U-NEXTで見れる海外ドラマ、HBO製作「サード・デイ~祝祭の孤島」アニスのネタバレ感想・あらすじです。途中までネタバレ無の感想で、注意書き以降は1話ずつネタバレ有でじっくり考察しながら・感想書いてます。
【全話見てから追記】
なかなかエグい話でしたよ・・。
グロテスクさと残虐度はマックスですね。IMDbの低さはこの辺に原因があるような気がしますが、ダークミステリーとして見るとかなり面白かったと思います。
それに、宗教的な側面から人間の暗部を切り取ったヒューマンドラマとしても衝撃度は凄いです。
万人にお勧めできる類のドラマではないですが、なんといってもジュード・ロウとエミリー・ワトソン級の俳優さんが出てるだけの作品だとは思います。
この時はHBO作品を見るためにわざわざスターチャンネルに加入したわけですが、今では有難い事にU-NEXTで見れるようになりましたので、機会のある方はぜひ。
*これ以降は第1話を見終わったところから書いてます。
というわけで「サードデイ~祝祭の孤島~」行きます!
やっぱり気になるじゃないですか!世の薄毛さんたちに勇気を与え続けるイケメン俳優ジュード・ロウが主演したHBOドラマ!
「ヤング・ポープ」に続き2作目かな?
前回も異色でしたけど、こちらもまたぶっ飛んでますね~。
1話見ましたけど、見終わった後の感想はコレ・・。
ん~~~~、どういうことぉ???!
実はですね~、つい最近これに雰囲気の似たドラマを見たんですが、それがNetflixの
「はかなき世界」。
具体的には「島での宗教的なお祭り」くらいしか共通項はありませんが、どうも同じ匂いがします・・。
例の匂いが・・。
オ・・
オカルト・・かいな?
私いつも前情報はできる限り少ない状態で見るのですが、これもまっさらな状態からのスタート。
そして、のっけからあの少女の衝撃シーン・・。
うわ~、ちょっとこれは予想と違う~!
と早くも洗礼を浴びました。
なんとなく、もっとノスタルジックで切ないヤツを想像していたので・・。(そっちかよ~!と)
な~んつって、実はこういうのも結構好きなのですよ。
文句言いながら見ちゃうんですよね、不気味で謎めいていて摩訶不思議なの。
これが最後まで謎めきまくって終わっちゃうと「ひえ~!」と泣きが入るわけですが、まだ今は1話の段階なのでヨシとしましょう!
とはいえ、最後のサムが見た幻覚映像でスプラッタ的なのが出てきたのは本格的にイヤな予感が・・。
うーん、あれは、たぶんイカンやつだわ。
どうかあっち側に行きませんように・・。
一応「ブラッド・ピット率いる制作会社プランBエンターテインメントとHBOがタッグを組んだミステリードラマ。」という謳い文句になっているので、
ミステリーってことは謎解きはきちんとされるんでしょうね!?
というのを個人的に念押ししておきたいです。
というわけで、さっそく1話で見た事実を一つ一つ追って謎を解明していきたいと思います!(で、できるのかね?!)
【ご留意ください】
当ブログは個人が趣味で書いているもので、夜遅くにウトウトしながら感じたままの感想を綴っています。そのため稚拙な文章、品のない物言い、勘違い解釈、天然ボケなどで皆様をご不快にさせてしまうこともあるかもしれません。(その場合は申し訳ございません。)
その点を含めてお許し頂ける方のみ読み進めて頂けましたら幸いです。
また衝撃ネタバレに関してはそのエピソード分の始めに持ってくることもあるのでご注意ください。(内容を順番に書くわけではありません)
「サード・デイ~祝祭の孤島」予告編とあらすじ
ロンドン郊外の孤島・オシー島。島の伝統と文化を守るためには手段を選ばない謎めいた島民を相手に、夏に島を訪れたサムと、冬に島を訪れたヘレンが奇妙で恐ろしい体験をし、それぞれのトラウマと向きあわされ、精神を追い詰められていく。 U-NEXTより
*次は第1話のネタバレ感想です。
「サード・デイ~祝祭の孤島」第1話のネタバレ感想・あらすじ・考察
では、分かった部分についてトントン拍子で行ってみたいと思います!
まず、冒頭では妻から店に強盗が入り現金4万ポンドが盗まれたという連絡が。
動揺する主人公サム。
その後「これから川に向かう」。と川のほとりに着くと号泣し出しますが、これはどうやら強盗に遭ったこととは関係ないようです。
この様子から「もしかして子供を亡くしたのかな・・」という不安を掻き立てられますが、男の子用のTシャツを取り出して川に流していたので、やっぱりそんな感じがしますね。
この大きさだと、8歳とか10歳とか、それくらい?
この後サムは出会う人ごとに「子供は3人、2girls 1boy」と決め台詞のように繰り返しますが、これが以前は「2girls, 2boys」ということだったのか。
ヒントとしては、パブの女主人からこんな言葉がありました。
「テレビで訴える姿を覚えてる。あの時は心から同情したわ。大切な天使を・・」
ということは、移民絡みで事件か事故に巻き込まれてしまったのか・・。
この日はその子の命日だったのかな。
あの男の子は誰?
そして気になるのは、あの赤い半ズボンの眼鏡の男の子ですよね。
冒頭を見返してみると、エポナはしっかりその子に対して話しかけてました。
「メソメソしないで引っ張って!」
引っ張ってというのは、ロープのことで、反対側の木に結びつけてたんです。
ということは、エポナにはしっかり見えていたってことですよね。
ただ、その後サムに男の子のことを聞かれるとトボけていたので、これが嘘なのか、エポナの声も含めてサムの幻覚だったのかは今のところ分かりません。
この孤島はなぜか怪しい!
怖いですね~。
ホラーばりに住民たちが怖いです。
大体、あのエポナちゃんもちょっと怖いですよね。
あんなことした直後にあれだけ落ち着きはらい、普通に「サムって犬の名前でしょ。」なんて突っ込みを入れてる状態が逆に怖い・・。
そして、島につくと、なぜかパブの夫婦のところへ。
父親が怖そうというのはなんとなくわかったのですが、なんと、その父はこの方でした!
出た~!
「ギャング・オブ・ロンドン」の最強オヤジ~!
怖い・・。これは怖いよ。
エポカちゃんが観念しきってるのも理解できる。
このオヤジが屋敷の人間に対して怒ってましたね。
島をメチャクチャにしたって言ってましたけど、一体何をしたのか。っていうか、誰この屋敷の人間て。
私だったら身の危険を感じて逃げ出すわ。
その他、怪しい盛り塩?(盛り過ぎっていうか、ジャパニーズ・ガーデン?!)
とか動物のお腹を開いてる奴・・。(嫌だ嫌だ)
パブに飾ってある写真もおかしい。
何これ死んだ人達?誰か何か説明して~。
それと、
変な動き。
変な人々。
うーん、これは翌朝起きたらさっさと島を後にするのが正解ですね。
と思ってたら、最後になんと!!
ハッパでラリってるらしいサムが見た幻覚が怖い~!
ハサミはダメダメ~。
この辺は見なかったことにして横に置いておきましょう。
でも、これは見逃せない!
ん?これは何?
店に賄賂として置いておいた4万ポンドを自分で盗んだってか?!
え~っと・・。
2重人格ものって線はアリなの??
明らかに目つき変わってたけど。
しかも、大金を透明のビニール袋に入れてフラフラ酔っ払いのたむろする店に戻っていきましたよね。
大丈夫なのかな??
というところで1話は終了~。
うーん・・、いいじゃないですか!
謎めいてるわ~。
もう一度確認しますけど、これ、ちゃんと答えは用意されてるんですよね??!
少し前に見たHBOの「アウトサイダー」でも、この点を何度も確認しましたけど、同じことしちゃうわ。
次は2話のネタバレ感想です。
「サード・デイ~祝祭の孤島」第2話のネタバレ感想・あらすじ・考察
はぁ・・、もうお手上げですわ。降参。(涙)
これはもうどう解釈していいやら・・。
とりあえず、既に幻覚と現実が判別できないってのに、よりによってLSDやるなや~!
というのだけ叫んでおきましょう。
前回の金についてはガン無視
え?!
前の晩にサムが車で発見したらしき4万ポンドの札束についての説明なし??
どういうこと?!
あれも幻覚だったってこと?
それともサムは記憶をなくしてるらしいので、あの後島民に取られちゃったのかな。
朝目覚めると同室のおばちゃん(ジェス)と、こんなことになってました。
ふーん・・。
ここでアバンチュールになるとは想像できない感じの相手役ですよね。
地味というか、普通の女性だわ。(←嫉妬込み)
彼女も心に傷を負った女性なので、互いに通ずるものがあるようです。
島での宗教集会が怖い
サムがふら~っと島を歩いていると、テントで島民達が集まり祈ってましたね。
激しい・・、と思うわけですが、私昔NZに住んでた時に誘われてこういうのを何回か見ました。
テントだったり、巨大コンサートホールだったり・・、車いすの人が前に出て祈りを捧げられると突然歩けるようになったりするんですよね。
みんな凄い熱狂ぶりで、まさにこの状態。
そして、チラッと映ったこのお金持ち風の人が例の屋敷の住人ぽくないですか?娘がいます。
エポナ父は大分救いが必要な様子・・。
息子ネイサンに起きたこと
ジェスに語るサムによりますと、6歳だったネイサンはある日誘拐され、2週間後に川で発見されたそうです。
ゴルタンという学習障害のあるルーマニア人の男で、裁判前に死亡。
はぁ、6歳って小さい。
子供の死は気が滅入るので、できたら違う方向に行って欲しいのですが、もしかしたらこの島が事件に関わっていたかもしれない・・という流れになってきた。
やり切れないのでいけにえ路線だけは止めて欲しい。
で、その後、サムは島での宗教儀式に詳しい男ミミールにサムが会いに行くのですが、
なんでこんなに汚いの?
なぜかこの事件記事の切り抜きを持っていました。
この後ろのトラック(?トレーラーハウス?)がサムの幻覚によく出てきますね。
燃えていたり、真っ黒にすすが付いていたり・・。
そこには赤いズボンの男の子がいつもいるわけですが、何を伝えようとしているのか。
しばらくすると、またエポナ父が登場し、サムに銃を向けこんなことを。
実はエポナの弟が亡くなっていたそうで・・。
はぁ、もうやめて~!子供はつらいわ~。
でもこの時のサムはエポナが!と勘違いしてパニック!宿に慌てて戻るとジェスを巻き込み大暴れ!
でも、結局エポナも生きていたし、上手いこと宿の夫婦にいいくるめられてしまいました。
とはいえ、エポナに関してはまだまだ安心できそうにない。
最後の方でエポナがサムに祭りで会った時には「島にいて欲しい」と抱き着き、キスもしてきたので何かありそうです。
っていうか、皆「エポナは大丈夫。生きてる、問題ない。」
と言ってるけど、なぜいつまでも自さつの理由を聞かないの?!
そこでしょうが。
「怯えてない」っていくら本人が否定したところで、じゃなぜあんなことしたの?ってなぜ誰も聞かないの?
それが不思議だし、イラっとするわ~。
島に残ることにしたサムはジェスといちゃいちゃしてLSD
ん?海まで行ったのになんで帰らないの?
現実逃避?
もしや、ネイサンの謎を追求するのか?
と思ったけど、全然その気はないようで、ジェスと普通に祭りを楽しんでましたね。
挙句の果てにはLSDに手を出し、その後はもう何がなんだか・・。
宿の女主人に連れられて空を飛んだり、いきなりお腹がオープンしたり・・。(グロ!!ホラーや!)
この男に殴られて失神したのは現実か、幻覚か。
この男は顔が歪んでたし、人間じゃないのかなぁ。
なんだか本格的に「アウトサイダー」みたいになって来ましたね。
お、隣に立ってるのはさっきの金持ち旦那じゃないですか!直々の子分なの?
うーん・・、オカルト系か、リアルのいけにえ系か・・、どっちに転んでも憂鬱だなぁ。
だいぶテンションも落ちてきましたが、とりあえず3話見てみます。
次は第3話のネタバレ感想です。
「サード・デイ~祝祭の孤島」第3話のネタバレ感想・あらすじ・考察(夏編最終回)
よかったじゃないですか~!!!
途中色々心配したけど、やはりそこはHBO!with ジュード・ロウ&エミリー・ワトソンでしたね!
現実的な結末にしっかり着地し、多いに盛り上がてくれました。
とはいえ、色々言いたいことはありますよ。
そりゃ酷いだろ~って部分もあったしね。
でも、こういう熱量の高いエモーショナルな作品には良くも悪くも心動かされてしまうのよ・・。
製作陣と役者陣が一致団結して作り上げた異色物。その大いなる熱意は伝わってきました。
あの男の子は息子ネイサンだった!
いえね、確かにあの劇的な再会にはウルっと来るものはありましたよ。
男の子の顔を見せてくれなかったのは不満だったけど。
それに、どうしても納得いかなかったのは、あれだけ姿を目にしていたのに息子と気付かないってあり得る?という点。
何年経とうと、子供の姿って親なら遠目でも分かりますよね。
サムが不思議そうな顔してるから、こっちもあの子は息子じゃないんだろうな~と、普通に思ってましたよ。
それが一点。
もう一つはエポカの最期があまりに痛ましく残酷だということ!
これはイカンでしょ。
結局あの父は2人の子を島の為に犠牲にしたことになりますけど、酷すぎる。
そこまで残酷だとこっちのファミリーの方がよほど悲しくて、最後の泣きポイントでも涙が出ないんですよ・・。
それにしてもエポナの自死は宗教の恐ろしさを凄まじい形で表現してますよね。
そして、ここまでした彼女の想いを代弁するのはもちろんこの方。
出た!エミリー・ワトソンの真骨頂!
エミリー・ワトソンがここに配役されてる時点で、こういう場面は既に予測できましたよね。
哀しそうに、それでも確認に満ちた口調で物語る姿に思わずゾゾゾ・・。
エミリー・ワトソンの迫力と、滲み出る狂気に背筋が凍ります。
というか、これを狂気と呼んでいいのかな。(いや、狂気なんだけど。)
前回の感想でも書きましたけど、NZの田舎町には変わった新興宗教を信じて実践している人がたくさんいたし、日本にも結構知り合いにいたります。
(もちろん、いけにえなんて出てくる世界はドラマだけですが)
なので、この物語全体についてあり得ない世界を描いたただの妄想話とも言い切れない気がするんですよね。
分かった事実を整理する
夏3話、冬3話の全6話ですが、今後またサムの物語が続くのか、それとも新たな主人公で全く別の物語が語られるのかが分からないので、一応今の段階で分かったことだけ整理します。
え~っと、サムは島の創始者で神父でもあったチャリントンの孫の孫ってことでした。
サムのお爺ちゃんが逃げたらしい。(駐屯していたと嘘をついて)
なので、正当な血統を引き継ぐサムを島の人々が呼び寄せようとしていたんですね。
教会の壁画の絵がサムにそっくり!(ザ祖先!)
なるほど、なるほど~!
だから、サムは島に来た時デジャブのようなものを感じたのかな。
これぞ遺伝子?!それとも神の力?!
ということは、もしかしてエポナはサムを罠にかけるため、彼が近くにいると知っていて冒頭であんなことしたの?
それとも神がかった偶然?
でも、あの時の少年(ネイサン)は現実にあそこにいたってことでしょ?
だから、ちゃんと大人が近くにいて彼を島に連れ戻したはずなんですよね。
その後、島で足止めを食うようにトラックでサムの車の後ろに止めたのもわざとでしょう。
さらにはジェスも彼らの仲間のようでした。(娘を人質に取られ、強要されてる形ですが)
恐らくサムの内面を探る監視役として、始めから同室になるよう仕組まれていたのでしょうね。
常にどこかで監視していたので、サムが海で溺れた時にも助けに行けたのかなと。
「3キロも泳げない!」と言ってたのも嘘でしょう。この逞しさ!
そして、彼女のもう一つの役割は、オシー島の信仰や歴史についてサムに教育することかな。上手に自然な形で色々語ってましたからね。
そして、この2人がジェスの娘達。
ん?てことは、夫がこの島の人間なの?まさかあのお爺ちゃんじゃないでしょ?
まだ色々疑問点は残るなぁ。
ネイサンは誘拐され、ずっとこの島にいた!
本当にこの男のアイディアか、島の皆で決めた話かはよく分かりませんでしたけど、ゴルタンという移民の男に誘拐させたってことでした。
ゴルタンはすぐに謎の死を遂げますけど、それも彼らの仕業だったのかな・・?
うーん・・、でもよくわからないのは、後継者は一人いればいいわけなので、なぜサムをおびき寄せようとしたんだろ。
あ、そうか。
おびき寄せようとしたのではなく、偶然の力でサムが島に来てしまったということなのかな。
「来たからには、島から出さない!」という勢力と、「いやサムは必要ない!」という勢力で島が2分したということなのかしら。
いずれにしても、また平和を取り戻したそうです。(どうやって??なぜエポナ父は縛られてるの?!ニコニコしてるけど?)
分かったようで、まだ結構謎が残ってるなぁ。
6話まで見た段階で徹底的に調べたいです。
で、今後サムはどうするんだろ。
思ったんですけど、彼が言っていた「2girls and a boy」というのはネイサンを含めていていたのかな。
ということなら、ロンドンに妻といるのは娘2人?
長女はエポナと同じ年くらいとのことなので、結構大きいですよね。
ネイサンはどうも末っ子のようなので、そう考えるとサムがネイサンとこの島に残る選択肢もありそう。
っていうか、屋敷に入って行ったというのはそういうことなのでしょう。
4話以降にまたサム達が出てくるといいな。
次は4話のネタバレ感想です。
「サード・デイ~祝祭の孤島」第4話のネタバレ感想・あらすじ・考察
うわ~!そういうことか~!
4話をぼーっと見てたんですけど、その間ずーっと思ってましたよ。
「このおばちゃん、ズレまくってるわ~!感度悪すぎ!
いつまでこんな恐怖の島で粘るのよ??それでなくても冬季休業って普通でしょうが!」ってね。
でも最後の画像見て、うわ、勘が悪いおばちゃんは自分だったわと。
もう女の子2人と登場した時点でピンと来ない自分が情けない~。(それどころか最後まで気付かないってヤバイわ。)
サムの妻は夫を探しにオシー島へ?!
たぶんそういうことですよね。
あの夏の日以来帰ってこない夫を探しに来たのでしょう。
そっか~、
だから感動の再会シーンでも、息子ネイサンの顔を見せてくれなかったのね!
奥さんは黒人でした~という、このちょっとしたネタを大事にしたかったようです。
娘達が帰りたがってるのに「楽しみましょう♪」と言い続ける母が全く理解できなかったわけですが、始めから夫を探す気でやって来たのなら理解できます。
そのことを娘達には教えたくなかったのは、変な期待を持たせて失望させたくないというのもあったのかな。
島では何が起きている?
夏編でも既に不気味さはマックスでしたが、冬景色の中で異常としか言えない落書きやオブジェが至る所にあると本格的にホラーですね。
意味不明なオブジェ。
ただ睨む人。
(ん?エポナちゃんじゃないよね?)
それと、このホテルのオーナー、ジャニーさんは何をやれと脅されていたんでしょ。
パッカーンと開いたおでこの傷は完全に奴らにやられてましたね。(道具持ってたし。)
でも、この状況を見ながら笑顔で「部屋を貸して」と相変わらず強引な彼女もどうかしてると思うけど。
そんなオシー島ですが、この日はやけに住民たちがソワソワしていて何か大事なことが待ち受けているようです。
またあの男が出てきましたけど、相変わらず悪そう。
この女の子2人はジェスの娘達ですが、上の子を演じてるのは「ウィッチャー」のシリ姫の彼女ですね!
エリーちゃんを見て微笑んでましたけど、配役からして彼女にも何か重要な役割があるのかな。
エリーは男からペンダントを貰っていましたが、変な事にならないといいな。
それと、今日ある大事な出来事って、どうも誰かが出産するようじゃないですか?
下品な落書きもそんなんだったし、
血の滴る妊婦像は怖いよ~。
身の毛がよだつ分娩代もあったしね。
そして怪しい男達が。
「ジャニー(さっきのホテルオーナー)は酔いつぶれてる。」
と言った後、こんなことも。
危険な分娩なの?ジャニーさんは医者かなにか?
とエポナ父も参戦中。
また島民達が何かで揉めて2分してるのかな。
そして、女性の悲鳴が聞こえ慌てて逃げる母子3人。
結局行き着いたのは、あのパブでした。
嘘の上手い女主人になだめられ(また旦那をダシにしてた)、すっかり旅行モードに戻ってしまう母でしたが、夫を探す気があるんでしょうか・・。
あと、カウボーイハットの男がずっと睨んでるけど、大丈夫かな。
(出典:HBO)
それと、トイレの塩が枯れ葉に変わってましたね!秋冬バージョンかいな?
というわけで、一体誰が出産するのか気になりますね。
サムはそろそろ再登場かな?
次は第5話のネタバレ感想です。
「サード・デイ~祝祭の孤島」第5話のネタバレ感想・あらすじ・考察
なるほど~!
やっぱり妊婦はジェスだったか~!
いえね、いくらボケボケの私でもそれはすぐ考えましたよ?
でも、あの時が夏編で今が冬編てことは、半年しか経ってないんじゃないの?
出産までには9か月かかるんだから、ジェスはないだろって勝手に思ってました。
でもまぁ、ジェスだったということで、推理するにジェスとサムの子供を無事に出産させたいという勢力と、無事には産ませたくないという勢力で島が2分している感じでしたね。
それで危険を感じたジェスは一人で逃げちゃったのかな。
でも、海に入った理由がサッパリ分かりませんでした。
絶望して海に入ったのかと思いきや、赤ちゃん産んだとたんに鼻の穴膨らませて「この子は特別な子よ。」って満足気。
そのノリで、「サムとの子なの」って言っちゃいましたね。
固まる妻・・。
すぐさま妻は怖い顔で夫との対決に向かいましたが、待っていたのは呆けた顔の彼でした・・。
大丈夫かな・・。
そもそもなぜ妻はサムを探しに?!
失踪当時もオシー島が怪しいと思っていたようですが、実際のきっかけになったのは2週間前にサムの携帯から届いたメールだったようです。
子供のような文章で「14日までに迎えに来て欲しい」と書いてあったそう。
ということは、サムじゃなくて書いたのは息子のネイサンの可能性もありますよね。
14日というのは、もちろんジェスが娘を生む日のこと。
出産前に家族に来て欲しかった理由は何?
うーん、この後継者問題も人数が増えますます複雑になっていきますね。
それと、継承権があるのは男だけかと思ってたけど、どうも女の子もOKみたいです。
ということは、実はエリーとタルーラにもその資格はあるということ。
で、皆さん気が付きました?
この彼女がなにやってるか。
この子はジェスの長女ですが、恐らく今回ママが継承者を出産することを面白く思ってないんじゃないですかね?
妊娠して以来、自分達のことを以前のように愛さなくなったのか・・。(想像)
なにしろ、ジェスはタルーラがサムの娘と分かった時点で包丁持ってましたからね!
(怖かった~!ホラーだよ~。)
これほど熱狂的に入れ込んでる母に対し、違和感を感じてた可能性は高いです。
顔付きも以前のジェスとは明らかに違う。
タルーラちゃんはなんとか逃げ出してたけど、やっぱりあの島とは早々とオサラバしなくちゃね。
エリーをリクルートするジェス長女
というわけで、恐らくですがジェスの長女は今回の赤ん坊ではなくエリーに後継者として島を継いで欲しいと思ってるのでしょう。
一生懸命、教育してましたからね。
エリーも興味津々でカルトな世界に心惹かれている様子。
あちゃ、これは良くないわね。
父親の二の舞にならないよう、手遅れになる前に島をさっさと脱出よ~!
長女ちゃんも、彼女を島に留める為にエポナのように・・っていうのだけは止めて欲しい~!
サムはどうしちゃったの?!
さてさて、一つ疑問なのが、なぜサムがいるのにその次の後継者のことで揉めてるの?ってこと。
まだ全然分からないのでこれは私の超適当推測ですが、サムは精神を病んでるのかなぁ・・と。
という妻の言葉もあったし、失踪時にはおかしくなっていたという説明もありました。
それにタルーラも「パパはママを泣かす変な事ばかりしてた」と言ってたし。
既にそんな症状が進んでいたので、自分で金を持ち出しておいて「盗まれた!」と騒いでいたのか・・。
もしかしたら「子供のような文章」のメールも、彼が混乱状態でなんとか書いたものだったのかも。
でも、この辺の奇行に関しては精神的なものではなく、もっとオカルト的な神がかった理由という線もあり得るので、まだ分かりませんけどね。
サムが見えない力によって島に呼び寄せられ、無意識のうちに使命を果たそうと動かされていた可能性もあったりするかな。
400万ポンドも島のためだったり?
というわけで、まだまだ分からない事ばかりですが、次回の最終回でどれほど驚かせてくれるのか楽しみですね!
*次は最終回のネタバレ感想です。
「サード・デイ~祝祭の孤島」第4話のネタバレ感想・あらすじ・考察
なるほど~!!!
こう締めくくりますか!
最後まで意外などんでん返しが仕込まれていたし、子を亡くした夫婦の苦しみと葛藤を別の角度から描くヒューマンドラマとしても丁寧に仕上げられていたと思います。
ただね~、あのスプラッタとお下劣な描写はちょっとやり過ぎよね。
「どこか不気味・・」を軽く通り越しちゃって完全にホラーだったからな~。
この辺が大きく評価を下げてしまった原因しょうかね。(IMDb6.4)
とはいえ、役者陣の質の高さといったら凄かった!狂気と正気が入り乱れる物語に崇高な視線をきちんと持ち込めたと思います。
あとね、6話まで見て気が付きましたがどうも製作側にお調子者がいますね。
絶対笑かそうとしてるでしょ?!という場面が結構あったので、その辺もチェックしていきたいと思います!
ネイサンはネイサンじゃなかった!
これは「そっか~!」でしたよ。
だから、あの感動の再会の時に顔を見せてくれなかったのか~。
だから、始めにサムがチラチラ少年を見ている時に息子と気が付かなかったのか~。
だから、島の後継者としてサムが必要だったのか~・・と。(あの男の子は正当な血を継いでないので)
サムですけど、あの島に行ってから、さらに心の崩壊が加速しちゃったんでしょうね。
この服も汚かったからな~。
半年くらい着替えてないのでは?
そして、サムの妻ヘレンが「自称ネイサン」に会った時もかなりシュールな空気が流れてました。
自分をネイサンと思ってる男の子に気を使ってか、「会えてうれしい」とひきつる笑顔で答えるヘレン。
あの絵も相当ヤバイでしょ。
この子も病んでるなぁ・・。
大体ね、思い返せばこの島の創始者からして非常に暴力的で野蛮な男でしたよね?
そういう血筋ってことなのかな。
ネイサンの母は誰?
この「自称ネイサン」の父親は3話のラストに自分を撃ったあのお爺ちゃん。
サムの大叔父に当たる人で、正式な血を引く「神父」不在の間だけ借りの神父として君臨しました。
その間に女の子に乱暴して作った子ということで、あちらのファンサイトではこれがエポナなのでは・・?と推測されてました。
理由としては
- エポナ父がジェス側に付く動機がこれ
- エポナはその心の傷もあり、身を捧げ死を選んだ
それから、ジェスは「女の子よ」とやけに男ではなく女という部分を強調して喜んでましたよね。
どうもこうした暴力的な代々の男達に不信感を抱いていた感じもしますね。
女ならば変えてくれる!と、ジェス側についた人々もそんな部分に希望を持ってるのかも。
まぁ、普通にもぬけの殻状態の浮浪者サムを見て「あれじゃ駄目だ。あんなんじゃ島は再生しない。」と考えるのも分かりますが。
夫を許さないヘレン
ヘレンは夫を完全に断罪していて、サムには付け入る隙さえなかったですね。
夫への怒りが息子を亡くしたヘレンを支え、感情のはけ口となってきたので、もうどうしようもできないところ。
この時の会話は緊張感に満ちていて見応えありましたけど、ネイサン君に関して必死に「でも髪は変わってないだろう?」と食い下がるサムには噴き出しちゃいましたよ。
そこかいな。
とはいえ、この言葉は後々真実味を帯びてくるのですが‥。
サムがネイサンから目を覚ました30分弱の時間は愛人と電話中だったそうで、ヘレンの怒りも収まらない様子。
でも実は10年前の出来事だったんですね!
ということは、末っ子だとばかり思ってたネイサンはエリーのお兄ちゃんだったということでした。
ジェスの勝利宣言
見事クーデターが成功し、高らかに勝利を宣言!
「エポナが大きくなるまでは、自分が島をまとめる」なんて、母の権限がやけに強いなぁ。
サムにも、「時々島をうろつくのはいいけど、その髪は梳かして」なんて上から目線だし。
そうそう、やっぱりジェス長女は母が自分達に構わなくなったことを不満に思ってるようでしたが、だからといってエリーを担ぎ出そうとしてるわけではなかったみたいです。
というか、ジェスにとってそれほど姉妹は脅威ではないようでしたね。
どうも「島で生まれた血を継ぐもの。」というのが強いようで。
でも、ヘレンにメールを送ったのはこのジェス長女だったそう。
サムが来てからおかしくなったので、サムを連れて帰って欲しかった・・なんてまだ子供の発想だな。
サムがいなくなったら余計母が調子付いちゃうのにね。
島はスプラッタアイランドに!
斧とか本当にやめて欲しいわ~。
ただでさえ少ない島民をザックザックやり合ってどうしようっていうのよ。
あの気のいい宿のオヤジもやられてしまいました。
そして、サム側のグループをまとめていた妻も。
こんな凄惨な状況で、私が気になったのはやっぱり酔っ払いジョニーさんだな。
どういう経緯でタコを乗っけられたのよ・・。
この辺にシュールなお笑いセンスを感じます。
にしても、妻に完全拒否されたサムはあの後どうするのかな?
妻と娘達を助けるため、爆発的なバイオレンスを披露したものの、その後に彼に何が待っているのか。
今後も「息子ネイサン君」と空虚な日々を送り続けるのかな・・。
それとも彼女たちを救ったことで、多少の贖いができたのか。
島脱出!母の根性が炸裂したよ!
母は強し!イザとなれば捨て身でど根性~!
夏の昼間に泳ごうとして溺れていたサムとは対照的なシーンでした。
そして、長年悲しみを閉じ込めていたヘレンがついに息子ネイサンの魂と向かい合う時がきたのか。
彼が流された海で必死に泳いでいると、船の上に息子の姿が・・。
この時に来ていた青のストライプのシャツは1話でサムが川に流していたものと同じかな。
そして、ついに対岸にたどり着いたヘレンと娘達!
低体温症でブルブル震えるヘレンを娘達が必死に温めますが、助かったのか死んだのかは分からないまま幕を閉じます。
その直前、彼女が手にしていたのは、ネイサンのTシャツ。
本当は金の入っていたビニール袋なんですけど、ヘレンにはネイサンの服に見えた形ですね。
この辺りにちょっとした奇跡を感じさせてジーン‥。
あの男の子の言葉も、ネイサンしか知らない内容だったし、謎はいつまでも残りますね。
ネイサンの魂がオシー島周辺に舞っているのか、それともヘレンが聞きたい言葉を聞き、見たい姿を見ているだけなのか‥。
(それはサムに関しても同様の疑問だけど。)
ヘレンが生きているのか死んでしまったのかは分かりませんが、いずれにしても目を覚ました時には以前よりも悲しみを受け入れ、堅い砦を取り払った心で娘達と接することができていそう。
姉妹が重ねた手が印象的でした。
「サード・デイ」シーズン2はある?
リミテッド・シリーズということなのでS2はなさそうです。
確かに続編ができたリミテッドドラマも「ビック・リトル・ライズ」などがありますが、それは評判が良かったからで、この「サード・デイ」は決して評価がいいとは言えませんからね。
それに内容的にも繋げようがないでしょうし、ここで終了でいい気がします。
というわけで、賛否両論の異色作でしたが、私はかなり面白かったです!
構成も凝ってたし、ネタが色々仕込まれていてミステリー好きはどっぷりハマっちゃいますね。
まだ解けてない疑問もあるけど(ジェスの夫はどこ?とか、あのカウボーイハットの男は誰?とか)色々憶測できるのも楽しい部分かな。
ではまた~!
コメント
コメント一覧 (6件)
アニスさんのサードデイの解説が読めて嬉しいです☆ 私も第4話はぼぉ~っと見ていて、最後の映像でかなり驚きました。IMDbを検索すると、このシリーズの6話(夏と冬)の間の「秋」エピソードが12時間ぶっ続けで本国では放映されたみたいです、6話終わった後に「秋」は放映されたのかな。2時間くらいのダイジェストバージョンがYoutubeで見れるみたいです。
来週の第5話が楽しみです。アニスさんの解説も楽しみにしています☆
Gayaさんお久しぶりです!
最後まで気が付かなかったのが私だけでないと知りホッとしました。笑
貴重な情報ありがとうございます!
YOutubeでチラッと見ましたけど、延々と野外劇場のような形で続いてて逆に怖かったです。
セリフもないし、役者たちもよくあんなんでエンドレスに演じられるなぁ~と。
2時間でもとてもじゃないけど見れませんでしたが、これが12時間続いていたと思うとまた怖いです。
私も来週楽しみです!
6話までですが、解説頑張ります♪
ジェス、怖かったですね~・・またまたぼぉ~っとしながら見ていたので、アニスさんのジェス長女の考察には“きっとそうだ!”と思いました。エリーが心配。。 ストーリーも映像もあまりにも“bizarre”なので、私にはただただぼぉ~っと見てるしかないのでアニスさんの解説でいろいろと気づかせてもらっています。
余談ですが、「アウトサイダー」繋がりで・・パブの変な主人ですが、アウトサイダーではストリップバーで働いていてエルクーコにコピーされちゃったクロードですね!パブの主人の怪演でクロードの記憶が上書きされちゃいます(^^;) あと、カウボーイハットの男はGOTでミアのソロス役で出てましたね。
近日中には録画した「フレイザー家の秘密」を見て、それからアニスさんの解説読ませていただきます☆ そして「サードデイ」最終話の解説も来週楽しみにしています☆サム一家はどうなるのでしょう。。
うわ~~~~!クロードの方は気が付きましたが、ミアのソロスは分かりませんでした!さすがGayaさん(の奥さん?)!
いえいえ、私もぼーっと見てるので、2周しないと全然ピンと来ないんです。最近駄目ですね~。
フレイザー家は解説というほどのものではないんですが、一応ミステリーなので今度に期待しながら書いていきます!
アニスさんのジェス長女の考察、当たってましたね☆ それにしてもなんてバイオレントなエピソードだったのでしょう。。目の前で父親・サムが人を殺すスプラッターな場面、エリーちゃんは一生トラウマを抱えちゃいますね。。サムがボロボロでしたが、そのようになった過程・理由はきっと番外編のあの「秋」エピソードで描かれているのでしょうか。陰鬱そうで見るにはちょっと気力が必要かもなので、今はちょっとパスしようと思います(^^;) 暗いシリーズでしたが面白かったですね。今週はフレイザー家の秘密の放映とアニスさんの解説を楽しみにしながら過ごそうと思います♪
あ、Gayaは独女でございます☆ バイプレーヤー達をいろんなドラマで発見するのも海外ドラマの楽しみですね。
Gayaさん、コメントに気付かずお返事遅くなりました!
大変失礼しました!Gayaさんは独身の方だったんですね。実はいつもツイッターでお世話になってる方でRagaさんという方がいて、いつの間にか完全に混同していました。(もうボケてます。汗)
本当にバイオレントなドラマでしたね。子供達のトラウマは相当なものでしょう。
「秋」というのは、教えて頂いたYOutubeのことですよね?
チラッと見ましたが、特に内容もストーリーもない感じで、漠然としたパフォーマンスがひたすら続く動画でした。
ほとんどホラーに近い恐ろしさだったので、このドラマはもうこれで完結でいい気がします。
でも、ジュード・ロウやエミリー・ワトソンが見れたし、謎かけとしては面白かったので楽しませてもらいました。
フレイザー家は明日書く予定です~。読んで頂きありがとうございます♪