Netflixで見れる海外ドラマ「ラインオブデューティ 汚職特捜班」シーズン2のアニスのネタバレ感想です。
なるほど~・・。
確かにシーズン1と比べると格段に面白くなってますね。
なにしろ今回は冒頭から目の当たりにする犯罪が壮絶で恐ろしい・・!
こんな襲撃を汚職警官ができるのか・・?!と戦慄するような事態に、こりゃ確かに不正防止ユニットに活躍にしてもらわないと~!とこちらも力が入りました。
だってシーズン1のケースは、当初はほぼ火のない所に無理やり当たりを付けて、ただゲイツが気に食わないっていう理由で捜査を見切り発車してましたからね。
偶然にも(話が上手すぎる?)ゲイツの愛人が犯罪を起こしたせいで彼も巻き込まれ、最終的にはAC-12がそれを暴いていくような展開になってましたけど、たまたま感が強かった。
それにゲイツ自身はぶっちゃけ汚職警官じゃなかったし・・。どちらかと言えば気の毒な男でしたよね。
今回のシーズン2は、そういう意味でもAC-12の地味トリオには大いに活躍してもらわないと困る非常事態なのです!
【ライン・オブ・デューティ全感想】
【ご留意ください】
当ブログは個人が趣味で書いているもので、夜遅くにウトウトしながら感じたままの感想を綴っています。そのため稚拙な文章、品のない物言い、勘違い解釈、天然ボケなどで皆様をご不快にさせてしまうこともあるかもしれません。(その場合は申し訳ございません。)
その点を含めてお許し頂ける方のみ読み進めて頂けましたら幸いです。
また衝撃ネタバレに関してはそのエピソード分の始めに持ってくることもあるのでご注意ください。(内容を順番に書くわけではありません)
「ライン・オブ・デューティ」S2のネタバレ感想
ジョージアが可哀そう!
顔に似合わず、感じのいい子だったのにあの最期は酷すぎます!
スティーブ!しっかりしろって!気絶してる場合か!
少し前に「ハッピー・バレー」でも書きましたけど、イギリスの警官や刑事って銃を携帯しないんですかね?(追記:英国警官は銃を所持しないらしい)
あの場合、病室のドアを開ける際には銃を片手に踏み込むべきでしょう!
ジョージアの体当たりが切なすぎる・・。
犯人の顔さえ見なければやられなかったかもしれないのに。
汚職警官のあの男も、よくあんな罪のない娘をころせたものだわ・・。
恐怖のお局が壮絶過ぎる・・。
あんな女がいるんでしょうか・・。凄いキャラでしたね。
私だったら同僚達に押さえつけられ、トイレに頭を突っ込まれた時点で心が折れて、泣きながら辞職してますよ。
でもちょっとだけ、あんな面の皮が厚い女になってみたいような気もします。
どんだけ強いんですかね、リンジー・デントン。
演じるのはイギリスで恐らく有名なこの女優さん、キーリー・ホーズ。
化粧すると化けますね。
今回のシーズン2は彼女が大物ゲストとなり、中心人物を演じます。
私は最近だと、「The missing シーズン2」で失踪した娘の母親役で見かけました。(老けてた。)
若いころはセクシー美女だったのが伺えますが、基本的に顔立ちが古風なので、化粧っ気がないと「薄幸の寂しい女」の昭和っぽい匂いが絶妙に醸し出されますね。
病気の母親を施設に入れる為に借金して首が回らず、引っ越したアパートでは隣人の爆音に悩まされ、長年不倫してきた男とは悲しい結末で、妊娠したものの悲しい選択を余儀なくされ、猫を飼って慎ましく生きていこうとしたら犯罪に巻き込まれて逮捕。
母親の死に目に会えず、最後は手錠をかけた姿での対面・・。
猫は没収され、判決は有罪で終身刑・・。
って、どれだけ不幸なの?!!
何か悪霊的なものに憑かれているとしか思えないので、お祓いに行ったほうがいいわね。
結局彼女の罪は何??
今シーズンは毎回のエピソードが濃くて面白かったですね~。
絶妙な演技で誰が汚職警官で、誰がハメられたのかが推測できないし、意外性のある展開には唸りました。
リンジーも騒音女の部屋のガスコンロを止めてあげた辺りで、悪い人間じゃないのかしら・・?なんて思ってみたけど、正体のバレたケイトの腹を殴ったり、平気で人を欺く感じが「ただモノ」ではない女だということは分かりましたよね。
そんな彼女の意外な一面を見るにつれ、「うーん、どっちだ!?」と散々振り回されましたけど、結局は今回の事件に巻き込まれた経緯だけで見ていくと、少女を助けようとしていたという善意がそもそもの動機でしたね。
ただ、それを自白したとしても、結局は有罪でしょうね。
やっぱり理由はともあれ金を受け取って、証人であるトミーの殺人を共謀した形になったのは決定的な罪になりそうです。
あの一瞬、間違った判断をして少女の為にと金を受け取ってしまったことで一生を棒に振ってしまいました。
ただなぁ・・、リンジー本人に自覚があったかどうかは知りませんが、もしあの瞬間に襲撃の計画を聞いただけで協力と金を断っていたら、外で待ち構えていたドットに消されてたかもしれませんよね。
もしくは、後々何かでハメられていたかも。
やはり、ここでも運がない・・としか言いようのないリンジー・デントンでした。
それでも同情できないのは!!
あの女がワイン飲んでる姿見ると、イラ~っとするのは何ででしょうね。
ぶっちゃけ、根性悪そうなんですよ。
スティーブも利用しようと企んでたし、魂胆が見え見え。
その上、最後にこの女があのインド系の汚職刑事プラサードを車で脚を圧迫してころそうとした時のやり口を見ていると、完全に頭おかしいですわ。
あんな風に車を踏み込める神経が信じられない!
あれほど残忍な暴力を見せられたら、もうあの女に同情できないでしょ。
何なら、大勢をころしてきたプラサードの方が気の毒に思えてきたほどでしたからね・・。
彼女、シーズン3でも登場するんでしょうかね?
今現在、終身刑ですけど、捜査に協力して自白したら多少量刑が軽くなりそうですけど・・。まぁそこはどうでもいいかな。
ただキャラが強烈で面白いので、まだ見ていたい気はします。
やっぱりドットが全ての裏にいるの?
リンジー宅をエーカーズが訪れて勧誘した時に、外の車にドットが待ってましたよね。もしあの時エーカーズがドットの名前を出していたら、襲撃時に道連れになってましたよね。
エーカーズも始末されてしまったのは、ドットのことを知り過ぎてしまったからか?
ちなみに、ドットはトミーに「キャディー」と呼ばれてましたけど、ドットも実はあだ名で本当はマシューとか言いましたっけ?(紛らわしい!)
コイツが自分自身を追う担当になるとは、まさにAC-12らしい究極の展開。
いつか正体が暴かれる日が来るんでしょうけど、すぐには無理な気配です・・。
あ、それと実はナイジの脚は普通で、障害年金を受給する為の演技だったという、セコイ衝撃事実がありましたね。
シーズン1ではひたすらゲイツに尽くす誠実な男を演じていましたが、実はとんでもない汚職警官でした。(顔が悪代官みたいで怖かったよー。)
「ライン・オブ・デューティ」の魔訶不思議
なぜスティーブ君はそんなにモテる?
これは絶対突っ込まないとでしょ。
だってさ、スティーブってイケメンの立ち位置なの?ちっちゃいのに?
シーズン1では爆笑問題の田中に見えるって書きましたけど、今回はとっちゃん坊やな感じが山崎方正にも見えてきちゃって・・。私だけですかね?
若いジョージアともイイ感じになってキスしてたし、ちょっと会っただけの美人看護婦とも一夜を共にしてるし、その上ライバル部署にいる美人刑事(名前忘れた)もモノにしてましたよ!?
最後、彼女とバーで会ってキスする時の舌を絡ませる感じがキモかった~・・。
まぁ、彼女とのデートは翌日に変更して、寂しい事態になってしまった同僚ケイトとの時間を優先する感じがイイ奴なんですけどね。
ただ、あの妙にすました顔の感じと小さくて女の子みたいな手が刑事っぽくなくて違和感なんですよ。せめて体鍛えてくれないかな・・。モテる理由がわからないわ。
イギリス人は堅苦しいのが好き??
この「ライン・オブ・デューティ」って本当に細部がリアルというか・・、ウザいほど手続きやら役職やらにこだわりますよね。
例えばAC-12がインタビューする段になると、毎回ブーーー!という音から始まり、同席するメンバーの紹介、階級が上の者からの質問云々・・。
普段の署内でも、「報告書」「文書で質問」なんて普通のアメリカの警察ドラマには登場しないセリフがとにかく多い。
肩書をしっかり含めて名前を呼ぶし、サーの敬語も忘れない。
上司が来たら立ち上がったり、「本当にそこまでやってるの?!」というくらい徹底してますけど、そこまで描く必要があるんでしょうか?
で、思ったんですけどイギリス人は王室物が好きだったり、ドラマでも「ダウントン・アビー」みたいな階級のハッキリした中で身分をわきまえて生きる人たちとか好きですよね。形式の中に美を求める・・みたいな。
その点については日本人も似てる所がありますけど、それでも煩わしいわ~!と正直思うくらいしつこいわ・・。
資料を説明するのに、毎回番号から読み上げたり、早よ行け~!ってイラっとするし・・わざとやってるとしか思えない。
ま、そんな感じも含めてイギリス人には人気なんでしょうかね。
色々書きましたが、物語の展開やリンジーのような壮絶キャラがかなり面白いので、もちろんシーズン3も引き続き見るつもりです!