Hulu,Netflixの海外ドラマ「アウトランダー」シーズン3のアニスのネタバレ感想です。
シーズン3は完全に前半が最高潮でしたね。
まず5話までは絶望的な雰囲気の中、最愛の相手を失った2人のそれぞれの苦悩が描かれ、ドラマとしても見応えたっぷり。
今後一体どんな展開が待ち受けているのか!?とハラハラドキドキさせながらの双方の物語なので、期待感も緊張感もマックスで食い入るように見てしまいました。
そして、あれよあれよとクレアが着実に準備を進め、そして6話!
1時間15分の拡大版で2人がついに出会った~!!20年ぶりの時を超えた再会!
もうね、こんなに興奮して、本当に鳥肌立ったのは久しぶりですよ。
いいですね~・・。この世で考え得るありとあらゆるロマンス要素を全て詰め込んで、「どうだ~!」とばかりに乙女たちに見せつけ、魅了してくれました。
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【ご留意ください】
当ブログは個人が趣味で書いているもので、夜遅くにウトウトしながら感じたままの感想を綴っています。そのため稚拙な文章、品のない物言い、勘違い解釈、天然ボケなどで皆様をご不快にさせてしまうこともあるかもしれません。(その場合は申し訳ございません。)
その点を含めてお許し頂ける方のみ読み進めて頂けましたら幸いです。
また衝撃ネタバレに関してはそのエピソード分の始めに持ってくることもあるのでご注意ください。(内容を順番に書くわけではありません)
アウトランダー シーズン3の予告編とサム・ヒューアンのインタビュー!
「アウトランダー」S3のネタバレ感想
アラフィフのロマンスは結局どうだった?
50歳のクレアはラブファンタジー的に大丈夫なのか??なんて心配しちゃってましたが、老けメイクも遠慮がちで結局はかなり若く見えましたしね。(白髪と微妙なたるみがあるくらい。)
ジェイミーに至っては、もしかして老けメイクなし?!
全世界の乙女ファン達に気を遣いすぎたのか、ほぼ変化なしでアラフィフを演じているように見えますね。
笑った時だけ笑い皺ができるくらいで、あとはお肌ツルツルで赤毛のカーリーヘアもそのまんま。
そして肝心の再会シーンですけど、なんと、ジェイミーが気絶する・・という意表を突く乙女的な反応で、「いや~ん、ジェイミー可愛い~!」と、それはそれで好印象でした。
娘ブリアナの写真を見るために取り出した老眼鏡もまたキュート。
照れてる感じも可愛いわ~。
そしてそして、待ちに待ったラブシーンですけど、まぁ~!長い!
お互い見つめ合って服を脱がし合うシーンが異常に長かったぁ‥。
あまりに長いので、「こんだけ見つめ合ってたら、撮影中にこの2人吹き出したりしないのかな~。NGシーン集とかも見てみたいけど。」なんて、関係ないことが頭をよぎるくらいに長かったわ。
いやでもね、全世界の乙女にとっては全身全霊でロマンスに浸りまくる大事なシーンですからね。ここは、しっかり尺を取るところなんでしょう!
フランクとの生活
フランクが気の毒で仕方なったです・・。
愛してる妻は、目をつむって他の男とセックスしてるんですよ?
そりゃ、他に愛人作るのも当然でしょー。
ランダルと顔が同じってだけでフランクは何も悪いことしてないんですからね。
ジェイミーにそっくりのブリアナをしっかり愛して育て上げただけでも立派ですわ。
今思えば、フランクってランダルと顔を同じにする必要あったんですかね?
だって家系が繋がっていたにしても、結局それは弟とメアリーの子供だったわけで、ランダルの遺伝子は入ってないわけですからね。
フランクからしたら迷惑この上ない演出だったわ。
しかも、ようやく自分を愛してくれる女性と一緒になろうというところで、唐突に自動車事故で死んじゃうし・・。最後まで気の毒なフランクさんでした。
それとブリアナちゃんはいい娘に成長しましたね~。
20歳で母と永遠に別れる覚悟がつきますかね?父は2年前に亡くなってるし、普通だったら相当ごねてもおかしくないところ・・。
それを母の背中を押す形で応援してくれるなんて、さすがジェイミーとクレアの娘?!っていうところでしょうか。
ロジャーと幸せになって欲しいですね。
カローデンの戦いもしっかり描いた!
戦闘シーンはお金かかりそうだし、スルーするのかな・・って思ってましたけど、意外と出てきましたね。
傷ついて野原に横たわるジェイミーの回想シーンという形で途切れ途切れでしたけど、あれで十分ですよね。
何千人が戦う戦場でもしっかりランダルを発見し、その後は完全に2人きりの世界へ・・。
長時間に渡る戦いの末、結局致命傷を負わせたのはジェイミーの方で、最後はランダルがジェイミーの胸元に倒れ込む形で絶命・・。
ジェイミーも脚の付け根に酷い傷を負い、死体の山の一角で一人死を覚悟していました。
この後、ジェイミーだけは奇跡的な救出劇のおかげで助かりますが、他のジャコバイトの仲間たちの末路は本当に気の毒でしたね・・。
あの辺までは厳しい現実をしっかり描いていて、緊張感をもって見ていられたんですけどね・・。
そして、ジェイミーが廃人と化してしまうエピソードが続き、少しずつ自分を取り戻すエピソードが出てきます。
刑務所ではなんと、あのマータフの姿も!(生きてたのね!病気も快復したようでしたけど、またシーズン4以降も会えるかな?)
それから、不思議な偶然が重なり、なんとジェイミーが息子を持つことに!
自分が父親だとは言えない境遇の中、嬉しそうに息子に接するジェイミーの姿にまた乙女はキューンとなってしまうのです。
この辺も面白かったですね~。
そしてクレアと再会し感動の一幕がありーの、問題はその後ですよ。
この突飛な展開にはびっくりしました・・。
だって南国ですよ?
え?!スコットランドじゃなくてジャ、ジャマイカ?!?
これまたすごい変化球でガクッと来ました。
だって厚い雲に覆われた風光明媚なスコットランドの地から、一気に灼熱の太陽が照り付ける南国の西インド諸島ですからね。
乙女としても心の準備が追い付かないわ。
淡い緑の丘に、美しいタータンチェック、石造りの家やお城が見たいのに、出て来たのはうっそうとしたジャングルですからね。
しかも、ジャマイカになぜか全員集結しちゃってるんですよ。
クレアが以前たまたま知り合った占い師の兄妹だけならいいんですけど、あのゲイリスにあのジョン・グレイまで来てたらさすがにおかしいでしょ?!
(ジョン・グレイは20年の歳月を感じさせないピチピチお肌でした!ゲイリスもあんな体の50代がいるかって?)
しかも、ご丁寧に時を超える石の代替アイテムまで用意されているんですから!
それに、突然出て来た宝石箱って一体何なの?あんなのがあるなら、なぜドゥーガルはそれをジャコバイトの資金源にしなかったの?
これまた無理やり大海原での冒険を盛り上げるために急遽設定した小道具に見えてしまいます。
ちょっとここまで来るとドラマ的にも安っぽい「メロ」が入って来たかな・・。
シーズン1の時みたいなシビアなリアルさと必然性がなくなり、ご都合主義が増えてくると見てる側も少しずつ冷めて来ちゃいますね。
西インド諸島の大海原の大冒険もまぁまぁ面白くは見れましたけど(疫病があったりね)、シーズン1や2のような、カローデンの最終決戦を前にした緊張感はなかったですね。
最終話の大嵐のシーンもなんとか盛り上げようという無理やり感が強くて、
「クレア~、自分で他の人に中にいろ!って言いながら自分だけフラフラ船上に出るのはおかしいでしょー」なんて冷めた目で見ちゃったし。
「私は死んだ」ってセリフがあっても、「でもジェイミーが助けるんでしょ?」ってすぐ突っ込み入れちゃうし。
ジャマイカ編以降は最終回まであんまり盛り上がらなかったなぁ・・。
ここまで来ると、もうあの感動の再会シーンをエンディングにして、
「そして2人は幸せに暮らしましたとさ・・」ちゃんちゃんでドラマ完結してても良かったかも・・なんて思っちゃうのは意地悪でしょうか。
その辺どうなんですかね?
やっぱり乙女の皆さんはアラフィフになった2人の愛の行方を最後まで見届けたいのかな?
それこそ、2人が60代70代になっても物語が続いてたらどうしましょ?
こういう場合の大河ドラマって大体年を取っていくと、自然と子供達に世代交代したりするパターンが多いですけど、ジェイミーとクレアは今後も主役の座を譲りそうにありませんね。
あれほどの美男美女はいないでしょうしね。
開き直って「30代に見えてもお構いなし!」で今後もドラマ続けて欲しい気もします!(ちょっとコワい?)
「アウトランダー」続編はどうなる?
そんな感じで最後は、アメリカに漂着したようです。
そっか~、シーズン4の舞台はアメリカになるのね。
ジェイミーご一行様とまた愉快な旅が続きそうです。(ウィロビーはあのままサヨナラかな。)
アラフィフの2人は今後もベタベタしながら、色んな騒動を起こしていくのでしょうか。
それとまた今回一つ気になったのは、「ブリアナがスコットランド復興の鍵になる人物」という予言ですよね。正確にはブリアナが死んだ時に現実となる・・みたいな感じでしたけど、これはどういうことですかね?
あの預言者が、ブリアナが両親と再会するシーンを再現してましたので、ジェイミーとクレアが2人で未来へ行く可能性も出てきましたね。
このままゲイリスがどこまでしつこく登場して、時空を超えてクレア達と追いかけっこするのかと一瞬思いましたけど、意外にもクレアがザク~っと・・という形であっけなく決着をつけました。
(その骸骨をボストンの医師時代に手に取っていた・・って、偶然もここまで来るとやり過ぎだわ。)
それからしつこいですけど、まだネタ明かしされてないのが、シーズン1でジェイミーが1945年のクレアに会いに行った時の謎ですね。(それが気になるのは私だけ?)
実際には道からホテルの中のクレアを見ているだけですけど、ジェイミーが何をしに来たのかが気になる!
それとあのジェイミーは一体何歳のジェイミーなの?
その辺のネタ明かしもそろそろやってくれないと、今後の盛り上がり要素も少なくなってきそうだしなぁ・・。
またアメリカから娘に会いに時を超えるのにスコットランドのインヴァネスやジャマイカに行くのも大変そうだし、アメリカにも一つ同じようなのが用意されちゃいそうですね。
今後は、こうやってチャチャを入れながら見て行くのが楽しそうかな。
と言う訳で、またシーズン4を楽しみに待ちたいと思います!
追記:「アウトランダー」S6まで更新決定!
おぉ~、素晴らしい!!
まぁね、永遠に続くかのような長~い大ヒット原作がありますからね。その辺は怖いものなしでしょう。
主演の2人がこれからも美しくいてくれる限り、ファンは見続けるでしょうしね。
余談ですけど、シーズン1が始まった時に、俳優たち(サム・ヒューアンとカトリーナ・バルフ)がなぜ設定どおりの20代ではなく、30代半ばなのだろうと不思議だったんですが、こうしてシーズン3以降を考慮してのキャスティングだったんだったんですねぇ・・。
ちなみに、製作会社Starzのクリス・アルブレヒトCEOがコメントを出してます。(「海外ドラマNAV」Iからの引用)
「ファンの皆さん、ご安心ください。シーズン5、6へと続く物語の中で、愛すべきクレアとジェイミーが新たな挑戦や敵、そして冒険に向かう姿をご覧いただけるでしょう。そして、今後はアメリカの歴史をもっと掘り下げて展開していきますし、フレイザー一家の新たな世界での生活を描いていきます」
なるほど~、ということはやはり舞台はスコットランドからアメリカに移りそうですね。
そして気になるのは、「フレイザー一家」という言葉。ん??一家ってことはジェイミーとクレアに家族ができるの?
娘ブリアナはいるけど、もう成人してるし時空が違う世界にいるし・・。ん?どういうこと?
クレアはもう出産するには年を取り過ぎてるだろうし、ブリアナの家族ってことかな・・。
気になりますね~。ま、私は原作を以前全部揃えたので(ネットの中古書店で)、それを読めば分かるんですけどね・・。(始めの2冊しか読んでない・・)
もうここまで来たらドラマを新鮮に見たい気もするしなぁ・・。
と言う訳で、今後のシリーズもますます楽しみになってきました!
【さらに追記】
シーズン4にあたる原作は「妖精の丘にふたたび」ですが、この小説の最後が壮絶なクリフハンガーになっているそうなのです。
これまではシーズン3まで、かなり原作に忠実に描かれてきていますので、その通りに書かれた脚本を読んだ原作者のダイアナが「素晴らしい出来ね。このクリフハンガーにはファンが叫ぶわね」とコメントしたそうですが、その後この脚本が書き直されラストが大幅に変更されたそうなのです。
となると、これ以降は原作から離れた展開もあり得るということで、ますます楽しみになってきました。
私としてはその壮絶なクリフハンガーの方が気になるので、ぜひ見てみたい気もしますけど・・。
うーん、どうしようかなぁ、小説読んじゃおうかな・・。迷うわ~。
次はシーズン4の感想です。↓