Netflixで見れる海外ドラマ「ラインオブデューティ 汚職特捜班」シーズン3のアニスのネタバレ感想です。
いよいよシーズン3に突入しました!
S1は5話、S2とS3は6話なので、あっという間ですね。
内容が濃くて最高に面白いので、夜更かしが苦手な私も一気見でした!
ここまで来るとイギリスで人気があり、かつ評価が高い訳が分かってきましたよ。
シーズン1から緻密に組み立てられた完成度の高い脚本だけでなく、悪役キャラが強烈過ぎてもうムカつくやら、笑っちゃうやら・・。
こういう部分をイギリス人たちはニヤニヤしながら見てるんでしょうね。
ここまで人間を肉厚に描くドラマってそうそうないと思いますよ。
【ライン・オブ・デューティ全感想】
【ご留意ください】
当ブログは個人が趣味で書いているもので、夜遅くにウトウトしながら感じたままの感想を綴っています。そのため稚拙な文章、品のない物言い、勘違い解釈、天然ボケなどで皆様をご不快にさせてしまうこともあるかもしれません。(その場合は申し訳ございません。)
その点を含めてお許し頂ける方のみ読み進めて頂けましたら幸いです。
また衝撃ネタバレに関してはそのエピソード分の始めに持ってくることもあるのでご注意ください。(内容を順番に書くわけではありません)
「ライン・オブ・デューティ」S3のネタバレ感想
悪役キャラが振り切ってる!
今回冒頭から飛び出したダニーがキテレツ過ぎて最高でした。
なにこの新キャラ!凄いのができたぞ~!っと見入ってしまいましたが、1話の最後にあんなことになって退場とは、もったいない・・!
もっと見ていたかった~。
前回シーズン2の大物ゲストが女ビッチのリンジーだったので、今回は男ビッチのダニーなのね!とワクワクしていた矢先だったので、これまた衝撃的でした。
せっかくいい女性と出会えたというのに、破滅に向かって転がりだした直後で歯止めが効かず・・・、結局は自分も消されて終わってしまいました。
それもこれも、幼い頃に繰り返された性的虐待のトラウマが原因だったんですよね。
それを知ってからはダニーが気の毒に思えて、ジョギングで無理に走り込んで毎回吐いてしまう辺りも、その苦しみを表していたんだなぁ・・と。
余談ですけど、もう一人少年虐待の被害者で今は家族を持って工場で働いている男性(名前忘れた)が心配で心配でドキドキでした。
彼が有力者に対して不利な証言をするのがバレたら奴らに始末されてしまうのでは?!と心配で、スティーブとケイトがドットに言いませんように・・と祈るように見てました。
結果的には、無事彼の証言でフェアバンクの事を摘発できたのでホッとしました・・。
女の根性を見せて逝ったリンジー
最後のリンジーは最高にカッコ良かった!
あの女、性格は最悪ですけど知能指数は異常に高いんでしょうね。
スティーブが助けを求めて彼女を呼び出した後でさえ狡猾で嫌な女を貫き、スティーブを簡単に出し抜いてました。
それにしても、悪徳警官に20ユーロでアレをしろと言われた時の反撃の仕方がエゲつなかったわ~!
いや、もうあの女なら、噛み切ることもあり得るぞ!と心の準備はしてましたけど、予想以上に痛そうだった!
全ての男性視聴者の背筋が凍り付いた瞬間だったでしょう。
リンジーって、「容赦」とか「手加減」とか「妥協」いう感覚が全くない女でしたよね。
最後の最後までドットに対し真っ向から戦い、リストをヘイスティングに送り切り、「私はポリスオフィサーよ~!!!」という自負と共に散っていきました。
そこは、もう色々あったスティーブに送ったりーな!と思いましたけど、やっぱり確実なのはヘイスティングですもんね。最後までクールで賢い女でした。
スティーブ!息子をパンツにしまっとき!!
こうした最高に濃い強烈キャラが悪役にいる一方で、メインの3人のキャラは本当に地味で大人しいですよね。
もう、これはお迎えする大物ゲストの引き立て役として存在しているとしか思えない程の普通さです。
今回はケイトが頭一つ抜け出してキレる刑事を証明してみせましたけど、相変わらずスティーブは冴えないですねぇ・・。
顔が変な感じにむくんできたし、脚は短足、背はちっちゃい、性格もクソ面白くない真面目だし、一体何がいいんだか・・。
ところが、こんな男がやけにモテる!そして、性欲が半端ないのがまた気持ち悪い!
今回は初めてステディになった彼女(刑事)がいましたけど、スティーブのどこがいいのか聞いてみたいもんだわ。
そして最悪なのが、リンジーにさえ手を出そうとしたところですよ!
もう想像するのも気持ち悪い! この二人が乳繰り合ってる所の映像がなかっただけでもホッとしたわ・・。
大体リンジーの方がでかいし、切れ者だし、完全に姐さんでしょうが。
よくあんな怪物に手出そうとするものだわ、スティーブも。
最後の最後までリンジーに出し抜かれ、ドットにはハメられ、刑務所で真っ青になってましたけど、このスティーブって人気あるんですかね?
その少し前に、ヘイスティングに責められた時にわんわん泣いてたのにはびっくりを通り越して引きましたよ。
もう、大人でしょ?!仕事で上司に追い詰められたからって泣いちゃダメダメ!
今回は、ちゃんと救ってくれたケイトに感謝しとき!
それから、シーズン4ではちゃんと息子をパンツにしまっとくのよ!(と言いつつ、また同じパターンを期待。)
苦しい汚職警官ドットが笑える
悪役キャラの極めつけがこのドットでしょう。
毎回あの手この手で苦境を脱する姿を見てるだけで笑っちゃうのは、この馬面のせいなのかな?
どうしようもない犯罪者なのに、なぜか愛嬌があるせいで憎めない・・。
ほぼ無罪のリンジーには腸煮えくり返るほどムカつくのに、この男はなんとも得な性格ですよね。
そして終盤、ヘイスティングとケイトからインタビューを受ける中、徐々に追い詰められていく姿が最高でした。
表情が絶妙過ぎるし、どんだけ水飲むのよ!というほどガブ飲みで、視聴者の突っ込みを承知でわざとやってる感じがまた可笑しい。
その上、リンジー殺害時にどこにいた?という質問に答えられず、時間を取ってどういう逃げ口上を探すのかと思いきや、突然仲間に救いを求めるメールして、ガバっと立ち上がり猛烈ダッシュ!!!
え?!うっそ~!!?と笑っちゃいました!
そして、街中を走る走る!
その走り方もダサくって可笑しいのも絶対狙ってやってたと思う!
ケイトに追いつかれても、彼女を撃てず、仲間がケイトに撃ったのを庇う形で死んでしまいました。
あんな奴でも、やっぱりケイトが好きだったのかな?
そして例の臨終証言でフェアバンクの名前を出し、あの爺さんを決定的に有罪にすることができたのでした・・。
ドット、人間としての弱さからひょうひょうと悪を重ねてきましたけど、最後は華を持たせてもらう死に方でしたね。
障害年金を不正受給してるモートンよりも愛嬌があって、憎めなかったなぁ・・。
という訳で、「ライン・オブ・デューティ」シーズン3も面白かった~!!
ドットの最後のバタバタがとにかく面白かった!
でも、シーズン1のゲイツに続き、ドットとリンジー、ダニーという強烈悪役キャラが全員死んでしまいましたよ・・。
あちゃ、これから誰を楽しみに見ればいいの?
メインキャラに全く興味が沸かないというのも珍しいけど、この3人は本当に面白味がないんですよね・・。
そんな中、満を期して登場するシーズン4の大物ゲストはなんとタンディ・ニュートン!
イギリスでは当然、大人気の女優さんでしょう。
最近は「ウエストワールド」でも注目ですが、若い頃からの実力派ですからね。
まさか、青二才のスティーブが、この大物女優に手を出そうとする事はないと思いますが、怖いもの見たさで「スティーブ、ちょっと試しに行ったれ!」なんてちょっと思ってしまったりもします・・。
「ライン・オブ・デューティ」S4の感想こちら
↓リンジー役キーリー・ホーズの最新ドラマもなかなかです!