「ミスター・ロボット」シーズン4 名作誕生!全話のネタバレ感想/解説/考察/評価

ミスター・ロボット シーズン4
(出典:アマゾン)

アマゾンで見た海外ドラマ「ミスター・ロボット/MR.ROBOT」シーズン4の第1話のネタバレ感想・解説・あらすじです。

全感想

S1 S2 S3 S4 傑作な理由

さて、いよいよやって来ましたシーズン4!

世界的大スターになっても「ミスター・ロボット」に戻ってきてくれたラミ・マレックにまずありがと~。

ただ、アカデミー賞俳優になり映画で忙しくなったせいで、この間2年くらい空きましたよね。

私の脳内からもS3までの記憶が綺麗さっぱり遥か彼方へサヨウナラ~。

なので、まず見始める前に徹底的に過去エピを勉強してきました!

万全の状態で最終シーズンに挑む為に、これは外せない・・。

そして、せっかく見たので全力解説もかなり気合を入れていきますよ~。

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目次

【ご留意ください】
当ブログは個人が趣味で書いているもので、夜遅くにウトウトしながら感じたままの感想を綴っています。そのため稚拙な文章、品のない物言い、勘違い解釈、天然ボケなどで皆様をご不快にさせてしまうこともあるかもしれません。(その場合は申し訳ございません。)
その点を含めてお許し頂ける方のみ読み進めて頂けましたら幸いです。

また衝撃ネタバレに関してはそのエピソード分の始めに持ってくることもあるのでご注意ください。(内容を順番に書くわけではありません)

まず「ミスター・ロボット」これまでのおさらい、用語解説

覚えてる方は飛ばしてください。

【5/9について】

●第1段階・・5/9にEコープの金融データなどを一気に破壊したハッキングテロ。

Fソサエティというテロ集団(ミスター・ロボット(エリオット)、ダーリーン、トレントン、モーブリー、ロメロ)+タイレル・ウェリックがゲームセンターでハックした。

また、途中からはダークアーミーという中国のハッカー集団と協力

具体的にはEコープのバックアップデータが中国にも保管してあったので、中国側をダークアーミーが担当した形。

●第2段階・・9/29に全米にあるEコープの71の建物を一気に爆破したテロ。

中国によるコンゴ併合を採択する国連決議の当日だった。

ミスター・ロボット(エリオット)、タイレル、ダークアーミーの親玉ホワイトローズに洗脳されたアンジェラらがダークアーミーと共謀して準備していたが、当初目的はNYビルだけで、人には危害を加えず避難が終わってからと聞かされていた。

第1段階で電子データを破壊後、Eコープが紙データを入力しなおしデータベースを再構築しようとするのを阻むため、第2段階が必要だった。

予定としては、コンゴ併合がうまく行った場合、全米にあるEコープ施設から集められた紙データを保存するNYビルのみを爆破するはずだったが、ホワイトローズの気が変わり71施設を爆破。プライスに対しての当てつけだとか。

ただし、エリオットがこの爆破を阻んだ為、逆にNYビルだけは無事だった。

【トレントンとモーブリー】

ダークアーミーに、この5/9の犯人に仕立て上げられてしまったエリオットの仲間。

実際には彼らが関与したのは第1段階だけで、それ以降は身を隠して逃げていた。

ところが、ダークアーミーの手先レオンに誘拐され、最終的にはテロの隠れ家のような場所に連れていかれ自死に見せかける形で消される。

その途中、トレントンは5/9で消したデータを復元する手がかりがあるかもしれないと、エリオットにメールを送っていた。

【5/9を帳消しに!】

トレントンからのメールを受け取ったエリオットは5/9以前の世界を取り戻す可能性に気づき、その為にFBIからデータを回収しようとする。

それに関してはFBI捜査官ドムにコンチネントというFBIデータベースを開かせ解決。

ただし、この暗号を解くには鍵が必要。

トレントンはロメオが書き出していたかもとメールに残していたが、実はミスター・ロボットが密かに書き出し、それを自宅にある画像データに隠していた。

その画像が、こちら。

エリオット少年と父の思い出の映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の恰好をして嬉しそうな二人

実は5/9を実行する究極の場面で「エリオットならこうするだろう。」とミスター・ロボットが書き出していたものだった。

少しずつ歩み寄る2人の人格。今後は互いに互いを受け入れる関係ができていくのか・・

とりあえず、前提としてはこの辺でいいでしょうか。

今後は、こうした解説を各話の流れの中で挿入していきたいと思います。

次は第1話のネタバレ感想です。

「ミスターロボット」シーズン4第1話のネタバレ感想・解説

まず、アンジェラがEコープのCEO、プライスと話しているシーンから始まります。

S3の最後の方でアンジェラは男たちに連れられてこの屋敷に連れてこられたのでした。

アンジェラは既に自分がホワイトローズに騙され利用されたことに気づき、自分のしでかした事の大きさに耐えられない状態でした。

プライスは必死にアンジェラを取り込もうとしますが、彼女は聞く耳を持たず、「全てを公表し彼女(ホワイトローズ)の計画を阻止する!」と言います。

そして、プライスはついに諦め、娘をダークアーミーの手に残していくのでした。

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【アンジェラはプライスの娘】

アンジェラの母エミリー・モスは以前Eコープで働いてた時に数年プライスと恋仲にあった時にアンジェラを身ごもる。

プライスは援助を申し出でるが、娘をモンスターのようにはしたくないと断り、その後別の男性と結婚。

ところがワシントン・タウンシップでの有毒廃棄物漏洩事件のせいで白血病になり亡くなる。(エリオットの父エドワード・オルダーソンも同様。)

【ホワイトローズとプライスの計画とは】

実はこれがメッチャ大事です!!

今回私もS1~3までささ~っと復習して初めて気が付ついたものなのですが、そもそもこのホワイトローズとEコープの親玉プライスとの間には協定があったらしいんです。

それが、コンゴを中国が併合し、コンゴにあるコルダン鉱山を手中に収めること。

これを理解していないと、なぜこの二人がこんな事をしているのかが分からないし、5/9をなぜプライスが許可していたのかも理解不能なんです。

自分の会社の金融データを全て消失させ世界を混乱に陥れてまで彼が欲しかったものがこれのようです。コルダン鉱山。

(プライスは5/9の第一段階については事前に知っていたし、OKを出していたとエリオット達に話しています。

ただし、第2段階の71施設の爆破はホワイトローズが勝手にやったことで、これによりEコープは完全に壊滅。

プライスも権力を失い、今やホワイトローズの言いなりに。

ホワイトローズから「自分は身を引き、新しいCTOを立てろ」と指示されていました。)

アンジェラはこのコンゴ計画について知っていたようで、見たことを全部公表する!と言ってしまったがために始末されてしまいました。

新キャラ登場

ホワイトローズにこれまで使えてきたあの彼はS3の最後にやられちゃったので、今回は新キャラ登場。ワン・シューさん。(何代目だ?)

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ちなみに、この輸送の件というのは、コンゴへの荷物輸送で例の計画の為のものです。

シーズン3の終盤でエリオットとダーリーンが拉致されピンチになった時に、エリオットが輸送の件を解決させて命を救われたのを覚えてますでしょうか。(役に立つことを証明した)

今回ホワイトローズは輸送が無事終わるまではエリオットを生かしておいて、終わったらころすと言ってますね。

よほど大事な輸送なのでしょう。

ちなみにS3では、この移転がなかなか上手く行かずにホワイトローズが苛立つシーンもありました。

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エリオットとミスター・ロボットが協力してダークアーミーに戦いを挑む!

とある弁護士(フレッド)を利用しようとしていましたが、この彼は

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ジョン・ガルサンという、ダークアーミーに繋がる男の名前を残して自死してしまいました・・。

そして、エリオットはこの巨大コングロマリッド(Eコープ)の心臓はキプロス銀行であるところまで突き止めます。

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ただ、その後の調査が思うように行かず、ついにジョン・ガルシアの家に押し入ることにしたのですが・・。

これが奴らの罠でした。

ちなみに二人の様子を見ていると、現在エリオットとミスター・ロボットは仲良く協力してるみたいですね。

互いに意見を言い合いながらもいい感じ。

5/9の帳消しは成功していた!

S3の最後の最後についにエリオットが以前の世界を取り戻すための方法を見つけるわけですが、実際にデータ復元は成功していたようですね。

そしてそれはタイレルの手柄になっているようでした。

現在はこのデータ復旧とEコインの融資が好景気を後押ししているそうです。

ということで、結局5/9以前の世界が戻ってきただけではなく、当初ホワイトローズやプライスたちが画策していたように、この混乱でドルの信用を落としEコインで世界経済を牛耳ることに成功。

さらに自分達の力を増した形になったわけです。

ちなみに、S3で妻を失いながらもダークアーミーに協力したタイレル・ウェリックですが、自由の身になれるかと思いきや、プライスに形だけのCTOになるよう命令され、現在もペット状態の身のようです。

可哀そう。(憎めないタイレル・・頑張れ!)

ダーリーンは完全にブレイクダウン

アンジェラがまだ生きてると思い込み、罪悪感から逃れる為にドラッグ漬けになっているようです。

どうしてアンジェラの写真を見せないんだ?とミスター・ロボットが聞いてましたので、ダークアーミーからアンジェラの無残な写真が送られてきたのかな。

あ、それか、今エリオットはダークアーミーのハッキングができてる状態なので自分で見つけたのかも。

これで、エリオットの怒りに火が付いたのは言うまでもないでしょう。

ちなみに、一瞬この写真が挿し込まれていたのに気が付きましたでしょうか?0.1秒くらいでしたけど・・。

ダーリーンは直接第2段階に関わったわけではないし、アンジェラを引き入れたのもホワイトローズなんですけど、彼女とは幼馴染だったしよほどショックだったんでしょうね。

FBI捜査官ドムも鬱状態

前回S3の最後ではダークアーミーらに拉致され、とんでもない展開が待っていましたよね。

自分の上司のサンチアゴが目の前でやられ、代わりに今後は自分がダークアーミーのスパイとしてFBIに潜伏することになってしまいました。

最後まで「絶対やらない!」と頑張ったドムですが、甥っ子や母親をころすと脅され、成すすべもなく・・。

そして、現在はずっと仕事を休み続け、母親の家で療養しているようでした。(現実逃避?)

ところがある日、母が招いたおばちゃんがダークアーミーの手先だった!

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このおばちゃん超怖い~!!!不気味~。

母をころすと脅されたし、とりあえずドムも仕事に復帰し、翌日のサンティアゴの件の聴取には出ないわけにはいかないでしょう・・。

エリオットを拉致したのは・・!

薬物を打たれて絶対絶命だと思いましたけど、あれってただの脅しだったっていうことかな?

中国人じゃなかったので、あれ?ダークアーミーじゃない?とは思ってましたけど、プライスの手先だったようです。

そして、この時朦朧となったエリオットが見ていた人たちが気になりますね。

「彼を操るはずだったのに。これじゃ皆消えるしかないわね。」

見た目から恐らくエリオット母、父ミスター・ロボット、エリオット少年だと思います。

まるで彼らが全員エリオットの中の別人格と存在していたような会話ですけど、別人格なのはミスター・ロボットだけですよね?

他にもいたの?気になります。

そして、死にゆくエリオットは過去の幸せな場面の走馬灯を見ます。

なんですけど、クレジットの後にはまた別のシーンが用意されてました!(凝ってる!)

エリオットには解毒剤のようなものが注入され、満を期して姿を現したのはプライスでした!

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やっぱり来たか!

随分凝った演出でしたけど、ついにプライスがダークアーミーに反撃するってこと?

Eコープの実権を奪われ、娘を奪われた男に何があと残ってる!?ってことでしょうか。

ということでさっそく2話を見ます!

次は第2話のネタバレ感想・解説です。

「ミスターロボット」シーズン4第2話のネタバレ感想

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うわ~、凄いことになってきた!!

第1話の感想解説であれだけ頑張ったというのに、全然休憩させてくれない!

通常2話3話辺りはのんびり様子を伺う感じで進行しますけど、このS4は容赦なくどんどん進みますね。

第2話ででどか~~~~~んとネタバレしちゃったじゃないですか!!

それにしても、この「ミスター・ロボット」の凄さは、S1の第1話から全てが完全に組み立てられていたってことですよ。

監督、脚本家のサム・エスメイルが「当初から4シーズンまでの構成で考えていた」と語る通りで、完璧な構成で無駄なエピソードが全くなかったのが窺えます。

例えばですね、私S4の前にさ~っと過去エピを復習したんですけど、さすがにエリオットの母に関してや、あの女弁護士スーザン・ジェイコブズに関してはもう関係ないだろう~と飛ばしてたんですよね。

ところが、そこに限って今回出てる!

はぁ・・。もうまた復習ですよ・・。

で解説付きでまた感想書かせて頂きます!

ホワイトローズの正体は!

え~っと、もしかして中国の国家元首って事なの?名前はチャン。

各国の指導者と並ぶ写真がありましたけど。

あれ、それともまだ国家安全部長なのかな?追記:現在も部長のようです。あ~、びっくりした。】

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あれ、日本がいないよ?

そして、そんな彼が謎のデウスという巨大な投資グループを作り、世界中の権力者や富豪を取り込んできたらしいです。

石油や軍事産業も掌握。インターネットを利用しながら事業を拡大。

そしてEコープはデウス最大のフロント企業に成長。

このワシントン・タウンシップの発電所の地下に建造したという巨大なマシンが気になりますね。

そのマシンというのはS3に登場した、これだと思います。↓

明らかにコンゴ計画と関連がありそうです。

そして、やはりこのコンゴ(たぶんコルダン鉱山のこと)の計画こそが、デウスグループの「唯一無二の目的だった」そう。

【ワシントン・タウンシップとは】

実はエリオットの父と、アンジェラの母を含む26人のEコープ社員が亡くなったのは、ここタウンシップの有害物質漏洩事件によるものでした。

白血病で亡くなったのを見ると、発がん性のある有害物質を垂れ流しにして、その被害に遭ったのでしょうか。

このタウンシップの発電所地下に巨大マシンを設置した際の汚染物質だと想像しますが、これが何かは分かりません。

ちなみに、今回出てきた顧問弁護士スーザン・ジェイコブズはこのタウンシップ訴訟の弁護士団の一人でもありました。

【スーザン・ジェイコブズについて】

Eコープの顧問弁護士として重要な役割を果たしていたようですが、タウンシップ訴訟の時はまだ駆け出しだったのか、大量の弁護士団のうちの一人でした。

ところが、彼らが勝訴したニュースをテレビで見ていたダーリーン4歳には強烈に彼女の顔が焼き付いていたようで、父を死においやった恨みを晴らす為、自宅で手にかけていました。

電気ショックを与えて自宅のプールに落とす形でした。

ただ、もともとそれが目的だったというよりは、エリオットが刑務所に入っている間に新たな基地を必要としたfソサエティのメンバーが居つく場所として、長期休暇で留守にするはずの彼女の自宅を占拠していただけでした。

そこへ、たまたま戻ってきたスーザンに見つかり窮地に陥ったという流れです。

プライスは協力するようだ!

そりゃそうよね。

彼に何が残ってますか。

Eコープでの実権を奪われ、娘を奪われた恨みしかないはず。

デウスグループの金を強奪して、ダークアーミーを潰すというエリオットに協力する動機は十分でしょう。

そしてプライスが言うには、デウスとの橋渡しをし、キプロス国立銀行の件も担当していた弁護士がスーザンだったそうです。

あちゃ、ダーリーンがころしちゃいましたけど、大丈夫でしょうか・・。

どこかに情報の手がかりが残ってるのかな。

まずは、プライスはデウスのメンバーを1か所に集めて欲しいというエリオットの頼みを実現する為、自身のCEO辞任を申し出てその機会を作るようでした。

この辞任に関してはホワイトローズが怒りまくってましたね。

やっぱりコンゴへの輸送が済んでからにしろ!とこの輸送へのこだわりを見せてました。

でも、この輸送が終わったらエリオット達は始末されちゃいますからね。とりあえず早急にメンバーが収集されるようプライスが上手いことやってくれたみたいです。

エリオット達の母死亡

最後は老人施設で孤独な死を迎えたようでした。

自分の子供達と幼馴染のアンジェラが、アンジェラの母エミリー・ロスのために吹き込んだメッセージテープを持っていたなんて、切ない!

子供達の声が聞こえると、さすがにジーンとしちゃうわ・・。

アンジェラは彼らにとって幼馴染以上の兄妹のような関係だったのでしょうね。

(出典:アマゾン)

そのことが伝わる切ないシーン。

こういう演出というか計算し尽くされた映像が本当に上手い。細かな部分のクオリティがドラマとは思えませんね。

ちなみに、母については過去エピにあんまり登場していないかと思いきや、時々チラッと映ったりするんですよね。

S1の第1話ではエリオットの腕を押さえつける厳しい母の姿が・・。(本当に一瞬だけの、エリオットのフラッシュバック映像)

(出典:アマゾン)

ダーリーンも嫌っていたようですし、父の死後は虐待に近いことがあったのかもしれません。(はっきりとした説明はこれまでなかったようですが。)

気になるのは、この母が銀行の貸金庫に何を残していたか・・ですよね。

銀行に処分されちゃったらしいので、知ることはもうないのかな?

ダーリーンは知りたかったようですが・・。

FBIのドムには厳しい監視が・・

あのはく製のおばちゃんは相当なモンですね。

ドムが上手い作り話で上司サンチアゴの失踪の説明をしたはずが、担当していた調査員がやられてしまいました。

うわ~。逆にドムが怪しまれるでしょ。

罪悪感も上乗せされ、ますます辛い立場に追いやられていくドムなのでした。

ダーリーンも仲間に!

スーザンの件をきっかけにして、ダーリーンも打倒ダークアーミーの仲間入りをするようでした。

やらないとやられるというのは彼女もしっかり理解したようです。

そして、この時のエリオットとダーリーンの会話から気になる件が2つ浮上しました。

まずはこのベラのこと。

この男はS3の最終話の一番最後にエリオットのアパートの前に現れた男です。

【ベラとは】

S1で、エリオットはアパートの住人シェイラと付き合ってました。

ガッチリ付き合っていたわけではなかったですけど、孤独なエリオットにとって、癒し系シェイラは大事な存在。

ただ彼女は薬の元締めベラに絡まれ困っていた為(暴行も受けていた)、エリオットがベラの情報を警察に通報し刑務所に入れてしまいます。

ところがその後、シェイラがベラの弟に誘拐され、エリオットは刑務所内の自動扉を全て解除するよう要求されます。

ベラは脱獄に成功。

シェイラを取り戻すはずだったのですが、彼女は車のトランクの中で死体になっていたのでした・・。

いまさら、このチンピラが何の用?

ここに来てまたエリオットに負担をかけることにならないといいんですが・・。

とはいえ、エリオットにとっては大事な人を奪われた恨みがありますからね。また何か起きるのは確実です。

そしてもう一つは・・

え?!ミスター・ロボット以外にも別人格が?!

前回の第1話で、エリオットが死にそうな場面で家族3人が出てきましたよね。

(出典:アマゾン)

今回、ダーリーンがベラのことを話したのをエリオットもミスター・ロボットも聞いていない??

じゃ、誰が聞いたんだ?!ということで、別人格の存在に気が付きつつある彼らなのですが・・。

うわ~、これは大変なことになってきた!!

こうなってくると、もう有名な多重人格の本「24人のビリー・ビリガン」の世界じゃないですか?!

実はですね、この3人が出てくるシーンは過去にもあったんです。

なんと、シーズン1の最終話の最後。

エリオットが5/9を実行してふらふらしながら街中を徘徊している際にぼ~っと、幻影のような形でネオン街に移る3人の姿を見ます。

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ほら、ほぼ同じ!

言ってることからも、エリオットの中に既に彼らが存在しているような感じでした。

あらら、どうしましょ。

そして、極めつけはラストのシーン。

とあるビルの重役室のような場所で椅子に座っているエリオット少年。

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(エリオット君はシーズンごとに子役が替わりますけど、いつもパーカーが目印です。)

ドアが開いてエリオットの母が現れると、こんな会話が始まります。

「そこに座っちゃダメよ。彼を待たなくちゃ。」

「彼?ミスター・ロボット?」

「違うわ」

「エリオット?」

ひゃ~!!

もう一人っていったい誰??

ってことは男ですよ!

でも、エリオットでもミスター・ロボットでもない別人格??

そんなことがあり得ますかね??

もう、これは先に進むしかない!

次は第3話のネタバレ感想・解説です。

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「ミスターロボット」シーズン4第3話のネタバレ感想

(出典:アマゾン)

さて、ようやく3話まで来ましたけど、このペースで行くと13話まで相当かかりそうなので、肝心な解説を中心に、あらすじは省略気味に次々行きたいと思います!

チャン(ホワイトローズ)の若き日の悲劇

これについては、へぇ~、そんな悲劇的純愛があったのねぇ・・でいいかと思います。

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若い頃のホワイトローズは横顔が似てる。

相手役の彼はめっちゃ美形でしたけど、親の決めた縁談で結婚しなけれいけない!と言うだけで絶望し喉を掻き切ってしまいました・・。

そして、ピッっとタイマーの鳴る腕時計は彼のものだったわけですね。

現在のホワイトローズは秘書の彼女に「チャン部長」と呼ばれていました。

この彼女が「プライスたちが何か企んでいるのでCEO辞任の件は却下した方がいい。」と、結構いい進言をするんですけど、チャンは

「いや、明日招集する。彼らが動いているなら逆にミスを誘発した方がいい。」と、ガウスメンバーをクリスマスに集める方向で行くようでした。

精神科医クリスタも再登場!

凄いですね~。もういいんじゃないの?というキャラまで最終シーズンに登場させてきますよ。

彼女は完全に怯えているようで、エリオットと縁を切りたがっていましたね。

【クリスタとは】

エリオットのカウンセリングを担当していた精神科医で、彼が二重人格に苦しんでいる件も知っていました。

最後のカウンセリングは、第2段階の爆破があった日のことで、71か所同時テロを知った衝撃でエリオットはパニック状態になり彼女のところに助けを求めた時。

そこで、もう一人のミスター・ロボットと話してくれ、とエリオットに頼まれ、別人格が彼女と対峙することになるのですが・・。

「この爆破の実行犯は俺たちさ。」

というミスター・ロボットに完全に怯え、警察に通報しようかと悩むクリスタ。

ところが、同僚に「守秘義務があるから、患者の情報は漏洩できない。」と説得され、通報は控えたものの、彼女はエリオットが主犯だと感じていた。

ところが運の悪いことに、エリオットと偶然出会った場面を見ていたのがベラの子分の男でした。

写真も撮ってベラに報告したものの、説明が不十分とやられてしまいました。

このベラは以前自分を刑務所から解放した弟にも手をかけてますからね。

完全なサイコですが、今回エリオットに関してはパートナーとして悪だくみをしたいらしいです。

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まぁ無理でしょうけど・・。

エリオットの心をつかんだ女性オリビア!

エリオットがこんな感じになるのは、久しぶりですね。

S1ではシェイラがいましたけどころされてしまったし、その後アンジェラと少しいい感じになることもありましたけど、彼女も消されてしまった。

そして今回のオリビアですけど、二人にハッピーエンドはあるんでしょうか?

彼女はキプロス銀行のアメリカでのデウス担当だそうで、エリオットは彼女を利用しようと自宅に入りますが、彼女のトークンがないと何も見れないということでオリビアに接近することになるのですが。

完全に2人は恋に落ちてましたね。

互いに心痛と孤独から逃げる為に鎮痛剤中毒に陥ったことがある者同士ということで、大きな共通点がありました。

エリオットはモルヒネをよく使ってましたが、彼女はオキシコンチンという鎮痛薬。

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なんだか久しぶりにこういうエリオットを見ましたね~。

まだ普通の男の部分も残っていたのね・・とホッとしちゃう。(あの顔見てると、ついつい人と言うことも忘れそうになるわ・・)

ちなみに、このセキュリティトークンというのは、コンピュータの利用権限のある者に、認証の助けとなるよう与えられる物理デバイスのことで、あの画面にパスワードやワンタイムコードが出るみたいです。

それから気になるのが、このラインを送っていた相手「ドロレス・ヘイズ」と言う人物。

誰でしょうか?

実はこの名前が出るのは2回目で、前回の2話の冒頭でエリオットがプライスと話している時にも彼女から電話を受け取っていました。

あ、そっか、今分かったんですけど、これってたぶんダーリーンだ。

母死亡の件で電話してましたしね。

タイレル登場!

相変わらずテンションが可愛いなぁ。

「僕ついにCEOになったよ!」と目を真ん丸にして大好きなエリオットに報告に来てました。

でも、「これで内部から奴らを倒せる!」というタイレルの言葉はやっぱりダークアーミーに聞かれちゃったんでしょうか。

となると、形だけのCTOとして利用されていたタイレルも、実は敵だったと知ったホワイトローズはどうするかな・・。

当然CEO昇格の件もなしになりそうですけど、また「敢えてミスを誘発させる」と泳がせるかな・・。

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それにしても、タイレルいくつになってもお肌つるつるで童顔ですね。

何をやっても憎めないのは私だけかしら・・。

では4話みたら、この下に追加します~。

次は4話のネタバレ感想、解説です。

「ミスターロボット」シーズン4第4話のネタバレ感想

(出典:アマゾン)

うわ~・・・。

ショック!!

これまでと違ってエリオットやダーリーンの心情にフォーカスする内容だったし、森の中で迷って歩き続けるなど不思議な時間が続きましたよね。

これは、何かあるに違いない!

最後に、実は〇〇でした~!と、エリオットが刑務所にいたことが分かった時に似た仕掛けでも用意されてるのかと思ったんですが・・

やめて~!大ショック!!

まさかタイレルとのお別れ会だったとは・・。

思えば彼との奇妙な旅も長く続いたものですが、最後まで愛嬌があって憎めなかったんですよね。

この間に妻を失い、生まれたばかりの息子も取り上げられてしまった・・。

彼はバイセクシュアルですけど、愛するエリオットとも結局はずっと片思いでした。

結局のところ、タイレルだけはダーリーンやエリオットと違って本当のサイコなんですよね。(人もあやめてるし)

残念ながらダークアーミーと戦って勝利を手にするヒーローにはなり得ないキャラだったのかな・・。

私はそれでもエリオット達と戦う姿を見たかったけど。

今回はそんなタイレルを振り返ってみたいと思います。

【タイレルの悪行とは】

もともとEコープの若手有望株として将来が約束されていたが、CTOのコルビーがワシントンシップ訴訟の隠蔽の罪で破滅すると、彼の右腕だった自分ではなく、スコット・ノウルズがCTOに就任。

我慢ならないタイレルがパーティの晩、ビルの屋上でノウルズの妻を誘惑し、首を絞めて息絶えさせる。

その後、結局CTOの座は無理と分かるとEコープへの逆恨みもあり5/9のテロをエリオット達と成功させる。

犯人として指名手配されてしまうがダークアーミーの助けを得て潜伏生活を始める。

一方の妻ヨアンナはノウルズを妻殺しの犯人に仕立て上げることに成功。

夫の帰りを赤ん坊と待っていたが、利用して捨てるはずだった愛人の男に銃で撃たれて死亡。

赤ん坊は政府に保護される。

ダークアーミーの指示通りに第二段階を成功させれば、妻と子供のもとへ帰れると信じていたタイレルだったが、FBIに捕まると「妻は死んだ。子供は保護されている。」と聞かされ茫然とする。

その後は犯人ではなく、テロを阻止しようとしたヒーロー、そしてデータを復旧させたヒーローとして祭り上げられるが、ダークアーミーの言いなりとなり、Eコープの形だけのCTOに就任していた。

こんな感じで、ウェリック夫妻は本格的なサイコ夫婦だったんですよね。

ただ、タイレルに関しては結構単細胞というか、愛する妻の期待に応える為に常に頑張っていたし、一方ではエリオットに魅かれてのめり込んでしまうしで、冷酷な悪役というよりは、天然入ってるお馬鹿さんと言う感じでした。

泣くと顔がくしゃくしゃになって可愛かったしなぁ・・。

彼が「ずっとよそ者として人の顔色ばかり窺ってた。」と言ってたのは、スウェーデン人だからですね。(ヨアンナも)

英語も話せず、成功とは程遠い暮らしをしていた父親のようにはならない!というのが彼の執念の源でした。

そんなタイレルですが、今回は最後にエリオットと濃密な時間を過ごせたのかな・・。

あの寒さでは、そんなに楽しそうでもなかったけど。

唯一の救いは、一度は立ち去ったエリオットが戻ってきてくれたことですね。

鹿にぶつかり故障した車を見つけた二人ですが、生き残っていたダークアーミーにタイレルが脇腹を撃たれてしまいます。

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と言い残すと・・、

「散歩に行くだけだ」と、一人凍てつく森に入っていくタイレル。

(出典:アマゾン)

最後、何かを見つけて嬉しそう表情をするんですけど、何かを見つけたんでしょうか・・。

それとも、エリオットのように走馬灯のようなものが見えていたのか・・。

タイレルが一番会いたがっていたのは、やっぱりヨアンナかな。

タイレルの鬱屈した成功欲、父親のようにはなりたくないという願望を理解し、支えてきたのは彼女でしたからね。

はぁ、哀しい!

他のエピソードは

今回は、このタイレルの件がメインでしたけど、他にはダーリーンの兄に対する想いが掘り下げられていたのと、ドムの絶望が伝わるエピソードがありましたね。

とにかく、今は全員がどん底。

タイレルは死に、エリオットとダーリーンは明日にも始末されるかもしれない身。

ドムはいっそのこと死んだほうがマシという状況。

彼らが一丸となってダークアーミーに戦いを挑む時、何が起きるのか・・。楽しみです!

次は第5話のネタバレ感想です。

「ミスターロボット」シーズン4第5話のネタバレ感想・解説

(出典:アマゾン)

面白かった~!!!

これ、本当にドラマですか?!(映画よりも予算的に少ないはずという意味で。)

第5話に関しては完全に映画並みのクオリティで、無駄な説明を排除して、その山場だけを抜き出したような濃すぎる1話で大興奮!!

「ミッション・インポッシブル」のような洗練された演出と映像でしたけど、クリスマスの強奪という意味でも警備員が見ていた映画「ダイ・ハード」のオマージュ的エピソードなんでしょうね。

それにしても「ミスター・ロボット」S4では、脚本と役者が良ければどこまでもクオリティは上げられる!というのを証明しまくってますね。鳥肌立っちゃう!

まず、触れないといけないのは悲しいタイレルの死について。

やっぱりあの時最後の瞬間に見ていたのは、妻と息子の画像だったんですね。

(出典:アマゾン)

幸せそうなヨアンナの姿に泣かされる・・。

そっか、青い光はスマホのものだったのか・・。

エリオットが車と一緒にタイレルの遺体も燃やしていたので、本当にこれでお別れです。

う~ん、タイレル~~!信じられん!!

もう一度戻ってきて欲しかった!

会話なしの大作戦!

皆さん、この5話に関してはほとんど会話らしきもののない、無言回だったのに気が付きましたか?

私も言われて本当だ~と気付いたんですけど、面白いのがこの無言劇がダーリーンの「話さなくていい。」というセリフで幕を開け、

最後にはベラがクリスタに「話をしよう」と言うセリフで終わるところ。

(出典:アマゾン)

相変わらず凝ってますよね。

それにしても、セリフなしでこれだけ面白いって、どういうこと?!って感じですけど、緊張感のあるシークエンスの嵐で45分があっという間でした。

今回二人は「バーチャル・リアリティ」という会社に潜入し、サーバ室で何かするんですけど、私は素人なので実際どんな処理をしてるのかは分かりませんでした。

キプロス銀行のデータベースに入れるように何かしてるのだろうなぁ・・ってことだけ。(そういえば、やっぱりドロレス・ヘイズはダーリーンでしたね。)

でも、指紋から3Dプリンタで指を復元したりと、(ハリウッド映画だと普通に指切ってる。)、最新テクを使った大作戦は見ごたえありました!

その一方で、逃亡劇に関してはただただ体を張って走る走る!!

派手なカーアクションを見せられるより、よほどリアルで生々しくてハラハラしたわ。

あれ、マレックはどんだけトータルで走ってるんでしょうかね?全速力であれだけ走るのは相当な体力が要ったでしょう。

(出典:アマゾン)

この公園はセントラルパークだそうです。

バスに乗ったところを見て、ついホッとしちゃったんですけど、当然パトカーで追いかけてくるし、そりゃそうだ!!

てな感じで、あれやこれやの末になんとかダーリーンに救出されて逃亡に成功。

でも、イヴから一睡もしてないのにエリオットってすごい体力だわ。

タイレルのことはエリオットにとっても相当ショックだったはずなのに、休む暇なく朝からこの大作戦ですからね。

「24」並みに濃い一日でしょう。

次は第6話のネタバレ感想です。

「ミスターロボット」シーズン4第6話のネタバレ感想・解説

(出典:アマゾン)

まず、気になった事が2点ありました。

レオンが手渡したものは何?

うわ出た!懐かしいレオンが再登場ですよ!!

エリオットとカフェで待ち合わせして、何かをテーブルの下から渡してましたね。

あれ、何なんだろ。

レオンて悪役ながら随分かっこいいシーンがあったんですよね。

実際、エリオットを何度も救ってますし、存在自体が謎めいていてクールでかっこいい。

とはいえ、完全なダークアーミーの手先としてモーブリーとトレントンを死に至らしめたりしてますからね。あんまり持ち上げる訳にもいかないけど・・。

今はフリーになったようなこと言ってますけど、ダークアーミーってそんなに自由なの?

【レオンとは】

ダークアーミーの指示で、刑務所に服役中のエリオットを見守り、保護する役割を担っていた男。(クリスタの元カレをハッキングした罪)

エリオットが襲われるシーンでは、突然現れ敵を全員やっつけるなど、驚異的な身体能力も見せつけてました。

その後のセリフがまたクール!

その後は、トレントンとモーブリーを誘拐したりもしましたが、S3の小屋ではホワイトローズの指示通り子分たちをやっつけてエリオット達を救うなど、見せ場が多かった謎の男。

昔のドラマが異常に好きで、話し出すと止まらない。

それからもう一つ。

ホワイトローズの謎の言葉

これが超気になります!

「早くオルダーソン君を連れてきなさい。」

(出典:アマゾン)

We are on the same side.って言ってましたけど、ホワイトローズと同じ側の人間ってどういうこと?

なんだか、エリオットが信じている大義が根底から崩されそうな気がして不安です。

このドラマって何が善か悪かの線引きが凄く難しいですよね。

非常に暴力的な集団ダークアーミーは当然「悪」ですけど、彼らの存在を知る前からエリオット達は5/9を企んでましたよね。

一握りの人間が神のように世界経済を牛耳り、全てを都合よく動かすコングロマリットを「悪」と捉えてエリオット達は戦ってきたわけですが、それじゃ、世界経済を破綻させ混乱を招いて多くの人を路頭に迷わせた5/9を実行した彼らは「善」か・・と問われればそれもよく分からない。

富の再分配を目指すにはそれしか方法がなかったのか・・。

今回は、オリビアとのエピソードが鋭くその辺を突いてきました。

オリビアとの切ないエピソード

タイレルは始めから躊躇なく一線を越えていたキレキャラでしたけど、

エリオットとダーリーンに関しては一応慎重にその一線について考えて行動していたってことになってますよね。(ダーリーンは弁護士に手をかけちゃったけど・・)

目的の為に、どこまで犠牲を出してよいものか・。

今回はそれが残酷な形で突きつけられたわけですが、こうした痛みや責任も全て抱えて行くしかもう道がない訳で・・。

いつの日か、オリビアにもエリオットのしたことが理解してもらえる日が来るといいんですけどね。

ただ、そんなに甘いドラマじゃない気もするなぁ・・。

ベラがウザい

このベラって言うのがただのチンピラのくせに悪知恵が働いて厄介なんですよね。

NYの帝王になるという野望があるらしく、それにはエリオットの力が必要だと考えているようです。

この男、自分を脱獄させる時にも、弟にエリオットなら刑務所にハッキングして扉を開けさることができると伝え、その為にシェイラを誘拐して、実現させちゃいましたからね。

厄介です。

今回に関しても「ヘイ、俺のパートナーになれよ。」と誘ったところで無駄というのはよく分かっているらしく、一度エリオットをぶっ壊してから服従させるという実体験から学んだテクを使うそう。

そして、耐えきれなくなったクリスタは奴の手に落ち、指示通りエリオットをおびき寄せると、エリオットは簡単に誘拐されてしまうのでした。

うわ~、止めてくれ~!!

今エリオットは世界を救う為に忙しいっていうのに、なんちゅータイミング!!

あの状況からどうやって脱出するんだろ。

クリスタの無事も気になります!

ダーリーンとドムはまさかの再会

ダーリーンはバイセクシュアルのようですけど、ドムは完全にレズビアンで、ダーリーンが好きなんですよね。

【2人が言ってたあの夜とは】

5/9の実行犯としてFBIに拘束されたダーリーンはドム達と取引し、第2段階を進めるエリオット(ミスター・ロボット)達を探りFBIに情報を伝えることになっていた。

2人はバーで会って情報交換をしていたが、次第に魅かれあうようになり、ついにドムの部屋で一夜を共にする。

ところが、この時のダーリーンにはドムのFBI証を盗む目的があったのだが(FBIデータベースに侵入するため)、それはその場ですぐに見つかり失敗に終わっていた。

それ以来二人の仲は壊れたままだったわけですが、ダーリーンも言っていたように、あの時は本気だったように見えましたよね。

ドムも結局ころす事はできず、逆に「自分をころして!ずっと死にたかった!」とダーリーンに懇願。

・・というところでドアが開くと、ダークアーミーを引き連れたあの恐怖のオバちゃんが・・。

ところが、いつの間にかスマホデータを消去していたダーリーン!(さすが!)

これで少しだけでも生き延びる時間が稼げるのか??

でも、肝心のエリオットは捕らわれの身!!

ひょえ~!どうなる?

さっそく7話見ます!

次は7話のネタバレ感想です。

「ミスターロボット」シーズン4第7話のネタバレ感想・解説

(出典:アマゾン)

あぁ・・なんてこった・・。

これは私としてもショックです。

これまでずっと「親友みたいな父だった」というエリオットの言葉を疑わずに来たので・・。

まさかのまさか。

では、さっそく今回飛び出した残念な衝撃事実について掘り下げてみたいと思います。

エリオットの父は〇〇だった!

あの父が性的虐待の加害者だったということになってくると、このドラマで描いてきた世界観が大きく変わってしまいますよ。

だって、エリオット少年が別の人格を作り上げたのは、大好きな父さんが白血病で死んでいく現実を受け止められなかったからだと思ってたし、そういう純粋な親子愛がこのドラマの根底にあると思ってました。

でも一方では納得できる部分もあったりします。

というのも、第一話のエリオット紹介回では、とにかく不安と孤独に押しつぶされそうな男がひたすら映し出されるんですけど、普通、理由もなくこんな風にならないですよね。

失恋したとか、仕事で失敗したとか、何かあったなら分かりますけど日頃からこんな風に泣き崩れ、鎮痛剤に頼らざるを得ないというのはとんでもなく大きなトラウマから立ち直っていないとしか考えられない。

この時のフラッシュバックで鬼のような母の様子も一瞬出るんですけど、父エドワードについては説明なしでした。

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私はS3の例のシーンで見た通り、映画館で白血病の為についに倒れてしまった父を見たエリオットが、辛い現実を別人格に肩代りしてもらうために、ミスター・ロボットを誕生させたのかと思ってました。

そして、病気にならない強い父、戦う父がミスター・ロボットに反映されてるのだと。

でも、この時が初めてじゃなかったってことですね。

恐らく虐待はずっと前から始まっていて、そうした場面の時には別人格に代わってもらっていたと考えるべきなんでしょうね。

だからこそ、ほとんど虐待に関しての記憶がなかった。

とはいえ、虐待が始まる前の恐怖心などはどこかで覚えていたのでしょう。

え~!でもあの優しい父が?!信じられない!

例えばですね、シーズン1ではこんな場面がありました。

店番をしている父のところに、嫌な客がやってきて、「お前のところの息子が俺のポケットから20ドルを盗んだ。」と文句を言うんだけど、その客を追い払った後に、父は息子を叱らないんですよね。

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「やったことは悪いことだが、お前はいい子だ」って、その20ドルで一緒に映画見に行くんですよ。

私はなんていい親子なのってジ~ンとしちゃってたんですけど、これが全然違うって訳?

実際は、息子に性的虐待してる父親が倫理教育なんてちゃんちゃらおかしい!・・ってことだったの?

それからもう一ついいシーンは、アンジェラの母のお別れ会で、エドワードが「この先自分がいなくなった後、エリオットが立ち止まっていたらそっと背中を押してやってくれ。」と頼むんです。

あの時の優しい眼差しは何だったの?!

それに、この美しい父子の写真の数々は一体何だったの~!??

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幼いころからエリオットは虐待行為の時間を別人格で乗り切り、終わった時には本人に記憶が残らないように自己防衛してきた訳なので、その後になれば覚えてなかったことなのかな。

優しい父さん、仲のいい父さんとして、ずっと死ぬまで慕っていたってことですよね。

そんな息子を見て、この父エドワードはどんな心境でいたんでしょうかね。理解不能です。

ちなみにですね、母がこの虐待に気が付いていたかどうかですけど、微妙ですね。

父が死んだ直後と思われる場面があったんですけど、それがこちら。

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エリオットは「悲しい。寂しい。」と父を恋しがりますが、母は「あんな弱虫男。」とけなしてます。

夫婦仲は相当悪かったでしょう。

そして、もしも母が虐待に気が付いていたとしたら、それでも父親が好きなエリオットに対して違和感を感じざるを得なかったというのも理解できます。(っていうか、その前に助けてあげて~!)

はぁ、それにしても、にわかには信じられない!!

かといって、今回のエリオットの様子を見ていると虐待が真実だったとしか思えないし・・。

やっぱりショックだなぁ・・。

ベラとの濃厚な時間

なんだったんですかね?あの時間は・・。

ベラの髪やマッチョな胸筋見てると、松ちゃんに一瞬見える時があってシュールな雰囲気も漂いつつ、ベラの俳優さんはとりあえず熱演でしたね。

でもですね、凄いのが、このシークエンスを恐らくはシーズン1から考えていたってことなんです。

シーズン1で初めてベラとエリオットが出会って話をするシーンでは、エリオットが鎮痛剤を使わずにはいられない状況をベラが理解して、「よく分かる。俺も自分を憎んで子供の頃から自サツしようとしたりした。」とか話すシーンがあるんです。

今見直すと、自分自身も性的虐待の被害者だったベラが、同じ経験をしたエリオットを初対面で見抜いたかのようなセリフになってるのが凄くないですか?

だからこそ、このベラはエリオットにただならぬ親近感を覚えて執着していくんですよね。

ちなみにフェルナンド・ベラののベラは「真実」を意味し、エリオットのトラウマに関する真実を明らかにする役割を指しているそう。なるほどね。

でも、クリスタにやられちゃいましたね。

もうこればかりは仕方ないでしょう。

というわけで、これでベラの件は片付いたので今度こそデウスグループの会議へGO~!

でも、なんかもう夜になっちゃってるけど、間に合うの?

これから8話見ます!

次は第8話のネタバレ感想です。

「ミスターロボット」シーズン4第8話のネタバレ感想・解説

(出典:アマゾン)

ドムの反撃が凄まじい!

今回も劇的な山場がありました。

絶体絶命のドムとダーリーンの前に小道具が並んだ時はもう怖くて怖くて見てられなかった・・。

いよいよはく製師の本領発揮か!と凍り付いた所で、強烈な一発がドムの胸に!

肺に穴が開き、その出血で窒息するというのが一番苦しい死に方だというのは、その昔「24」で見た記憶が・・。

究極の状況にいながら互いを最大限に思いやるドムとダーリーン間の無言のやり取りが切なくて、見ていて辛かった・・。

でも、逆転ですよ!大逆転!!

さすがFBI!闘志が違う!

自分の胸からナイフを引き抜いて・・、なんて痛すぎて想像を絶する世界ですが、とにかくやってくれました!

まずは、あぁ、スッキリ爽快!最高~!

それから、ドムの家族を全員救出したあのアイルランド人て誰?ってことですけど、ディーガン見つけました。

S4第2話でFBIに復帰したドムが担当した件で逮捕された男で、いわゆる「人消し請負人」をしてる男でした。

(「エルカミーノ」でいうとこの掃除機屋のおやじ)

(出典:アマゾン)

本当に短いシーンだったんですけど、ドムがこう持ち掛けてたので、家族を救ってくれたら罪を見逃がすという取引をしてたんですね。

もちろんそれ自体違法ですけど、そんな事言ってる場合じゃない!

ドムの家族をとりあえずセーブハウスに移してくれるそうです。

でも、あれだけのダークアーミーを一挙に倒すって、この彼にも味方がいたのかな。

一人じゃ難しそうですけど、アイルランド系ギャングと繋がりがあるようなので、彼らの助けを得たのかも。

とりあえず家族に関しては最悪の事態を避けれてよかった。

正直、一瞬ですけど「あれ?もしかしてレオンが?!」と期待しちゃいましたけど、レオンがそんなことする義理はないしねぇ・・。

(出典:アマゾン)

そしてドムは「私を助けたいなら、奴らを倒して。」とダーリーンを逃がすのでした。

大丈夫かな。同じセリフを残してタイレルは死んでしまったけど、ドムはダーリーンの言葉にもあったように善人ですからね。

生き延びてダーリーン達と勝利を手にして欲しい!

エリオットは自分の中のエリオット少年と話す

そっか、やっぱりエリオットの中にはエリオット少年も生き続けてたんですね。

それこそ、クリスタの言っていたとおり手の届かない頭の後ろの方に父からの虐待記憶と共に隠れていたんでしょう。

この人格は一番つらかった時期を支え、共に戦った仲間だったんでしょうね。

クイーンズ美術館に鍵を隠した時に、既に彼と話してましたもんね。

ちなみにクイーンズ美術館ですけど、シーズン1でエリオットが失踪した時にダーリーンとアンジェラが探しに来てた場所です。

「兄貴は子供の頃から家出するとここに来るの。」と。

(出典:アマゾン)

それから、終盤にはミスター・ロボットとの感動的なやり取りがありました。

「本当の父親には全然似ていない。俺が必要だった父親像として創り出した」って言ってましたね。

そして、

「ミスター・ロボットがいたから、今の自分がある」

という言葉も出ていましたので、将来的にも人格の統合ではなく、共存と言う形で互いに歩み寄って行くようです。

でですね、そうなってくると、エリオットの中にいる別人格らしき人々の中でもう一人気になる人物が・・。

(出典:アマゾン)

この母親が出てこないんですよね~。

それだけでなく、本当の母のエピソードについても、これまで驚くほど少ない!

もしかしてクライマックスにこの件に関して凄い仕掛けが用意されていたりして??などと深読みしてしまうんですけど、どうですかね?

あ、あと忘れてたけど、もう一人、謎の男性がいたんですよね。

(出典:アマゾン)

これかなぁ・・。最後の爆弾になりそうなのは。

というわけで、短いですがこの辺で。

ようやく次が9話ですけど、13話が最終なのであと5話もある~!充実し過ぎ~!

おまけのセクシーボンバー。

次は第9話のネタバレ感想です。

「ミスターロボット」シーズン4第9話のネタバレ感想・解説

(出典:アマゾン)

うわ~、来たよ~~~~!!!!

ついにその時がやってきた~!!

そして、ここでまた「fソサエティ」っていうのが泣かせますよ!

もう仲間のメンバー達はほとんど消され、残っているのはエリオットとダーリーンだけですけど、それでも最終的にはfソサエティの理念と目的を突き通しましたね

世界の頂点で富と権力を握り、勝手に神を演じる1%の人間たちを見事に粉砕しました!

はぁ、気持ちよかった~。

娘の敵を討ったプライス

プライスが最高でしたね。

自分がやられるのもいとわず、娘の敵討ちだけに集中しました。

最後の階段の場面では、エリオットに時間を与える為、時間稼ぎでホワイトローズを挑発してましたけど、あれがまた良かった。

(出典:アマゾン)

プライスの名言。

結果的には、ホワイトローズを公衆の面前で犯罪を犯させ道連れにできましたからね。

どこかのホテルでやられるよりずっと良かった。

ホワイトローズにとってはダブルの破滅になりました。

ただし、あの調子だと自死する気かも。

部下にあれだけ抵抗させるということは、派手に散っていく気ですかね。

今更ですけど、プライス役のマイケル・クリストファーや、ホワイトローズ役のB・D・ウォンのパフォーマンスが素晴らしい!

ず~~っとこの階段の場面を見ていたかったくらい惹きつけられました。

(出典:アマゾン)

は~爽快~!

そして、相変わらずバックミュージックが最高なんですよね。

ここまでセンスがいいと、場面を盛り上げる効果が何倍にもなります。

ダーリーンの機転

凄いですよね。そんな偶然あるかぁ?ってとこもありましたけど・・。

あの現場近くにたまたま衣装店があって、そこのドアを破って侵入し、揃えた衣装に着替えて、fソサエティの動画を撮影し、それを声を変えたりと編集して、動画をあげるって。

どれだけ手早くやっても現実的ではなさそうですけど、まぁやり切ったってことで拍手です。

それから、デウスグループの幹部は区切りのいい数字で100人だったみたい。

(そこにはタイレルやプライスは入ってないだろうから、実際は102人?

他の欠席者もいたりして。)

全員の電話番号から口座を特定して、その金を空っぽにしたってことですよね。

でも、世界的な金持ちってキプロス銀行以外の銀行にもたくさん預けてそうですけど・・。

と、色々気になる点もありましたが、とりあえずは大成功!

メチャメチャ気持ちよかった~!

S1からずっと見て来た視聴者にとっても最高の回でしたけど、これが最終回じゃなくてまだ第9話なんですよ。

あと4話も残ってる!

となると、残りの回で語られるのは、あの事と、あの事とかなぁ・・。

という点についても少し触れたいと思います。

残される謎

やっぱりコンゴ計画でしょう。

ホワイトローズが何よりも優先してきたこの計画が何かってことがまだ明かされてないんですよね。

でももしホワイトローズが死んじゃってたらどうなるの?輸送は?

今後はこの辺の詳細が明らかになると思ってますけど、どんな風に驚かせてくれるんでしょうか。

今回、プライスがエリオットに頼みに来た件もズバリこれのことでしょう。

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このマシンというのは、タウンシップにある発電所の地下に埋められたという例の巨大マシンですよね。(輸送したいのもこれってことかな?)

このマシンについて、もう一度第2話で見た部分を貼っておきます。

そして、そのマシンというのはS3に登場した、これだと思います。↓

(出典:アマゾン)

この計画についての全てが、あのUSBキー(?)に入ってるということで、「アンジェラもそれを(潰すことを)望んでいた」と、自分にとっても最後の頼みをエリオットに託すのでした。

実はですね、以前(S3だったかな?)ホワイトローズが言った言葉が気になってました。

「オルダーソン君の父親にも役に立ってもらったわ。本人は知らなったけど。

そして息子も父親と同じように死んでもらう。」

ん?とその時は聞き流しちゃったんですけど、父親のエドワードはEコープの優秀なエンジニアでしたよね。

(その後、このタウンシップのこの場所から漏洩した汚染物質に被爆して白血病になり、自分で店を始めましたが。)

エリオットやダーリーンにあれだけの才能があるのを見ると、父エドワードも相当すごかったのが想像できます。

ということは、もしかしたら当時から動いていたらしいこのコンゴ計画に関してエドワードが利用されていた可能性もあるってことなのかな。

冒頭の別人格たちの会話

そして、別件になりますが、こちらもかなり気になります。

(出典:アマゾン)

何か決定的なことをエリオットに隠しているようです。(何か彼がしたことについて)

それをエリオット少年は「エリオットに全部教えよう。」と提案しますが、ミスター・ロボットは今回のこと(父親の虐待を知ったショック)もあって、まだ彼は準備できていないと説いてます。

すると、イラつくエリオット母。

「いつまでこんなことを続けてるの。このままだと、あの子(poor boy)を失ってしまう。」の嘆きます。

ちなみにこの時に、未だに登場したことない別人格について poor boyと言ってたので、もしかしたら男の子かも。(ただし母親は、成人した息子もboyと言いますけど)

で、この彼が実は表面に出て、一度ダーリーンと話していた事をミスター・ロボットが伝えると、もしかしたらダーリーンが鍵になるかもしれないということになってました。

これって誰でしょうかね?

エリオット本人の別バージョンなんてあり得るかな?

8歳くらいの少年はいるので、15歳位の時のエリオットとか?(その頃何してたんだろ?)

完全に妄想ですけど、なにしろ楽しみです!

では、また10話を見たら感想書きます!

次は10話の感想解説です。

「ミスターロボット」シーズン4第10話のネタバレ感想・解説

(出典:アマゾン)

く~~~~~~~~!!!

どういうこと~~~~!

あの時、たった数秒の差だったじゃないですか?!

はぁ、サム・エスメイル厳しいなぁ。

ただし、厳しいけど真理をついてるのよね。

ドムリーンのすれ違い

アマプラの各エピソード概要がこのドラマはいやに洒落てるんですよね。

第10話に関しては「我々はドムリーンを熱烈に支持する。」でした。

私も支持したかったんですけど、そうは問屋が卸しませんでした。

でもいいんですよね。

ドムは彼女が一番必要としていた、義務や職務からの解放を手に入れてついに熟睡できたし。

(出典:アマゾン)

ダーリーンは彼女に必要だった「自立」を決意することができた。

ダーリーンは強がってますけど、案外一人がダメなタイプ。

常に誰かと群れて何かをしてる状態が心地よかったんでしょうけど、そろそろ自立して何かを始める節目が来ていたんでしょうね。

それをドムはしっかり見抜いて、彼女の才能が生かされるサイバー軍の仕事を紹介してました。

一方のダーリーンもドムに関していいこと言ってました。

いつもガチガチに仕事最優先だったドムに、肩の荷を下ろして休みを取るべきだと。

そんな風に、互いに互いを理解してるんですから、そのうちまたドムリーンが結成される日も近いはず!

ダーリーンが自立して政府の仕事をこなし、ドムが肩の力を抜いて人生をバランスよく楽しめるようになったら、2人の立ち位置も近づくはずですしね。

今はまるで正反対なので、あの状態で一緒にいても反発しあってダメだったかも。

すべてはこのため

(出典:アマゾン)

このシーンも感動でした~。

もう、泣けてきちゃったわ。

(出典:アマゾン)

「史上最大の富の再配分」

うちの仏人夫は別に過激な思想の持主ではないですが、ダーリーンがこの時ドムに話していたようなことはしょっちゅう言ってます。

なにしろフランスは先進国の中でもまれにみる富裕層とそれ以外の人々がハッキリ分かれてる国なので・・。

マクロン大統領は人口の3%に当たる富裕層にかけられる「金持ち税」を撤廃したし、日々富裕層優遇政治を続けてます。

そういうわけもあり、イエロージャケット運動が一向に収まらないのですが・・。

5年前に始まったこの「ミスター・ロボット」ですけど、このテーマが示唆する意味合いは世界的に見ても日々重みを増してる状況ですよね。

ちなみに、デウスグループの資産を国民に配ったらそれが幾らになるのかな。知りたかったわ。笑

懐かしのキャラ登場

レオンは相変わらずカッコよかったですね。

昔のドラマの話してる時はアホっぽいのに、実は相当教養がありそうで賢そう。

お金儲け過ぎて、法人化しようか考えてましたよ・・。

それと、ビックリしたのがアーヴィング!!

どんだけキャラの一人一人を大事にしてるの?!

そういえば、「本を書いてる」ってずっと言ってましたもんね!

まさか売れる本を書いてるとは思いもしませんでしたけど、これがヒットしてるようです。

かつてホワイトローズの男だった彼もまた別の道を歩いてるって訳ですね。

ちなみに本のタイトルは「ビーチタオル」!(ダサ)

(出典:アマゾン)

サスペンスかな。

というわけで、今回も面白かった~!

いよいよ次回はコンゴ計画壊滅に向けてエリオットが始動でしょう!

楽しみ!

次は第11話のネタバレ感想です。

「ミスターロボット」シーズン4第11話のネタバレ感想・解説

(出典:アマゾン)

どういうこと?!!

また凄いのをぶっこんできましたよ。

最後まで挑戦し続けますね。

こちらも脳の色んな部分を刺激されて、いい運動になるような、ただ混乱しまくりのような・・。

いや、もうメッチャ気になるから感想書かずに12話行ってしまおうと思ったんですけど、ここは一度止めて検証してみたいと思います。

お遊びも兼ねて、どんな種明かしが待ってるのか推測してみたいと思います。

どういうこと~~~!!

ちょっと順番が最後からになっちゃいますけど、とりあえずこのびっくり展開から行きたいと思います。

何なのあの溌剌エリオットは。愛嬌たっぷりで生き生きしてましたよね。

しかもこのマッチョ!

(出典:アマゾン)

こんなにいい体してるなんて知らなかったわ。

アンジェラとの結婚式を控えて嬉しそうにしてました。

でも頭痛がするそうです。

父エドワードもアンジェラの母エミリーも生きていて、皆幸せ。

ただ、ダーリーンがいませんでした。

(出典:アマゾン)

やけに老けて見えるアンジェラの写真

そして、エリオットがS1で働いていたサイバーセキュリティ会社(オールセーフ)では、自分が社長になってましたね。

(出典:アマゾン)

ちなみに、右はS1でアンジェラの彼氏だったダメ男。

タイレルがやってくると、エリオットと入れ替わったかのようにパーカー着てました。

(出典:アマゾン)

穏やかに謙虚に生きてる感じです。(「俺たちは神だ!」と言ってたタイレルとは正反対)

そして、ホワイトローズは女性自身のままで慈善活動家としてテレビに出てましたね。

つまり、全てが理想的な世界。

エリオットが望んだに違いない別世界が繰り広げられているわけですが、これは一体何なんでしょうかね?

ただし、ちょっとした異変もありました。

  1. エリオットの頭痛
  2. 地震のような揺れがあった
  3. 財布を忘れた
  4. アンジェラの母に電話したら、出てから切られた
  5. ゴミ箱に捨ててあった血のついたティッシュと割れたグラス
(出典:アマゾン)

溌剌エリオットはどこも怪我している様子はなかったですけどね。

そして、そんな幸せエリオットが最後に迷い込んだのが・・

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我らが根暗エリオットの部屋!

はぁ、ホッとするわぁ。こっちこっち~!

と、ザっとおさらいしたところで、これが何かですけど、パッと思いつくのは「夢オチ」ですよね。

これまでの根暗エリオットの波乱万丈な人生は全て夢だった・・というもの。

まぁ視聴者から大ブーイングだと思うので違うでしょう。

次に考えられるのが、最後のエリオットの中の別人格

「彼はずっと覚醒してない」、みたいなことを別人格たち3人が話してましたよね。

なので、エリオットの幸せバージョンのこの彼が、今までどこかに眠りながらひたすら幸せな夢を見ていたのが、突然覚醒してエリオットと出会った・・って感じでしょうか。

それから、もう一つ考えられるのが、パラレルワールド編。

今回ホワイトローズが気になることを言ってました。

「失われた命たちも、そもそも失われていないわ。パラレルワールドにいるの。

我々が存在すべき世界よ。」

(出典:アマゾン)

あ、そうか!

今書いてて思い出したんですけど、アンジェラに言っていた「母エミリーも生き返る世界って」ってこれのことですね!

そっか~、そういうことか~!

じゃ、そもそもマシンの目的がパラレルワールドを創ることだったのかぁ・・。

うわ、絶対コレだわ。

(気づくの遅い?エリオットの多重人格の件があったから混乱しちゃった。って違ったらどうしよ。)

ホワイトローズが求めたもの

これも興味深かったですね。

まず、少し前にホワイトローズが「エリオットが私達は同じ側の人間ということを理解する時よ。」と言っていたのは、エリオットも自分と同じようにこの世を恨み、憎んでいると思っていたんですね。

でも、これが違った。

エリオットはこの社会を憂いながらも、人との関わりの中で生まれる愛や癒しに感謝し、この世界を肯定していた。

たぶん、この時に彼が浮かべたのはシェイラ、アンジェラ、ダーリーン、クリスタ、タイレル、ミスター・ロボットでしょうかね。

全員自分を愛してくれました。

(出典:アマゾン)

と、そんな話をしてるうちにサイレンが鳴り始め、ただ事ではない事態が始まってしまいました。

冷却装置に回す電力を全てマシンに使い、非常用電力もそちらに使っているということは、原子炉内の温度がどんどん上昇して爆発しちゃいますよね。

そして、ホワイトローズは自死・・。

彼女の言う通りなら、パラレルワールドで幸せに生きられると思ってるからもう死んでもいいんでしょうかね。

でも本当は原子力爆発を起こさないように、コンゴに移転してやりたかったって言ってましたね。(どっちなのよ)

う~ん。そうか~。

パラレルワールドかぁ・・。

納得だわ。

きっとその世界ではあの死んだ彼氏も生きてるんでしょうね。

それにしても、最後の瞬間に「愛してる」と言い合うミスター・ロボットとエリオットのやり取りが感動的でした。

2人ともいい顔してるんですよね。

特にクリスチャン・スレーター。

(出典:アマゾン)

はい、エミー賞!(は、難しいかな?)

というわけで、どうやらパラレルワールドっぽいですね。

では12話行きます!

次は第12話のネタバレ感想です。↓

「ミスター・ロボット」シーズン4第12話のネタバレ感想・解説

(出典:アマゾン)

え~~~!

そんな~~~。

最後の最後に身の毛もよだつような展開が待っていました。

あぁ・・、エリオット。

それだけは止めて欲しかった。

最後の最後にどうしてファンを裏切るような事するの・・。

これまであんなに応援してきたってのに。

そんなにアンジェラっていい女?!

やっぱりパラレルワールドなの??

このシステムがよく分かりませんね。

なぜエリオットだけ2人いるの?

多重人格が関係してくる?

それとも、あのマシンを起動させたあの場所にいたエリオットだけ別のパラレルワールドに取り込まれて結果的に2人になっちゃったの?

ともあれ、優しい父、優しい母に驚き、アンジェラの両親、エミリーと普通のおっさんのプライスにも会いました。

(父は見ただけ。アンジェラとはまだ会ってない。)

そんな世界で、自分のアパートに帰るのですが、そこで見つけたのは大きな衝撃。

実は自分達は溌剌エリオットが退屈しのぎに想像した架空のキャラ達だった・・というもの。

はぁ・・。これは参った。

どうやって解釈しますか?

でですね、今回のオープニングではエリオットの「やあ、君。(”Hello, friend.”)」という語りかけから始まり、常に誰かに話してますよね。

(出典:アマゾン)

この「やあ、君。(”Hello, friend.”)」っていうのは実はS1の第1話のタイトルなんですよね。

なのでもう一度、第1話の導入部分がどうなってたかを見てみると・・。

(出典:アマゾン)

「この話は極秘情報だ。」

「世界を陰で操る権力者たちがいる」

そして・・、

「俺は彼らの標的だ。」

となり、

地下鉄に乗ってるエリオットの顔に切り替わり物語が始まっていくんです。

(出典:アマゾン)

どうですか?この始まり方!?

まるで、この溌剌エリオットが空想の世界を作り、それについて語り始めているようなセリフじゃないですか?

え~!・・となると、この全ての物語は架空の漫画の世界だったの?

そして、その架空の世界でパラレルワールドを創り出す事に成功して、リアルワールドの方に飛び移ってきたっていうこと?!

で、本物のエリオットを架空のエリオットがころしたって?

うわ~、ショック!

だって、それもほぼ「夢オチ」なんですけど。

起きてる時の空想か、寝てる時の夢かの違いで、架空という意味ではほぼ同じ。

とはいえ、エリオットの最後の別人格のこともありますし、もう一ヒネリ最終回には用意されてるはずですよね?

ただし、今回エリオットは決定的に取り返しのつかない事をしちゃったし、もうどうなるんでしょ!

というわけで、最終回行きます!

次は最終13話の感想・解説です。

*ご注意ください。下記には決定的なネタバレが書かれています。

「ミスターロボット」シーズン4第最終回のネタバレ感想・解説

(出典:アマゾン)

アマゾンの海外ドラマ「ミスター・ロボット/MR.ROBOT」シーズン4の全話見たネタバレ感想・解説・あらすじです。

素晴らしい!!

完璧な最終シーズンでした!!

振り返ればS1と2は多少面食らう部分もあり、違和感を覚えながらのスタートでしたけど、それも計算し尽くされたモノだったんだなぁ・・。

こうして、初めから全てのプロットが考え抜かれた上で作られるドラマというのは本当に数少なくて、しかもこう複雑なものは滅多にないんですよね。

細部の整合性やテーマにも配慮が行き渡ってますので、これを5年かけてやったというのはまさに職人技

特に最終シーズンは1話1話のクオリティが半端なかった!

(なんとIMDbのエピソードレートで10点満点を叩き出した回もありました!それが何話だったのかは最後の評価の所に書いてます。)

最終シーズンに関しては、エリオット役のラミ・マレック待ち(たぶん)で2年かかったわけですが、その間クリエイターのサム・エスメイルが思いっきりこだわりを込められたんでしょうね。

逆に1年しかなかったら、ここまでできなかったかも。

最後の大ネタは・・

そっか・・。

そうだったのか~。

「シックス・センス」的どんでん返しでしたね。

実は本人が・・という。

まぁ、これで納得と言えば納得かな。

シーズン1を見てる時に感じてた違和感は全部そのせいだったのねって感じです。

自分の妹を忘れてキスしちゃったり、自分が始めた計画を忘れたり、自分の過去を覚えてなかったり、いつもボケ~っと誰かに話しかけてたり・・。

ミスター・ロボットのせいだけでは説明のつかないこともありましたよね。

不思議なもので、4シーズンもその調子だと、そういうエリオットに慣れてきちゃってたんですけど、言われてみればなるほど~!でした。

さて、今回のエピソードタイトルは“Hello,Elliot”.

なぜか日本のアマゾンの邦題は「ミスター・ロボット」になってるんですけど、なんでだろ?間違い?それとも、ネタバレを心配したのかな?

“Hello,Elliot“が内容的にドンピシャですよね。

前回書いた通り、このドラマの一番初めのセリフが“Hello,Friend“で最後のセリフが”Hello,Elliot“というのが、全てを説明してますから。

というわけで、なんと!

私達が見て来たエリオットは実は別人格のエリオットだったのでした~!

それぞれの人格の役割は

ミスター・ロボットが「保護者」としてエリオットを守り続けてきたのは知ってますよね。

エリオット少年の役割は実際の虐待の時に身代わりになって貰うことでした。共に父親に抵抗する仲間という意味合いもあったようです。

そして意外だったのが、母親がエリオットを責める役割を担っていたこと。

想像ですけど、性的虐待を受けている子供というのは、心のどこかで「自分のせいだ。父親がこんな事をするのは、自分がいけないからだ。」と思おうとするのかもなのかもしれません。

自分の親が変態の犯罪者であると認めるよりも、子供にとってずっと受け入れやすいでしょうしね。

(出典:アマゾン)

なので、これまで母親が虐待するシーンがフラッシュで時々入っていたのは、たぶん全て現実ではなく脳内で見た潜在意識の反映。

これも違和感の一つだったので、なるほど~・・!です。

そして、我らがエリオットですけど「怒り」を原動力にした行動型エリオットだったみたいです。

本物エリオットを守る為に実際に行動して世界をより良いものに変えるという使命を持った人格。

本物エリオットがずっと憧れていた自警団ハッカー復讐の戦士

そんな彼が実際に戦い続けていくに従い、本物エリオットを支配し抑え込んでしまったんですね。

でも、大好きな彼には幸せな一杯のファンタジックな世界をしっかりご用意。永遠にループし続ける夢の世界に閉じ込めていたというわけでした。

そして戦いが終了し、目的を果たした今、ついに彼を解放する時がやってきました。

別人格達は映画館の観客席に座って静かに本物エリオットに主導権を譲っていましたね。

これからは恐らく静かな傍観者として彼を見守っていくのでしょう。

(出典:アマゾン)

というわけで、平和的に人格の統合が果たされたのでした。

ダーリーンは知っていた!

自分を忘れてキスしてきた時に確信したって言ってましたね。

それでも、このエリオットは彼女にとっては接しやすい、心を通わせ易い存在だったのでしょう。

この辺から推測するに、本物エリオットは私達の見て来た根暗エリオットにプラスして、悲しみやトラウマから心を閉ざし、表面的な交流しかしない性格だったのかなぁ・・と。(想像ですが)

そして、最低限のルーティーンをこなすだけの毎日。

なので、ダーリーンとしても苦しむエリオットに対し、手の伸ばしようがなかったのでしょう。

ところが、我らが怒りエリオットはオドオドしながらも、究極の目的に向けて行動を起こし、仲間を必要とし、すべきタスクを与えてくれる。

共に一つの目的に向かっているので一体感も共有しやすく、危険を冒しながらも助け合うことで本物の兄妹愛を確立できました。

(出典:アマゾン)

このエリオットとダーリーンとの別れはつらかったけど、でも彼も本物エリオットの一部ですからね。

今後も彼の一部として生き続けることでしょう。

(出典:アマゾン)

そして、本物エリオットもダーリーンには特別な絆を感じているのは確かですよね。

「ダーリーンが本物エリオットを呼び戻す鍵になる」って、別人格たちも言ってましたし、だからこそ、彼を閉じ込める理想世界にはダーリーンを存在させなかったらしいし。

これからは新たなより良い世界で、兄妹はまた固い絆を築いていくのでしょう。

最後に本物エリオットが覚醒し、現実世界に戻っていくシーンは鳥肌でしたね。

タイレルなんかもチラッと出てきて、これまでの大冒険がフラッシュバックされました。

く~~!

見てる私達も思わず「素晴らしい4シーズンをありがと~!」という感謝の気持ちが溢れますよ~。

全てが現実でよかった!

とりあえず夢オチとか、架空の世界だったとかではなく、全てが現実でよかったですね。

これに関しては、しっかりダーリーンが保証してくれました。

(出典:アマゾン)

全てが現実に起きたそうです。

そして、あの原発の場面ですけど、爆発したのはホワイトローズのマシンの方で、メルトダウンはエリオットが止めたってことでした。

ふ~む。あの変なゲームは何だったの?

ホワイトローズは始めからエリオットが止めるのを見越してあの環境を用意していたの?

そんな感じで、今振り返ると「そういえばあれは?」というのがいくつかありますので、無理やり検証してみたいと思います。

それでも残る謎をいくつか・・

完璧に謎を説明してくれたし、残る伏線もほぼんどないとは思うんですが、あえて気になった点を取り上げてみたいと思います。

ミスター・ロボットの方が率先してた気も

我らがエリオットが本物エリオットの為により良い世界を作るべく5/9を仕掛けたっていうことでしたけど、実際には結構な場面でミスター・ロボットが彼を扇動してましたよね。

むしろシーズン始めは特にですけど、彼の方が「怒り請負人」という感じで押しも強かったし、第2段階のビル爆発の場面ではエリオットと敵対しながらも遂行することに躍起になってました。

まぁ、このエリオットとミスター・ロボットは本物エリオットの保護者役割という意味でも比較的人格が似通っているのかもしれませんね。

これに関してコメントでご意見いただきました。

「5/9はエリオット(怒)ではなくミスター・ロボットが先導したもの。エリオットには始めの頃は記憶がなかった。」

とのことですが、確かにそうですよね。

でも、最終話ではクリスタが「だからあなたは彼の周りの悪の存在を倒すべく、fソサエティを作った。彼を愛するが故に何としてもよい世界を創ろうとしたの。」

と語っていて、映像としても本人の艇で語られているので私はそう解釈してしまいました。

これについては視聴者一人一人の解釈があると思いますので、皆様からもコメントでご意見いただけたら嬉しいです♪

パラレルワールドは本当にできるはずだったの?

これを逆に知りたかったわ~!

爆発で壊されちゃいましたけど、一体どんなテクノロジーで実現するはずだったんでしょ?

で、またなんでコンゴなの?

膨大な電力を必要とするので、当初は原発の地下に設置してみたけれど、結局必要な電力を賄うおうとするとメルトダウンの可能性があるからコンゴに移したかったってことなのかな?

コンゴのなんとか鉱山ていう話もありましたけど、その鉱山なら必要な電力が賄えたってこと?

プライスはなぜ5/9の話に乗ったの?

自分で「私が許可を出した」って言ってましたけど、コンゴ計画がパラレルワールドを創る為だったらプライスは乗りましたね?

だって、ホワイトローズにはかつての恋人と幸せな世界でまた一緒になりたい!という強い願望と、この世界への絶望感とに突き動かされてますけど、プライスはそんな感じじゃなかったですよね。

むしろEコープのCEOとして満足気でしたよ。可愛い娘にも会えたし。

なので、一つには5/9を起こし金融危機を引き起こすことでドルの価値を地に落としEコインをメイン通貨にする、という目的が主眼だったのかな・・と。

もしかしたら、コンゴのなんとか鉱山に眠る貴重な鉱石も金になるわよ~山分けよ~とホワイトローズに吹き込まれていたのかもしれませんが。

でも、プライスはマシンについての計画も入手していたし、もしかしたら当初は興味を持っていたのかな。

最後はもう復讐の鬼となってたのでどうでもいい感じでしたけどね。

なぜワシントンシップ事件では26人もの人が被ばくしたの?

大勢が働くEコープの原発ですけど、その中でなぜアンジェラの母とエリオットの父を含む26人だけが被ばくし白血病で亡くなったのか。

その説明が結局されませんでしたよね。

まぁ、原発の下に無理やり巨大マシンを設置し、大がかりな工事をしたと思いますので、その過程で汚染水などが流れ出たりしたのだろうと、なんとなく想像できますけど。

でもなぜ、エリオットの父とアンジェラの母が含まれていたのか・・。

ホワイトローズがエリオットの父に協力してもらったと言っていたので、あの場所で作業する時間が長かったのかな。

そこだけ、もう少し説明して欲しかったです。

えっと、私が今のところ気が付くの謎はそんなところでしょうか・・。

「ミスター・ロボット/MR.ROBOT」シーズン4の評価は

Rotten Tomatoesは最近あんまり頼りにならないので、IMDbを見てみたいと思いますが、S4は各話が非常に評価高いです!

全部見て来た視聴者にとっては言うまでもないですよね。

シーズンが進むごとに面白くなり、最終シーズンが最高峰でした!

シーズン4に関しては8点台のエピソードが3話あっただけで、他の10話は全部9点台!

驚くのは10点満点の回があることなんですけど、どの回は分かりますか?(1万4千件のレートがついてますので、まぐれじゃないです。)

なんと非常に限られた空間だけですべてが語りつくされた第7話。劇スタイルで5つの幕に分かれてました。

(出典:アマゾン)

本国で放送された時にはコマーシャルを一切入れずに一気に56分を放送したらしいです。(日本では考えられない!)

ちなみに、他にIMDb10点満点を獲ったエピソードはブレイキング・バッドの最終シーズンの14話。超修羅場になったあの回です。

この奇跡の回に並ぶエピソードが今回「ミスター・ロボット」に誕生したってことですよ!

じゃ、最終回はいくつだったかっていうと、9.9

ブレイキング・バッドの最終回も9.9ですので、これも並んでます。

もう一つの9.9はデウスグループに勝利する第9話(最高だった!)。

その次の9.8がエリオットとダーリーンがハッキングして、エリオットが走って逃げまくる第5話。(これまた最高!)

いずれにしても、奇跡と言ってもいいくらいのエピソードが何話もあって、毎回映画を一本見たような充実感を味わえました。

はぁ、凄かったぁ。

「ジ・アメリカンズ」も怒涛の最終シーズンを見終わった時には脱力しましたけど、今はあの感じに近いです。

サム・エスメイル、ただ者じゃないですね。

今や世界的スタートなったラミ・マレックを無名の頃に見出しキャスティングしたのも彼ってことですよね。

他のキャストも全員素晴らしかった!

特にダーリーン、ミスター・ロボット、タイレル、プライス、ホワイトローズ、レオン、ドム、ヨアンナ、クリスタは完璧!他のキャスティングはあり得ない!

個人的にはアンジェラだけ惜しいなぁ・・と微かに思うところですが、まぁあのモサっとした部分も含めて適役だったのかな・・。

エミー賞も期待しちゃう!

これまで結構ノミネートはされてきたんですけど、受賞したのはS1のラミ・マレックの主演男優と音楽部門だけみたいですね。

最終シーズンはさすがに期待しちゃいます。有終の美を飾って欲しい!

今年は今のところ「チェルノブイリ」「ゲーム・オブ・スローンズ」のような絶対王者がいないのでもしかしたら作品賞も狙えるかも?!

最後に軽いゴシップを

ちなみに、ラミ・マレックは共演者とすぐ付き合っちゃうことで有名ですが(しかもブロンド好き!)アンジェラ役のPortia Doubledayとも当時付き合っていたらしいです。

結構ノリノリね。

というわけで、「ミスター・ロボット」完結~。拍手~~!!!

おまけ。最後の曲。

いい曲ばっかりでキリがない~。

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コメント

コメント一覧 (6件)

  • 終わってしまいました… ここまで質が高いと問題になってくるのは今後見るドラマですよ。Spinning Out とか続きが見れる気がしないんですけど。ラミ・マレックのエリオット、大好きでした。全力解説ありがとうございました(毎度お疲れ様です)

  • そうなんですよ。
    チラッと「トレッドストーン」を見ましたけど、10分くらいで「違うなぁ。若い人向けだわ」と止めちゃいました。

    でも実は昨日の夜から見始めた「リトル・アメリカ」が大ヒットだったんです。
    39kumichoさんはAppleTV+は加入されてないかもしれませんが、ヒューマン感動系がお好きならかなりお勧めです。
    今日の夜感想書くつもりです~。アマプラの「モダン・ラブ」に雰囲気似てます。
    スピンも全話見ましたけど、期待していた方向とはかなり違ったのでキツく突っ込む予定です!

  • >我らがエリオットが本物エリオットの為により良い世界を作るべく5/9を仕掛けたっていうことでしたけど
    いや、5/9を主導したのはミスター・ロボットですよ。
    エリオット(怒)は当初、F・ソサエティのこと知らなかったじゃないですか。
    エリオット(怒)は個人をちまちま退治してましたが、そんなことで世界は良くなりません。
    一方ミスター・ロボットは富の再配分により世界を良くしようとしたわけです。
    わざわざエリオット(怒)を引き入れたのは、二重生活では時間が足りないとかだったのかな。

    >プライスはなぜ5/9の話に乗ったの?
    マシンの役割については妄想と断じているので、金でしょうね。
    ホワイトローズに騙されているという方向で話したせいでアンジェラは絶望してしまいましたが…。
    つまりプライスは説得失敗と嘆いてましたが、実際は説得に成功したためアンジェラを死に追いやってしまったんですね。

    >その中でなぜアンジェラの母とエリオットの父を含む26人だけが被ばくし白血病で亡くなったのか。
    これは別に謎でもなく、重箱の隅ですね。

  • エリオットに始めの頃の記憶がなかったり、ミスター・ロボットが先導していたのは確かにそうですよね。そこは私も違和感だったわけですが、最終話でクリスタが「あなたがfソサエティを創った」と語っているので、そのまま信じてしまいました。
    この辺の解釈は見る人によって色々ありそうですね。
    いろんな捉え方ができるのも、このドラマの面白い点だと思います。

  • 楽しく読ませていただいております。
    今2週目を見ています。
    シーズン4エピソード6でレオンがテーブルの下から渡したのはアメリカで社会問題となっている通称オキシという麻薬です。オリビアが依存症歴があり薬物反応が出れば子どもの養育権利で不利になるという弱点をエリオットが最短の交渉法として利用しました。

    タイレルが見た青い光るモノの正体が妻子の映ったスマホであるというのは納得です。
    人によっては森での動物の鳴き声と最後の光が鳴き声の発信源で死にかけた鹿の鳴き声が正体であるという意見もあるそうですね。

    ドムとダーリーンが再会したときの会話のあの夜とは2人の夜のことだったんですね、スッキリ!

    • m0b0tさん、はじめまして!
      すみません、ブログをお休みさせて頂いておりましてお返事遅れました!
      オピロイド危機については最近Dopesickというドラマを観て初めて知りました。社会的にそれほど大きな問題になっていたとは知らず、変な事を書いていたらスミマセン・・。

      それと本当に申し訳ないのですが、内容的な部分を忘れてしまったので、コメントにちゃんとお答えすることができません・・。恥ずかしながら1年以上前に見たドラマについては綺麗に消去されてしまうようでして・・。涙
      また見直せば思い出せると思うので、その時に読ませて頂きますね。^^

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