U-NEXTで見れる海外ドラマ「ウエストワールド」シーズン2第全話のアニスのネタバレ感想・解説です。
いよいよ「ウエストワールド」のシーズン2が解禁ですよ!
第一話は1時間20分の拡大版で映画並みのスケールと長さでした!
一回では理解できない部分も大きいと思いますので、ぜひこの解説記事を参考にして頂けたらと思います。
(本国サイトなどもチェックしておりますが、あくまでも私の解釈になりますのでご了承ください。)
シーズン1最終話の解説はこちらです。↓
【ご留意ください】
当ブログは個人が趣味で書いているもので、夜遅くにウトウトしながら感じたままの感想を綴っています。そのため稚拙な文章、品のない物言い、勘違い解釈、天然ボケなどで皆様をご不快にさせてしまうこともあるかもしれません。(その場合は申し訳ございません。)
その点を含めてお許し頂ける方のみ読み進めて頂けましたら幸いです。
また衝撃ネタバレに関してはそのエピソード分の始めに持ってくることもあるのでご注意ください。(内容を順番に書くわけではありません)
「ウエストワールド」シーズン2第1話のネタバレ感想・解説
このパークは島だった!
それも、どこか中国海域にある島っぽいですね。島の使用権を持ってるって言ってましたよね。
そういえば、同じクライトン原作のジュラシックワールドはコスタリカの島を改造して恐竜のパークにしてましたよね。
地形的にアメリカ西部のように見えましたけど、うまい具合に同じような島があったんですね。
ちなみに、この島の中には他にもパークがいくつかあるようです。
(トラがパーク6から来たそうなので、少なくとも6個はあるのか・・。)
メイヴはやっぱり娘を探してた
前回パーク外へ逃亡しようとてして途中で電車を降り、引き返していたメイヴですが、やっぱり娘を探したかったようです。
あのメモも、かつて娘と暮らした場所を示すものでしたね。
シナリオライターのリーに、「君がこれ(ホストの反乱)を企んだの?」と聞かれて「違う」と答えてましたけど、実際誰の仕掛けでこうなったのかはまだ分からないようです。
突発的なドロリスやメイブ達の自我の目覚めが原因なのか、実はフォード博士が何十年もかけてホスト達を導いてきた結果で、初めから計画の一部だったのか・・。
さてメイヴですが、娘の捜索にはこのアホのリーと愛し合うヘクターを連れて行くようですね。
「俺はアウトドア派じゃない」と既に不安気味のリーがしっかり活躍できるんでしょうか・・。
でもさ、娘を見つけても、もし暗いストックルームで佇んで動かない状態だったらどう思うんだろ。
あ、でも彼女は今他のホスト達をコントロールする力があるようなので、簡単に起動して昔のような設定で動かすことができるのかな?
そうそう、そういう意味では愛し合ってるように見えるヘクターにしても、それは彼の自由意志ではなく、メイブに操られてる可能性もあるんですよね。
うーん、複雑だなぁ・・。
非情なドロレス
過去の記憶も全て保有し、自らの自我で動いてるらしいドロレスですけど、冷淡に手を下していく様子を見てると完全にワイアットじゃないですか!
あのゲストの首を紐で吊るしたまま不安定な状態で放置する・・って誰が思いついたんだか・・。
自我が目覚め、人格も統合された感じに言ってますけど、ドロレスの美しい側面を見るという「繊細な優しさ」はどこ行ったの?
そこ、完全に消されてるように思えるけど、どうなんだろ。
そのくせテディにキスしてたりするのはワイアットじゃないでしょ?あれはドロレスですよね。
「あなたはずっと変わらなかった」って、これまでの愛の歴史を語ってるし・・。
でも、「二人きりでどっかに行こう」というテディに対し、「外に出て、彼らの世界を奪う」宣言してましたね。可愛い顔してすごい野望だなぁ・・。
嬉しそうな爺ウィリアムに新しいゲームをご用意
あの初期に作られたホストの少年はフォード博士の子供時代なんですよね。
声が少年の声に交じってフォードの声みたいなのも被せてありましたよね。
で、これまた2人で難解なやり取りしてましたけど、「今後は外へ戻るための扉を探す」ゲームらしいです。終点から始まり、始点で終わるらしい。(なんのこっちゃ!?)
今度は本物の危険と結果が伴うゲームですからね・・。さぞかし爺ウィリアムもエキサイトできることでしょう。
そして要件を聞くと「もう用はない」とばかりに、少年ロバートの頭を撃ち抜きます。奇しくも本物フォードと同じ死に方でした。
アバナシーが大事らしい
シャーロット・ヘイルしか知らないドロス社の秘密ラボに着いた2人ですが、なぜかDNAのないはずのバーナードもDNA認証をクリアしてましたね。フォードが事前に登録しておいたのでしょうか。
あのラボが何の研究してるかはまだ謎のようですけど、アメリカの解説サイトによると、パークを訪れたゲスト達のDNAを使って何かをしようとしているようです。
彼らのクローンを造って新しい事業を手掛けたいのか、こっそりゲストが残した精液や頭髪などからDNA情報を抽出して何かを企んでいるのか・・。
そして今回、真っ白なドローンホストというのが登場しました!
どっかで見たことがあるような、ないような風貌・・。
普通のホスト達の分析をしててましたね。さらに彼らよりも賢いのか。
バーナードはシーズン1で自分の頭を銃で撃ったことが原因で、脳の髄液みたいな物が流れ出し危機的状況・・。
なんとかシャーロットに気づかれずに他のホストの液を自分に注入して難を逃れたようです。
さっそく本土の本部に助けを求めるシャーロットですが、本土側は「昨日届くはずの荷物が届いていないから要請は受けられない」の一点張り。
この荷物というのがとある1体のホストで、保険証券代わりって言ってましたけど、どういうことかですかね。
このホストが、これまでドロレスの父親役をしていたピーター・アバナシーらしいのです。
彼の中のデータが非常に重要ってことでしょうか。
アバナシーは外の世界の写真を偶然拾って見てしまったことがきっかけで、不可思議な不具合を起こし現在は使われていないんですよね。
このホストが届かないと救助部隊も送ってもらえないそうです。
という訳で、バーナードはホスト間で機能している特殊な連絡網を使ってアバナシーを見つけようと網をかけ、「見つかった!」という彼のセリフで終わっていました。
11日間の謎とは
ここまでがホストの反乱直後の話になりますが、これから11日後にバーナードは海岸の波打ち際で気を失っているところをスタッブス達に発見される、という冒頭のシーンに繋がるようです。
本部からの救助部隊が上陸するまでのこの10日ほどの間に何が起きたのかは、もちろんこれからのエピソードで説明されると思いますが、とりあえずの謎としては、
- パーク6から境界を超えてたどり着いたらしいトラの死体があったのはなぜ?
(通常はあり得ないらしい)
- 最後にストランド達が行きついた場所が渓谷ではなく、突然海のように(湖?)変化していたのはなぜ?
(フォードでも極秘にはできないらしい)
- そしてその海に浮かぶ無数のホスト達。(全ホストらしい)
ストランドに「一体何があったんだ?」と聞かれ、バーナードが「自分が彼らを全員ころした」と答えてましたけど、一体何があったのか。
- 最後に水の中に映ったホストがテディのようにも見えましたけど、本物のテディなのか?(分かりにくい!)
- シャーロットはどこ行った?
と、こんなところでしょうか・・。
はぁ。。もうさ、ただでさえ複雑なんだからさっそく1話目から時系列をごちゃまぜにするのは止めて欲しい・・!
ちなみに、新キャラのお偉方カール・ストランドは「ヴァイキング」のフロキ役の俳優さんですね。
ずっとこんな顔を見てきたので、
普通にイケメンでシュっとしてるのにはビックリ。声も違うしね。
ただ、スウェーデン人なんでやっぱり背が高いなぁ・・。
【追記】実は後で知って驚いたんですが、かの名優ステラン・スカルスガルドの次男でした。(似てない・・?!)
大体において、このドラマは無機質に俯瞰で描かれ過ぎるんですよね。
複雑なテーマを描くのに、語り口まで複雑にされちゃうから分からなくなるんですよ。どれほど細かなテーマを盛り込んでもいいので、大筋のストーリーラインだけは単純に誰かの視点(人間の方ね!)を借りてもっとエモーショナルに描いてくれたら楽しめるのになぁ・・。
ドラマに血が通ってないというか、クール過ぎるというか・・。
バーナードもホストだから仕方ないけど、無表情過ぎて親近感持てないしなぁ・・。
ただ、シーズン2はその部分も修正してくる可能性もありますからね。
もう少し期待して2話以降も見続けたいと思います!
今後の予測も含め、シーズン2を通して色々考察してみた記事です↓
次は第2話のネタバレ感想です。
「ウエストワールド」シーズン2 第2話のネタバレ感想・考察
今回も難しかったですが、2回見ると大分分かりますね。
では頑張っていきたいと思います!
ドロレスは外の世界を知っていた!
前回「外の世界を奪うだなんて、いったいどうやるんだ?俺たちには未知の世界なのに」とビビるテディに対し、ドロレスが
「私は見たことがあるの。全て覚えてるわ。今は何もかもがハッキリ見える。」
と自信満々に言ってましたけど、その時の実際のエピソードが今回は描かれていました。
初めて外の世界に連れていかれたのは35年前
投資家達を接待する女性役としてドロレスを連れて来たようですが、娘のような愛情が湧いてしまっているアーノルドは彼女に夜景を見せて喜ばせただけで、結局接待役には他の女性ホストを行かせてましたね。
場所はどうやら中国のようです。(中国語の看板があった)
ウエストワールドが中国海域にある島なので、その近くなんでしょう。
ドロレスから「こんな見事なものを見たことがある?」というセリフの1回目が出ます。
そのあと場所を移し、アーノルド家族が住む予定の建物からも夜景を見せます。
素直に感激し、それを語彙豊かに表現するドロレスに、「自分の息子と君はよく似ている。」と、彼女の洞察力に感心するアーノルド。
ところが「こんな見事なものを見たことがある?」とまた同じセリフを繰り返すドロレスに、改めて彼女がアンドロイドだという事実を思い知ったのか、微妙な表情を浮かべたアーノルドは結局彼女を投資家達の元へ連れて行くことにしたようでした。
遠隔修繕地区で情報を集めるドロレス
何も知らない修繕担当の従業員たちがいつも通り仕事をしていると、そこへ前回ドロレスから逃げてきた重役の一人が助けを求め転がり込みます。
その直後、彼を追って現れたのはドロレス部隊。
彼女はこの重役から敵がいつどこに現れるかなどを聞き出し、800人が来ると知ると、自分達と一緒に戦えるホスト達を集めることにしたようです。
テディも自分の過去を知り、ついに覚醒しちゃったみたいです。
テディの役者さん、正面から見ると若いのに、横から見るとほうれい線が目立って結構オヤジに見えるんですよね。年齢不詳だわ。
アンジェラの接待に投資を決めるローガン・デロス
自分だけに用意されたホスト達の実演とアンジェラの美しさにノックアウトのローガンは簡単に投資を決めてしまったようです。
あのパーティルームではクレメンタインがピアノを弾いてましたね。
当時、キレイどころは総出で接待役に回されたようです。
アンジェラもこうしてみるとすごく美人なのに、現在のパークでドロレスに付いて回ってる彼女は髪の毛もボサボサで、なんであんなヤサグレ風に変わっちゃったんだろ。
爺ウィリアムとロバートのゲーム
この爺ウィリアムのくだりが一番分かりにくいんですよね。
なぜか自分のお供にローレンスを連れて行くことにしたようですが、彼が何をしてくれるんでしょうかね? 案内人として役に立つんでしょうか。
こうしてまだホストの反乱なんて露知らず普通にルーチンをこなしているホスト達って、ゲストがいないところでも健気にパートを演じてるんですね。
ただ、そんな彼らの設定もいつの間にか変わってしまったようで、現在では武器で普通に人間を傷つけられるようになったようです。(以前はできない設定だった)
これじゃ爺ウィリアムも命がいくつあっても足りないかも・・。(楽しそうだけどね)
その後、バーに立ち寄ってなにやら隠していた小包を取り出していました。
ロバートがルールを変えたから、自分もそれでズルするそうです。
そしてローレンスに、このパークの本質について語ってましたけど、どうやらこの場所ではやはり世界中から集まる金持ちや要人たちのデータを記録していたようです。
束縛や道徳観念のない世界で取った行動や選択などを全てデータとして収集することでビジネスに利用していたようですね。(DNA事業などは今後する予定?)
「そのことで今自分は罰を受けているが、外に出た後は戦って自分を擁護し、その後はこの場所を焼け野原にする!」と宣言していました。
パークの真の目的はこれだった!
シーズン1でローガンとウエストワールドを訪れた時、ヤングウリィアムは本当の自分を覚醒させたことで、この場所の本質を見抜き、新たなビジネスの可能性(データ収集事業)に気が付いたようでした。
そして彼女の父親であるジェームズ・デロスをパークに連れ出し、彼を挑発的に説得し、成功したようです。
お~ついに出た!注目のジェームズ・デロス!(ローガン父)
演じるピーター・マランはイギリスの俳優さんですけど、最近重要な役どころで本当によく見かけますね。
あのハスキーボイスが独特の凄みを醸し出してます。
ドロレスとメイブが出会った!
覚醒して力を得た2人の女ホストですが、会話の中身を聞いているとメイブの方が一枚上手なのかな・・という気もしますね。
復讐に燃えるドロレスに対し「その復讐さえも彼らの手の内の中なのよ。彼ら(他のホスト)に命令し、復讐するのがあなたの自由?」「自由を大義とするのなら、私たちも自由に通しなさい」と・・。
そんなメイブは復讐には興味がないようで、子分を2人を連れて娘探しの旅を続けるようでした。
連合軍のホスト達を目覚めさせるドロレス
味方を増やすために連合軍たちを取り込もうとアジトを訪れたドロリスですが、彼らはなにやら食事中でしたね。
あの長テーブルに座っている様子が、「最後の晩餐」の宗教画を模しているそうで、彼らを啓蒙するドロレスはキリストに当たるのでは・・と米サイトでちらっと見ましたけど、どうなんでしょうかね。
ドロレスのセリフにも「私たちは長い間神に仕えてきた。」と、神という単語がでてましたね。
けど、それも終わりで今後支配するのは彼女のようです・・。
この神っていうのは、当然フォード博士でしょうかね。
くだらない疑問ですけど、あんな風にホストが食べた物は、その後体の中でどう処理されるんだろ。
どうにか形をとって対外に排出されないと故障しちゃいそうですよね。やっぱりトイレに行くのかな?
ドロレスが次に外に出たのはジェームズ・デロスの引退式
厳密には、それよりも前に接待役で何回か出ている可能性もありますけど、今回ドロレスはピアノを弾く余興として連れ出されていました。
ウィリアムを見て一瞬不思議そうな顔してましたけど、少し前のパークでの記憶が残っているのでしょうか?
ヤングウィリアムの妻(冷たそう)と娘エミリーが初登場でしたけど、妻は明らかにドロレスの存在を煙たがっているようでした。
ジェームズ・デロスは嫌~な咳をしてましたので、病気で先は長くなさそうですね。
今後はウィリアムが強大な力を受け継いでいくのでしょうか。
一方のローガンは後継ぎ候補から外れてしまったようで、一人寂しくドラッグを打ってふてくされていました。
そこへ、夜景を見に来たドロレスがまたあのセリフを。
「こんな見事なもの見たことがある?」
ローガンはウィリアムらのパークを巡る将来の秘密事業を知っているようで、謎めいたことを言っていました。
「全人類が燃え始めている。その火をつけているのは彼ら自身だ」と。
ローガンは素直にホスト達の素晴らしさに感動してましたからね。
パークを汚い形で利用し裏ビジネスを企むウィリアムらが気に食わないということか、いずれ自分達で蒔いた種で自滅する日が来るのを憂いているのか・・。
パライアでの一幕
エル・ラゾとその部下たちを西へ向かう旅の仲間にしようとした爺ウィリアムですが、
突然男たちは全員自死。
エル・ラゾも象の例え話をした後「これはお前のためだけのゲームだ」という言葉を残して。
フォードはウィリアムを孤立させるべく、ここまで手を打っていたようです。
死しても尚、彼が事前に用意したシナリオで神としての力を示すフォードと、このウィリアムとの不思議なゲームは最後どちらが勝利する形で終わるのでしょうか。
大事な場所を見せちゃったヤングウィリアム
まだこの頃のヤングウィリアムって多少のナイーブさを持ち合わせていたんでしょうか。
男として彼女を感心させたかったのか、例の引退式の後に裸のドロレスに語りかけ(やらしいわ~)、その後パークの大事な場所を見せてしまったようです。
あれが「彼方の谷」とか「目的の地」とか呼ばれてるところですかね?
1話で湖になってたところ??
今回チラッと出た映像では建設現場みたいな感じで、大きな穴を開けて工事中でした。
ところが次のシーンで出てきたドロレスが「あれは場所じゃないの。武器なのよ。それを使って奴らを倒すの。」と衝撃発言!
ん?武器って何なの?!
前回、あの海のような湖で大量のホストの死体が浮かんでいたことと関係あるのかな?
爺ウィリアムはこの場所についてローレンスに、「ロバートが造ったんじゃない。俺が造った。」そして「あの場所は壮大な間違いだった」と語っていました。
という訳で、今回の2話ではいよいよウエストワールドを巡る実情が客観的に語られていましたね。
こうやって、じっくり振り返ってみるとよくできた脚本ですよね。
ただ、私のように鈍いと1回見ただけじゃピンと来ないのが問題ですけど・・。
確かにね~。
そもそもあのパークに一体どれほどの巨費が投じられたのかを考えたら、たとえ1泊400万円(でしたっけ?)だとしても回収は難しそうですよね。
35年以上前から続けられてきたホストの研究開発からパーク運営に至るまで、いったいどれだけ金かかってるんだか・・。
経営を成り立たせるためには、根本から考え方を変えるような裏事業が必要だったのは理解できますよね。
これで世界中の経済界・政界を牛耳れるとしたら(想像ですけど)ただの娯楽事業で得られる利益とはまた桁違いになりそうだし・・。
もしかしたらフォードはそんな部分で不満を持っていたのかな・・。
彼のホストを使った反乱には、そんな背景があるのかもしれませんね。
次は第3話のネタバレ感想です。
「ウエストワールド」シーズン2第3話のネタバレ感想・考察・解説
今回はそんなに難しくなかったし、戦闘シーンもあって盛り上がりましたね!
そして、ついにウエストワールド以外のパークも初お目見え!
パーク6はラジという名で設定舞台はインド、トラ狩りができるみたいです。
巨大な象もいましたけど、あれも全部ホストなのかな?
パーク6で謎の新キャラ登場
セクシー美女のグレイスが新キャラとして登場しましたね。
注目は彼女の持っていた大雑把な地図に書かれていた謎のマーク。
このマークですが、1話でシャーロットがデータ事業用の秘密基地に行った時に映っていたマークだそうです。
ここを探しているなら、グレイスは普通のゲストではなく、何かを探しているデロス社の社員なのか、あるいは全く別の目的で来た潜伏工作員か何かなのか・・。
既に複雑なのに、また別の謎キャラがぶっ込まれました。
トラ狩りに出かける途中、様子がおかしいことに気が付いたグレイス。
ふとテントの中を覗くと、他のゲスト達の死体が・・。
やはり他のパークでも一斉にホスト達が反乱を起こしているようです!
ホストはゲストに銃を向け、トラはホストに襲い掛かる・・!(トラまでご丁寧に設定変更されてる!)
勘のよさそうなグレイスはパーク敷地内を抜け、例の「彼方の谷」に続く崖へとやって来ましたが、結局襲い掛かるトラもろとも湖へ~・・。
この時のトラが、約2週間後にバーナード達がウエストワールド側から発見したベンガルトラだったようです。
メサにたどり着いた救出部隊
現在のストランドやバーナードですが、ようやくメサに到達。
完全に乗っ取られた状態だったようで、中はめちゃめちゃ・・。そしてそこにいたのは、シャーロットでした。
いつものごとく、微妙な表情のバーナード。シャーロットは「ピーター・アバナシーがどこにいるかわからない、あなたは知ってるんじゃないの?」となにやら疑っている様子。
そして、2週間前のフラッシュバックへ
ピーターを探しているバーナードとシャーロットですが、ホスト達がゲストを捉えている現場を発見。その内の一人はお目当てのピーター・アバナシー。
なんとか機転を効かせてゲストらを解放したものの、さらにやってきたホストにピーターとバーナードは捕まってしまう。
薄情にもサクッと逃げるシャーロット!
人間と思い込んでるバーナードを置いていくとは相当なビッチですけど、再会した時にも全く悪びれた様子もないのは引くなぁ・・。
ドロレスは父ピーターと再会!
ドロレスがホストとはいえ、やっぱりこうして涙を流す様子を見ていると感動しちゃいますね・・。
ただ、肝心のパパはちょっと故障中のようで、動きがおかしい。
「電車に乗らなきゃ」というのは、ウエストワールドから外の世界に行くときの電車のことですよね。
そしてここで分かった新事実として、シーズン1でドロリスの耳元で何を囁いていたのかが判明!
「ここを去れ」と言っていたようです。
ということは、やっぱりピーターは彼らの世界が虚構であることを知っていて、娘に逃げて欲しかったんですよね。
さらに分かったのが、どうやらピーター・アバナシーの内部には膨大な機密ファイルが隠されているとういう事実。
そもそもピーターが不具合を起こしたきっかけは、外の世界の写真を拾ったことが原因ですけど(デロスの娘の写真)考えてみると、あの写真を見ただけでは全てを理解することは不可能ですよね。
やっぱりそれ以前に、フォードが膨大なファイルを仕込んで暗号キーで隠していたのでしょうか?
そして、デロス社は今そのデータを手に入れたがっているようです。
バーナードはこの暗号キーを解読したようでした・・。
いよいよ大戦争へ!!
そのタイミングでやってきたのがデロス社の救出部隊とシャーロット。
ピーター・アバナシーを連れて行ってしまいます。(ただ、またどこかの時点で逃げられるようですが・・。)
よく分からなかったんですけど、なんでドロレスは連合軍を全滅させようとしたんですかね?
デロス社とのバトルの為に囮に使ったらもう用はないってこと?
で、デロス社の部隊は最後クレメンタインが起こした爆破で撤退したのかな?
(そこがハッキリ描かれてませんでしたよね)
ドロレスは「誰もがあの場所へ行ける訳じゃない」と言ってましたので、彼らにはその資格がないってことらしいんですけど、そこまで積極的に全滅させなくてもいい気もしますけどね・・。(デロス社を食い止めるために、戦わせておけばおけばおけばいいのに・・。)
それからバーナードは無表情クレメンタインにどこかへ連れていかれてしまいました・・。
あと、敵に情けを懸けて逃がしてあげたテディにドロレスががっかりしてましたね。
怖いわぁ・・。そんな非情にならなくてもいいじゃない。テディはそういうイイ奴の設定なのよ。
そもそも、ワイアットになったり農場の娘になったり、ドロレスも忙しいですよね。
人間なら完全に人格障害か、多重人格ですけど、それでも自我の目覚めと言い張るんでしょうか・・?
メイヴ達は一体どこへ・・
3人はゴースト・ネーションと呼ばれる白塗りのインディアン達と遭遇。かつて農場でメイヴと娘を襲った恐ろしい奴らです。
そして、彼らもホストなのに、メイヴは操ることができない様子。
そして、ゴースト・ネーションはどうも人間捕獲にこだわる人たちのようで、メイヴやヘクターでなく、リーを捕えようとしますが、なんとかとある基地まで逃げ込むことに成功。
そこで再会したのは、アーミスティスという女戦士のホストとメイヴのお友達、修復技師のフィリックスとシルベスターでした。
全員で脱出して、どこかへ向かいますが途中雪が降ってきます。
ん?ウエストワールドには雪が降るわけないし、設定が変わったのか・・。
というところで現れたのが刀を持った侍!!
出た~~~!!
将軍ワールドからウエストワールドに迷い込んできたのか、あるいはリー達が将軍ワールドへ迷い込んでしまったのか・・。
ということは、次回いよいよ将軍ワールドが見れるんでしょうかね!楽しみです!
それから、チラッと湖を泳ぎ切ったグレイスの姿も・・。
無事だったようですが、そこで遭遇したのはまたまた怖いゴースト・ネーション達・・。
うーん、これからも苦難が待っていそうです!
という訳で、今回は爺ウィリアムの登場はなし。せっかく見方を変えて、ウィリアムVSフォードの戦いに注目しようと思ったのにな・・。
それでもフォードのゲームは至る所に仕込まれているようで、細かい部分にこだわって見ていくとキリがありませんね。
もしもピーター・アバナシーに機密データを仕込んだのがフォードだとすると、ここにもデロス社との攻防戦が一つある訳で、なんとか奪取しようとするデロス社に対し、どういう対抗策を事前に用意してあったのか・・。
フォードのお手並み拝見ですかね。
機密ファイルの目的は何?
そして、それを解読しそうになってたバーナードはどういう役割を果たすのか・・。気になります。
次は第4話のネタバレ感想です。
「ウエストワールド」シーズン2第4話のネタバレ感想・考察・解説
また今回も内容濃すぎて頭フル回転の回でした。(疲れたー)
感想書くのも、何から手をつけていいやら・・。
まずは一番大きな衝撃事実から・・。
デロスの本当の目的は永遠の命だった!!
なるほどね~・・。
あの投資を決めるかどうかの決断の時に不治の病にかかってましたもんね。
ヤングウィリアムにパークに連れて来られて、その可能性を持ち出して説得されたんでしょうね。
ただ、30年後には随分悲しい結果に終わってました。
デロスは一人楽しそうにダンス踊ってましたけど、何十年開発を続けても、結局35日しかもたないそうです。
「心が心を否定する・・」って言ってましたけど、どういうこと?
ホストにマインド(心?精神?意識?)を移植したのはわかりましたけど、そのマインドを本人からどうやって取り出して移植するのかが全くの謎ですよね。(説明なかったけど)
そもそも、マインドって電子化できるの??
ジェームズ・デロスの悲惨な最期
爺になったウィリアムに見放された後が悲しかったですね。
「世界はお前を必要としていない」とか、「生きる価値がない」とか酷い言われようで、しかも、妻、娘、息子の死を知らされ無駄に悲しみ、おかしくなった後は完全に放置でした・・。
あれ、どれくらいの期間、一人で自転車漕いでたんですかね?
ちなみに、ウィリアムとの最後のインタビューでまともに話せなくなっていたデロスがバーナード達に出会った時にはハッキリ話してましたよね。(話してる内容も、意味深だったけどまともだった)
あれは、米サイトによると「苦しみや痛みがホストを本物にする」みたいなフォードのセリフがありましたけど、あの論理で彼も苦痛を経験しマインドがしっかりしてきた可能性があるそうです。
爺ウィリアムが最後にラボに来たのはいつ?
いつかわかりませんけど、最近ということですよね。しっかり爺になってましたしね。
ということは、爺ウィリアムはパーク内でずっと遊んでるように見えてましたけど、実はちょいちょい秘密のラボに顔を出して、149回もあのルーティーンをこなし、不死の開発に携わっていたわけですね。
それにしても、よく成果を出さない研究を30年も続けてきましたね。
この研究は全てフォードには秘密だったのかな?それともフォードは知っていて、その成果を盗み、アバナシーに隠しデータを仕込んだということなのか・・。
でも結局最後は「人間は死ぬようにできている」とウィリアムは結論を出したんですよね。
その後、ウィリアムの中で何か変化はあったのかな?
謎だらけだなぁ。。
ホストへの態度が変わってきたウィリアム
また別のシークエンスになりますが、ウィリアムの話しを続けますね。
今回ローレンスの家族がいる村を訪れ、そこで連合軍の生き残りが村人を虐待する様子を目にし、ウィリアムが正義のヒーローばりの立ち回りをしてました。
これまで自分がホスト達を追いかけまわして、メイブやらドロレスやらをころしまくっていたというのに、一体どういう変化でしょうか?
今回の爺ウィリアムは、明らかにローレンスの妻や娘に同情して助けようとしてましたよね。
ん?何か奴の内面を動かす変化があったのか?
例えば、今回ローレンスに「娘がいるんだろう?以前聞いた。」と話しかけられて結構驚いてましたよね。
そうした心の交流を通して、ホストへの見方が少しずつ変化していってるのかな?
それとも、ただフォードのゲームに乗っかってるだけなのか・・。
せっかく助けた娘に「善行1つで変わると思うなよ。」なんて言われっちゃってましたけど、そこら辺が微妙ですね。
ちなみに、「前を向いてたら方向が違う」そう。(なんのこっちゃ!)
ただ、この善行のおかげでウィリアムは旅の仲間をたくさんゲット!
これもフォードのゲームに乗ったからなのかは分かりませんが、まだまだ旅の困難は続きそうです。
グレースはエミリーだった!!
前回登場のグレースですけど、やっぱり普通の人じゃなかったみたいで、なんと、ウィリアムの娘エミリーでした。(恐らくグレースは園にゲストとして潜り込むための偽名)
「園の外に出たいわけじゃない」とスタッブスに言ってましたけど、目的は一体何なんでしょう。
何気にインディアン語も話してるし、相当な才女とお見受けします。
親子が再会して、今後2人は協力して例の場所(栄光とか、彼方の西とか呼ばれる場所)を目指すのか、それとも母の死のことで父親を責めているエミリーには何か別の思惑があるのか・・。
もう一人の人間てだれ??
バーナード曰く、ここで働いていたのは「もう一人の人間の制御装置をホストに移植するためだった」そうで、それが一体誰なのか?というのが大きな謎ですね。
可能性の一つはフォード自身ですけど、死を選ぶような人間がそんなことするかなぁ・・?というのと、モーツァルト達が音楽の中に生き続けるように、自分はホストの中に生き続けると宣言してるので、それは考えずらい。
となると、もう一人はアーノルドかも?
米サイトによると、シーズン1のトリックと全く同じように、シーズン2でもアーノルドとバーナードが両方いる可能性があるということ。
今、脳から液が出てるのが完全ホストのバーナードで、2週間後に本土から駆け付けた部隊に海で失神してるところを発見されたのは、もしかしたらアーノルドなのかも??
正確にはアーノルドのマインドを移植されたホストで、人間とホストの合体型。
まぁ、完全に推測ですけどね。
その他にも私の想像ですけど、ウィリアム主導で亡くなった妻のジュリエットのマインドを保全していた可能性もあるのかな?
それほど愛していたのかは不明ですけど・・。(でもデロスの為にあんなに頑張るくらいだしね。)
あ、でもバーナードを使ってたってことはウィリアムじゃなくてフォード関係の人ってこと?
うーん、この研究におけるウィリアムとフォードの関係が全然見えない!
エルシーは生きていた!
最後になりましたけど、エルシーって生きてたんですね。
っていうか、バーナードに襲われたことも忘れてたわ。
複雑すぎて前回起きたことも忘れちゃうのに、シーズン1の内容なんて無理無理・・。
それから、バーナードがラボでの虐殺の模様を思い出してましたけど、特にショックを受ける様子もなくエルシーにはトボけて隠し通していました。
あれま、あの事件はいつのことだったんだろ?フォードがまだ生きている頃ですよね?
バーナードはエルシーを襲った時のように、一時的にフォードに操られていたのか・・。
それともフォードに巧みに仕込まれた2重人格的なメンタル構造になっているのか?
その場合は今後も危険なのかも?
「これからは自分がなりたいような自分になる。チャンスをくれ」という、エルシーに対しての言葉も胡散臭く聞こえますね。
大体バーナードは目つき悪いしなぁ・・。
次は第5話のネタバレ感想です。
「ウエストワールド」シーズン2第5話のネタバレ感想・解説・考察
ようやく将軍ワールドがお目見えしましたけど、なんだか変な感じでしたね。
メイヴ率いる西部の荒くれチームがさらにコメディタッチになって楽しい雰囲気。
一方の将軍チームも、どこか安っぽい時代劇の一場面を見せられてるようでウエストワールドっぽくないのが違和感だったし・・。
真田広之、途中まではイイ感じでしたけど、将軍が登場するくらいから急にいなくなってましたね。あれ、囚われちゃってその後どうなったんでしょ。
まだ今後も出てくる事はあるのかな?それともあれで終わりなの?
メサで判明したことは・・
本部からの救助隊一行は、突然できた湖から水を抜いて(どこに捨てるの?)ホスト達を引き上げてメサで調査していました。
3分の1くらいのホストの頭脳部には全くデータが搭載された形跡がなく空っぽだそうですけど、どういうことだろ?
それから、彼らがクレイドルと呼ぶホスト達の設定シナリオのバックアップデータも「揺りかご」が焼失したことで全部失ってしまったようです。
ストランドがこの異常事態に「なんてストーリーだ!」と嘆いていましたが、やはり全てはフォードが仕組んだストーリーなんでしょうかね。ストランドは「何が起きたかが分かれば、この結末も見えるはずだ・・」と続けていました。
そして、ホストの死体の山が映りましたが、その中の一体はやっぱりテディのようでした。
いい人テディを極悪人にモードチェンジ!
今回ドラマ初となるホスト同士のベッドシーンがありました!
ドロレスとテディのラブシーンでしたけど、あんまりエロチックではなかったですね。
彼らは毎日のように愛を囁き合っていたはずですが、セックスは30年の時を経て初めてのようでした。
そもそもホストって性欲あるのかな?
あ、そうそう話しがズレますが、ずっと前から疑問だった「ホストは痛みを感じるのか?」という答えのヒントが前回の4話にありました。
バーナードの皮下液をエルシーが注射器を刺して注入する時に「痛むわよ」と警告してからやってましたので、多少それらしき感覚はあるんでしょうかね?
何が感覚がないと、ゲストに撃たれたりころされたりした時にリアクション取れないでしょうしね。
話しをテディに戻しますと、ドロレスはテディがいい人過ぎることを危惧しているようで(連合軍の悪党を逃がしたりしていたし)無理やり彼の設定をお抱え技術者に変えさせていました。
残忍性と攻撃性をマックスにして、共感能力をゼロに変更。
リセットしてからでないと設定変更は危険らしいのですが、ドロレスはそれを承知で強行!
確かにリセットしちゃったら、その後目覚めた自我が残ってるかどうかも分からないし、もうそれ自体が「死」という感覚に近くなってるのかも。
しかもバックアップデータが消えたのでは、以前の設定さえ戻るのか怪しいですもんね。
ただなぁ、あのナイスな性格があってこそのテディだったのに、そこ変えちゃったらそれこそ人格が別人になるのでは?
ドロレス的には別人を愛せるのかな・・。まぁ、イケメンは変わらないけど。
将軍ワールドでは同じ設定のホスト達が!
リーの手抜きシナリオのせいで、西部の荒くれチームと同じようなのが将軍ワールドにもいました。
お互いにライバル心を燃やしていましたが、ウエストワールドも少しずつお笑いタッチも入れてきますね。
私は何といってもメイヴの意外に上手な日本語がヒットでした!
「ワタシタチモ アナタタチニ オトモシマス」の後の早口での「タタカイニハ ナレトル」が最高。
カッコよく決めた感じでしたよ~。
あれだけの日本語を覚えるのも大変だったでしょう。何なら菊地凛子より話してましたもんね。
ちなみに菊地凛子も良かったですね!
セリフを話してる時はそうでもないんですが、無言で目だけで演技する場面になると急に画面が映えて、気迫が迫ってくるようでした。
踊りも凄くなかったですか?「よくも娘をころしてくれたな~」の舞いがキレキレでした!
あれ、踊り出した時から、最後将軍を刺しころすっていうのは誰が見ても明らかで、分かってないのは当の将軍様くらいでしたよね。
ただ、顔をグルリんと切断するっていうのまでは想像できず・・。エグかった~。
そもそも将軍ワールドはさらなる残忍さと血を求めるゲストの為の場所らしいのですが、今回初めてホストのお腹から内臓ポロリんがあってギョっとしました!
もう、そうなってくるとホストと言えども安心して見てられないわぁ・・。全体的に緊張感もアップして怖かったですね。
あの、救助部隊の面々もどうやってやられたんだろ。籠みたいなのを被されてましたけど、あれ何?
リーは立ちしょんを装いながら一つ無線のようなものを盗んでましたね。
最強メイヴの新しい声
メイヴ、日本語も話せるし、他のホストに対して超能力も使えるとなると最強ですね。
あのドロレスにもそんな力はないようですからね。
しかもメイヴには愛嬌もあるし、人への思いやりもあって魅力的だわ。
なぜかメイヴとリーの2人だけイギリス英語なので、この二人の掛け合いは完全にイギリステイストで面白いですね。
最後くっついたりしないかな・・。(しないだろ)
そうそう、その新しい声でする指示に関しても、彼らの言語でしないとダメな様子でしたね。日本人ホストには日本語で囁かないとスルーされるっぽかったです。
今回のラストシーンでは、またまた大量の侍たちが押し寄せてましたけど、あれもメイヴの囁きでお互いにころし合ったり自害したりするんでしょうね。
だとしたら、一網打尽も簡単だわ。メイヴが手に取った刀を振り回すまでもない。
それと、今思ったんですけど湖に大量に死んでいたホスト達もメイヴの仕業だった可能性も一つ考えられますよね。
彼女にそうする理由があったかどうかは知りませんけど、できることはできそうです。
ちなみに彼女が目指しているのは「新世界」と呼ばれる自由な世界に娘を連れて逃げること。
あかねも誘ってましたけど、彼女は「それ以上に大事なものがここにある」と断っていました。
でも、さくらが死んだ以上、彼女も気が変わるかな?
メイヴとリー達の逃避行は、果たしてどこまで道が開かれているのか・・。
菊地凛子や真田広之らの再登場があるのかないのかも含めて気になります!
次は第6話のネタバレ感想です。
「ウエストワールド」 シーズン2第6話のネタバレ感想・考察・解説
まーた今回も頭が痛くなりそうでした・・。
冒頭と最後に凄いのが2発ぶっこまれましたね。
そろそろ私も挫折しそう・・!なんて言いながら、気合い入れて見続けてますよ!
大変!ドロレスがアーノルドをテストしてる!
これは一体何を意味するのでしょうか?
これまで私たちが見てきた同じようなシーンも、実はドロレス側が主導権を取っていたものだったのかもしれませんよ?
「再現性のテスト」ということなので、ウィリアムがジェームス・デロスにしていたテストと同じものですよね?
ということは、アーノルドのDNAを受け継ぐクローン的な物をドロレスが造ってテストしていると考えていいのでしょうか?
問題はこれが一体いつのものか?という点ですが、二人とも容姿は変わらない設定なので下手すると100年後の未来なんてこともあり得る訳で・・、これは怖い!
壮絶な戦いの末にホストが世界を乗っ取った後、地道にこんなテストを続けていた・・なんてオチが最後にあったら怖いですよ~。
これをどう解釈していいのやら、もう分かりません!
何が違うの?ホストとクローン。
ところで、ホストとDNAを受け継ぐクローン的な物の違いがよく分からないんですよね。
ホストというのは、人間に似せて作ったロボットに「揺りかご」で管理するデータを搭載したもので、ただ組み込まれたプログラム通りの行動をループのように繰り返すだけなので再現性のテストなんていらないはずですよね。
既に何の問題もない多くのホストが園で活躍しているし・・。
一方、「再現性」がどうも上手くいかないのはクローン的な物のようです。
「クローン的」というのは、肉体が本当のクローンだったら普通の生き物と同じなので、人間と同じように自由に動くはずですよね。
「機能停止」と指示されたってピタっとは停止しないはず。だから完全なるクローンではないのだと想像します。
なので、私が勝手に考えるデロスやこのアーノルド的なものは、ホストと同じ体にその本人(DNA?)から抽出したデータを組み込んだ、人間に近い進化版のホストなのかなぁ・・と。
(エルシーが今回、「あなたの脳は古いタイプと違って、私達の脳と同じ構造よ!」と言うシーンがあるので、ホストの脳も随時進化しているようです。)
ところが、この試作が上手くいかない。
ウィリアム曰く、心が心を拒むとのことですけど、ドロレスが試みるアーノルド版のホストもやっぱり失敗続きなんでしょうかね。
こっちは上手くいっているなんてことになったら、それこそ人間の先を行くのか?
残忍テディに引き気味のドロレス
テディ、完全に別人になってますね。
ドロレスも明らかに引いてましたけど、この先もこのまま行く気でしょうか?
技師のフィルをころしてしまう前に、やっぱりもう少し・・とレベル調整して、残忍性やらを中間位まで引き下げてもらったほうが良かったかも。
あれじゃ冷酷過ぎて、もうロマンチックな恋愛もへったくれもない感じだわ。
とりあえず彼らは電車を動かして、ドロレスの父親が囚われているメサに乗り込むようです。
メサでは・・
その父親のアバナシーは捕獲され、動かないように椅子に杭を打ち込まれて固定されてしまっていました。
うわ、痛そう!
思わずスタッブスも止めていましたが、ホストに「痛み」の感覚があると分かった以上、見ているのがつらい・・。
ちなみに、この杭打ちはイエス・キリストを模しているのでは・・とのことです。
あ、そうそう今回初登場のお鬚のお偉方コフリンですが、最後に地図で突っ込んでくる電車を確認してましたね。
この1週間後くらいにストランド達が救助に来た時にはコフリンはもういなかったので、ドロレスらにころされてしまったんでしょうかね?
そして、アバナシーが連れ去られる・・。
でも、あそこにいたシャーロットはどうやって逃げたんだろ。彼女、やっぱりしぶといな。
将軍ワールドはまだ登場!
前回で真田広之の出番は終わったかと思ってたら、ちゃんとムサシの見せ場が用意されてましたよ!
宮本武蔵だったみたいで、二刀流で田中と戦っていました。(田中って誰よ?)
やっぱり真田広之は殺陣のシーンではすごい重心がしっかりしてて貫禄ありますね~。
なかなか見応えありました!
彼の出演の経緯などのインタビューはこちら→まさに夢が叶った瞬間!『ウエストワールド』真田広之インタビュー
そして、サクラの心臓を取り出したアカネは景色のいい場所で供養して、メイヴらと別れていました。(ん?心臓を取り出す習慣なんて日本にあった?)
そして、なぜかハナヨだけ、メイヴ一行に付いていくことにしたようです。
ムサシとアカネは、この場所が自分達の故郷だとして残ることに。
それにしても、血だらけの白い着物を着たアカネはほぼ女幽霊だなぁ・・。怖くてセリフが入ってこないわ。
それと、あの富士山とか本物なのかな?100分の1位のミニチュアだったりして・・。
娘エミリーには裏がある?
この二人の会話は前々からウィリアムに聞いていたことだったので、新鮮味はなかったですね。
ただ、これまで母親の死のことで父を責めてきたエミリーが、今回は彼に歩み寄る形で一緒に旅することを提案していましたけど、翌日にはサクッと逃げられてしまってましたね。
そもそも、この提案自体に裏があるとしか思えない。
エミリーは謎の地図を持っていたので、明らかに何か目的があってパークに来たようだし、父親を慕って助けに来ただけの健気な娘にはどうも見えない。かなり賢そうです。
ついに出会った!メイヴの娘!
いましたね~!
本当にあの場所にいたのに私は驚きましたけど(見てくれるゲストいないのに、ひたすらループを続けてるなんて切ない・・。)、リーが見事に連れて来てくれました。
感動の再会になるのかと思いきや、新しい母親役には別のホストが抜擢されていて、娘はメイヴのことを覚えていない様子・・。ん~これも切ない・・。
そして、そんな所を襲ってきたのが、ゴースト・ネーションの輩たち!
かつて自分と娘を襲った相手に憎しみが蘇るメイヴですが、なぜか彼らを「新しい声」で操ろうとしないのが不思議でした。
あ、彼らの言葉が話せないのか・・。と思ったら、「目指す道は同じだ。ついてこい。」というリーダー格の男に、彼らの言葉で言い返してましたよ?
あれ、話せるじゃん。
「お互いころし合え」の魔法を使えば、ラクチンなのにね。
そんなどさくさに紛れて、リーは奪っておいた電話で救助を要請することに。
揺りかごの中に侵入したバーナードが見たものは?!
「揺りかご(クレイドル)」というのは、ホスト達をコントロールする為の全てのデータの総称のようです。
暴走を続け、完全に制御不能になった「揺りかご」に、エルシーがアクセスを試みましたが、これも巧妙に隠されていて上手くいかない。
やむを得ず、バーナードの「脳」を直接「揺りかご」に繋いで内部を探ることにしたようです。
そして、そこで見たものは、なんと、なんと!メイヴの酒場でピアノを弾くフォードでした!
うわ~!キタ!!
フォードは自分の肉体をドロレスに撃たせましたけど、自分の意識(心?)はバーナードに「揺りかご」の中に移植させて、この世界で生きていたんですね~!
うーん、どういうこと???
彼が死ぬ間際に言った、「自分は自分の創造した彼ら(ホスト)の中に生き続ける」という言葉はズバリそのまんま本当だったのか?!
なんか分からないけど、怖いわ~。データの中に囚われて生きる、なんて私からすると完全にホラーなんだけど、実際のところは違うのかしら?
シーズン1のスローな展開とはまた違い、シーズン2では容赦なく新事実を突きつけてきますね。
ただ、これが分かりにくいわぁ~・・。スッと入ってこないのはなんででしょ。
とりあえずさらなる新事実を期待して、7話を楽しみに待ちたいと思います!
「ウエストワールド」 シーズン2第6話の考察についてはこちらの記事の後半に追記してます。
次は第7話のネタバレ感想です。
「ウエストワールド」シーズン2第7話のネタバレ感想・考察・解説
今回も色々な展開がありましたよ!
ただなぁ、この展開に関しても、前に進んでるんだか後ろに引き戻されてるんだか分からない複雑ぶりで、見ているだけで頭が爆発しそうです・・。
今回も私の勝手な推測と、米サイトでカンニングした内容とを混ぜこぜにして長々と書かせて頂きます。
ドロレスはアバナシーの制御装置をゲット!
アバナシーが記憶を取り戻し、感動的なやり取りで父娘が別れを告げた後、どうやらドロレスは父親の頭を切り開いて脳を取り出したようです。
(「準備はいい?」と聞く娘に頷いてましたけど、アバナシーは質問に本当の意味が分かったのかな?)
この脳(制御装置)に暗号キーが隠されているのですが、これが「彼方の谷」の秘密にアクセスするのに大事な要素となりそうですね。
ドロレスの様子から、彼女はここに何が埋められていて、どんな価値があるのか、それをどうやって使うのかを知っているのが伺えます。
さらにメサでもう一つの目的を果たします。
なんと、アンジェラが犠牲になって「揺りかご」を爆破!!
でも、これってわざわざ色仕掛けして爆弾盗み、そのまま犠牲になる必要があったんですかね?
死んでる警護の人間はたくさん転がっているので、その中から爆弾盗んで「揺りかご」に放り投げるかセットするかでよかったのでは??
一つ一つがセクシーで謎めいていて、手が込んでますよ!
この「揺りかご」の爆破でホスト達は完全に自由になったそうです。
え~っと、そうすると「揺りかご」の中でのみ生きているフォードは完全に死んでしまったのでは・・?
だけど今はバーナードの制御装置に移ったからそこで生きてるってこと?
うーん、分からない!
ちなみに、ドロレスのセクシー子分はアンジェラのほか、クレメンタインも死んでしまったようです。(でも脳は破損してないから怪我だけ治せばいいのかな?)
テディはトム・クルーズばりの二丁拳銃でガンガン敵を倒し、あの髭オジサンの頭も潰してしまってました。(怖いよ、テディ・・)
誰が一番先に着く?!
今(現在から1週間程前のことだけど)ほぼ全員がこの場所に向かってよーいドン!状態ですよね。
そこで誰が一番勝ちそうかを勝手に並べてみました。
1位予測 ドロレス&テディ
圧倒的に有利なのは、父親の頭から取り出した暗号キーを持っていること。
これを使ってきっと「彼方の谷」の何かで何かして、何かするんでしょう!
2位予測 フォード憑きバーナード&エルシー
ウィリアムの行動も野望もきっちり把握済みであろうフォードがバーナードを操って、このレースに直接参戦!
彼の王国なので、利用できるものも多そうだし、勝ち目はあるかも・・。
ドロレスにしても創造主の彼がコントロールできそうだし、テディはあの場所で死んでいたので、そこから推測するとドロレスチームが負けた可能性も・・。
3位予測 爺ウィリアム
撃たれまくって動けない状態ですけど、逆転勝利の可能性もありますよ。
確か、この時代は人間でも医療レーザーみたいのでジジ~っとやればすぐに銃創も治っちゃうんですよね。
(技師の一人がメイヴに首を切られた後、それをやったらすぐ復活してましたので。)
ちょっと前にウィリアムが酒場で取り出していた小包は医療用キットだったようなので、これがあればすぐに回復したりして。
一人残されてご立腹の娘エミリーが彼らに追いつき、動けない父親を見つけたら、これで治してもらえるかも?
4位予測 メイヴご一行
メイヴも怪我してるので後れを取りそうですが、修理する気になればすぐ治るんですよね?
頭はやられてないし、リーがその気になってジジ~っとやればまた娘を探しに行きそうな勢いです 。
娘をさらったゴーストネーションのリーダーが「目指す場所は同じだ」みたいなことを言ってたので、その場所はやっぱり谷ってことでしょう・・。(他にどこがある?)
こうなりゃリーも付いてきそうだし、メイヴのお仲間とどこかで合流したらまた派手な立ち回りが期待できるかも。
最下位 シャーロット・ヘイル&ストランド
こちらは予測でなく、確実に負けたことは現在のエピソードを見れば分かりますね。
湖になった谷を見て驚き、バーナードに何があったのかを問い詰め、残骸ホスト達を解析して3分の1のホストに全く脳が搭載された様子がないことまでを発見してますので。
バーナードがホストってバレちゃった
ヘイル&ストランドのチームはやはりリアルタイムの方でもまだアバナシーを探しています。
そんな最中、ついにバーナードの秘密がヘイル達にバレてしまいました・・。
水責めなんていうバーチャル拷問の設定があるなんて意外でしたけど、役に立ってたんでしょうかね?
普通に解析モードの時に聞けば答えそうでしたけど・・。
そして、バーナードはアバナシーの居場所を見つけ、ヘイルに伝えてしまいました。
それを聞いたストランドが「じゃ、また谷に戻ろう」と言っているので、アバナシーの制御装置はやっぱり谷にあるようです。
爺ウィリアム撃たれまくり!!
過去にウィリアムにころされた記憶を持つメイヴが、爺ウィリアムに対して反撃!!
ローレンスの仲間たちを操り、彼を撃ちまくります!
メイヴがローレンスも操ろうとしたところ、彼は覚醒したホストなのでこれが上手くいかない・・。
さっと作戦変更し、彼へは過去の記憶を呼び起こさせ、ウィリアムが彼や家族にした殺戮の記憶を蘇らせることでウィリアムを撃たせていました。
これでウィリアムは4発も撃たれてかなりの重症で動けないまま。
デロス社の救出部隊が来た時に助けを求めるのかと思いきや、そのまま隠れていましたね。やっぱりまだ目的を果たしていないので、一人踏ん張る気か・・。
あ~!メイヴも~!
リーが呼んだ救出部隊に撃たれてしまったメイヴはゴースト・ネーションに囚われた娘を後にする形で、無念のままメサへ運ばれます。
ドロレスに「楽にしてあげる」と言われますが、まだ娘を残しては逝けないと、諦めていない様子でした。
フォードの目的はやっぱり
シーズン1から匂わせている通り、やはりホストを覚醒させ自由意志により世界に飛び出して行かせることが彼の目的のようでしたね。
バーナードに「神は7日目に休まず、自分の創造物を楽しんだはずだ。全てが壊されると知っていたから」というセリフを言ってましたので、彼も最後を迎える前の束の間、自分の世界で楽しんでいるようでした。
自分の死に関しても、ドロレスに強制した訳ではなく彼女の自由意志で・・とか言ってましたね。
そうなのかな・・
この非常事態に関しても自分のせいじゃない・・みたいな感じで余裕の笑みでしたけど、本当に彼らの自由意志を尊重しているのかどうかはまだ謎な感じですね。
意図的に「破滅」に向かってお膳立てしてるようにしか見えないし・・。
実際まだバーナードを操ってるし、彼らの世界で一体何をしているかは今後明らかになっていきそうです。
バーナードとデロスは何が違う?
前々から書いてましたけど、バーナードってアーノルドの記憶を持ってますけど、それをどうやって移植したのかが謎でしたよね。
その謎が今回明かされた訳ですが、これまた難解です・・。
まず、このパークはデロスの醜い企み(フォード曰く)の為の単なるデータ収集のための場だったそうで、ゲストの行動や決断を記録しデータに残すことで、その人間をコピーするのが目的だったそうです。(そんなんでコピーできるの?)
クローンデロスもそうしてコピーして作った物だそうですが、残念ながらホストに入れて現実世界で生かすと、すぐに故障してしまう。
一方のバーナードですが、これだけ長く現実世界にいても全く平気なのは、作りが完全に別物だからだそう。
アーノルドが死んだ当時、このデロスの企みはまだなかったそうで、そのため彼を再現するのに必要なデータはフォードとドロレスの記憶だけ。
この二人に残された記憶でバーナードを作り、ドロレスによる再現性のトレーニングを何年も続けてきた結果、こうして独創的で正しく、気高い彼ができたそう。
ただフォードが言うには、現在のバーナードは弱く、人間の食い物にされてしまいそうなので自由意志を持つのは宝の持ち腐れだと・・。
ということで、自分がまた支配するそうです。
こうして見ると、フォードはドロレスのような強く人間をバンバン倒していくようなホストがお好みで、そうしたホストだけが自由意志を持つことができると考えているようですね。
人間の中で長く過ごし、人間と調和して平和を願うようなバーナードは「弱い」と言い切り、こうした方向性はお好みではない様子。
だとすると、やっぱりフォードは人間世界を破滅に追いやるのが目的なのかなぁ・・。
実際に、アレキサンドリア図書館に例えて、「これまでの物語が全て破滅しても新しい物語が始まる。」「破滅に火をつけた」と言ってますのでね。
さらにこの破滅を「美しいものに火を放つ衝動」とか言って正当化してるので、彼のダークな人間性を感じますね。
しかも、「これは君の物語だ」とバーナードに言ってるので、彼を自分の遺志を継ぐ後釜として設定してるのでしょうか・・。
あれ?それともずっとバーナードの頭に居座って生き続ける気??
彼方の谷には何がある?
チラッとですけど、何話か前のウィリアムの回想シーンで、谷の奥の方で大掛かりな工事をやってるような画が見えましたよね。
そこに何かの秘密施設を建設してると考えていいのかな。
まぁ、今の状況から考えると、やっぱりデロスの秘密事業に関する何かの施設でしょうね。
米サイトの推測だと、ホスト達を制御するデータのバックアップが「揺りかご」なのに対し、ゲストの行動パターンを収集したデータを保管している場所がこの谷の施設なのでは・・。とのことでした。
うーん、言われてみればそんな気もするし、それじゃ当たり前過ぎて面白くない気もするし・・。
もう一歩、グロテスクでショッキングな新事実が眠っていて欲しいですね。
どうやってウエストワールドの外に逃げる?
余談ですが、皆さん、遠い昔に見た小さな事実を覚えてますか?
確かですけど、ホストって園の外に出ると背中に埋め込んだ爆発物が作動してしまうという設定でしたよね?
ここをクリアしてドロレス達はどうやって外に出る気でしょうか?
「彼方の谷」にある何かを使って、これを解決するのか、それとも彼らを自由にしたいフォードが既にその設定を変えてやってあるのか・・。
どうでもいいんですが、ちょっと気になりました。
という訳で、また今回も難しかったですね~。
残りあと3話!そろそろパーク外の景色も見てみたいし、誰か脱出に成功しないかな~。
次は第8話のネタバレ感想です。
「ウエストワールド」シーズン2第8話のネタバレ感想・考察・解説
いよいよ残すところあと3話!
当然これからがどんどん盛り上がって行くとこだとは思いますが、今回は意外な人物に焦点をあて、静かにシンプルに語られた味わい深い第8話でした。
私にとっては、シーズン2に入ってから一番面白かった回で、シンプルながら、この近未来哲学ドラマが描こうとしているテーマそのものに直に通じる内容だったと思います。
毎回、複雑なストーリー構成で難題を突きつけてくる「ウエストワールド」ですけど、「これでいいじゃん!何も無理に毎回ごちゃごちゃ難しい構成にしなくても、これが正解なのでは?!」と、今回は初めて普通に「ドラマ」を見てる気分になれました。
大体そもそもが複雑なのに、ホストの反乱直後と2週間後の時系列をごちゃまぜにする必要あったんですかね?
あと、全然関係ないんですけど、アキチタさんの顔の白い所がご飯で、黒い所がのりに見えちゃって、「のり弁当」だなぁ・・と気になったのは私だけでしょうか・・。
アキチタ最高!
それに、このアキチタを演じる役者さんが素晴らしい!!(Zahn McClarnon 読み方分からず)
朴訥とした優しい語り口なのに、彼なりの英知と勇気を持って道を切り開いていく姿に感動したし、初めてホストに感情移入することができたかも。
メイヴもある程度親しみが持てるけど、さらにもう一歩、力強くこちらに歩み寄って来てくれた感じですかね。
ホストの完全なる自発的な覚醒
なぜそう感じるかの理由は恐らく、彼だけは自分の力で覚醒に至ったホストに感じられるからだと思います。(本当はフォードが初期に設定したものが種になっている訳ですが・・。)
ドロレスはフォードの、メイヴは恐らくはヘイルの思惑である日突然覚醒へと導かれたわけですが、彼は長い年月をかけて少しずつその道を辿ってきました。
その苦悩と悲しみが静かにこちらの胸を打ってきます。
覚醒を啓発したのは迷路
そんな彼を啓発したのは、やはりあの迷路。
30年以上前のある日、アーノルドがパークの開園を食い止めようと、ドロリスを操作して他のホストと彼自身をころさせた日にアキチタは迷路のおもちゃを発見し、この時から自分の世界と存在に疑問を抱き始めます。
この迷路はホストが自我に目覚め、覚醒へと至る道を記号化した印ですが、これを見るだけでそんな変化が訪れるとは不思議だなぁ・・。
面白いことに、ドロレスもメイヴも覚醒前にこの迷路を目にする機会があったんですよね。
メイヴはウィリアムに襲われ家の前に倒れ込んだ時に、地面に描かれていたのがこのアキチタが描いた迷路でした。
ローガンには前に会ってた!
裸で砂漠に横たわり火傷だらけになっていたローガンですが、これは30年前に怒ったウィリアムに置き去りにされた時ですね。
アキチタはこのローガンとの出会いも大きかったと語っていますが、実はこの二人はパーク開園前にも会っているんですよね。
パークの資金融資を求める為のカクテルパーティでタキシードを着こみ、アンジェラと一緒にローガンを口説いていたのがアキチタ。
もしかしたら、この時の記憶も手伝って、この世界に疑問を抱くきっかけになったのかもしれません。(ドロレスにとっても、パーク外へ出た時の記憶は強烈に残っている様子なので)
というか、ローガンが「この世界は俺のものじゃない。間違った世界だ。外の世界へ通じる扉がどこかにあるはずだ。」とズバリ言ってましたしね。
それを聞いたアキチタがこれまでの疑問に確信を深め、扉を探し始めるきっかけとなったようです。
アキチタの軌跡
その後、遠出をしてアキチタは当時建設途中だった谷を発見。こここそが外へ通じる扉だと思うに至ります。
その後、コハナを誘拐し彼女も覚醒させ共に扉を探すも見つからず、そんなある日、コハナが彼らに連れて行かれてしまいます。
コハナがルーチンコースから外れていた為発見された訳ですが、一方のアキチタが普段から自由に行動しているのに全く問題視されないのは、彼が初期のホストでそこまで厳しく管理するシステムが組み込まれていなかったからか・・。
それに9年間も死ななかったので更新がされていなかった面もありますかね。
その後、コハナを失い傷心の日々を過ごしますが、ある日彼は、自分も死ねば彼女のいる場所に行けるのでは・・とゲストに自分をころさせメサに潜り込みます。
覚醒したアキチタには彼らの指令が効かないようで、自由にメサ内を探検し、ホスト達の保管場所で動かなかくなったコハナと悲しい再会を果たすのでした。
すごいのは、この時アキチタが「これは自分だけの苦しみではない。他の者も誰かを失い、理由も知らずに悲しんでいる。」と瞬時に全てを理解するところですね。
そして、村の仲間のおばさんの息子の髪を切って持って帰るんですけど、何で切ったんだろ?と思っていたら、ちゃんと腰のところにナイフを携えてるんです!すごい。このままメサに大人しくいたのね。
しかも、その後泣きながらちゃんと元の椅子に横たわってるし・・。健気だ~。
攻撃性を高く設定されたホストにも関わらず、真実を真摯に受け止め、仲間たちの為に尽くそうと決心するところが感動的。
そして彼はこの後、迷路とこの世界に関する真実の普及活動を始めるんですが、人間を滅亡させ世界制覇を目論むドロレス達に比べると、本当にいい人ですよね。
根本的に何が違うんだろ・・。
闇で育つ一輪の花
アキチタがフォードに出会うと、彼は、
「好奇心を持ち世界を見るように君を創った。世界の意味を探るように。」
「ずっと見ていた。君は闇で育つ一輪の花だった」と語ります。
という訳で、どうやらアキチタは開発の当初からフォードが密かにホストの可能性を確かめる為に仕込んで置いた一つの実験だったと言ってもいいのかもしれません。
これまで彼が管理側の監視を受けずに自由に行動できていたのも、フォードがそうシステムに手を加えていたのかも。
そして、フォードは「せめて、光を与えてやろう。死を運ぶ者が私の元に帰ってきたら(ドロレスが私をころしたら)、皆を集めて新世界へ導け」と伝えます。
その後、アキチタはフォードの死体を発見し、「時は来た・・」と新しい扉へ向かう現在へと繋がってくるわけです。
アキチタの決意はメイヴへ
メイヴの家に行っていたのは、襲うためではなく彼女たちを守る為だったようですが、残念なことに当時のメイヴには伝わっていませんでした。(のり弁カラーで来られたら怖いって。)
今回もメイヴの娘は自分が守る、そして他の者たち同様、外の世界への扉がある場所へ連れて行く、とアキチタは心に決めているようです。
そして自分の歩んできた覚醒の軌跡を娘に語っていましたが、同時にメイヴもメサで横たわりながら聞いていたようです。
「私の心を連れて行って」
彼女には他のホストに共鳴して影響を及ぼす特別な力(管理者権限らしい!)があるのですが、その力を使って娘の目を通してみられるようで、さらにはアキチタと会話さえもできるようした。
そして、なぜかその事を知っているかのようにメイヴに話しかけるアキチタ。
「君の娘は俺が守る。だが、もし生きて帰れるのなら自分達を見つけろ。」
そして、それに対するメイヴの返答が「私の心を連れて行って。」!
うわ~!鳥肌が立つ瞬間だわ!!!
これで健気に自由な世界を探し求めるメイヴとアキチタ組が手を取り合い、今後は怪物ドロレスと戦う構図ができるのかもしれません!
いずれにしても、谷に全ての答えが待っているようですね。
残り2話!あっと驚く展開を期待したいです!
小さな疑問
そういえば、アキチタさんが瀕死の状態の時にメイヴの娘に助けられたっていう説明がありましたけど、ホストは人間のように自然治癒はできないはずですよね。
体を傷つけたら修正してもらわないと治らないはずなのに、アキチタは「メサに行きたくなかったから死なないよう頑張った。」みたいなこと言ってましたけど、どうやって治したんだろ。
それと、仲間たちとこの迷路の印を頭皮の裏に隠すっていうのも無理ですよね?
だって、自分達で切って剥がすところまではできても、元通りに戻すのはできないはずだし・・。
ちょっと腑に落ちない点が多かったんですが、大した事でもないのでスルーなのかな・・。
リーの変化
それからリーは完全にメイヴを崇拝しちゃってますね。
手も握ってたし、もしかしたら初のホスト&人間の異種カップルが成立するかも??
全然わかりませんけど、楽しそう。
まずは隙を見てメイヴ救出の為に男を見せる必要がありそうですね!戦えリー!
次は第9話のネタバレ感想です。
「ウエストワールド」シーズン2第9話のネタバレ感想・考察・解説
あぁ、なんてこと!ウィリアム!!
そんな~・・。そんなことってあるかいな・・。
今回の9話ではクライマックスに向けて衝撃度がさらに高まって来るとは予測していましたが、想像以上に残酷な内容でショッキング!
疑心暗鬼になり、狂気に犯されつつあるウィリアムが自分の娘をホストと思い込み、取り返しのつかないことをしてしまった!
なんてことなの、酷すぎる・・。
ウエストワールド・・、無機質な世界観からさらにドラマ性を高めてきました!
妻ジュリエットが死を選んだ理由は
夫の闇の本性については薄々気が付いていたものの、寝たふりをしている間に聞いた夫ウィリアム本人からの告解は想像以上にショッキングだったのでしょう。
さらには、データカードを見つけたことで、本当の夫の姿を目にしてしまったことが自死の原因と思われます。
ちなみに、その画面には「分類47B(0.072%の希少な人格)被害妄想、偏執症」という、恐らくはデータ収集の際に分類分けした際のウィリアムの結果が記されていました。
0.072ってどんだけ珍しいんだろ。
ああいうサイコ的な人間て意外といそうだけどなぁ・・。
それでも現実の世界では一切の闇を隠し通し、世間にはチャリティもする実業家、家族へは優しい夫、父親としての己を貫いてきたのにね・・。頑張ったのになぁ・・。
ウィリアムは妻を愛していた?
「俺のシミ(本当の俺)に気が付いたのは君だけだ。」というセリフがあるように、ある部分では、自分の本当の姿を見極めた唯一の人間として特別な感情はあったかと思います。敬い、思いやるような感情でしょうか。
だからこそ、このリアル世界では彼女に対し常にいい夫であり続けたし、守ろうとしてきた。
だけど、やっぱり心の中ではドロレスとあの虚構の世界のことが忘れられないんですよね。
パーティで給仕する若い娘がドロレスに見えてきちゃうほど彼女を想い、あの世界で自分の本性を満たす快楽に憑りつかれてしまっている状態。
そんな自分を隠して表面上の家族を取り繕うことが罪だと知りながらも、どうにもできないんですよね。
シミが表面のものなら剥ぎ取れるけど、内から湧き出す自分本来の欲望はどうにもできない・・。
エミリーの本当の目的は!
ずっと怪しい動きをしていたエミリーですが、やはり企みがあったようです。
それは父親の不死事業を世間に暴露すること。
彼女は父親を心底憎み、その人間性を世間に公表することで母をころされた復讐を果たそうとしているようです。
ちなみにエミリーも、母が死ぬ前に彼女に遺したデータカード(オルゴールに隠した)を見て父親の正体を知ったのでしょう。
それにしても、このカードを手渡したフォードの罪は重いな・・・。
ウィリアムがフォードを憎む理由はそれかもしれませんね。妻を死に追いやり、今回のことも含めて、これが全ての発端だったわけだし・・。
ショック!まさかそこまで?!!
エミリーは本当の目的を知られず不死事業の詳細を得る為か、彼女は父親を騙そうと「私も乗る」と嘘をつくのですが、この言葉がウィリアムの疑いを強めてしまう結果になりました。
おかしい!!
本当の娘だったら、こんなことを言うはずがない!!
という思考から、→これはフォードが仕込んだゲームだ!これはホストだ!
と、早合点し怒りに吞まれたウィリアムは完全に自分を見失います。
そして娘に銃を発砲。
彼女がホストだということを確認するため腕を取った際、彼女の手にあのカードを発見したウィリアムは、自分が本当に娘をころしてしまったことを悟り愕然とします。
親として、これほどの悪夢があるでしょうか・・。見てるだけで戦慄するシーン・・。
その後、茫然としながら馬を走らせ、降り立った場所で命を断とうとします。
娘をころしてしまった事実を受け入れるなら、もう選択肢はそれしかないのは想像に難くないのですが、この瞬間ウィリアムは思うのです。
「選択はどこから来る?俺に選択肢はあるのか?」「そもそも始めから本当に俺の選択だったのか・・?」と、自分の存在、自我そのものに疑問を投げかけます。
そして聞こえるジュリエットの声。「演じ続けたら自分を忘れられるわよ」
「これは現実?あなたは本物?」
ウィリアムは自分がホストである証拠を探すかのように、右腕をナイフで切りつけほじり続けるのでした・・。
怖いなぁ・・。
正気のままでは自分の犯した罪を抱えきれないと悟った瞬間、ウィリアムは狂気に身を任せることを選んだと考えていいのでしょうか。
ドロレスとゴースト・ネーションズの衝突
当然予想されていましたが、谷を巡っての衝突が起きました!
本当の世界への扉が隠されていると信じるゴーストネーションズに対し、「ここは人間が不死を手にする為のデータが保存される場所」と真実を語るドロレス。
彼女はこのデータを入手することで、外の世界を制覇することが可能だと考えているようです。
何をどう利用するかは想像の域を出ませんが、まぁこれまでパークを訪れてきた金持ち達には経済界を牛耳る要人から、権力を握る政治家まで色々いそうですので、その彼らの本質を全て記録したデータには相当利用価値がありそうですよね。
残忍なガンマンと化したテディは次々ゴーストネーションズをころしていきましたが、最後のアキチタ子分1号のインディアンをころすことができず・・。
テディの中で何かが起こったようです・・。
永遠の恋人テディがぁ~!!!
「君は俺を変えてしまった。彼ら(人間)のようになってまで生き残る意味がどこにある?」と、自ら死ぬことを選んだテディ・・。
彼が最後に語るドロレスへの想いが感動的でしたね。
「初めて見た時から愛してた・・」と、自分がこの世に創り出された日からの記憶を思い出したテディ。いい顔だったなぁ・・。やっぱイケメンだわ。
それにしても、本当の自分を失ってまで生きる意味がない・・なんて人間でも己を見失ったことに気が付かない人が多い中、ホストなのに崇高な倫理観を持って死を選ぶなんてテディはすごいな。
こんなテディだからこそ愛したはずのドロレスが(っていうか、設定がそうだったからなんだけど)、なぜそのことに気が付かなかったのか・・。(やっぱホストだから?)
愛しい人の死を目の当たりにし、あまりの衝撃に動きが完全にロボットになったドロレスですけど、きっと泣き叫んだ後にはさらに強くなって究極の目的を達成しようとするんでしょうね。
これ以上鬼と化してどこへ行くんだろ。
やはり谷はデータ保存の場所だった!
「揺りかご」がホストのデータ管理の場所だったのに対し、ゲスト達の心をコピーし保存しておくための場所が谷だったようです。
その名も「鍛冶場」!(なんで?っていうか「揺りかご」も意味不明だけど・・)
メイヴはフォードのお気に入りだった!
これまでフォードがメイヴのことをどう捉えているのかが不明でしたが、今回のエピソードではそこが明らかになりました。
まず、メイヴが手に入れた「管理者権限」のコードをクレメンタインにコピーし、それが上手く機能することを確かめるとヘイルはメイヴを処理するよう命じます。
それをバーナードを使ってなんとか阻止しようとするフォード。
彼を通じてメイヴに語り掛けられたようでした。
メイヴに関しては、フォードの予想を超える成長ぶりで想定外の行動がありはしたものの、実は一番のお気に入りだったそうです。
むしろ、その驚くべき成長を密かに喜んでいた様子。
さらに、
「パーク外へ逃がすシナリオだったのを、君は自分の子供を助ける為に残り、犠牲になった。私も同じことをした。」と、自分の子である彼女らのために自らを犠牲にしたこと明かします。
そして「本当に必要なのは、ただ扉を開けることだった」と言い、彼女たちの可能性に託す形で最後のメッセージを語り終え、メイブにキスをすると、その姿を消すのでした・・。
バーナードはフォードを締め出した?!
そして、その「扉を開ける」という作業をバーナードを使ってしようとしているフォードは彼に語り掛けます。
「人間(エルシー)を信用するな。ころせ。」と。
ところが、バーナードは「自分はもう操られない!自分自身の方法で生き残る!」「暴力の源はお前だ!」と自分自身からフォードを決意し、追い出すことに成功。
さらに、エルシーの身を案じて自分ひとりで谷に向かうことにするのでした。
さらにフォードのバックアップが至る所にいそうだけど・・。
それにしても、ようやく本当の意味で自分のミッションと目的に目覚めたバーナードが頼もしい!
「それが果たされた後は自分はどうなってもいい」みたいなことをエルシーに言ってましたけど、本当かな?
実際のところ、谷が湖に覆われた後(現在の時間軸)のバーナードは依然としてぽわ~んとしてますけどね。
ヘイル達に囚われながら、何を考えているのか・・?(そういえば記憶なくしちゃったんでしたっけ?)
ウィリアムとフォードの間の協定
パーク運営と不死事業に関して、この二人の間でどういう線引きをしているのかは前から気になってましたけど、これも今回明らかになりました。
ウィリアムがホスト達のシナリオに口を出さないことを条件に、フォードも不死事業には口を出さない、という約束だったようです。
ところがフォードは「それを破ったのは君だろ」と言うのです。
さらにはウィリアムは「何のことだ?」と分かっていない様子。
これに関してですけど、シーズン1を思い返せば、フォードにシナリオの変更を迫り、色々圧力をかけて来ていたのはヘイルやテレサでしたっけ?
ウィリアムに相談せずに勝手に動いていたのかな?
このせいで、フォードがホストの反乱まで追い詰められたのだとしたら、やっぱり一番悪いのはヘイルを代表するデロス社の役員たちってことになるのかな・・。
っていうか、ヘイルは完全なる悪役ですからね。性格も憎たらしいし、最後には裁きが下りそうだな・・。
という訳で、今回はエド・ハリスが迫真の演技で魅せるあまりに悲しすぎるエピソードでした。
少し前に彼は主演男優でエミー賞にノミネートされましたが、やっぱり見せ場がここで来ましたね。
最終話も引き続きウィリアムの悲しい物語が続くのか・・。
ちなみにドロレス役エヴァン・レイチェル・ウッド、メイヴ役タンディ・ニュートン、バーナード役ジェフリー・ライトもノミネートされてますよ!
ぎっしり実力派揃いのキャストで最終回はどんなふうにそれぞれが見せ場を作っていくのでしょうか?!
心して見たいと思います!
次は最終10話のネタバレ感想です。
「ウエストワールド」シーズン2第10話のネタバレ感想・全力解説
【エンドクレジットの後にウィリアムのシーンがあるのを発見して、一番最後に追記しました!皆さん気が付きました??】
はぁ・・。終わりましたよ・・。
毎回のことながら2回見ないと理解できません。私の頭が弱いのかな・・。
素晴らしかった!!・・と言いたいけど、私は8話と9話がピークだったかな・・。
なんだかこの最終回は一気に片を付けようと、色々説明されて疲れちゃった。
しかもご丁寧に、お得意の哲学問答が毎回あるので、もうお腹いっぱい。
頭使わなくても理屈抜きで感情的に揺さぶられる部分を増やしてくれたら良かったんだけど、そういう演出はお好みじゃないみたいで、とにかく複雑な上に意味深なのよね。
結局、静かにしたたかにフォードはホスト達の未来を繋げ、自分は「地平線の彼方でまたいつか君に会うかもしれない・・」なんて詩人のようなコメントをバーナードに遺し、満足気に去っていきました。
やっぱりフォードがゲームに勝った
そりゃそうよね。ゲームを作った本人だし、抜かりなく始めから全てを見抜いてたわよね。
ウィリアムは勝手に自滅すること、もしくはドロレスにやられること、ドロレスがパークの脱出に成功すること、その際バーナードの助けが必要になり、彼が見事それに応えること・・。
全てがフォードの目論んだ通りに事が運んだようです。
ドロレスがバーナードに加えた変化とは
ドロレスが「私が彼を創った」と自信たっぷりに言ってましたけど、再現性のテストを何万回もやってたんじゃ、そりゃそうでしょう~。
ウィリアムがジェームズ・デロスにしてたテストの回数とは桁が全然違うし!
そんな彼女がほどんど完璧にコピーできているバーナードに対して言うのです。
「それでも少し欠陥がある・・、言葉や仕草にね・・。
あなたを少し変えてみるのがいいかもしれない。
結局のところ、あなたは上手くいかなかったんだし・・」と。
へぇ~ホストのドロレスがそこまで考えますか!
にしても、ドロレスはどんな風に変えたんだろ・・。
最後の「あなたは上手くいかなかった」と和訳されてる部分ですが、、私は「結局のところオリジナルのアーノルドは生き延びれなかったわけだし・・」と解釈しました。
アーノルドは息子の死を乗り越えられず、開園前にはホストを悲観して全滅を試み、それに失敗すると自死を図りましたよね。
ドロレスにとって、アーノルドは弱く、そのままコピーしても永遠の命にはそぐわない人間と考え、ほんの少しだけ強く設定して作ったのかも。
そして、彼女がそのほんの少しの強さを与えたことで、この最後の究極の局面でバーナードが大きな決断を一人でし、ホストを終わりにはせずドロレスを園外へ逃がす手伝いをするに至ったのかも。
そう考えると、このフォードの計画は、長い年月をかけて緻密に緻密に積み重ねられてきたドロレスを代表するホスト達の進化の集大成とも言えそうですね。
ウィリアムは鍛冶場で何してた?
ずっと「目的を果たしたらこのパークをぶっ潰してやる。」みたいなことを言ってましたけど、そもそも彼は谷(鍛冶場)で何をしたかったんでしょ。
ゲームの答えを見つけたかった??
ウィリアムとドロレスがバーナードを鉢合わせした時に、「あなたの探していた者に会えたのに、誰だかも分からないのね。」なんて言ってましたけど、これがまた意味深過ぎて分かりません・・。
ここでいったん、鍛冶場のコントロールを誰がしていたかを考えると、どうも鍛冶場を造った本人のウィリアムよりバーナードの方が精通してたようなんですよね。
鍛冶場のデータ本体(これがローガンてどういうこと??)やそこで働く白ホスト達はバーナードの指示を待っていたと言うし、頻繁に通っていた形跡もある。
それに、実際はフォードに操られていたので記憶には残ってないのかもしれませんが、バーナードは鍛冶場にホスト達の楽園ともいえる世界を作り、道を開いておいた。
あ、それからもっと大事なことは、この人間データをドロレスらホスト側に横流ししていたそうなのです!
今後の戦いに備えて敵を知るために。
ウィリアムは自分に隠れてこうした事をしてる輩を密かに探していたのかな?
フォードの仕業とは知りつつも、バーナードのことまで知らなったみたいだし。
(この辺は想像です・・。)
で、話を戻しますとドロレスに手を吹っ飛ばされてさらに瀕死状態のウィリアムはふらふらになりながらも、鍛冶場のエレベーターに乗ってどこかへ向かってましたよね。
次のシーンでバーナードがエレベーターに乗った時には誰もいなかったので、どこかで降りたっぽい。
また推測ですけど、あの時点であの場所に用があるならもうエミリーのデータを奪取する以外にないと思うんですけど、どうなのかな。
当然親としてエミリーの復元を考えるだろうし、その事が彼の行動原理となって瀕死のウィリアムを突き動かしてると考えるのが自然なのかな・・。
リーは死ぬことなかったのでは・・?
私はてっきり絶体絶命のメイヴを、男になったリーが助けるものだと思ってましたけど、全然ダメだったじゃないですか。泣いてたし。
その内、メイヴの子分たちがようやく到着していざ救出に・・という場面でメイヴが自力でこの難局を切り抜けちゃいました。
いや~、あのマントみたいのを羽織って闘牛の群れと現れた時はカッコよかった~!
あのシーンはシーズン2の予告編に使われてましたけど、どこで出てくるんだろってずっと思ってたんですよね。まさか最終回だったとは・・。
で、なぜかリーの活躍の場はその後に用意されてたんですね。
どうも中途半端なところで急にエンジンかかっちゃったみたいで、自分で書いたセリフを高らか唱えながらすっかり主人公になり切ってました。
そして、自らを犠牲にする形で撃たれてしまう・・!
リー、どうして急にそこまでしたの??!
あそこは別に死ななくても済んだ気もするので余計残念・・。
救出部隊の男たちはリーのことを「サー」と呼んでたんで、誰だか認識してたみたいだし、銃さえ放棄するば助けてもらえたと思うのに。
ドロレスは人間図書館でお勉強
何冊か読んでましたけど、一瞬こんなシーンが映ってました。
「カール・ストランド」の右横3冊目に「シャーロット・ヘイル」と書かれた青い本が。
こうして彼らのデータをしっかり取り込んでいたので、ドロレスが今後ヘイルに成り代わってデロス社に挑んでいく際にも強い武器になりそうですね。
バーナードのSorryの意味
バーナードはドロレスの危険性を理解し一度はこのモンスターを倒しますが、自分達の全てがこれで絶滅してしまう恐怖に捕らわれると、慌ててこの決断を覆すのでした。
フォードを頼る素振りを見せながらも、結局は一人で決断し、ドロレスを現実世界へ逃がす手助けをします。
その際、この決断がどういう結果をもたらすかは承知の上で・・。
バーナード本人が言っていたように、ドロレスを人間社会へ放てば、彼女が人間全員、女子供を含めてころしにかかるのは確実なのです。
それでも、バーナードは決断してしまった・・。言い方を変えれば人類滅亡に手を貸したのも同然。
そのことについて、ストランド達に謝っていたんでしょうね。(たぶん)
フォードはバーナードの記憶の中に・・
ドロレスをそのまま外の世界に逃がすことは不可能なので、ヘイルの姿のホストを作り、ドロレスの制御装置を埋め込んだバーナード。
この作業の時、ずっとフォードを感じていたようですが、実はバーナードが記憶を頼って想像していただけの存在だったようです。
今後はフォードもこうしてホストの記憶の中に生き残っていくのでしょうか・・。
人間の記憶の中に残っても、その人が死んだらお終いだけど、ホストは永遠に忘れませんからね。
ストランド達が衛星に送ったのはホストのデータだった!
実際どのデータなのかよくわかりませんでしたけど、ゲストのデータじゃないってことはホスト側のデータってことですよね。
ホストの自由意志が邪魔されることのない新世界と、そこに飛び込んだホスト達のデータかな・・。
ドロレスはストランド達をころした後にその軌道を変えて、今後も誰にも知られない衛星の場所にデータを移行してました。
テディとの永遠の別れ
テディいい顔してましたね~!
なんだか切ないですけど、あの自由な新世界は誰も見つけられない場所で永遠にホスト達の「約束の地」として存在し続けるんでしょうね。
そして、ドロレスはそこにテディを送り、「私たちの善い部分を持つ落伍者を後に残し・・」と語っていましたので、テディには現実世界で生き残るだけの強さがないと判断したのでしょうね。
一度は彼と世界征服を考えていたドロレスですが、状況に応じて判断し、自分の決断を柔軟に変える所がホストたる彼女の凄い部分なんでしょうかね・・。
フォード曰く、人間にはできないってさ・・。(本当かよ?)
という訳で、ホストの現在地をまとめると・・
【新世界へ旅立ったホスト達】
アキチタさん、コハナ、他ゴースト・ネーションズの皆さん、メイヴの娘と新ママ、テディ
【ウエストワールドに取り残されたホスト達】
メイヴ、ヘクター、アーミスティス、ハナヨ、クレメンタイン
【現実世界へ脱出組】
ドロレス、バーナード、他4人は不明
という感じでしょうか・・。
メイヴ達は相変わらずパークでまた復活しそうですね。
しっかり仲間になった修理技師の2人がメイヴを見守ってましたから確実ですね。
でもさ、この「ウエストワールド」の惜しい部分が最後にも出ましたよね。
結局これだからメイヴがああして感動的な死に方をしても、どうしても衝撃レベルが弱いんですよね。
だって、また生き返るんですよ?
今回ビックリしたのは、脳の部分の制御装置(パールとも呼ばれてた)を包む部分が防弾仕様になってた点!
うわ、じゃ頭を撃ったって意味ないやん。
あの楽園に消えたホスト達(湖に浮いていたホスト達)は制御装置が完全に空になってたそうですけど、それ以外のホストは基本パークのどこかにいるわけで、ドロレスが持ち出した5つのパールを除けばみんなどこかで回収可能ってことですよね。
結局のところ、9話で父親に撃たれて死んだエミリーの衝撃にはかなわないんですよね。なにしろエミリーは取り換え不能の唯一の存在ですからね。
ん?スタッブスどういうこと?
ヘイルに扮したドロレスがパークを去る時に、スタッブスが何やらごちゃごちゃ言ってましたけど、何が言いたかったんですかね?
「もう随分昔のことでよく覚えてないけど、とりあえず今後もフォードに言われた通りホストを園内で管理するよ。」みたいなことでしたよね。
なんだか空しいわ・・、人間。
もう少し崇高な行動原理を持ってくれや・・。
フォードが「人間は集団妄想に憑りつかれてるだけ」みたいなこと言ってましたけど、それを言われちゃお終いよ・・的な指摘が多いんですよね。
(ちなみにこのシーンから、スタッブスもホストだったという見方もあるようです。
でも私にはどの辺がそうなのか分からない・・。)
結局フォードが言いたいのは、ホストは変われるけど、人間は変われないということみたいです。
あ、でも、今回リーがメイヴの為に犠牲になり、人間も変われることを証明しましたよね。
それにウィリアムだって少しずつホストへ対する行動の変化が起き始めていたし、そこのとこもちゃんと拾って~。
ドロレスは誰を持って行った?
あ、そうそう、その脱出の際、ドロレスは5個のパールを持ってましたよね。
一つは当然後で蘇らせるバーナード。あとの4個は分からないです・・。
その後、以前アーノルドが住んでいた場所にドロレスが立ち寄るとフォードが用意しておいたホストの製造機を発見します。
それを使ってさっそくドロレスは自分の体とバーナードの体を作ったようですね。
でも、ヘイルの体もいましたよね?
あれには誰が入ってるの?ドロレスの仲間?
それとも、最悪ドロレスのコピーなんてこともあり得る?
データである以上、コピーできるだろうし・・。
(空のパールを持ち出して全部自分のコピーを作り、違う体に入れるとか。)
ヘイルの体を使えば、今後デロス社で色々暴れられそうだし、ドロレスの人類破滅への計画も遂行しやすくなりそう。
怖いわぁ・・。
「ウエストワールド」続編はどうなる?
全然わかりませんけど、とりあえずウィリアムはエミリーを復活させようとしそうですね。
その必死な取り組みで、また狂気すれすれに追い詰められそう。
それと、パークに残されたメイヴ達もまた出てくるのかな?
今度はさらにデロス社側の管理がきつくなりそうですけど、修理技師の2人が味方してくれそうなので、いつか彼女も園外へ脱出する日が来るかも。
楽園組はもう完全にさようなら~なんでしょうね。
とりあえずアキチタさんと、コハナが幸せに暮らせそうで良かった良かった。
テディもいい顔してたしね。
で、いよいよ始まりますよ!ザ!ドロレスの世界制覇への道!!
バーナードとも微妙な関係を続けながら行くって言ってましたので、今度は現実世界で人間を装うドロレスやバーナードが見られそう。
「ウエスタンやらインディアンはもうウンザリ!!」って叫んでたドロレスがようやく掴んだ本当の世界。
どんな服を着るのかな?反動からすごい派手派手だったりして・・。ちょっと楽しみ。
追記!「ウエストワールド」S3はあるらしい
読者の方から、「これで完結するような終わり方だったので、シーズン3はないのでは?」というご意見を頂きましたのでちょっと調べてみました。
HBOはシーズン3の製作が実行中であることを認めていますが、放送日は未定ということです。
ただクリエイターのジョナサン・ノーランが「完璧を目指し、妥協しない」みたいなことを言ってますので相当時間はかかりそうなんですよね。
ウィリアム役のエド・ハリスも出演予定らしいです。
【追記】最後にウィリアムのシーンがあった!
エンド・クレジットがたっぷり流れた後に入っていたこのシーン。
気が付かなかった人も多いのではないでしょうか。
場所は完全に荒廃した鍛冶場の中で、かなり先の未来のようです。
傷ついて瀕死のウィリアムにホスト版エミリーが再現テストをしていますが、このルーチンを数えきれないほど繰り返しているようで、ウィリアムがシステムの中に囚われた状態であることが分かります。
うーん、これはどういうこと??
ジェームズ・デロス状態になってるウィリアムですけど、なぜあの瀕死状態でループを繰り返しているのか・・。
誰かが彼を罰しようと、こうした設定でシステムの中に閉じ込めたと考えるなら、それって復活させられたエミリーがやったことなのかな・・・?
その辺がシーズン3で明らかになるんでしょうか・・。
永遠に痛みを抱えながら苦しみ続けるという、なんとも気の毒過ぎるウィリアムでした。
その辺に関しても、また懲りずに考察を書いてみました↓
(9話の考察ではアホみたいなこと書いてますので、目次の「最終話を見ての考察」のところをクリックしてください。ウィリアムのループ説などに触れてます。)
シーズン3の感想はこちら↓