*3話までの内容に触れています。(追記あり)
ようやく待ちに待った「サバイバー:宿命の大統領」シーズン2の配信が始まりました!
今年のお正月からNetflixで配信されそうで、されなくて・・、こちらを焦らしながら結局5月に配信開始がずれ込んでしまった人気シリーズです。
「24」のキーファー・サザーランドが今度は大統領に扮して執務室でテロと戦い、巧みな話術と真摯な人間性で国民のハートをガッチリ掴むこのドラマ。
シーズン1は全21話の長丁場でしたが、ダレることなく最後まで充分面白く見せてくれました!(24ほどの衝撃的な面白さではないけれど・・)
当然、シーズン2も期待していました~!
なんですけどね・・・。
あれれ・・、あれま・・。
うーん、いまひとつ面白くない・・。
でもほら、まだ3話ですからね・・。今後エンジンがかかって来る可能性もあるかな?
でもさ~、こんなに軽いタッチのコメディみたいなドラマでしたっけ??
うーん、ちょっとどうなのよ??!!
【ご留意ください】
当ブログは個人が趣味で書いているもので、夜遅くにウトウトしながら感じたままの感想を綴っています。そのため稚拙な文章、品のない物言い、勘違い解釈、天然ボケなどで皆様をご不快にさせてしまうこともあるかもしれません。(その場合は申し訳ございません。)
その点を含めてお許し頂ける方のみ読み進めて頂けましたら幸いです。
また衝撃ネタバレに関してはそのエピソード分の始めに持ってくることもあるのでご注意ください。(内容を順番に書くわけではありません)
「サバイバー:宿命の大統領」シーズン2に突っ込む!
シーズン1は国会議事堂が爆破テロで吹っ飛び、1000人が犠牲になるという非常事態からの幕開けでした。
さらにはその状況下でたまたま普通のおじさんトム・カークマン(一応閣僚だった)が、突然大統領として指揮を取り、国を救う大役を担う・・という掴みの面白さがありましたよね。
そして、国会議事堂で生き残った唯一の人間マクリーシュが実は背後でこのテロをを手引きした張本人だった!しかも、奴は副大統領の座を狙っている!
と、憎き悪役もしっかりいたし、FBIのウェルズ捜査官や親分ジェイソン達の体を張った戦いも見応えアリで、ハラハラドキドキの展開も色々ありました。
危機感を感じないホワイトハウス
それに比べてシーズン2は全体的にユルイわ~。(まだ3話までですけどね?)
1話目からのんびりムードで、特にこれといった危機はなし。
テロの犯人はロイドということで、ヤツを半年追い続けているけど、特にこれといった進展はなし。
という「ふーん」としか言えないスタート。トムが再建された国会議事堂で灌漑に浸ってるけど、それも、ふーん・・という感じ。
1話で一応あった危機的状況はハイジャック事件ですけど、不思議なことにこのハイジャック機の模様が全く映像で描かれないんです!!
え?なんで?!予算の関係??
それこそ、2秒くらい、機内の映像がチラッと映っていただけで、実際の現場がどういう危機に晒されてるのかが全く分からないし伝わってこない!!
そこ、5分でいいからハイジャックされる瞬間の映像を見せて、機内にいる人々にもフォーカスしてくれたら一気に感情移入できるし、ホワイトハウスで指揮を取るトムの重責も一緒に背負えるんですけどね。
それが、全くそういう描き方をしていないどころか、相変わらず官邸のトムチームの若手3人衆は冗談言い合い、大学生みたいな気楽さで、見てるこっちも拍子抜けしてしまいますわ。余計な新入りもいたし。
最後、トムの昔の仲間が犠牲になるくだりも、どういう経緯で飛行機に爆発が起きてそうなったのかが全然見えないし、なんなのよ~とイライラ・・。
それじゃ、トムが落ち込んでいても何の感想も持てないわ。
感染の話もなんなのよ~
同じことは3話の感染症に関しても言えますよね。(最初ロイドが脅してたサリンかと思った。それが、鳥インフルエンザって突然過ぎだわ)
感染の現場が全く描かれないので(これも冒頭に10秒くらいのシーンはあったけど)、危機感が全く伝わらない・・。
この感染病と拡大状況に関する情報のすべては、疫病対策予防センターのオバサンの口頭説明だけで、実際の患者達はほとんど画面に映らないし、具体的にどんな症状が出て、どんな感染経路なのか、そもそも感染元が何なのか・・などの情報がほとんど説明されないのです。
あくまで、このオバサン頑張ってるでしょ~。気遣うトムも優しいでしょ~。2人の信頼関係は素晴らしいのよ~。というのが主題の一つで、もう一つは薬品会社とトムとの知能戦がメインなんですよね。
「危機が起きた!」⇒「視聴者をハラハラさせる!」⇒「解決に向けたギリギリの攻防でドキドキさせる!」⇒「成功!解決!」⇒「はぁ良かったぁ~」という緊張感で盛り上げる流れは全く無視で、ただひたすらホワイトハウスでの日常の一場面・・的な扱いで話が進んでいくんです。
うーん、これだとつまらないかも・・。
私、気軽に見れる一話完結物のドラマって好きじゃないんです。
でもアメリカ人って結局こういう感じの「CSI」みたいなドラマが好きなんですよね。
なんだかんだ、1話の終わりにはメデタシメデタシ・・、みたいな。
ウェルズが追うメインの流れも一応ある
もちろん、我らがウェルズ捜査官も頑張ってますよ。
目新しさを狙ってか、突然出て来た英国MI5の捜査官と組んじゃったりしてましたけど、全体的にはかなり退屈でした。
だって追う相手のロイドに関して言うと、シーズン1でも急に登場した感のある悪役で、こちらが「くっそ~~~!」と憎くなるほどのカリスマがないんですもん。
前も書きましたけど、安っぽい中年ロックスターみたいな風貌で怖くないし、凄味もない。
そもそも、パックスアメリカーナっていう巨大組織のトップで金持ちなんでしょ?
なんで一人でフラフラ出歩いて、下っ端を殺したり、トムの義母の家で暴れたりと忙しくしてるの?
そういうのは普通、大勢いる手下がやって、自分は隠れ家に潜んでいるものじゃないの・・?
どうも、その辺がリアリティに欠けるというか、(まぁもともと大衆向けの娯楽作品なのでおかしな部分は多いけど)ハチャメチャですよね。
それにサリンを撒くという脅しにしても、実際どういう手筈を整えていて、どれほどの現実味があるのかが伝わらないのでハラハラできない。
場所は?拡散方法は?仲間がいるのか、一人なのか・・?なーんにも見えてこないので説得力ゼロ。
とりあえず、訳の分からないままロイドが籠る地下施設をアメリカ人の好きな爆弾攻撃して解決したみたいですけど、あんなのでヤツが死ぬ訳ないことくらい見てる側もわかりますよね。(逆に死んでるなら驚くけど・・)
せめて死体が出たのか、DNAがマッチしたのか・・位の情報は出してもらって、こちらを少しくらいミスリードしてくれないと、なんだか視聴者は置いてけぼりな感じで寂しいわ。
全体的に視聴者感情は蚊帳の外で、ホワイトハウスでの政治話が勝手に進められていくだけなので、どうも空回り感が否めません・・。コメディ要素も笑うほど面白くないしね。
おっかしいな~、シーズン1は普通に面白く見れたのにどうしてだろ。脚本家が変わったの?
新キャラが安っぽい
あ、あとあの眼鏡の余計な新キャラも要らないわ~。
神経質ネタで軽いコメディ感を出してますけど、そこ要らないからさ。
こっちはコメディ見ようと思ってる訳じゃないのに、なんであんな安っぽいキャラを設定するかなぁ・・。
そもそも、トムチームは若過ぎてリアリティないのに、またあんな若いのを追加したらもう大学でしょ、雰囲気が。
前回、官邸メンバーの平均年齢を一気に引き上げてくれてたモス元大統領はどこ行ったのよ?あと、渋い存在感がなかなか良かったキンブル議員も姿が見えないし・・。
と言う訳で、この辺で愚痴はやめておきます・・。
あちゃ、ちょっとヒドいこと書きすぎちゃったかも・・。
でもまぁ、まだ3話しか見てませんからね。これから核心に迫った展開が見えてくるかもしれないし・・。
とりあえずシーズン2では、ロイドによって大統領の家族が標的になり、かなりの危険が迫るようですね。今後、どれだけトムの怒りに火がつくのか・・。
そうそう、トムの義母を演じていたのは懐かしいボニー・べデリアですね。
その昔「ダイハード」でブルース・ウィリスの妻役だった人で、マコーレー・カルキンの実の叔母に当たる方です。なんだか以前より気品が増して美しくなったような・・。
では、あーだこーだ言いながらも、もう少し期待しながら見続けたいと思います。
【追記】「サバイバー:宿命の大統領」シーズン2で終了だそうです
今日たまたま海外ドラマNAVIで見かけました。
『24』には続けず…。キーファー・サザーランド主演『サバイバー:宿命の大統領』がシーズン2で終了!
の悲しい記事・・。
やっぱりショーランナーがコロコロ変わっていたようですね。
4人目となったシーズン2は視聴者数もシーズン1と比べると3分の2程に落ち、レーティングもガタ落ちだったようです。
私も頑張って見ましたが、4話のメキシコの話はつまらない上に難しくてよく分からなかったし、5話もえ~・・・っと何の話だったか思い出せない・・。
しかも、キーファー大統領の「いい人」ぶりがなんだか鼻についてきて、毎回のワンパターンにも飽きて来た感じです。
もう完全に1話完結物の政治コメディに雰囲気を変えて、まるで別のドラマを見ているようだし・・。
シーズン1での成功が勿体なかったなぁ・・。
一つ質問なんですけど、その4人目のショーランナーの方はシーズン1を見たんですかね・・?
という訳で、私は残念ながら5話でギブアップします。
キーファーもまだまだ現役ですけど、そろそろ主役ではなく、悪役か何かで強烈な存在感を出す形でのドラマ出演がいいかもですね。
お父さんも名脇役だったし、キーファーも若い頃は謎めいた悪役とかやってましたよね。
「24レガシー」にしても、この「サバイバー」にしてもプロデゥーサー業もあんまり向いてないのかなぁ・・なんて気もしますので、イメージをガラッと変える脇役なんかでの活躍を期待したいです。
さらに追記:Netflixがシーズン3を製作することが決定!
Netflixが10話構成で「サバイバー:宿命の大統領」シーズン3を更新することになったそうです。
キーファーも喜びのコメントを発表してますし、やる気満々なのが伝わってきますね。
全10話となると今度は展開も早めでシャープな内容を期待できそう。(大体全22話とかが長すぎなのよね。)
うわ~、こりゃシーズン2も頑張って続き見るしかないかなぁ・・。
また見た場合には懲りずに感想書かせて頂きます。
2019年7月追記 やはりシーズン3で打ち切り!今回で最後!
「サバイバー」らしくなんとかここまで生き延びてきましたが、シーズン3でついに終了だそうです。
キーファーもがっかりでしょう。
お疲れさまでした。
また新たなドラマに期待します!