最近、本当に子供の誘拐・失踪もののドラマが続いてる気がします。
で、なんとなく、これまで見たドラマを思いつくまま並べてみたら10作品あったので、無理やりランキング形式にしてご紹介したいと思います。
「子供の誘拐」って残酷なテーマですが、子供のいる親にとっては最大の恐怖ですからね・・。
事件発生からマックスの緊張感が継続し、常に子供の救出、奪還という「希望」を胸に見続けられ、さらにエンディングでその奇跡が起きた時にはもう喜びと感動が半端ない・・!という連続ドラマにとっては非常に盛り上がりやすい題材なんですよね。
ただ実は今回、ご紹介文を書くにあたって悩んだのが、それぞれの結末についての感想に触れるか否かでした・・。
いえ、もちろんネタバレなしで具体的な内容には触れないように簡単な感想になってます。
とは言っても、誘拐物の場合のラストって基本、子供が無事救出できるか、最悪の結果に終わるか・・の究極の2択なんですよね。
「面白い!最高だった!」と書けばほぼ前者だってわかってしまうし、「重いドラマでした」と書いたら後者だってバレちゃうじゃないですか・・。
なので、その辺りが雰囲気的に分かってもいい方だけ読んでいただこうかと思います。
結末に関して、なんとなくでも「絶対にどちらか知りたくない!」という方はこの10タイトルだけ冒頭に並べますのでチェックしてみてください。
子供の誘拐・失踪を描いた海外サスペンスドラマ、ベスト10のタイトル
(このブログで感想があるものは、作品名をクリックしたいただければ記事に飛びます。)
「THE KILLING/キリング シーズン1」
「The Missing シーズン1」((~消えた少年~)
「The Missing シーズン2」(ザ・ミッシング~囚われた少女~)
「TRUE DETECTIVE シーズン1」二人の刑事
「ノーセカンドチャンス 身代金の罠」
さてさて、では10位の方からランキングスタート~!
*注:雰囲気だけでも結末どっちか知りたくないという方はここまでで・・。
10位「The Missing/ザ・ミッシング シーズン1」(~消えた少年~)
このドラマは基本的にシーズン1と2では全く別の事件を扱っていて、キャストも一見違うように見えるんですが、唯一チョッキー・カリョが演じるフランス人刑事ジュリアンだけ共通してます。
このシーズン1は誘拐される男の子がまだ5歳と小さくて、可愛くて、とにかく見るのが辛かったです・・。もう無理、もうやめよう・・と何度も思いながらも衝撃の展開に引き込まれて結局止められませんでした。
それに、もちろん「助かるかも!」とう期待が当然ありましたからね。
うーんと・・。これ以上はもう書けないかな・・。
ただ評価は高く、役者達もお墨付き。ゴールデングローブ賞のミニシリーズでノミネートされたほどの本格ミステリーです!
イギリス、フランス、ベルギーが絡み、ヨーロッパの雰囲気がムンムンしている重いドラマでした・・。
9位「TRUE DETECTIVE シーズン1」二人の刑事
クオリティと素晴らしさで言ったらトップに食い込むドラマですけど、誘拐自体がメインの題材ではないので、この辺で・・。
誘拐された子供達やその家族の視点にはほとんど触れず、あくまで猟奇的な犯人を追い詰めるために人生を懸ける刑事の主観で描かれます。
あまりに辛い過去を背負ったマシュー・マコノヒー演じる刑事が、身を削り、魂を削りながら長い年月をかけて戦った結果、最後には自身を救済していく・・という壮絶なストーリーでした。
8位「ストレンジャー・シングズ シーズン1」
このドラマも圧倒的な娯楽作品でとにかく最高!
総合的な面白さではトップクラスですが、こちらも誘拐がメインの題材ではないので、この辺でしょうかね。
ただウィルという少年が失踪し、ウィノナ・ライダー演じる母がヤサグレ刑事と共に必死に探す・・という部分では誘拐ものと同じ感覚でハラハラできます。
まぁ、SFなので囚われてるのは裏の闇の世界なんですけどね。
でも、緊張感と最後のカタルシスな演出は最高で、涙が滝のように流れました・・。
7位「ノーセカンドチャンス 身代金の罠」
このドラマは大分前に見たのであんまり覚えてないんですが、赤ちゃんの娘を誘拐されてしまう母を描いています。
その心情たるや想像するに余りありますが、ミステリー要素がかなり面白く、最後は予想もつかない展開で驚かせてくれます。
フランスのドラマですが、原作はアメリカ人作家ハーラン・コーベンです。
6位「SAFE 埋もれた秘密」
見終わったばかりのイギリスのサスペンスドラマで同じくハーラン・コーベン原作です。
失踪した娘を父が必死に探すストーリーですが、娘も16歳と大きいし、犯罪の証拠がある訳ではないので警察もなかなか動かないんですよね。
その分、ゲイの親友と2人での捜索ぶりが刑事顔負けで見応えありました。
色んな人間ドラマが錯綜していてかなり面白かったです。
5位「THE KILLING/キリング シーズン1~闇に眠る美少女」
デンマーク製作のドラマで北欧ミステリーの実力を世界に知らしめた代表作。英国アカデミー賞国際シリーズ作品賞受賞。
こちらは1話で少女の死体が発見される・・という最悪の結末から幕を開けます。その発見現場で泣き叫ぶ父の姿がまた辛い・・。
一体誰が何の目的で・・!?
謎を解き明かす怒涛の展開が秀逸で、苦しみ悶える被害者家族の戦いの日々からも目が逸らせなくなってきます。
そして最後に待ち受ける真実とは・・?!
主役の超無表情オバさん刑事もまたヨーロッパ的で素敵です。
4位「チェスナットマン」
猟奇的な連続事件は1年前に起きた少女失踪事件と関連があるのか・・。デンマーク発の本格北欧ミステリー。
高い緊張感を保ちながらどんどん展開するので非常に見やすく面白い!最後はもう心臓バックバクでした。
完結に凝縮された全6話でIMDbも8.1と高いです。
3位 「トップ・オブ・ザ・レイク シーズン1」~消えた少女~
今をときめくエリザベス・モス主演で、ジェーン・カンピオン監督がニュージーランドの田舎で起きた少女失踪を巡る事件を描きます。
シーズン2にはニコール・キッドマンが起用されて話題になったドラマです。
エリザベス・モスが素晴らしいのはもちろんのこと、この少女もそうなんですが、救いを求めて必死に生きる女性達が生生しく描かれていて秀逸でした。
最後には衝撃のラストが待っています。
2位「サーティーン 13 誘拐事件ファイル」
長年誘拐・監禁されてきた少女が自力で脱出したところから物語は始まります。
イギリスで話題騒然となった衝撃ドラマですが、残酷なシーンなどは描かれず、むしろ少女のひたむきな勇気と、再生していく力に感動を覚える作品でした。
クライマックスも盛り上がりました!
1位「The Missing シーズン2」(ザ・ミッシング~囚われた少女~)
先日アマゾンで見たばかりのドラマですけど、最高に面白かったです!
10歳で誘拐された少女が、21歳の時に瀕死の状態で発見される、というドラマの始まり方が「13」に似ていますが、 こちらはもっと壮絶な現実を描きますし雰囲気はヘビーです。
さらにミステリー要素が飛びぬけて素晴らしく、どんでん返しの嵐でした。
しかも、これほど凄惨でショッキングで展開なのに、用意されていたエンディングがまたまた感動的・・!
ジュリアン元刑事の背中に哀愁が漂い、一途な姿には涙が誘われます。
と言う訳で、無理やりランキングしてみた10作品はいかがだったでしょうか?
全体的にヨーロッパのドラマが多いですね。
暗く鬱鬱とした雰囲気の中で話が進むので、最後までどちらに転ぶか分からず緊張と不安が続き、最後にどーん!!と衝撃の結末を迎えるのが誘拐ものの醍醐味でしょうか・・。
それが奇跡のハッピーエンドだと最高なんですけどね。そうとも限らないのでまた怖いのです・・。
本当は、「ブロードチャーチ」も入れたかったんですけど、厳密には誘拐じゃないしなぁ・・。少年の失踪と言っても一晩の謎だし・・、でもそれを言ったら「ザ・キリング」だって同じ感じだしなぁ。でもこちらは誘拐されてるし・・。
と色々考え、結局「ブロードチャーチ」は入れませんでした。
でも「13」と同じく、イギリスで大きな話題となった人気ドラマなのでかなりお勧めです。