが出てしまうという意味なのか・・。
それとも彼女には別の意図があって、嫌味として故意に言ったのか・・。
今回だけのエピソードだけでは判別つきませんでした。
大体ですね、ローレンスにしても全然本性を見せないじゃないですか!
今シーズンの終盤の山場に取っておきたいのかもしれませんけど、ここまで長々と引っ張るとイライラしますよ。
そろそろガッチリ行っちゃっていいんじゃないですか?
もうレジスタンスも始動しちゃって~!
学校のシーン要るかな?
ようやくローレンス夫人をあれこれなだめて学校まで到着したというのに、結局あれだけ?
壁の向こうの子供達の声を聞いて、幸せに漬かって終わり?
その辺のジューンのハンナへの想いについては、もう既に何度も見せられてますからね。
今更説明は要らないですよ。
まぁ、ローレンス夫人との交流の機会として必要だったというのと、最後の気の毒な女中の処刑シーンに繋げる為でしょうけど、これもねぇ・・。
ジューンの逃亡を助けようとして犠牲になった人は以前にもいましたしね。
パターンとしては同じです。
でも帰宅後、ローレンスに怒鳴られるかと思いきや、なかったですね。
それどころかジューンの方が上から目線で「夫人が生き生きしてた」とか何やら言ってました。(態度でかいわ~)
あの懲りない夫婦は
彼らのことは今回無視して終わりにしちゃおうかなぁ・・と思ったんですけど、一応触れておきます。
DCの社交界デビューでもしたのかな?
セリーナもまんざらではない様子で、やけにセクシーなダンス踊ってましたね。
ウォーターフォードは存在感がどんどん薄れて来てますけど、こうして踊ってる姿を見ても何にも感じないんですよね・・。
最近では髭が濃すぎて顔もよく見えないし・・。どこかの長老のようだわ。
ウィンスロウら司令官達に睨まれてたので、後でお仕置きがあったりして。
とりあえず、ニコールに関しては外交上の優位さを保ちたいという理由でしばらくカナダに置いておくようです。
セリーナも理解したみたいですけど、いいのかな?
ウィンスロウ夫人に家を見せられ、これからの家族計画も夢見ちゃったりしたので表情も明るいですね。
彼女のように子供6人も夢じゃない!と気持ちを新たにバシバシ行く気ですかね?
ただしウォーターフォードはセリーナの言葉を借りれば「種無し」みたいですけど・・。
ニック、カンバック~!
エミリーとモイラは親密に?
あ、そうそうこの2人のエピソードもイマイチでしたね。
今回はどのエピソードも他のエピソードに繋がりがなく、しかも個別で見ても意味がないという・・。
これまでは、違うことを語っているようでも実は同じテーマに繋がっていた・・みたいなマジックが最後に見れたんですけど、それもなかったですしね。
モイラとエミリーですけど、なんか意気投合しちゃってあれ?もしかして?という感じでした。
2人共レズだし、くっついちゃうの?と少し心配になりますけど、私としてはエミリーがかつての家族を取り戻していく過程の方を見たいです。
無理にエミリーをモイラ達と絡めて今後も登場しやすくしようなどと考えないで欲しいですね。
エミリーが家族を取り戻してそれがハッピーエンドなら、それはそれでいいじゃないですか。
はい、というわけで、今回は文句ばかりの感想になってしまいましたけど、あと2回分はこんな感じで愚痴が続くかもしれません。
ただし10話以降に関しては大きな盛り上がりが確実にありますので、もう少しの辛抱です!
期待して行きましょう!
次は8話のネタバレ感想です
「ハンドメイズ・テイル」S3第8話 ジューン変貌を読み解く
なるほど~。色々複雑になってきました。
リディア婆の過去話は予想の範囲内で、特に驚きもなかったんですけど、映像的にはショッキングなシーンのオンパレードでしたね!
あのスッポンのようなキスは凄い!
内臓抜かれそうだったわ。
弁護士から教師へ!リディア婆の普通の過去
いつもの軍服を着てないリディアは気の良さそうなオバちゃんでしたね。
子供を法律だけで守るには限界あるということで、弁護士から教師になったそうです。
さすが。よほど子供に思い入れがあるのね・・。
何か過去に子供絡みで心に傷を負った出来事があるのかしら?と、思って見ていましたが、そういうのはなかったみたいですね。
普通に独身のまま年を取り、仕事だけを生きがいにしてきたようでした。
そして、ふとしたきっかけで親しくなった母子。
親切心から化粧品をプレゼントし、「出かけていい人を見つけなくっちゃ!」と言ってくれた母親の後押しで同僚の男性と大晦日デートをすることに。
スパンコールに身を包みカラオケも楽しそうにしていたんですけどね。
残念な結果に・・。
あまりに食らいつき過ぎて彼の方が引いちゃったんでしょうね。
そもそもあのオジサンは一人身が寂しいのを強調してたし、妻が亡くなってからまだ3年というし、スッポン女に立ち向かえるほど準備が出来てなかったのしょう。
無理もない・・。
彼が完全に萎えてしまったのを見て、リディアは深く傷つき、全てを親切な母親のせいにすることに。
親権を取り上げることで、あの男の子をどれほど不幸にするかは考えないようですね。
思考と想像力が硬直化し、柔軟さを欠いた卑屈な人間は恐ろしいモンスターになる・・という悲しいお話でした。
ジューンの性格が!どうした?!
ジューンの方も相当卑屈になってますよ。
またしてもハンナを遠くへ奪われ希望も失ってしまったのか・・。
今は人の不幸が楽しくて仕方ないらしいです。
あちゃ~。これは主人公にあるまじき展開ですよ!
もともと気の強い性格で、周囲の迷惑より自分の目的が最優先なジューンですけど、ここまで来てしまうとさすがのファンも支援できないかと・・!
最近は純朴なニックに対しても、性悪女としか思えない言動が目立ってたし、ローレンス司令官にも喧嘩を売ってるような口ぶりも聞くに堪えない。
「彼の妻を苦しめてるのはお前だ」なんて、分かり切ったことを敢えて言って喜んでますからね。
まぁ、これでローレンスにはっぱを懸ける結果に繋がればいいんですけど、どうですかね?
リディアはどうもローレンス夫妻が怪しい・・と見てジューンを引き離そうとしてますけど、さすが鼻が効きますわ。
さすがのジューンもローレンスから引き離されてしまったら、もう希望はないでしょうから、ここで踏ん張るしかなさそうですけど。
オブマシューの悲しい最期!
侍女達のイジメは結構エゲつなかったですね。
ただ、日頃虐待されてる身分の者が弱い者イジメをする姿はあまり美しくないなぁ。
まぁ、密告者がこういう末路を辿るのは仕方のない事ですが・・。
追い詰められたオブマシューは唯一親身になってくれてたジャニーンを缶詰で殴打し(痛そう!)血だらけに!
さらにここで驚くのが、我らがジューンの変貌!
これまでだったら、大好きなジャニーンをすぐさま守ったはずですですよ!
どうしたジューン!!
それどころか、オブマシューをそう誘導させたのは、あの瞬間のジューンの不敵な笑みでした!
この表情に挑発されてキレてしまった形でしたが、ジャニーンが犠牲になることまで読んでいたの?
何はともあれ彼女が殴られてる様子を高見の見物してましたからね。らしくない。
つい先日はリディアの殴打から身を挺して守っていたのに!
で、ジューンに銃口が向けられてる時も余裕でしたけど、あれを見ると「死にたかったからなのかなぁ・・」とも思えますね。
本人の自覚はなくても相当絶望の淵に追いやられてるのでしょうし。
まぁ、自暴自棄になって「どうにでもなれ!知った事か!」というのが一番近いのかな・・。
それにしてもこの無表情!皆さん、どう読み取ります??
ふん!
としか、私には解釈できません。
今後のジューンを考察する
一つ考えられるのが、今回はリディアが絶望と傷心の末に鬼に変貌する過程を見せられましたが、実は同じような変化がジューンにも起こっていると考えるのはどうでしょうか。
あまりの不幸と傷心に涙が出ない程追い詰められた時、人は心を硬化し、他人を不幸にすることで自分をなんとか保ち続ける・・というような。
もちろんジューンがリディアのようになっては困りますので、いつかは目が覚めるか、またはギリギリの良心を残して踏ん張るか・・などの変化があるかと思いますが、
今、一時的にでもこのような状態になっているとすれば、もしかしたらその冷酷さはレジスタンス始動に必要な要素だったから・・?ということかもしれません。
ローレンスに「シェルターに送る人間の中から、救う者を選べ」と言われ、「そんなことできない!」と彼女の倫理観と良心がブレーキを掛けるシーンがありましたが、そういう部分でもう一歩リーダーになる資質が足りなかったのかもしれません。
レジスタンスを率いる以上、目的や大義のために犠牲者を出し、それにも動じずに命令を下し続ける冷酷さも必要になってくるでしょう。
ただ、この場合はぶっちゃけオブマシューが可哀そうでしたけどね。
彼女だってお腹の赤ちゃんが女の子らしい・・と、将来を憂う一人の母だったのだし・・。
無力な彼女を「そこまでするか?!」というほど徹底的に叩き潰したジューンに視聴者が付いて行けるかはまた別の問題でしょうか。
いずれにしても、鉄の女となったジューンにはどんな道が待っているのか、ますます楽しみです!!
次は第9話のネタバレ感想です。
「ハンドメイズ・テイル」S3第9話 あれ?戻った?
前回、ジューンの主人公らしからぬ性格変更に驚き、
「今後は大丈夫か?」と心配し、「あれはレジスタンスへ傾いていく為の布石なのじゃないか?!」なんてことも書いた訳ですが、
なんのこっちゃない・・
もう以前の彼女に戻ってしまいました・・。
そうかとは思ってたけど、ハンナが遠くへ連れて行かれ「もう娘達に二度と会えない」と絶望したことがきっかけだそうです。
な~んだ、やっぱりそういうことだったのね。
まぁ、この異常な世界がどれだけ人間を追い込み人格さえいとも簡単に変えてしまうのか・・という恐ろしさを描いたのでしょう。
まさに、セリーナの言葉にもあった通り「誰よりも強い人だと思っていたあなたが!」ということですよね。
ただファンとしては、あまり見たい場面ではありませんが・・。
まず、今回のエピソードで注目なのがこの方のゲスト出演。
「アリー・マイ・ラブ」のビリー役、「ショーシャンクの空に」のトミー役で有名なギル・ベローズ。
渋かった~。イイ感じに年を取ってますね。
セクシーで思慮深いドクターを演じていて、私はなかなか面白く見させてもらいました。
7話の感想でも書きましたけど、この9話はこれまでのハンドメイズの中でも極端に評価が低いエピソードで、驚きの6.0!
通常8~9なのを考えるとあちゃ~っ!という感じ。
ただ、ギル・ベローズはいい仕事してましたよ?!
彼にとっては不運な結果になりましたが、今回に関しては脚本のせいでしょうかね。
え!セリーナとはそれでいいの?!
正直私が一番ガッカリしたのがここですよ。
あれほど互いに啖呵を切り合い宣戦布告し、「ひょー!面白くなったぞ~!」とこちらをワクワクさせておきながら、え?!そんな感じでなかったことにするの?!と拍子抜け・・。
結局セリーナを悪者にする気はなさそうですね。
自分を切りつけたジューンを許すようですし、彼女の病んだ姿にはショックを受けているようでした。
まぁね。分かってますよ。セリーナが悪い子じゃないのは。
だけど、結局最終局面に来ると自分の弱さに打ち勝てず、下々の者を犠牲にするのは厭わない、という女じゃないですか。
なんだかんだギリアド精神を裏切れない部分はありますよね。
そんな彼女とはしばらくの間は対立したままでいた方が面白かった気がします。
もちろん、今後さらなる劇的場面で彼女が真価を証明する機会があるはずだとは思ってましたけど、今回みたいなのは期待したのとはちょっと違うわ。
ジューンの目を覚ませたのは何?
もちろん、ジャニーンの「あなたらしくない!変わった。」という言葉や、母親に想いを巡らしその闘士を思い出したことなどもあるでしょうが、やっぱりあのドクターの言葉
「君は娘達の為に何をするんだ?」でしょうかね。
ギリアドそのものをぶち壊してやる!と覚悟を決めた暁には、きっと生きる目的と希望が戻ってくるでしょう。
すると、あらま、
不思議と元相方オブマシューへ対しての感情も大きく変化し、心から謝罪し、安らかな最期を願う気持ちが出て来たのでした。
リディア婆の勘違いが鼻に付く
これだけ彼女のキャラも掘り下げられてくると、彼女が次第に好きになるというファンの方もいらっしゃると思いますが、私はダメですね~。
自分でジャニーンの目をえぐっておいて、眼帯をプレゼントし、嬉しそうな笑顔を見せる・・。
狂気です・・。
少し例えがズレるかもしれませんが、ヒトラーは動物愛護の精神から一切の肉を食べなかった菜食主義者だったそうです。
このリディア婆を見ていると、それに近い物を感じるし、歪んだ精神構造で施す親切は自己愛から派生する傲慢さに思えます。
ところが、ジューンが気持ちを改め「オブジューンに最後まで付きそう」と言った時にはヤケに感動してましたよね。
言っておきますけど、アンタの正座地獄の罰が効いた訳じゃないですからね!
彼女を変えたのは、あくまでジャニーンやセリーナの友情と、ドクターの深い理解と思いやりですよ。
まかり間違ってもリディアの狂信的体罰や祈りじゃない!
というのは、ぜひ強調しておきたいところです。
オブマシューの赤ちゃんは・・
どんな形で生まれようと、どんな地獄が待っていようと、尊い命。
ジューンが赤ちゃんの死まで願ってしまっていたのは追い詰められていたからで、そこに関してはドクターが正しかったですよね。
皮肉なことに、オブマシューが案じていた女の子ではなく男の子でした。
もちろん女の子であってもジューンに「美しい赤ちゃん」と言わしめた感動に変わりはないと思いますが。(小さくてびっくりした~!奇跡!!)
はい、というわけで、今回はこんなところでしょうか。
確かに前半は退屈で、私も正座してお経を聞いてるような気分になりましたけど、そんなに悪くなかったと思います。(あと、あの歌は何だったの??)
来週からは、本当~~~に腹を決めたジューンの反撃が始まると期待してますので、楽しみにしたいと思います!!
次は10話のネタバレ感想です。
「ハンドメイズ・テイル」S3第10話 計画はこれだ!
最高でしたね~!
前回とは打って変わって面白かった~。
ハラハラドキドキあり、お笑いありで、盛沢山でした!
ついに計画が明らかに!
何かやるだろう、何かやるはず・・と思わせながらこのところ暗~く燻ぶっていたジューンですが、前回の一件で相当吹っ切れたようですね。
セクシードクターに言われたセリフ「君は子供達の為に何をするんだ?」
の答えば、まさに「ギリアドから彼らを逃がす!」というものでした。
まんまだわ・・。
しかも、それが大胆にもあの地区の侍女達から奪われた子供達全員!ですって!
そんなことが可能なの?
もちろん、それぞれに両親がいて(恐らく全員司令官)警護もしっかりしてるはず。
一人誘拐するのだって至難の業でしょう。
それを全員て・・、いくら想像をめぐらしてもどうしたら実現可能になるのか全く見当がつきません!
でもって、なぜか女中たちに助けを呼びかけるんですね。
なぜ侍女じゃないの?
前も書きましたけど女中連合の皆さんの方がレジスタンスが浸透しているようなので、地下で組織だっているように見えますから、そういう部分なのかな。
にしても、不思議なのが女中たちには奪われた子供達はいないの?てこと。
ギリアドでも一般人たちは、結婚しグレイ妻として家庭を持ってる姿が描かれましたよね。(シーズン2で)
それを考えると、住み込みで奴隷のように使える女中たちは、やはり侍女のように何かしらの罪に問われ拘束された可能性が高くないですか?
とすると、当然その時に子供を奪われた人もいそうですけど・・。
あ、そうか、この世界はほとんどの女性が生殖機能に問題があるので、子供を生める人は少ないんですよね。
しかも、一人でも生んでいたら侍女にさせられそうなので、女中はいない人が多いのかな。
あれ、でもリタは大きな息子がいたような記憶が・・。(記憶違いかも・・)
まぁいいや。
今回はとりあえず女中たち全員からイエスのマフィンが届いたそうです。
(イエスはマフィンでノーはスコーンだそう・・。)
すると、ジューンからこれまで見たことのない不気味な笑みが。
「大きな船が必要ね。」というのは比喩だと思うので実際は何か別の乗り物になりそうですけど、これもどうするんでしょうかね?
そもそも子供達をどう誘拐するのか・・。
まぁ、これもネタ明かしを楽しみにしたいと思います!
ローレンス一家で大ピンチ!
このくだりも面白かった~。
嫌~なメンバーがローレンス家に大集合でジューン達を追い詰める!!
もうエレノアさん!あんな大声で叫んでたらバレバレじゃないの~。って思いながら見てましたけど、なんとか乗り切りましたね。
それにしてもローレンスもよくあの状況でやり切ったわ。
ストレスのかかる場面では相当な精神力が要りそうですけどね・・。
ジューンも一瞬辛そうでしたけど、まぁこんなことで動揺はしないでしょう。
最高なのがジューンがウォーターフォードに言ったセリフ!
「大丈夫か?」と気遣うヤツに対し、「少なくともアンタじゃなかったからね。」と言い切るこの度胸!!!
あちゃー、フレッドもう泣きそうでしたよ!?笑わせないで~。
もう、どんだけMキャラ上手いのよ・・。
でも、こんなことを言っちゃうジューンだから好きなんでしょうね。(もっと言って~。)
大体さ~、この懲りない夫婦は何しにきたの?はるばるDCからボストンまで。
よほどジューンの事が気になるのか、潜在的に彼女に引き寄せられてしまう部分があるのか・・。
まぁ、子供っぽいフレッドに関してはジューンも欲しいし、DCで昇進もしたいな。ってところでしょうね。
で、セリーナに「自分の宣伝ばかり!」って怒られてましたけど、あんまり調子に乗ってるとさすがのセリーナにも見切りをつけられるでしょう。
と、思っていたら、セリーナが驚きの提案を。
ニコールを取り戻す為にカナダにいるアメリカ人に協力を求めようと。
あれ?でもあの人ってカナダに亡命するなら連絡を・・という意味で携帯くれたんじゃないの?
セリーナにはどんなプランがあるんだろ。
(たぶん、ろくでもないヤツかな)
ジューンの計画はどう進む?
侍女仲間のアルマやジャニーンもその気になってましたので、侍女たちの協力も得られそうですね。
そりゃ自分達の子供を逃がす計画ならもちろんでしょう。
ただ、悲しいのはジャニーンの男の子・・。自動車事故で亡くなっていたなんて・・。
ジューンはジャニーンの為にカリフォルニアに引っ越したと嘘をついていましたね。
最後まで知らずに済むものなら、知らずに居て欲しいです。
それから、エレノアとローレンスとも亡命の話をしてましたし、最後はローレンスがエレノアを逃がす決断をしましたね。
ローレンスもジューンの無謀な計画に乗ってくれたらいいんですけど、どうかな?
「子供達を逃がせばヒーローだな。」と皮肉めいた口調で言ってましたけど、どれほどまともに受け取ったのか怪しいところ。
なんにしても、まずは実現可能な計画を練るところからですね。
エレノアさんがこれでシャッキーンとしそうですけど、それも早く見たいわ。
安定剤が要らなくなるくらい元気になりそう。
次は11話の感想です。
「ハンドメイズ・テイル」S3第11話 ついに反撃で超爽快!
やりましたよ~~!!!
メッチャ気持ちいい~!!!
シーズン3の中ではこれまでの最高傑作!!
ジューンとセリーナ共にやってくれました!!
では、興奮冷めやらぬところですが、さっそく振り返っていきたいと思います。
まずはセリーナの方から!
セリーナの決意に気が付いたのはどの時点??
すみません・・。
実はですね、私本当~~に気が付かなかったんです。
相当モウロクしてますね・・。
振り返ってみれば、セリーナが「カナダにいる知り合いのアメリカ人に頼む」と言っていた時点で、おかしいとは思ったんです。
「あれ?あの人は政府の人間で、セリーナに亡命する気があるなら連絡を・・という意味で電話をくれたはずでは?」みたいな事を書いた記憶はあるんですが、そこで思考止まってました。
セリーナにここまでする覚悟があったとは!
さらには、今回のエピソードを見ても、普通は気が付くだろ?という伏線シーンが一杯ありました!
なのに、私が気が付いたのは最後ですよ・・。
お恥ずかしい。
え~っと、今風邪薬飲んでるから、そのせいで頭ぼーっとしてるのかなぁ。(いつもね)と言い訳しておこう・・。
皆さんはどこで気が付きました?
リタにこんなセリフを言って別れる場面
そして、こんな笑顔でリタを見つめていたのも、一生の別れになると知っていたから・・。
ちなみにこの時お気楽フレッド君は、高級車に乗れると無邪気にはしゃいでいました。
運転手を断ったのはセリーナの案だと分かる場面
ご機嫌フレッドが、実際の英語ではこんな風に言ってました。
「自分達で運転しようと君が提案してくれたのは正解だったよ。」
以前のような関係を取り戻し、フレッドをベッドに誘った時のセリーナのこの表情
色んな想いがあったのでしょう。
その他、今回のタイトルが「ウソ」というのも大ヒントでした。
っていうか、気が付かなかったのは私くらいかな・・?
ちなみに原題ではLiarsと複数形になってます。この嘘と、あとどの嘘を指すのかな?
セリーナの迷い
ところがですね、実際にフレッドがカナダで捕らえられると結構ショックを受けた表情をしてるんですよね。
私の考えですけど、最近のフレッドはDCでの出世ばかりに執着し、ウィンスロウ夫妻にゴマをすり、一向にニコールを取り戻す努力をしてませんでしたよね。
そんなお馬鹿フレッドに愛想を尽かしたセリーナがついに腹を決めた感じかと思います。
もしかしたら、少し前のことですが、限界点に達しついに壊れたジューンを目にしたことでこの国の異常性を改めて認識したのかもしれません。
ともあれ、彼女にはフレッドに対しての不満や絶望感が相当あったはずなんです・・。
夫と娘のどちらを取るか?と自問自答した時の答えは明白だったと思います。
ところがですね、ここに来てフレッドがかつて愛した夫のようなセリフを口にするではないですか・・!
「君から書くことを取り上げてしまった」
「元の世界でなら、君が出世し、僕が捨てられる立場さ。(今の世界でもね。)」
「ウィンスロウ夫妻なんてどうでもいい。自分にとって大事なのは娘の成長を見守ることさ。」
などなど・・。
ん?フレッドってそんなにニコールを愛してた?とこっちが突っ込みたくなるようなセリフまで飛び出すわけですよ。
これでさすがのセリーナも揺れてしまい、自分からベッドに誘ったりしてましたね。
そんな複雑な想いに揺れながら、いざ、フレッドが連れて行かれる姿を目撃するとショックで顔が歪んだのでしょうかね。
ちなみに、純朴で疑う事を知らない天然フレッドはこの後に及んでもまだ妻の罠に気が付かず、「妻に非はない!」などと叫んでいました・・。
フレッド~・・。
どこまで純粋なの~、切なすぎる~。
セリーナはこれでカナダに亡命した形になるのでしょうか。
高官の夫を売った形なので、彼女に多少の罪があろうとも免責にされそうですよね。
果たして、これでニコールの傍で生きていけることになるのかな・・。
(時々会えるかどうかは、ルーク次第かな・・)
ジューンの快挙!よくやった!
凄いですね~。
もうジューンの前ではローレンスもタジタジじゃないですか。
「いつになったらローレンスは動くのよ!?」
と私も以前から書いてましたけど、結局彼を動かすものは妻以外にありませんでしたね。
そこへ至る経過もしっかり描かれました。
前回のことでエレノアもついに爆発しちゃいましたしね。
もう脱出しかない!というところまで追い詰められたローレンスですけど、セコイのがジューンの計画を待たずして2人で逃げようとしたところ!!
うわ~、そりゃイカン・・。
結局何かの書類が足りないとかなんとかで、すごすごと帰ってきた訳ですが、ますます当局から怪しいと目をつけられ身動きが取りにくい状態に・・。
するとジューンが一人でビリーなる人物に掛け合おうと、例の宿へ出かけます。
そして、そこで出くわしたのがあのウィンスロウ!
ベッドへ誘われ絶体絶命!!
いや~、もう絶対勝ち目はないと思いましたよ!
まさかの瞬間に蹴りを入れたジューンに、
止めとけ~!相手は筋肉野郎だ!勝ち目はない!!
と焦りまくり!!
ところが、意外にもヒール履いての顔蹴りは相当効いたみたいで結構フラフラ・・。
そして奴の背広から落ちていたペンを拾うと・・ブス!ブス!ブス!・・・!
と、肺に穴が開くまで刺し続けるのです!!
凄かったぁ。
ギリアドで経験した全ての恨みを全てあのペンに込めました・・。
そして、最後のトドメを・・という時に!
一瞬ジューンが笑みを浮かべるんです!!
怖!!!
ジューン強すぎでしょう・・。
そして、また凄いのが、その強運ぶり。
その後に入ってきた女中がなんと!以前、ジューンがコロニー行の檻から救った5人のうちの一人だったのです・・。
どんだけ~!
そして、彼女の協力を得てしっかり逃げ切りました。
もう、ローレンスも血だらけの彼女を見ても、一言も出ませんよ。
家に帰るとまた元の日常を取り戻すジューンですが、覚悟を決めたローレンスがやって来ると思むろに銃を渡します。
その言葉にうなずき、銃を手に取るジューン。
おっしゃー!どこまでも戦う気だ~!!
女中連合の皆さん最高!
それにしても、毎回驚かされますが、女中達の手際が素晴らしい!
ほぼ全員をレジスタンス側に取り込み、組織だっているように見えますね。
前回、どうやって子供達を一斉に誘拐するんだろ?って書きましたけど、なるほど~、彼女達がそれぞれの家から連れ出せばそれも不可能じゃないということなんでしょうか。
52人の子供達ですけど、ちょっと心配なのが52人の女中達のことは脱出させるようなこと言ってないですよね?
子供達を連れ出してからすごすご家に帰ったらそのまま処刑になるのでは・・?と普通に思うんですけど、何か案があるのかしら・・。
それにしても、ホテルでの女中達の仕事ぶりが最高でした!プロの死体掃除人ばりにテキパキ動く!
気の毒に、超大物ウィンスロウは巨大焼却炉へさようなら~・・(よくあんなのがあったわ!)
家で待っている夫人も、まさか夫があんな目にあっているとは想像もできないでしょう。
ただねぇ・・、彼女の家にいる侍女たちの口がどうなってるかを思い起こせばさして同情する気にはなりませんよ。
ちなみに、この時流れる曲はケイト・ブッシュのCloudbusting。
パパ・サザーランドが出てました・・。
「女」をテーマに歌い続けたケイト・ブッシュはこのドラマでよく使われますね。
というわけで、あと残りは2話ですよ!
楽しみ過ぎる~!
次は第12話のネタバレ感想です。
「ハンドメイズテイル」S3第12話 ラストの意味は?!
なるほど~・・。
今回は少し予想外の展開でしたね。
皆さん、あのことが気になると思いますので、さっそくそこから行きたいと思います!
ジューンはなぜその決断を?!
エレノアは元々脆く、ギリギリのところで命を繋いでる状態だったのですが、前回の騒動で完全に押しつぶされてしまった形ですね。
ウォーターフォードバカ夫妻らが押し寄せた流れで、あえなく夫がジューンを・・というあの騒動。(実際にはある意味同意の上でしたけど・・)
あれ以降ずっと髪の毛もボサボサですし、寝てないのか行動も不可解にエスカレート。
ついには子供を連れ出す計画を近所中に話すところでした。
さすがのジューンもこれにはキレてましたけど、なんとか場を収めて一呼吸・・。
はぁ~・・。
そんなこんながあった日の夜・・。
エレノアが睡眠薬(か何かの薬。安定剤かも。)を過剰摂取して自さつ未遂を図ります。
ジューンはすぐさま助けようとドアに向かいますが、そこでストップ・・。
ジューンの中で、何かが告げるのです・・。
「彼女は逃亡作戦において大きなリスクになる。ましてや1週間後まで持つかも分からない。このまま逝かせたほうが・・」(←想像)
今回のタイトルは「犠牲」ですが、エレノアを犠牲にしようと決意するやそのままの強い意思で朝を迎えます。
みなさん、どう思います?
この段階で「ジューンよくやった!52人の子供たちの為によくやった!」と思う視聴者は少ないと思いますが、エレノアに関しては確かに不安要素ではありました。
今回のエレノアも、ジューンが始末したウィンズロウの妻に対して空気の読めない発言が目立ちましたよね。
いつものことなのか、ローレンスも肩にぐっと力を入れて止めてました。
そこで思い出すのが、ジューンとハンナの学校を目指す散歩に出た時に出会ったナオミ夫人に対して「赤ちゃんが死ななくてよかった~」と繰り返してた発言は、ある部分で彼女の奇行の一種と考えてよさそうですね。
逃避行中にあれが出てしまうとそれこそ危険!
と、ジューンは考えたのでしょうか。
ローレンスは確信した!!!
この顔は絶対分かった顔ですよね。
「お前・・!まさか!!信じられん!」という顔だと思います。(想像)
何故気が付いたかというと、もちろん事前にジューンが「私が見に行くことだってできた。」と言ってしまった記憶が残っていたのもあるでしょうが、直接の引き金は彼女の手を見たときですよね。
だけど、すみません・・。
これでなぜ分かったのか・・。全く見当もつかず・・。
ちなみにローレンスも同じ手をしてたんですけど、こうして手をクロスするのが罪悪感を表す事なのか、宗教的に意味があるのかなど色々考えましたんですけどさっぱり。
あちらのサイトを少し覗きましたけど書いてるのが見つからず、仏人夫にも聞いたんですけどダメでした。
で、ジューンはこの表情。
「ごめんなさい。どうか分かって・・。」(想像)
ですよね。
・・いや、分からないでしょ。ローレンスは。
だって、彼女をころした時点で私はすでに心配してましたよ?
ローレンスの動機はそもそも妻を逃がすため。その一点なのですから。
自分はあちらで投獄される可能性もあるわけで、逃げるメリットはあまりない。
それに52人の子供たちについても、それほど関心があるようには見えないですよね。
なので、私は妻が死んだ段階でローレンスが危険を冒すモチベーションを失うのでは?
と心配したわけですけど、こうなってくるとジューンを手助けする理由がなくなるどころか、むしろ反対に逆恨みされ、ジューンを売る可能性だって出てくるでしょう。
その辺のことがジューンに分かってないとも思えないので、最後はローレンスに残された正義感や贖罪意識に賭ける感じなんでしょうかね。
「エレノアが望んだことよ!」とか、また上手いこと言うんでしょうか・・。
どっちにしても、最終回は相当荒れそうです!!
ウォーターフォード夫妻に亀裂
いや、こうなるのは当たり前でしょう。
でも、なんでセリーナは自分が仕掛けた罠で、あなたを売った張本人なのよ。
なんてことをわざわざフレッドに伝えたんでしょ。
まぁ、これもカナダの情報機関のテクニックだと想像します。
口を割らせるためには、フレッドをまず粉々にした後の方が容易いだろう・・という読みかなぁ・・と。
可哀そうに・・。勘の悪いフレッドは最後まで妻を信じて守ろうとしてましたよ。
「君を守る~!」
で、裏切られたと分かると、「お願い分かって。あの子には私が必要なの。」という身勝手なセリーナの首を絞め、強烈なセリフを浴びせます。
「君が母親とはあの子も気の毒だ。」(母親じゃないけどね・・)
もうね~、この二人はいつになったらニコールがジューンとニックの子供で今はルークたちが親だという事実を認識するんでしょか・・。
もう、二人で永遠にやってなはれ!
ニコールと切ない再会・・
なるほどね~。あの政府の彼とは初めからニコールと会わせることを条件にした亡命計画だったんですね。
セリーナとモイラのセリフが最高過ぎて笑っちゃった。
「私があやせば大丈夫!」と強気のセリーナに対し、モイラは驚嘆顔で
「何様のつもり!?あんたは私の友達を旦那に襲わせる間押さえつけてた人間よ!」
とやり返されてしまいました。
セリーナったら、なんでいつもそういうところが天然なのかしら。
自分本位で弱い女ですけど、憎めないのはこういう部分ですよね。
そのあとも、ぐずるニコールを一生懸命あやしていました・・。(切ない・・)
それからあの政府の彼は名前忘れちゃったんですけど、セリーナといい雰囲気でもう少ししたら付き合いそうな勢いですよね。
ただ、この彼にしても、セリーナの洗脳をいかに解き、いかに口を割らせてギリアドの情報を引き出すかの心理戦をやってると思われますので、今後その辺も注意して見ていきたいところです。
純粋なセリーナはとりあえず新聞などの活字が読めることを素直に喜んじゃってますけどね。
ウォーターフォードとルーク対決
これもねぇ・・。そりゃそうなるでしょってとこでしたね。
ウォーターフォードもルークを挑発して何をしたいのか・・。
多少なりとも俺がジューンを変えたった!的な自負があるのが笑えます。
オマエがジューンが操られてたんだってば。
リタと再会!彼女も協力!
リタ最高ですよね。
だけど、これが怖いのですよ~。
来週の最終回で、リタが犠牲になりそうな気がしてたまりません。
もちろん何も起きずに済めばいいんですけど、このタイミングで再会して、あの手を重ねたシーンがなんとも情緒的で意味深です・・。
我らがリタがどうか無事でありますように・・。
では、そんなところでしょうか。
次は最終13話の感想です。
「ハンドメイズ・テイル」S3最終13話 いざ決行!と疑問点・・
ふ~~~む、なるほど~~~!!!
面白かった~!
でも脱出劇に関しては意外にすんなりでしたね。
心配していたリタも無事カナダに到着できたし、言うことなし!
とはいえ、多少疑問を感じる部分もあったので色々突っ込んでみています。
ではまた一つずつ振り返ってみたいと思います。
あれ?ローレンスは気付いてなかった??
あれれ?
ジューンがエレノアを見殺しにした事実に気付いたローレンスとひと悶着あるかと思ってましたんですけど、どういうこと?
前回のあの表情はなんだったの?
気が付いたわけじゃなかった?
それとも気が付いたけど、ジューンの状況を理解して許したの?
その辺がよく分かりませんでしたけど、なんだかあっさりしていて肩透かし・・。
私はてっきりジューンと敵対しながらも、最後の土壇場ではドラマチックな演出があり、
憎いね~!ローレンスも!やるときゃやるね~!的な山場があると期待してたんですけどね・・。
あれだけ一筋縄ではいかない謎の男を匂わせておきながら最後は可愛いもんでした。
中止を要求するローレンスでしたが、ジューンに「あたしが決めるのよ。」と言われると
と粋がっただけで、それ以上はなし・・。
結局作戦は決行。
そして次に登場する場面では、あれま・・、すっかり子供たちのいいお爺ちゃんに変身・・。
どういうこと~?!
そして、ローレンスは「妻もそう願ってるだろう」と、ギリアドに残り自分の罪を償っていくことを決めるのでした。
波乱の出来事は一つだけ・・
あのレキシントンから遥々来た少女と女中はなんだったの?
情報を中途半端に聞きかじって来たんでしょうね。
しかも、彼女の母親に飲ませたはずの睡眠薬の量が不十分だったとかで母親に気づかれ、一斉捜査が開始されてしまいました。
なるほどね~。
女中たちはどうやって突然子供を連れ出すのかと思ってましたけど、用意した食事か何かに睡眠薬を隠し入れて親を眠らせるという作戦だったみたいです。
(ただ、翌朝とかに起きたら普通に女中の仕業だとバレるんじゃないかな?)
そんなこんなで町中に守護者があふれ、身動きが取れなくなったジューンご一行・・。
仕方ないので、森を歩いて飛行場まで行くことにしたらしいです。
え?!飛行場まで森を通って行けるの!
なんて素晴らしい!
8キロって言ってましたけど、森だけ通ってたどり着けるなら完璧じゃないですか!(ちょっと都合良すぎ??)
ただ、子供の脚だと二時間位かかるかもですね。
しかも、あんな分かりやすくシーツの切れ端を木に結んで目印にするって、後でバレたら大変だからちゃんと回収したんでしょうね?
この集団逃避行については意外なほどあっけなかった気がするんですけど、どうでしょうか?(11話のウィンズロウ編の方が盛り上がったような。)
もう少し危機感を煽る演出でもよかった気がしますけど、最後のジューンとその仲間たちのファイトが見せ場だったのかな。
でも守護者は一人しかいなかったし、あそこはジューンが銃をもって忍び寄り・・じゃダメだったの?
なにも撃たれるまで待たなくても・・って思っちゃったんですけど、やっぱりライフル銃を持つ相手には勝てないかな。銃の訓練もしてない素人だし・・。
そして、ジューンは自分が犠牲になる形で森の中まで男をおびき寄せ、撃たれて倒れ、油断させたところでバーン!と一発!
男に無線で「異常なし」と連絡させると、トドメを刺すのでした。
動けなくなるジューン・・。
夜が明け始めると仲間たちがジューンを発見し、全員で彼女を運んでいましたね。
脇腹を撃たれたようですけど、大丈夫でしょうか?
心配なのはジューンもそうですけど、危険を冒して子供たちを誘拐した女中や侍女たちですよ。
司令官の偽両親だってさすがに自分たちが睡眠薬を盛られたことくらい気が付くんじゃないですか?
そしたら女中が疑われそうですけど、どうやってそこを繕うんだろ。
しかも連れ出した女中たち全員が無事に切り抜けられないとダメですよね。
一人でも疑われたらそこから口を割らされ関与した女中、侍女たち全員が処刑されちゃうでしょうし。
さて、ジューンはあのままローレンス家に運ばれて手当を受けるのかな。
でもあの傷だとしばらくは動けそうにないけど、どうやってリディア婆にバレないようにするんだろ。
今はパートナーがいない状態なので、買い物に行かなくてもよさそうですけど(基本は女中の仕事だし)、侍女たちの集合命令がかかったらおしまいですね。
まぁ、その辺はまた次のシーズンの見どころになってきそうです。
あの懲りない夫婦も・・
最終回なので彼らを無視するわけにもいかないでしょう。
さすがにウォーターフォードも降参したのか、大人しく聞き取りに協力している様子。
だけど、やっぱりセリーナは許さないようで・・。
裏切られた男の恨みは怖い~。
もういいじゃんね。愛した女を自由にしておやり・・と思う私は甘いのかな。
そして、免責もらってご機嫌だったセリーナにもついに天罰が下るのでした・・。
ニコールとも今度こそお別れ・・?
それにしても、こんな中途半端な免責条項があるんですねぇ。
普通は一切合切の罪を免責してこそ、取引の意味があると思うんですが。
まぁ犯罪の種類的にそんなに重くもないのかな?
いずれにしても、新居を探したり、ニコールとの新生活は、遠い彼方の幻想となり飛んでいきました・・。
待ち構えるカナダでは!
さすがにこのシーンは感動でした~!
「パパ!!」
前の世界を覚えてないと言ってたレベッカちゃんですが、パパのことは忘れてなかったみたいです!
よかった~。
ハンナを期待していたルークは辛そうでしたけど、まだまだ~!
いずれジューンが奪還する日が来るでしょうから、もう少しの辛抱ですね。
子供達は連れ出されて平気なの?
実は私が今回のエピソードで一番不思議だったのがこの子供達のことなんです。
だって、ギリアドになってからもう何年でしたっけ?少なくとも4,5年は経ってるんでしたっけ?
そしたら例えば6、7歳くらいの子の場合、本当の親よりもギリアドの親の方が長いわけだし、2,3歳までの記憶なんて消えちゃってる可能性もありますよね。
ジューンの娘ハンナも今の両親と幸せそうだし、あのDCのウィンズロウ家なんてこんな感じでしたよ?
ウィンズロウパパ大人気!
この子たちに、「今のパパとママを残してカナダに逃げよう!」と言っても付いて来ますかね?
だってね、あのレベッカちゃんのように運よくカナダに本当の親がいる場合は別ですよ?その場合は本人だって揺れるものがあるでしょう。
でも、この子供達は全員、侍女や女中、コロニー送りになった親から引き離された子達でしょ?
ということは本当の親はほぼギリアドにいるか、運が悪ければ死んでいる可能性もあるわけで・・。
ギリアドの両親の家で幸せなら、今回のように女中に付いていく理由がありますか?
しかも、今の親に睡眠薬を飲ませたり、手をかけたりって子供達が納得するのかなぁ・・。
あの年齢の子にとって4年以上親だったら、もうそれは親でしょう。
どうもそこが納得いかなかったんですよね。
どうやって説得したんだろか。
恐らくそこを補足説明する為のくだりとしてレベッカとジューンの会話があったと思うんですが、ぶっちゃけ今の両親を捨てる理由に、漠然とした「自由」とか「好きな服が着れるから」って子供にとって大事ですかね?
置いてきたギリアド両親のことを子供達が口にしないのが不思議。
今後ジューンにハンナを連れ出すチャンスが巡ってくるにしても、そこが一つ問題になってくる気がします。
「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」続編はどうなる?!
私が想像するシーズン4のメイントピックはこんな感じでしょうか。
- 負傷したジューンの生き残り作戦(どうやって誤魔化す?それとも地下に隠れる?)
- 復活したジューンはハンナの奪還作戦に!?
- 現在シカゴで指揮を執っているニックの正体に迫る!(一体誰なの?!)
- ウォーターフォード夫妻の牢獄生活をのんびり鑑賞(ジタバタしてね~)
- カナダ組も引き続き頑張れ~!(リタが加わったよ。)
- ジューンにチャンスがあれば、本格的なレジスタンスも仕切る?(ギリアドをぶっ潰せ~)
どうですかね?
ジューンがギリアドに残った理由はハンナですけど、ハンナ奪還だけでは済まないような気もします。
それこそレジスタンスのリーダーにまで格上げされたら、娘だけ連れて「はい、皆さん、さよなら~」では済まないでしょうし、ニックと血みどろの戦いを繰り広げる可能性もありますよね。(敵味方どっちかは分からない。)
その際、ローレンスがどこまで協力するのか、それとも今回で消えるのか・・。
正直な感想を言ってしまうとシーズン3はS1と2に比べて若干トーンダウンした部分があるような気がします。
それをグイっと緊張感の高いレベルに引き戻すには、シーズン4を完全な戦闘モードにするしかない気がするんですけど、どうでしょうか?
シカゴでは現在も壮絶な銃撃戦が行われてるんですよね。
レジスタンス軍が勢力を増していけば方々で戦闘が始まる可能性もあるし、その辺も期待したいところです。
(製作費が大分かかりそうだけど・・)
「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」シーズン3のアメリカ評価は
ロッテン・トマトの評価を見るとこんな感じ。
批評家 | 一般 | |
シーズン1 | 94% | 91% |
シーズン2 | 89% | 81% |
シーズン3 | 82% | 58% |
うわ、批評家レートが徐々に下がっているのは予想の範囲内でしたけど、一般レートのS3の58%というのは驚き!!
コメントを読むと、
「S2までは完全な恐怖国家だったギリアドがS3になるとジョークみたいな描かれ方になってる。」
ですとか
「主役の行動が酷すぎる!共感できない!」などのジューンに対する違和感が不評の原因みたいです。
確かに私もジューンに関しては「これ、ファンの人達も付いてこれるのかな・・」と心配する部分もありました。
ウィンズロウにトドメを刺す前も一瞬しっかり笑ってましたからね。
普通に引く人も多いと思います。(私は痛快~!でしたけど。)
それにドラマですからね。予算的にもギリアドの大規模国家として見せるには限界があるでしょう。
どうしても狭い世界のこととして感じられるのは仕方ないのかな・・。
あと、嘘みたいな偶然が多すぎるのも安っぽく感じる要因の一つになってます。
そんなこんなで色々見逃がしていくべき点はありますが、私はまだまだ行ってくれると思ってますよ!
またシーズン4に期待です!